29 / 83
28 私と彼の討論
しおりを挟む
私の作成した料理をキルディアと食べ終えると、私は一人、パジャマ姿で玄関の外に出た。
歩く度に、貞操帯の違和感がある。だがそれが、彼女に支配されていると私に意識させる。それが私に、十分に満ち足りた感情を与えている。
先程は、強気に私を攻めていた彼女を、今度は私が襲った。私も彼女を支配した。これほどまでに気分が高揚したことはなかった。やはり彼女は、私のたった一人の運命の相手だ。だからこそ私は今からある相手に通話をかける。
私は海岸まで歩き、砂浜の上に立ちながら、ウォッフォンを操作した。夜の潮風が、なだらかに私を包んでいる。
『あ、君か。どうしたの?こんな夜に。』
「お疲れ様です。陛下。」
『……だから、陛下って呼ばないでよ。はあ、お疲れ様です。で、どうしたの?』
チェイスは今まで寝ていたのか、掠れた声をしている。起こしてしまったことを謝罪しようかと考えたが、気に掛ける相手でもないかと、そうはしなかった。
「率直に申し上げます、チェイス。金輪際、私のキルディアに連絡をしないで頂きたい。あなたが我々の仲を引き裂こうとしていることを、私は理解しております。キルディアは、あなたの意見を真に受ける傾向があります。そうでなくても、知人の恋仲に勝手に連絡をすべきではありません。その知人を大切に思っているのならばの話ですが。」
『……何だかトゲのある言葉ばかりを吐くね君は。それに、随分と強気だ。いいかい?寝ぼけ眼で話すことでもないだろうが相手が君だから僕は遠慮なく言わせていただくよ。明瞭に、君のしていることは、束縛だ。それが悪いことだと、君は分からないのか?』
「束縛?私がいつ、彼女を束縛しましたか?」
『自覚が無いとは、恐れ入るね。こうやって君は彼女の交友関係を制限したり、彼女と離れている時に連絡を取ろうとするだろう?返事が無ければ、返事を急かしたり。それこそが束縛だ。彼女は自由であるべきだ。』
「私は彼女の交友関係を制限しておりません。現に、リンが我々の部屋に居候しております。それに、返事が何時間も帰ってこなければ、心配になるのが一般的な感情ではありませんか?この場合の心配は、嫌われたという類のものではなく、ただ彼女の身に何かがあったのでは、という心配です。彼女は騎士団長の経験があり、LOZの組織を束ねていた。有名であることは、敵を増やすことにもつながりますから。兎に角、あなたは私を酷い人間だと彼女に吹き込んだ、それは事実でしょう?」
『ああ、それが僕の考えだからだ。君は魔工学において素晴らしい部分があるが、恋愛においては少し、異質なところがあると思う。そりゃあ、心配になって連絡をすることはおかしいことじゃ無いさ。でも欲を満たすために鞭を使うだなんて、そんなアブノーマルな性癖、僕はキルディアが心配だよ。だって君は、鞭で彼女を叩きたいのだろう?』
「ですからそれは……、」私は足元の砂を蹴った。「あなたの想像していることは間違っています。だがその詳細は言いたくは無い。性の部分については、心配ご無用です。私とキルディアはまるで雲と雷、これ程までに満たされる経験はない。私は彼女を大切に想っております、故に雛鳥を愛でるかのように、大切に接します。私は男ですから、恋仲の女性に悪い虫が寄ってきた時、追い払う義務があります。そこでですが、ご教示願いたい。あなたはキルディアを愛していますか?」
暫しの沈黙が流れた。沈黙は肯定の証とはよく言ったものだ。私はゆっくりとため息をついた。するとチェイスが言葉を発した。
『……愛してはいない。』
「ほお?」嘘つきめ。
『……キルディアのことを、客観的に見る眼を失い、無闇に可愛がっているだけだ。』
「溺愛しているではありませんか……。しかしそれも今夜までです。その感情は捨ててください。彼女には私がいる。」
力を込めて、チェイスに言った。
「もう二度と、彼女に関わるな。」
『ジェーン、君は……』
はぁ、と彼がため息をついた。
『思い違いをしているよ。僕にそんなことを言える権利はないはずだ。相当、君の愛は歪んでいるよ。それを自覚した方がいい。君は彼女を愛しているからという理由で、彼女の自由を奪っている。あまつさえ彼女の為だと肝に銘じて、心配だと理由をつけて連絡を取ろうとする。本当は君が……彼女が消えたら生きていけないからだ。彼女に嫌われたら君はきっと取り乱すだろう。それをキルディアのせいにしているだけなんだ!分かったか!僕はもう眠いよ。因みに言っておくけど僕は君とは違って、キルディアに嫌われても構わない。彼女がいなくても生きていける。そりゃ、いなくなったら寂しいけどね。不安な気持ちはわかるが、彼女も生きた人間だ。人間は自立しているべきなんだ、君はそれが出来ていないことに気付きたまえ。自由を奪ってはいけないよ。』
確かに、キルディアを必要以上に求めてしまうのは、彼女の為ではなく、本来は我が感情の為だと、チェイスの話を聞いて、納得はした。
だが、私に罪悪を持たせるような発言で、些か心理操作を受けているようにも思えた私は、顔を引きつらせた。
「あなたの仰ったこと、理解しました。私はどうも彼女に対して、求めすぎてしまう……しかし、心優しく包含的な彼女が、私の想いに応えてくれるのです。過度にならぬよう自制はするつもりですが、私が現在、あなたに理解して頂きたいのは、もう二度と彼女に連絡を取らないことです。私の愛が歪んでいる?結構だ。私は嫌われたら取り乱す?きっとそうだろう。しかしそんなことを今、この場で討論したいのではない。彼女に特別な感情を持つあなたに、私は釘を刺しているのです。連絡を取るなと!」
『はぁぁぁ……だからね、君は彼女の自由を奪うべきではないの!僕と彼女が友人として話をしていたのなら、別にいいじゃないか。僕たちは友人だ。しかも僕は、城下で君たちを救ったんですけどね!それをお忘れなのかな?キルディア本人に、もう連絡しないでって言われたら、守るさ。でも今回言ってきたのは君だろう?嫌だね、また彼女には連絡する。もう疲れてるから、切っていい?あ、そうそう、君みたいな男は彼女に相応しくないから、別れるべきだよ。本当にね。』
「はあ、ため息をつきたいのはこちらです。あなたは帝国研究所時代から、本当に会話が通じない男だ。魔工学が絡めば幾分ましになりますが、やはりあなたとは一生分かり合えません。何が帝都ですか、それで私の恋人に手を出すことを認めろとは、恩着せがましいにも程がある。それに、別れるべきですか。それは困りましたね。何故なら、私の秘部は彼女の鍵なしでは自由を得られません。」
『…………え?…………何それ。え?あっ!……あっそう言うこと!?はぁ!?そんなことをさせたの!?』
私は満足げに、にやりと笑った。夜風がなんと気持ちいいことだ。
「させたのではない。彼女がそうしたのです。彼女が購入し、彼女が興奮し、彼女が私に装着した。勿論、排泄は出来ますが……ふふっ。」
『ちょっと!』
おやおや煩い。私はホログラムの画面を中指で操作して、音量を下げた。
『そんな自慢話は聞きたくないんだよ!え、じゃあ彼女は自ら望んで、ジェーンにそうしたって言うのか?』
「ええそうです、彼女も望んでいると何度申せば。それに考えてください、彼女はBHでした。尋問だって専門としていたのです。その行為自体を好きかどうかは個人の好みですが、少なくともキルディアは好んでいるようだ。兎に角、連絡は取らないよう『え!?じゃあ彼女はちょっとサディスティックな傾向があるの?逆に!?そうだったんだ……じゃあ僕も考えなくてはいけない。』
何を思考することがあるんだと、私は砂を蹴った。本当に話が通じない。それもそうだが、何を鼻息荒くして興奮している?私は貴様を興奮させる為に通話をしたのではないと、彼の丸眼鏡を握り潰したくなった。
『そっか、そうだよね、元軍人だもんね、そうかサディスティックなんだ……鞭で叩いて興奮するんだよね、彼女は、そうか……じゃあ君は鞭で叩かれるんだ。』
「ああそうですね、しかしその後で、攻守交代をして、私も優しく叩きます。それがまた、そそるのです。ああ、私の惚気話にお付き合い頂き感謝しておりますよ。兎に角、連絡を取らないこと、いいですね?切りますよ。」
『あ、待って!何が惚気だ!じゃあ彼女は叩いた後に、叩かれもして、それでまた興奮を』
ブチッと通話を切った。もういい。もうたくさんだ。通話後にこうまでぐったりさせられるのは、スコピオの他に此奴しかいない。骨折れ損か、私の思惑通りにはならず、彼はきっと、通話をするだろう。
しかし、惚気話が出来た。誰かに彼女と付き合っていることを自慢したかったのだと、たった今気付いた。それが私に、心地良いため息を与えてくれた。
歩く度に、貞操帯の違和感がある。だがそれが、彼女に支配されていると私に意識させる。それが私に、十分に満ち足りた感情を与えている。
先程は、強気に私を攻めていた彼女を、今度は私が襲った。私も彼女を支配した。これほどまでに気分が高揚したことはなかった。やはり彼女は、私のたった一人の運命の相手だ。だからこそ私は今からある相手に通話をかける。
私は海岸まで歩き、砂浜の上に立ちながら、ウォッフォンを操作した。夜の潮風が、なだらかに私を包んでいる。
『あ、君か。どうしたの?こんな夜に。』
「お疲れ様です。陛下。」
『……だから、陛下って呼ばないでよ。はあ、お疲れ様です。で、どうしたの?』
チェイスは今まで寝ていたのか、掠れた声をしている。起こしてしまったことを謝罪しようかと考えたが、気に掛ける相手でもないかと、そうはしなかった。
「率直に申し上げます、チェイス。金輪際、私のキルディアに連絡をしないで頂きたい。あなたが我々の仲を引き裂こうとしていることを、私は理解しております。キルディアは、あなたの意見を真に受ける傾向があります。そうでなくても、知人の恋仲に勝手に連絡をすべきではありません。その知人を大切に思っているのならばの話ですが。」
『……何だかトゲのある言葉ばかりを吐くね君は。それに、随分と強気だ。いいかい?寝ぼけ眼で話すことでもないだろうが相手が君だから僕は遠慮なく言わせていただくよ。明瞭に、君のしていることは、束縛だ。それが悪いことだと、君は分からないのか?』
「束縛?私がいつ、彼女を束縛しましたか?」
『自覚が無いとは、恐れ入るね。こうやって君は彼女の交友関係を制限したり、彼女と離れている時に連絡を取ろうとするだろう?返事が無ければ、返事を急かしたり。それこそが束縛だ。彼女は自由であるべきだ。』
「私は彼女の交友関係を制限しておりません。現に、リンが我々の部屋に居候しております。それに、返事が何時間も帰ってこなければ、心配になるのが一般的な感情ではありませんか?この場合の心配は、嫌われたという類のものではなく、ただ彼女の身に何かがあったのでは、という心配です。彼女は騎士団長の経験があり、LOZの組織を束ねていた。有名であることは、敵を増やすことにもつながりますから。兎に角、あなたは私を酷い人間だと彼女に吹き込んだ、それは事実でしょう?」
『ああ、それが僕の考えだからだ。君は魔工学において素晴らしい部分があるが、恋愛においては少し、異質なところがあると思う。そりゃあ、心配になって連絡をすることはおかしいことじゃ無いさ。でも欲を満たすために鞭を使うだなんて、そんなアブノーマルな性癖、僕はキルディアが心配だよ。だって君は、鞭で彼女を叩きたいのだろう?』
「ですからそれは……、」私は足元の砂を蹴った。「あなたの想像していることは間違っています。だがその詳細は言いたくは無い。性の部分については、心配ご無用です。私とキルディアはまるで雲と雷、これ程までに満たされる経験はない。私は彼女を大切に想っております、故に雛鳥を愛でるかのように、大切に接します。私は男ですから、恋仲の女性に悪い虫が寄ってきた時、追い払う義務があります。そこでですが、ご教示願いたい。あなたはキルディアを愛していますか?」
暫しの沈黙が流れた。沈黙は肯定の証とはよく言ったものだ。私はゆっくりとため息をついた。するとチェイスが言葉を発した。
『……愛してはいない。』
「ほお?」嘘つきめ。
『……キルディアのことを、客観的に見る眼を失い、無闇に可愛がっているだけだ。』
「溺愛しているではありませんか……。しかしそれも今夜までです。その感情は捨ててください。彼女には私がいる。」
力を込めて、チェイスに言った。
「もう二度と、彼女に関わるな。」
『ジェーン、君は……』
はぁ、と彼がため息をついた。
『思い違いをしているよ。僕にそんなことを言える権利はないはずだ。相当、君の愛は歪んでいるよ。それを自覚した方がいい。君は彼女を愛しているからという理由で、彼女の自由を奪っている。あまつさえ彼女の為だと肝に銘じて、心配だと理由をつけて連絡を取ろうとする。本当は君が……彼女が消えたら生きていけないからだ。彼女に嫌われたら君はきっと取り乱すだろう。それをキルディアのせいにしているだけなんだ!分かったか!僕はもう眠いよ。因みに言っておくけど僕は君とは違って、キルディアに嫌われても構わない。彼女がいなくても生きていける。そりゃ、いなくなったら寂しいけどね。不安な気持ちはわかるが、彼女も生きた人間だ。人間は自立しているべきなんだ、君はそれが出来ていないことに気付きたまえ。自由を奪ってはいけないよ。』
確かに、キルディアを必要以上に求めてしまうのは、彼女の為ではなく、本来は我が感情の為だと、チェイスの話を聞いて、納得はした。
だが、私に罪悪を持たせるような発言で、些か心理操作を受けているようにも思えた私は、顔を引きつらせた。
「あなたの仰ったこと、理解しました。私はどうも彼女に対して、求めすぎてしまう……しかし、心優しく包含的な彼女が、私の想いに応えてくれるのです。過度にならぬよう自制はするつもりですが、私が現在、あなたに理解して頂きたいのは、もう二度と彼女に連絡を取らないことです。私の愛が歪んでいる?結構だ。私は嫌われたら取り乱す?きっとそうだろう。しかしそんなことを今、この場で討論したいのではない。彼女に特別な感情を持つあなたに、私は釘を刺しているのです。連絡を取るなと!」
『はぁぁぁ……だからね、君は彼女の自由を奪うべきではないの!僕と彼女が友人として話をしていたのなら、別にいいじゃないか。僕たちは友人だ。しかも僕は、城下で君たちを救ったんですけどね!それをお忘れなのかな?キルディア本人に、もう連絡しないでって言われたら、守るさ。でも今回言ってきたのは君だろう?嫌だね、また彼女には連絡する。もう疲れてるから、切っていい?あ、そうそう、君みたいな男は彼女に相応しくないから、別れるべきだよ。本当にね。』
「はあ、ため息をつきたいのはこちらです。あなたは帝国研究所時代から、本当に会話が通じない男だ。魔工学が絡めば幾分ましになりますが、やはりあなたとは一生分かり合えません。何が帝都ですか、それで私の恋人に手を出すことを認めろとは、恩着せがましいにも程がある。それに、別れるべきですか。それは困りましたね。何故なら、私の秘部は彼女の鍵なしでは自由を得られません。」
『…………え?…………何それ。え?あっ!……あっそう言うこと!?はぁ!?そんなことをさせたの!?』
私は満足げに、にやりと笑った。夜風がなんと気持ちいいことだ。
「させたのではない。彼女がそうしたのです。彼女が購入し、彼女が興奮し、彼女が私に装着した。勿論、排泄は出来ますが……ふふっ。」
『ちょっと!』
おやおや煩い。私はホログラムの画面を中指で操作して、音量を下げた。
『そんな自慢話は聞きたくないんだよ!え、じゃあ彼女は自ら望んで、ジェーンにそうしたって言うのか?』
「ええそうです、彼女も望んでいると何度申せば。それに考えてください、彼女はBHでした。尋問だって専門としていたのです。その行為自体を好きかどうかは個人の好みですが、少なくともキルディアは好んでいるようだ。兎に角、連絡は取らないよう『え!?じゃあ彼女はちょっとサディスティックな傾向があるの?逆に!?そうだったんだ……じゃあ僕も考えなくてはいけない。』
何を思考することがあるんだと、私は砂を蹴った。本当に話が通じない。それもそうだが、何を鼻息荒くして興奮している?私は貴様を興奮させる為に通話をしたのではないと、彼の丸眼鏡を握り潰したくなった。
『そっか、そうだよね、元軍人だもんね、そうかサディスティックなんだ……鞭で叩いて興奮するんだよね、彼女は、そうか……じゃあ君は鞭で叩かれるんだ。』
「ああそうですね、しかしその後で、攻守交代をして、私も優しく叩きます。それがまた、そそるのです。ああ、私の惚気話にお付き合い頂き感謝しておりますよ。兎に角、連絡を取らないこと、いいですね?切りますよ。」
『あ、待って!何が惚気だ!じゃあ彼女は叩いた後に、叩かれもして、それでまた興奮を』
ブチッと通話を切った。もういい。もうたくさんだ。通話後にこうまでぐったりさせられるのは、スコピオの他に此奴しかいない。骨折れ損か、私の思惑通りにはならず、彼はきっと、通話をするだろう。
しかし、惚気話が出来た。誰かに彼女と付き合っていることを自慢したかったのだと、たった今気付いた。それが私に、心地良いため息を与えてくれた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
再婚相手の連れ子は、僕が恋したレンタル彼女。――完璧な義妹は、深夜の自室で「練習」を強いてくる
まさき
恋愛
「初めまして、お兄さん。これからよろしくお願いしますね」
父の再婚によって現れた義理の妹・水瀬 凛(みなせ りん)。
清楚なワンピースを纏い、非の打ち所がない笑顔で挨拶をする彼女を見て、僕は息が止まるかと思った。
なぜなら彼女は、僕が貯金を叩いて一度だけレンタルし、その圧倒的なプロ意識と可憐さに――本気で恋をしてしまった人気No.1レンタル彼女だったから。
学校では誰もが憧れる高嶺の花。
家では親も感心するほど「理想の妹」を演じる彼女。
しかし、二人きりになった深夜のキッチンで、彼女は冷たい瞳で僕を射抜く。
「……私の仕事のこと、親に言ったらタダじゃおかないから」
秘密を共有したことで始まった、一つ屋根の下の奇妙な生活。
彼女は「さらなるスキルアップ」を名目に、僕の部屋を訪れるようになる。
「ねえ、もっと本気で抱きしめて。……そんなんじゃ、次のデートの練習にならないでしょ?」
これは、仕事(レンタル)か、演技(家族)か、それとも――。
完璧すぎる義妹に翻弄され、理性が溶けていく10日間の物語。
『著者より』
もしこの話が合えば、マイページに他の作品も置いてあります。
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/658724858
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
還暦妻と若い彼 継承される情熱
MisakiNonagase
恋愛
61歳の睦美と、20歳の悠人。ライブ会場で出会った二人の「推し活」は、いつしか世代を超えた秘め事へと変わっていった。合鍵を使い、悠人の部屋で彼を待つ睦美の幸福。
しかし、その幸せの裏側で、娘の愛美もまた、同じ男の体温に触れ始めていた。
母譲りの仕草を見せる娘に、母の面影を重ねる青年。
同じ男を共有しているとは知らぬまま、母娘は「女」としての業(さが)を露呈していく。甘いお土産が繋ぐ、美しくも醜い三角関係の幕が上がる。
病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜
来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。
望んでいたわけじゃない。
けれど、逃げられなかった。
生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。
親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。
無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。
それでも――彼だけは違った。
優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。
形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。
これは束縛? それとも、本当の愛?
穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる