人が怪物化する世界だとしても、この少女だけは守りたい

ソエイム・チョーク

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03 長い夜の始まり

14 休息

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 日も落ちた頃、フーベルトとミーナは五十二番街にいた。

 この辺りまでは軍の捜索の手は広がっていない。
 だが、銃撃事件やダイルデサントの発生については周知の事実となっていて、パトロールする警官の数は多かった。

 フーベルトは、大通りから少し離れた場所の予約がなくても止まれそうなホテルを探して、宿をとる。

「聞きました? 何か十六番街で天使が出たって話」

 受付の男はチェックインの処理をしながら、そんな話題を振ってくる。
 隣でミーナが身を固くする気配がした。

「ああ、ひどい騒ぎらしいな。大丈夫なのかな?」

 フーベルトはさも他人事のように答えた。
 単に世間話の一環でしかなかったようで、受付の男は普通に続ける。

「どうなんでしょうね……軍が鎮圧してくれるみたいですけど」

 プロトは軍は頼りにならないと言っていたが、あの話はどこまで本当なのだろう。
 エディーは前線で働いていた整備兵だ。少なくとも、無能だとは思わない。
 他の兵士だって、仕事ができないわけではないだろう。
 デサントごときに負けたりはしないはずだ。

「この島はダイルなんか出ないって聞いてたんだがな……」

「ですよねー、俺も厳しい審査を乗り越えて、ようやく入島できたっていうのに……はい、オッケーです、カギはこれをどうぞ」

 受付の男はミーナの方をちらりと見たが何も言わなかった。
 途中立ち寄った店で買った服に着替えさせて、顔の印象が変わるよう、少し化粧もさせている。
 何か違和感を覚えられたかもしれないが、何も言われなかったなら問題ないはず。

 ホテルの部屋は可もなく不可もなくといった感じだ。
 小さなベッドが二つ、それだけの部屋。それでも休むには十分だった。
 ミーナは自分の顔をペタペタと触っている。

「なんか、変な感じです」

「化粧に慣れてないからじゃないか? もう必要ないから落としていいぞ」

 フーベルトが言うと、ミーナはユニットバスの方を見て、それから動揺したようにフーベルトの顔を見る。
 視線に困惑と少しの期待が混じっているようにも見えた。

「……」

「なんだ? どうした?」

「いえ……、シャワー、ですよね」

「ああ。バスタオルとかはたぶんそこに……」

 言いかけてから別の意味に気づく。
 男女でホテルに入って、シャワーを浴びてこいなどと発言したら、そう解釈されても不思議はない。

「違う、違うぞ。決してそういう意味で言ったわけではない!」

「そ、そ、そ、そーですよね。大丈夫、大丈夫です、勘違いなんてしてませんから」

 ミーナは妙なテンションでバスタオルと化粧落としを掴むと、ユニットバスに入っていく。

「……ああ」

 フーベルトは何か精神的な疲労を感じてベッドに倒れ込んだ。

〇〇〇

 ミーナは洗面台で化粧を落とすと、服を脱ぎ、シャワーを浴びる。

「ふぅ……」

 体がよろけて思わず壁に手をつく。
 もともと体調がよくなかったのに、あちこち歩きまわって、全身が疲れていた。
 そしてこの状況だ。
 胸に手を当てると心臓がどきどきと脈打っている。男と女が一つの部屋で夜を過ごすなど……。

「どうしよう、大丈夫かな」

 さすがに襲ってきたりはしないと思うが……、一歩間違えればそうなってもおかしくない気配はある。
 状況的には逃避行に近い。
 フーベルトはこちらを守ってくれるけど、ミーナはそれに対価を払えない負い目がある。
 状況に流されてしまいそうだった。

 それはそれでアリなのではと思ってしまうのも問題だ。
 逆にためらう理由が思いつかない。

「まあいいや、深く考えるのはやめよ」

 ミーナはため息をつくと、一度シャワーを止めて体を洗う。
 スポンジで全身を泡だらけにしてから、頭からシャワーを被って泡を流していく。
 ふと、脇腹に赤い塗料のような物がついているのに気づいた。指でこすってみても取れない。

「……ん?」

 線のようで、動いている。

「やだ、虫?」

 虫ではなかった。

〇〇〇

 ミーナの悲鳴が聞こえて、フーベルトは跳ね起きた。

「どうした!」

 慌ててユニットバスの扉を開ける。

 ミーアは何かの動作の途中のような、中途半端な姿勢で立ちすくんでいた。もちろん裸だ。

「あっ……あの」

「すまん」

 フーベルトは慌ててドアを閉める。
 だが目に焼き付いた光景は消えなかった。
 湯気が立ち込める中、日に焼けていない柔らかそうな肌はシャワーで火照っていた。
 やや膨らんだ胸、少しくびれた腹……

 そんな体の表面に色とりどりの線が踊っていた。
 塗料や付着物では決してない。
 肌の内側をはい回るようなおぞましき色彩。
 ダイル化が進んでいる。

 それから一分ほどで、ミーナはユニットバスから出てきた。

「さっきは悪かっ……」

 フーベルトは謝ろうとして言葉を失う。
 ミーナは体にバスタオルを巻いただけの格好だった。
 髪の毛も濡れていて、ポタポタと水滴が落ちている。
 目は微妙に焦点が合っていない。

「あ、あー、服を着るか、せめてバスローブを羽織った方が、いいな……ほら、ここに」

 バスローブを差し出すが、ミーナはそれを受け取るどころか、体に巻いていたバスタオルを床に落とし、一糸まとわぬ姿で踏み出してくる。

「……フーベルトさん」

 フーベルトは目を逸らした。
 本人が自分の意志で見せているのだから別に見てもいいのではないか、と思い始めたが、それを許すとそのまま一線を超えてしまいそうな危うさがあった。
 ミーナは泣きそうな声で問う。

「私、ダメですか? 目を合わせられないほど醜いですか」

「そうじゃない。ただ……」

「綺麗、ですか?」

 祈るような震える声。
 フーベルトはため息をついてミーナの顔を見る。

「……ああ、綺麗だよ。俺にはもったいないぐらいに。だから、ほら」

 バスローブを差し出すが、ミーナは首を振る。

「だって私……もう人間ですらないのに」

「そんなことはない」

「でも……」

「心配するな、俺が何とかする」

 なんとかできる当ては全くなかった。だがそう言うしかない。

「あの、私の体、どうなってるんですか? ……わかります?」

「君の体はダイル化が進んでいるんだ、つまり、この」

 フーベルトは説明しようとして体を直視してしまい、再び目を逸らす。

「あー、せめて前は隠してくれないか? なんか、やりづらい」

「……そうですね」

 ミーナも頬を染めて目を逸らした。

〇〇〇

 ミーナはベッドにうつぶせに横たわる。
 フーベルトは腰にバスタオルをかけてやってから、隣に座った。
 背中の肩甲骨のあたりを指でつつく。

「ここだ。この辺りからネイトの織り糸が出ている」

 ミーナの背中、左右の肩甲骨の辺りに、直径十センチほどの痣がある。
 絵具をでたらめに混ぜたような奇妙な色の痣。
 そこから細い線が二十本ほど背中を走っていて、何本かは体の前側へ回り込んだり、腕へも伸びている。
 線は波打つ水面のように揺らぎながら、ミーナの皮膚の表面を動いていた。

「ダイル化には、いくつかの段階がある。まず第一段階。これは潜伏期間。体内でダイルが成長しているが、外部への影響はほとんどない。次の段階に進むのに、二週間、あるいはもっと長くかかる」

「時間がかかるものなんですか?」

「基本的にはそうだ。たぶん今回はペトスコスヒッグスが原因だから、例外については考えなくていいと思う」

 ダイルが体内で成長するのではなく、半分ほど育ったダイルが直接人間に寄生するパターンもあるらしい。
 これは即座に第二段階に至る。

「第二段階は、織り糸が発生する。つまり、これだ」

 フーベルトはミーナの背中をつついた。
 ミーナが、うぅ、と恥ずかしそうな声を漏らし、肌の表面の線がワサワサと動く。

「この線、皮膚の模様なのに動いてますよね。どうなってるんですか?」

「資料には何の説明もなかった。俺もよくわからない」

「でも、私の体の内側にあるんですよね?」

「たぶんな……」

 そしてミーナ自身の意志に反応している。
 フーベルトが肌を触ったり撫でたりすると、逃げるように遠ざかったり、逆に集まってきたりする。

「あ、遊んでませんか?」

「すまん。ええと、第二段階になった後は、数日程度で第三段階になる。準昇天段階とも呼ぶ。これぐらいになると奇跡を発動できる。今の君がそうだ」

「奇跡……」

 ミーナは顔を上げ、自分の手を開いたり閉じたりすす。

「あの、私も奇跡を使いこなせれば、戦えるようになりますか?」

「ダメだ。前も言ったけど、奇跡を使うと進行が早まるらしい。絶対に使うな」

「はーい……」

 ミーナは少し残念そうに言う。
 人間は、新たな力を手に入れるとそれを試してみたくなる。
 だが、力に魅了される者はより大きな力を求め、やがて力に呑まれる。

「力について考えるだけでも、よくない」

「そうなんですか?」

「ダイルの本体は、異次元にあると言われている。能力行使をするごとに、それが現実の側に流出してくるらしい。それについて考えるだけでも、召喚呪文が発動している、という説がある」

「考えるだけでも?」

 ミーナは顔を上げ、自分の手を開いたり閉じたりする。

「考えるなって言われても、難しいですよ」

「それはそうなんだが……。とにかく、自分以外の物を自分の中に呼び寄せないように、気を使ってくれ」

「呼び寄せない……」

 臓器のいずれかが、ダイル体と入れ替えられてしまえば、そこまでだ。
 何もせず、ただ生きているだけでも、能力を使い続けているのと同じことになる。
 全てを乗っ取られるのに、そう長くはかからないだろう。

「第四段階、メタトロン体になると、肉体が人間とかけ離れたものになる。ここから先はケースバイケースだ。そうなるまでの時間も、どんな形に変化するかも、結果が出るまでわからない。だが、最終的に理性を失って人間ではない別の物になる」

「私も、いつかそうなっちゃうんですか?」

「……ああ」

 遅かれ早かれそうなる。
 そして防ぐ方法はない。
 ミーナは、いつか必ず人間から怪物に変わる。

「体がこうなったのは、いつだ?」

 フーベルトは話題を変えた。
 ミーナも気づいただろうが、追及はなかった。

「わからないです。昨日の昼頃にシャワーを浴びた時は、こんなのついてなかったと思うけど」

「背中は見たか? あるいは誰かに見せたか?」

「見てませんよ。前の日から具合が悪くて、みんなとは別の時間にシャワーを浴びたから……」

「そうか」

 もっとも、一日か二日早く発覚したぐらいでは、状況はあまり変わらなかったかも知れないが。

「フーベルトさんと初めて会った時には、もう背中に何か出てたってことになるんですか?」

「たぶんな」

「そっか、あの時には、もう……そっか……」

 ミーナは視線を壁の方に向けた。何かを思い出そうとしているようだ。

「過ぎたことをあまり考えるな」

「でも、あの時、あなたに背中を見せていたら、こんなことにならなかったでしょうか?」

「どうだろうな。抗ヒッグス薬で間に合ったかは微妙だが……」

 普通に返事をしかけて、フーベルトは言葉に詰まる。
 一体、どんな理由で初対面の男に肌を見せると言うのか。
 顔が熱くなっていくのを感じる。
 こちらの気も知らず、ミーナは微笑んでいる。

「不思議ですね。昨日会ったばかりなのに、こんなことになっちゃって……」

「そうだな」

「ところで、フーベルトさんって、恋人とかいますか?」

「いや、いないが……」

「私とか、立候補してもいいですか?」

「バカなことを言うのはやめろ」

 フーベルトはミーナの背中にバスローブを被せた。
 ミーナはくすくす笑いながら起き上がり、バスローブに袖を通す。

「でも、フーベルトさん、きっと私のことを大切にしてくれますよね」

「どうかな……」

「素直じゃないんですね。……明日は、どうするんですか?」

「そうだな。早く島を脱出するべきだが、空路はたぶん無理だろう。どこかで船を手に入れるしかない」

「それは、盗む、ってことですか」

「……」

 フーベルトは返答を避けたが、そうなるだろうと思っていた。
 ミーナは怯えるように言う。

「そんなのダメですよ。校長がここにいたら「神様がお許しにならない」とか言うと思います」

「そうかもな」

 フーベルトは皮肉げに笑う。
 意味のない考え方だった。
 神がミーナを見捨てているのか、それはフーベルトにはわからない。
 だが少なくとも軍はミーナを見捨てている。

「もう寝よう。明日も大変だ」
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