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46 傾く陽だまり
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ウォッフォンから聞こえて来た声は、リンのものだった。
『でもでもヴァレンタイン教官!ギルバートはジェーンとアブノーマルな関係を開始したばかりなんですよ?だからイッテェ!……ちょっとジェーン叩かないでよ!兎に角、ジェーンだって折角恋人が出来たのに、その為にLOZで頑張って来たのに、それを取り上げるのはかわいそうですよ?触手はちょっと気になるけど、あれ?でも見た感じは普通ですね!』
……あ。
……何を言ってしまったんだろう。
……案の定、教官は笑顔を消してしまった。どうして私達が必死になってPCを覗き見たこととか、それをパクっていることとか隠して接しているというのに、触手というパワーワードを出してしまったのか。
ああ、今気づいた。さっきまでウォッフォンの通信は繋がらなかったけど、どうにかして私のカメラの映像だけは見れてたんだ。あー……あー……。
私はリンに聞いた。
「もしかしてカメラの映像見てた……よね?」
『うん!見てたよ!クラースさんが、もしかしたらこっそり帝都に行くかも知れないって言ってる場面もちゃんと見てました!あっはっは!』
やばい。笑っちゃいけない状況なのに、笑いがこみ上げている。それも見られてたんだね、じゃあ勿論ケイト先生にも筒抜けだね……。
それを聞いたクラースさんは、クールな彼にしては意外なことに頬を染めて、眉間にしわを寄せて、私のチョーカーに向かって叫び始めた。
「くそおおおお!全く、全部知られたって訳か!もうカメラにはうんざりだ!ヴィノクールの時だって、帝都戦の直前だって……何がカメラだ!何が、くそおおおおおお!」
『まあそれに関しては、後でお話ししましょうね。』
「はい、すみませんでした、ケイト……。」
一気にしゅんとしたクラースさんを見て私は少し笑ったが、教官が依然真顔で一点を見つめて立ち尽くしているので、それで私も笑みを消した。
そうだそうだ、今はこんなこと話してる場合じゃない。どうにか流せないだろうかと、私は教官にヘコヘコ頭を下げつつ様子を伺った。
「ま、まあ彼女はたまにそういうおかしなことを言うんですよ、本当に困ってしまいます。気にしないでください、教官。」
するとヴァレンタイン教官が私を見た。光のない目だった。
「ギルバート……君は相変わらず、嘘が下手だ。それが魅力でもあるが、たまに真実を突きつけられたようで、私に辛さを与える。君の純粋さは、陽だまりでもあり、ナイフでもある。私の心を容赦無く、切り刻む。」
「じゃ、じゃあ……」と私は頭をポリポリ掻いた。「変に嘘をついて申し訳ございません。本当は教官に触手があると言うのを知ってはいます。」
そうそう、そこまでの情報を開示して、あとは黙っていよう。彼女が私を食べたいと思っているのを知っているのも、黙っている。しかし教官が、今度は私のウォッフォンを見た。
「先程の女性、聞いているか?私の触手を言い当てた女性だ。」
『え?私『いえ彼女は今、お手洗いに行っております。質問がしたいのなら、私が対応致します。』
割り込んできたのはジェーンだ。ナイスです。教官はそれでリンに聞く気を無くしたのか、今度は私を見た。
「ギルバート、もしかすると、あの研究所内で何かを入手したか?私の情報だったり、それ以外のものだったり。」
何を答えようと一瞬目線を下ろしてしまったことが、間違いだと気付くのが遅れた。私の反応を見た教官は、「そうか、そうか」と呟きながらジロジロと私を見た。そしてヴァルガや、クラースさんのことも凝視した。
「……あの褐色肌の男のバッグには、何が入っている?ヴァルガ、答えよ。」
ヴァルガは何と答えようか迷ったのか、ゴクリと喉を鳴らした。その反応だけで、ヴァレンタイン教官はくるりと私たちに背を向けて、花畑を歩き始めた。
「そうか……よく理解したよ。ギルバート、」
彼女は立ち止まった。そして恐ろしいことが起きた。彼女の腰がボコボコと波打ったと思ったら、腰の辺りから二本の、チェーンのような形をした黒い触手が飛び出て来たのだ。それらはうねうねと頭を動かし、獲物を探しているようだった。
「私の日記を見たのか。残念だ。非常に残念だ。あれに触れてはいけないと、君に言っておくべきだったな。いくら仲間であっても、あれに触れてはいけなかった。知るべきではないことだったのに。」
「教官、」私は彼女に言った。「勝手に見てしまったことは、申し訳ございません。セレスティウムの情報が必要で……それを探していたのです。教官はどこにもいなくて、探してはいたのですが……。」
「条件は譲らない。」
教官が振り返った。目から黒いヒビが蜘蛛の巣のように発生していて、頬も顎も覆っていた。緑の瞳が、残光を発していた。
「ギルバートが残らない限り、セレスティウムの情報は持ち帰らせない。」
「断った時は?」
「断るのか?」
どうしよう、と私がヴァルガを見た時だった。それが戦闘合図だと思われたのか、教官がヴァルガに触手を伸ばしてしまった。
ヴァルガは腰の長剣でそれらを切ろうとしたが、あまりの硬さに弾かれてしまい、挙げ句の果てに長剣がボキッと折られてしまった。
ヴァルガは咄嗟にバックステップを取り、触手から逃れることが出来た。その時に私はナイトアームの出力を上げつつ、叫んだ。
「教官!どうか我々を襲うのをおやめください!」
「ああ、了解した。」
と彼女が言った瞬間に、触手は勢いをシュルシュルと萎めて、彼女の近くへと戻って行った。彼女は今、私をじっと見つめている。何だかジロジロと、変な目つきだった。
「ギルバート……もう一度聞く。君はここに残るか?そうすれば、彼らに手は出さない。」
「いや!」
と声高に答えたのはヴァルガだった。急に私の肩を抱いて、どう言う訳か教官に対して、敵意剥き出しの目をしていた。
「すまないが教官、彼女がどうしても帰るべきなんだ!ギルも情報も、両方頂く!」
そして何と、ヴァルガは私をヒョイとお姫様抱っこをして、走り始めたのだ。それに気づいたクラースさんとルーも慌てて走り始めた。私は叫んだ。
「えっ、ヴァルガ何してんの!?」
「いいから、お前は帰るべきなんだ!おいクラースついて来てるか!?」
「ああ!」
確かにクラースさんはバッグを抱えたままついて来ている。花畑の真ん中で、教官が私をじっと見て、何もしないで立っているのが怖い。
何あの余裕は……と思っていると、教官が我々に向かってゆっくりと腕を上げ始めた。魔術の構えをするつもりだ。
「ヴァルガ魔術がくる……っ!?」
彼女がこちらに手のひらを向けた瞬間に、ドシャッと私は地面に体を打ち付けられた。ヴァルガが転んだのだ。私の上に倒れたヴァルガは、「ぬああああ」と叫びながら、痛みに震え始めた。
私は冷や汗を垂らして苦しんでいるヴァルガの体から抜け出した。彼が歯を食いしばりながら足を抑えている。彼の足には緑色の大きなトゲが二本刺さっていた。
私はそれを抜こうとしたが、それは魔力の塊で出来ているのか、少し触れただけでバチンと魔力が弾けて触ることが出来なかった。ナイトアームの方で掴もうとしても、磁石のように見えない力にツルツル阻まれて、とても掴むことが出来ない。
「ヴァルガ、痛むか?」
「いい、俺のことはもういい……。クラースと、ここを出ろ!」
「そんなこと出来ない!」
追いついたクラースさんとルーが私をチラッと見ながらも、このドーム型の海底庭園の入り口の方へと走って行った。そうだ。最悪、あのデータと現物さえあれば、あとは事足りる。
って何を諦めてるんだ!私は苦しんでいるヴァルガをその場に横たわらせて、教官と対峙する為に、ナイトアームを構えた。
『でもでもヴァレンタイン教官!ギルバートはジェーンとアブノーマルな関係を開始したばかりなんですよ?だからイッテェ!……ちょっとジェーン叩かないでよ!兎に角、ジェーンだって折角恋人が出来たのに、その為にLOZで頑張って来たのに、それを取り上げるのはかわいそうですよ?触手はちょっと気になるけど、あれ?でも見た感じは普通ですね!』
……あ。
……何を言ってしまったんだろう。
……案の定、教官は笑顔を消してしまった。どうして私達が必死になってPCを覗き見たこととか、それをパクっていることとか隠して接しているというのに、触手というパワーワードを出してしまったのか。
ああ、今気づいた。さっきまでウォッフォンの通信は繋がらなかったけど、どうにかして私のカメラの映像だけは見れてたんだ。あー……あー……。
私はリンに聞いた。
「もしかしてカメラの映像見てた……よね?」
『うん!見てたよ!クラースさんが、もしかしたらこっそり帝都に行くかも知れないって言ってる場面もちゃんと見てました!あっはっは!』
やばい。笑っちゃいけない状況なのに、笑いがこみ上げている。それも見られてたんだね、じゃあ勿論ケイト先生にも筒抜けだね……。
それを聞いたクラースさんは、クールな彼にしては意外なことに頬を染めて、眉間にしわを寄せて、私のチョーカーに向かって叫び始めた。
「くそおおおお!全く、全部知られたって訳か!もうカメラにはうんざりだ!ヴィノクールの時だって、帝都戦の直前だって……何がカメラだ!何が、くそおおおおおお!」
『まあそれに関しては、後でお話ししましょうね。』
「はい、すみませんでした、ケイト……。」
一気にしゅんとしたクラースさんを見て私は少し笑ったが、教官が依然真顔で一点を見つめて立ち尽くしているので、それで私も笑みを消した。
そうだそうだ、今はこんなこと話してる場合じゃない。どうにか流せないだろうかと、私は教官にヘコヘコ頭を下げつつ様子を伺った。
「ま、まあ彼女はたまにそういうおかしなことを言うんですよ、本当に困ってしまいます。気にしないでください、教官。」
するとヴァレンタイン教官が私を見た。光のない目だった。
「ギルバート……君は相変わらず、嘘が下手だ。それが魅力でもあるが、たまに真実を突きつけられたようで、私に辛さを与える。君の純粋さは、陽だまりでもあり、ナイフでもある。私の心を容赦無く、切り刻む。」
「じゃ、じゃあ……」と私は頭をポリポリ掻いた。「変に嘘をついて申し訳ございません。本当は教官に触手があると言うのを知ってはいます。」
そうそう、そこまでの情報を開示して、あとは黙っていよう。彼女が私を食べたいと思っているのを知っているのも、黙っている。しかし教官が、今度は私のウォッフォンを見た。
「先程の女性、聞いているか?私の触手を言い当てた女性だ。」
『え?私『いえ彼女は今、お手洗いに行っております。質問がしたいのなら、私が対応致します。』
割り込んできたのはジェーンだ。ナイスです。教官はそれでリンに聞く気を無くしたのか、今度は私を見た。
「ギルバート、もしかすると、あの研究所内で何かを入手したか?私の情報だったり、それ以外のものだったり。」
何を答えようと一瞬目線を下ろしてしまったことが、間違いだと気付くのが遅れた。私の反応を見た教官は、「そうか、そうか」と呟きながらジロジロと私を見た。そしてヴァルガや、クラースさんのことも凝視した。
「……あの褐色肌の男のバッグには、何が入っている?ヴァルガ、答えよ。」
ヴァルガは何と答えようか迷ったのか、ゴクリと喉を鳴らした。その反応だけで、ヴァレンタイン教官はくるりと私たちに背を向けて、花畑を歩き始めた。
「そうか……よく理解したよ。ギルバート、」
彼女は立ち止まった。そして恐ろしいことが起きた。彼女の腰がボコボコと波打ったと思ったら、腰の辺りから二本の、チェーンのような形をした黒い触手が飛び出て来たのだ。それらはうねうねと頭を動かし、獲物を探しているようだった。
「私の日記を見たのか。残念だ。非常に残念だ。あれに触れてはいけないと、君に言っておくべきだったな。いくら仲間であっても、あれに触れてはいけなかった。知るべきではないことだったのに。」
「教官、」私は彼女に言った。「勝手に見てしまったことは、申し訳ございません。セレスティウムの情報が必要で……それを探していたのです。教官はどこにもいなくて、探してはいたのですが……。」
「条件は譲らない。」
教官が振り返った。目から黒いヒビが蜘蛛の巣のように発生していて、頬も顎も覆っていた。緑の瞳が、残光を発していた。
「ギルバートが残らない限り、セレスティウムの情報は持ち帰らせない。」
「断った時は?」
「断るのか?」
どうしよう、と私がヴァルガを見た時だった。それが戦闘合図だと思われたのか、教官がヴァルガに触手を伸ばしてしまった。
ヴァルガは腰の長剣でそれらを切ろうとしたが、あまりの硬さに弾かれてしまい、挙げ句の果てに長剣がボキッと折られてしまった。
ヴァルガは咄嗟にバックステップを取り、触手から逃れることが出来た。その時に私はナイトアームの出力を上げつつ、叫んだ。
「教官!どうか我々を襲うのをおやめください!」
「ああ、了解した。」
と彼女が言った瞬間に、触手は勢いをシュルシュルと萎めて、彼女の近くへと戻って行った。彼女は今、私をじっと見つめている。何だかジロジロと、変な目つきだった。
「ギルバート……もう一度聞く。君はここに残るか?そうすれば、彼らに手は出さない。」
「いや!」
と声高に答えたのはヴァルガだった。急に私の肩を抱いて、どう言う訳か教官に対して、敵意剥き出しの目をしていた。
「すまないが教官、彼女がどうしても帰るべきなんだ!ギルも情報も、両方頂く!」
そして何と、ヴァルガは私をヒョイとお姫様抱っこをして、走り始めたのだ。それに気づいたクラースさんとルーも慌てて走り始めた。私は叫んだ。
「えっ、ヴァルガ何してんの!?」
「いいから、お前は帰るべきなんだ!おいクラースついて来てるか!?」
「ああ!」
確かにクラースさんはバッグを抱えたままついて来ている。花畑の真ん中で、教官が私をじっと見て、何もしないで立っているのが怖い。
何あの余裕は……と思っていると、教官が我々に向かってゆっくりと腕を上げ始めた。魔術の構えをするつもりだ。
「ヴァルガ魔術がくる……っ!?」
彼女がこちらに手のひらを向けた瞬間に、ドシャッと私は地面に体を打ち付けられた。ヴァルガが転んだのだ。私の上に倒れたヴァルガは、「ぬああああ」と叫びながら、痛みに震え始めた。
私は冷や汗を垂らして苦しんでいるヴァルガの体から抜け出した。彼が歯を食いしばりながら足を抑えている。彼の足には緑色の大きなトゲが二本刺さっていた。
私はそれを抜こうとしたが、それは魔力の塊で出来ているのか、少し触れただけでバチンと魔力が弾けて触ることが出来なかった。ナイトアームの方で掴もうとしても、磁石のように見えない力にツルツル阻まれて、とても掴むことが出来ない。
「ヴァルガ、痛むか?」
「いい、俺のことはもういい……。クラースと、ここを出ろ!」
「そんなこと出来ない!」
追いついたクラースさんとルーが私をチラッと見ながらも、このドーム型の海底庭園の入り口の方へと走って行った。そうだ。最悪、あのデータと現物さえあれば、あとは事足りる。
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