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meishino

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11 二通目のメール

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 そしてソーライ研究所で通常勤務が開始された。私は調査部のオフィスで一人PCを使った作業をしていて、ジェーンは彼の研究室で海洋研究所から依頼された設計を考えている。たまにメッセージが来て、何かサポートすることはあるかと聞かれる。


 今日は殆どデスク作業なので腰の痛みがあっても、どうにか乗り越えることが出来そうだ。しかし世の恋人たちはそういうのを乗り越えながら頑張って仕事をしているんだと思うと、すごいなと思った。私なんか、もう眠くて眠くて、さっきから何度も欠伸をかいている。


 このオフィスに誰もいないのは幸いだ。クラースさんとロケインは今、バイオテック社を訪問している。そろそろこの研究所も認知度が上がったし、依頼も去年に比べると倍増していて、新しい社員を雇う機会が訪れた。


 私はどの部署にどれだけ人員を補充するかを考えた。まずは研究開発部だなぁ……と思っていると、ドアがコンコン叩かれて、リンが中に入ってきた。ピョロピョロと口笛を吹いては、暇そうに爪の垢を取る仕草をしている……仕事する気ないのかな。


「どうしたの?」


 私がリンに聞くと、リンはクラースさんの席に座って、私のことをニヤニヤと楽しげに見つめてきた。嫌な視線だなぁ。何か企んでるのか、何か言いたいのか……いずれにしても、嫌だ。そしてリンが私に聞いた。


「ねえねえ、昨日の夜、ジェーンと……ふふっ!あはははは!」


「え!?」


 リンが腹を抱えてゲラゲラ笑い始めた。彼女の顔が真っ赤になってる分、本気で笑ってるっぽい。いやいや、ちょっと待てよ。やっぱり声が聞こえてたのかな?ああ、そうだとしたらもう早退したい。私は改めてリンに聞いた。


「な、何?私とジェーンが何?」


「いやぁーそんな隠さなくてもいいんだよ?分かる分かる、だって昨日付き合い始めたんだから、盛り上がっちゃうのは分かるけど……キリー、あまり色っぽくない声出してたね!オアアアとか言ってさ!あはははっ!ちゃんと日誌に書いたからね!」


 ああ、あの冒頭の部分か。それを彼女は私のそういう声だと勘違いしているんだ……まあ、聞こえてしまったのが、その部分だけで良かったけど。


「それは、そういうことしたから叫んだんじゃなくて、ジェーンが寝たかと思って彼の寝顔を見ようとしたら目が開いてたから、オアアア!って叫んで驚いたんだよ……。」


「え?そうなの?」とリンが笑顔を消した。ちょっと残念そうだった。「ふーん、なんだ。じゃああの後は普通に寝たの?何もしないで?」


「あ、ああ、まあね……次の日仕事だし。それで何の用事?この話をする為だけに来たの?違うよね、違うと言ってくれ……。」


 リンが口を尖らせてから立ち上がって、こう言った。


「まあ……この話をする為だけにここに来たよね。うん。」


「あ、ああそうなの……じゃあもうそれは終わりってことで。」


「あ!そうそう!」リンが何かを思い出したのか、私のデスクのそばまで来ると、私の肩をポンポン叩いた。「そろそろ新しい社員さん雇う感じでしょ?」


「うん、まあそうだけど。」


「じゃあさ、イケメンでお願いします。そりゃ能力最優先でいいけれど出来れば目の保養系の人がいいな~!」


「……外見は最優先事項じゃないからね。ここは科学や魔工を研究する研究所なんだし。その研究が出来れば外見はどうだっていいの。」


 ムッとした顔のリンが「じゃあいいですー」と言いながらオフィスから出て行った。あんたにはラブ博士がいるだろうがと言いたかったが、もう彼女はここにはいなかった。


 するとお昼を知らせるチャイムが鳴った。よし!私は背中をぐっと伸ばして「ああああ」と軽く叫んだ。同じ姿勢だから肩が凝るなぁ、行ったことないけどマッサージでも行こうかな。


 でもダメって言われそう。私の彼氏に。「ふふっ……」おっと笑いがこぼれてしまった。


 彼氏かぁ……なんか知らないけど、これだけで変に幸せな気がする。そろそろ彼がこのオフィスに来て「今日は何を食べに行きましょうか」って私を誘ってくれるはずだ。


 彼がいないのといるのとでは大違いだ。改めてこの世界に彼が帰ってきてくれて本当に良かったと思う。そのことについて彼に感謝を述べよう。私は感謝の気持ちが足りないかもしれないから、もっとこまめに、彼に感謝して……


「ん?」


 ウォッフォンが震えた。ホログラムでメニュー画面を出すとメールのアイコンが赤く光っていた。


 新着メールか。若干嫌な予感がする。もしジェーンがお昼の誘いをするならば彼はメッセージの方をくれる。仕方あるまい、私はメール欄を開いた。


 やはり、あのアドレスからだった。緊張で、手の先が冷たく感じた。私はそのメールを開いた。


『ギル応答せよ。私だ。私は生きている。 Betty Billy Valentine』


 教官だった。どうしよう、もしかして本当に教官は生きているのだろうか。だとしたら今までどこで?セクターR1で?いや、そんなのは現実的じゃない。彼女に扮した誰かが私に嫌がらせのメールを送っているんだ……誰なんだか知らないけど。


 このことをヴァルガに話して、後は彼に引き継いだ方が真相も分かるのではないだろうか……。兎に角、これが本人なのか知りたかった私は、意を決して返事をしてみることにした。


『お久しぶりです、教官。私はもう既に騎士ではございません。ヴァルガ騎士団長に引き継ぎを依頼します。Kildia.G.K』


 これでいいだろう……。するとすぐに返事が来た。


『ギル、生きていたか。ヴァルガではいけない。お前に頼むしかない。セレスティウムの件だ。セクターで待っている。B.B.V』


 こりゃ大変なことになってきた……セレスティウムの件を知っているのは外部の人間では有り得なかった。その新たな物質の存在を知っているのは、私と、ヴァレンタイン教官と、前のルミネラ皇帝と、限られた人物だけだった。


 私はウォッフォンのホログラムを閉じてから頭を抱えてため息をついた。するとオフィスの扉が開いてジェーンが入ってきた。いつもの表情を取り戻すには時間が少なくて、ジェーンがすぐに私の異変に気付いてしまった。


「キルディアどうしました?何か、悩み事ですか?」


「いやぁ……」どうしよう、言い訳が見つからない。「そんなに悩んでもいないけどねぇ……。あ!今日はどこに食べに行こうか!」


 座った目つきをしたジェーンがクラースさんの席に荒々しく座り、大きく足を回して組んで、私を疑いの目でじっと見つめた。その様子から彼が尋問モードに入っているのは理解した……。


「私に隠し事をしますか?いいでしょう、隠し事を貫けばいい。私にとっては、あなたのPCもあなたのウォッフォンも、通信機器、機材、そこに魔工学の力が入っている時点で、それらは我が配下となるのです。」


「……そうなんでしょうけどね、こればかりは言えないんですよ。いいからさ!」私は立ち上がってジェーンの腕を引っ張った。彼は立とうとしてくれなかった。「ねえ、何か食べに行こうよ!時間もなくなるし!」


「そうですとも、時間がどんどんと減っていきますね。あなたが話さないから、どんどんと減っていく。」


「いいからもう!」私はジェーンの脇を抱えて、彼を無理やり立ち上がらせた。「行こう!何かほら……なんか、ステーキでも食べに行こうよ!」


 ジェーンは気乗りしない顔で、とぼとぼと付いてきた。


 ドアのところまで行き振り返るといつの間にかジェーンは立ち止まっていた。思案顔をして。


「……私は忙しいので、やはりお昼は宅配にします。ピザでも頼みますよ。」


「え?忙しいの?なんで?」


「あなたが、話さないからです。」


 忙しいって今から調べるつもりなのか……。でも他言はするなと教官は言っているし、ジェーンに話したことで彼自身が危険な目に遭うのは避けたい。


 仕方ないなぁ……じゃあ、と私は腰に手を当てて言った。


「なら、私も宅配にするから一緒にピザを食べよう。クーポン持ってるし。」


「……成程、かたくなですね。そうまで頑なですとやはり真実を追求すべきだと考えてしまいます。あなたを信じていないわけではございませんけれど隠し事ですか、中々恋人の間で隠し事というのも、きな臭いでは有りませんか。我々は恋仲にあるのです。私がもし密かに悩んでいたら、あなたは気になりませんか?」


「気にはなるよね……確かにね。でも他言するなって。」


 ジェーンが目を丸くして、またクラースさんの席に座ってしまった。


「ほお。他言をするな、ですか。成る程、この一件には、第三者が絡んでいるようだ。あなたが隠したとしても、それを私がハックして突き止めたら隠している意味が無くなりますが、それでもあなたは隠すおつもりですか?話したほうが「早いし合理的だよね!」


「ええ、その通りですキルディア。」


 ふふ、とジェーンが楽しげに笑った。まあ確かに、どうせバレるなら話すか……。私はもう一度自分の席に座りPCでピザ屋さんのサイトを閲覧しながら、彼に話そうと思った。ジェーンは椅子をスライドさせて私の隣まで来て、私のPCを一緒に見ている。


「じゃあジェーンに話すね、ピザでも選びながらね。」


「ええ、お願いします。因みにピザに関してツナが混入されたものが私の嗜好です。」


「混入っていうと事件っぽいよジェーン……わかった、じゃあツナ系のピザね。」


 私はツナポテトピザのMサイズを選択してからジェーンに話しかけた。


「亡くなったはずのヴァレンタイン教官からメールが来た。」


「ん?いつですか?」


「一通目は昨日。二通目はお昼休みが始まった直後。彼女になりすました第三者の悪戯かと思ってスルーしていたけれど、他言はするなと書いてあったから一応誰にも言わなかった。今日受け取った時に、私は本人か確かめたくなったから返事をした。すると私と教官ぐらいしか知らない情報を出してきた……彼女は実は生きていたのだと理解したけれど……多分ね。」


「ふむ、」とジェーンが思案顔になって私に聞いた。「そのメールのやり取りを見せていただけますか?それとアドレスも。偽造されたものかどうかを確認します。ピザはそれで結構です。」


「あ、ああ、分かった。ピザも分かった。」


 ツナポテトのM寸を注文して私はウォッフォンのメールをジェーンに見せた。彼は何度か繰り返し読んで、それから急に立ち上がって、小走りでオフィスを出て行った。


 すぐに彼が戻ってきて、脇に彼の黒いPCを抱えていた。


 彼はそれを私のデスクに置くと、カタカタと物凄い速さでタイピングをし始めて、タン!と勢いよくエンターキーを押した。そして頷いた。


「このアドレスは偽造では有りません。このメールは明らかに彼女のウォッフォンから発行されたものです。PCはパスコードを解除すれば第三者にも操作出来ますが、ウォッフォンに関しては魔力認証ですから生きている状態の本人でないと操作が不可能です。私ほどの人物であれば遠隔で他人のウォッフォンを操作出来ますが、その方法だと痕跡が残りやすく、それも偽造するとなると、かなり困難な作業ですよ。となると彼女は生きている。そしてあなたに……セクターR1ですか、その場所へ来るよう指示をしている。そこは一体、どこですか?ルミネラ騎士団の、どこかの作戦基地のようなものでしょうか?そしてセレスティウムとはなんでしょう?語尾からして、金属ですか?」


「し、質問が多い……はは。」


 ジェーンがムッとした。


「お答えくださいキルディア。あなたしか知らないものがあることが許せない。セレスティウムとは一体、何ですか?私が帝国研究所で勤務をしていた際もその名を聞いたことはありませんし、この世界に来た時にこの世界に存在している元素は全て調べましたが、その名は初耳です。話しなさい。」


「……でも他言するなって、」


「はああぁ、」とジェーンが大袈裟にため息をついた。そんなリアクションとるんだと私は少し笑ってしまった。「笑っている場合ではございませんよ。全くあなたは昔から変なところで頑固ですね。既にメールの文章を私に見せている時点で他言しているではありませんか。今更何を躊躇ためらいますか。加えて、セレスティウムという新たな物質の存在を、それもあなたと教官、限られた人間しか知らないとは……危険な香りが漂っています。」


「お、落ち着いてよ、話すよ……。」


 私は椅子ごとジェーンに体を向けて、ゴクリと一度飲んでから、真相を話し始めた。


「これは士官学校高等部三年の時の出来事だ。そこから話させて欲しい。後少しで卒業って時に、私は……魔力が暴走してしまった。私は闇属性だ。以前ライネット博士が言っていたように、闇属性の人間の魔力は暴走することがある。」


「そのようですね……闇属性は他の属性とは違います。他の属性の魔術は身体とプレーンが共鳴して発動するのに対し、闇属性の魔術はプレーンに身体が支配された状態で発動するからです。むやみやたらに魔力を放出してその者の魔力が少なくなってきた時に、危機を察知したプレーンがより身体を支配するように大きく作動します。よって、その者の身体が、魔力が、制御不能となります。」


「うん……それそれ。」私は続けた。「ブルーホライゾンでの訓練は過酷で、特に魔術の訓練は私にとって地獄だった。元々、魔術は苦手でちょろっと出るかドバッと出るかのどっちかで、加減が下手くそな私は教官に怒られっぱなしだった。唯一、魔術の実戦成績だけが低かった私は、訓練で疲れているのにも関わらず、就寝時間を過ぎても一人で密かに練習を繰り返した。皆のように立派に魔術も使って戦いたかった。それに魔術で教官に褒められたかったし、廊下を通る時に同じ隊員のメンバーにポンコツ魔法使いと呼ばれるのは辛かったからね……。」


「誰にも向き不向きがあります。あなたを馬鹿にした隊員は実戦において完璧なあなたの穴を見つけて、ここぞとばかりに暴言を吐いたのでしょう。愚かで小さき魂は放置しておくだけで自滅しますよ。しかし、そうでしたか。それで疲労が蓄積された状態で魔術を使い、練習を繰り返し、ついには……?」


「フォローありがとうジェーン。うん。そして、私は暴走してしまった。思ったよりも大きな魔術が出てしまって、寮の裏庭に小爆発が起きてしまった。その直後に身体にあったのはほんの少しの違和感だけだったから、その爆発の犯人が自分だってバレないことを願いながら慌てて自室に戻って、でっかい物音を立てた罪と就寝時間を過ぎているのに外出してた罪を隠そうと、必死に寝たフリをした。廊下から見回りの騎士の声が聞こえた。敵襲か?いやその情報はない、って……。危ない危ないと思いながら布団の中に潜っていると、右手が痒くなってきた。手のひらを見て、驚いた。黒いヒビのようなものが手を覆っていた。袖をまくればそれは腕にも広がっていて、シャツを脱ぐと、更には、肩にまで。段々と意識が朦朧としてきて私は医務室に行こうとベッドから降りた。すると目眩が襲って、私は床に倒れた。その音で同室のマディソンが起きた。マディは私の姿を見るなり恐怖に顔を染めて、叫んだ。彼女の声で廊下にいた騎士が私の部屋に入ってきた。気がつくと私は、医務室にいた。」


「それで、どうやって助かりましたか……?」


「医務室での私は、浜辺に打ち上げられたシャチのごとく、痛みに暴れて、叫んだ。カロンで神経を潰しているのに、それでも激痛だった。医務の先生が鎮痛剤を打ってくれたけど、何も変わりはしなかった。そのうちにヴァレンタイン教官が入ってきた。彼女は慌てた様子で私の元へと駆けつけてくれて、痛いかギル?何をしたんだ?って、私は顔が引きつって止まらないから、何も言えなかった。医務の先生が、闇属性特有の魔力の暴走だと教官に言った。この間に、ヒビはどんどんと顔の半分まできた。視界にヒビが移り始めたから分かった。」


 ジェーンがため息をついて、私の手を握った。心配させたかもしれない。


「すると教官が、ギルと二人にして欲しいと言った。医務の先生は一瞬驚いたが、多分、教官の方が先輩だからなのか、彼女の言うことに素直に従って、部屋から出て行った。心配してずっと一緒にいたマディも、運んでくれた騎士達も、全員部屋から出た。私はもうここで死ぬんだと思った。走馬灯さえ見えた。鍛錬ばかりの人生だったと、帝国の為に何も出来ないまま死ぬんだと、自分を責めた。ヴァレンタイン教官は腰に装着していたケースから何かを取り出した。それを私のプレーンのところに押し付けた。その瞬間に眩しい光が辺りを包んだ。……気がつけば私の体からヒビが消えていて、痛みも治まっていた。医務室の床には教官が倒れていた。慌ててベッドを降りて彼女の背中を叩くと、彼女は気がついて起き上がって、あまりの眩しさに気を失っただけだ、と答えた。」


「あなたのプレーンに押し付けた、その物質こそが……?」


「うん、それがセレスティウムらしい。その後の私は順調に回復して、しかも魔術を思いのままにコントロール出来るようになった。ある日、私は教官に改めてお礼をしに彼女の執務室を訪れた。彼女は笑顔で迎えてくれて私にこう言った。セレスティウムはまだ実験の段階だ。闇属性の人たちのことも考えて量産したいけど、まだ出来なくてね。だからこの物質については他言しないで欲しい。後は陛下とあの人たちはご存知だけれど、他の人は……そのことを知らない。実は、自分の私的な研究の発明品なんだって言っていた。」


「道理で、」とジェーンが言ったところでオフィスのドアが開いて、キハシ君がモグモグと頬張りながらピザの箱を持ってきてくれた。


 もう箱は開いていて、それが彼の咀嚼そしゃくの原因だった。まあでも持ってきてくれたから感謝した。


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