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47 最愛の裏切り
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教官は花畑に立って、私をじっと見ていた。本当に戦うつもりなのか?と問うような顔だった。
でもここに残るという条件を受け入れる事は出来ない。私は戦う覚悟を決めたと頷いた。それは彼女に伝わったようで、彼女は一度コクリと頷いた。
彼女はウォッフォンのホログラムを操作するかの軽い感覚で、指先で宙にくるりと円を描いた。
どう言う魔術なのか、その円の中から緑のトゲが現れると、教官は私の方を指差した。その瞬間に、トゲが私の目前に迫った。明らかに、他の誰もが放つ魔術と比べて、速さが違った。
これは食らってしまう。両手を盾にして歯を食いしばったが、横から大きな衝撃を受けて、私は地面に倒れ込んだ。
ヴァルガだった。ヴァルガが私を庇うために、私に向かって飛び込んできたのだ。そのせいで、彼の脇腹にトゲが刺さってしまった。
「何をしているヴァルガ!」
「お前ぇ……ふざけるな、俺が囮になるから、先に帰れと言っているんだ!……うあああああ……くそ……早く行け……馬鹿野郎が!」
「そんなこと出来るか!ヴァルガ、私が時間を稼ぐ、だから頑張って走って、セクターから出て!」
ヴァルガはゼエゼエと呼吸をして何も答えなかった。彼の首に浮き出ている筋が、どれほど彼が痛い思いをしているのか私に伝えるのに十分だった。私は教官に向かって走った。教官は顎を上げて、私を軽く睨んでいる。
ちらりとヴァルガを振り返って見た。そして教官にまた視線を戻した時に、彼女は五本の指でなぞるように下から上へと動かした。すると彼女の周りに細い五本のトゲが現れた。しかもそれは何故か、全てヴァルガへ向いている。
私は咄嗟に闇の波動を出して教官にぶつけようとしたが、それは彼女の触手に弾かれてしまった。
「教官!……いや、ヴァレンタイン!私を狙え!」
「ヴァルガはもう終わりだ。彼をセレスティウムにしよう。」
させるか!教官がトゲをヴァルガに向かって放ったタイミングで、私はそれらを光の大剣で弾いてしまおうとナイトアームを出力させた。
しかし、私の手のひらに現れたのは、謎の光の盾だった。それも上半身を覆えるぐらいの小さい盾で、トゲをぶった切る事は出来なかった。
「ああー……!」
ヴァルガの力のない悲鳴が聞こえた。五本のトゲが全て、彼に刺さってしまった。肩や腕、背中に、足、そして一つは横首に刺さっていて、ヴァルガはもう大きく叫ぶことも出来なかった。
私は頭が真っ白になって、その場で呆然としてしまった。どうして光の大剣が出ない?どうして、こんな盾が出た?新しい機能なのか?大剣と盾を選べるのか?もしかして……!
「ギルバート、どうした?かなり動揺しているな。」
気がつけば私の隣に教官がいた。いつの間にか彼女が接近していた。こんな戦いの場で、頭が真っ白になって、私は情けない。
いや、大剣はどうして出ない?どこに行った?何度もつけたり消したりを繰り返した。
私はナイトアームのボタンを押して、モードが切り替えられるのか、確認した。この状況は完全に、教官に甘える形になっている。彼女は今、私をじっと優しく見守ってくれている。それだって、とても悔しかった。
どうしても、どうしても、盾しか出ない。
と言う事は、ジェーンが……大剣を復活させていなかったんだ。
全てを理解した私の瞳から、涙がボロボロでた。こんな盾なんか、こんな盾なんかで、誰も守れはしない。彼は、本当は大剣を復活させていなかった。彼は嘘をついた。彼は、私を裏切ったのだ。
「ギルバート……すまないが、ヴァルガはもう直ぐ死ぬ。」
「え?」
教官が申し訳なさそうに、私の肩に手を置いた。ヴァルガはと言うと、地面に倒れて、苦しそうに震えていて、それでもどうしてかこちらに向かって、這っていた。
彼を守れなかったのは、私のせいだ。ジェーンを信じてしまった、私のせいだ。
私は隣にいる教官をナイトアームで殴った。教官は油断していたのか、頬にモロに食らうと、少しよろけた。その間に、私は教官の脇腹を蹴った。しかし腹はコンクリートブロックのように硬く、逆に私の脛当てが砕ける結果になった。
「あああぁぁぁ……!」
スネが痛い。私はスネを抑えてぴょんぴょん飛びながら、歯を食いしばった。何だあの固さは……と思っていると、教官が少し笑った。
「すまない、もう柔らかいのは頬だけのようだ。後は鉄屑だと思ってくれ。ギルバート、お願いだ、抵抗しないで欲しい。」
「ヴァルガを助けたい。」
「ならば、君がここに残る事だ。そうすれば、ヴァルガはトロッコへと私が送ろう。」
『それはなりません。』ジェーンの声だ。『ヴァレンタイン、どうか別の条件を。』
彼の声を聞く度に、胸の中に激しく炎が燃えるような怒りが発生した。もう彼に協力などするものか!私はウォッフォンの電源を落とした。
「私はここに残りません。最後まで、あなたと戦い、ヴァルガを帰還させる。」
「そうか、それは非常に残念だ。」
どう考えても勝てる相手ではないが、私は拳を構えた。教官はリラックスした状態で立っている。
彼女の頬をやるしかないとフェイントをかけて頬を殴ろうとしたが、バシッと拳が触手で叩き落とされた。腕二本と四本の戦いじゃ、そりゃそうなるよねと、苦笑いした。
ならばと私はヴァルガの元へと走った。教官は追ってくることもなく、私にトゲを飛ばして来た。
私はそれを飛んで避け、滞空中にもトゲが飛んできたので、それも燕のように身を翻して避けた。トゲは勢いよく飛んでいき、そのままドームの天井に刺さった。そこから少し、ヒビが割れた。
それを見なかったフリをした。あれはヒントになるっぽい。もしかしたらこのドームを破壊すれば勝てるかも。……教官は死ぬけど。
私は地面で震えているヴァルガをお姫様抱っこして走り始めた。彼は震える声で言った。
「ドームを、破壊、しよう……!」
「うん。」
彼も見ていた。後方から飛んできたトゲを、私は真横に飛んで避けた。そして走り続けた。
ドームの入り口では、クラースさんとルーが扉の隙間からこちらを覗いていた。あそこまで行きたい。しかし私は触手に足を掴まれて、その場に倒れ込んだ。
ヴァルガを落としてしまった。って、私はズルズルと引きずられている。
それを光の大剣で斬りたいのに、盾しかない。くそ!それでもやってみるかと、私は盾を出して、触手にぶつけた。まるで意味がなかった。
グッと私の腕が掴まれた。ヴァルガが掴んでいた。彼の朦朧とする瞳が、彼の周りの赤く染まる草が、とても見ていられないのに、彼は必死に私を教官に渡すまいと、腕を掴み続けている。
「ヴァルガ、もういい、もう少し抵抗したら、きっと私は残るよ。大剣が無いんだ。」
「諦めるな……ギル……俺は、諦めない……お前を、連れ帰る。」
ヴァルガのウォッフォンから声が聞こえた。彼の声だった。
『申し訳ございません、キルディア。お願いです、通信を復活させてください。それに……どうか、帰還を。』
「なら何故、私から大剣を奪った?」
『あなたを戦いから避ける為でした。…………。』
くそ。私はそれ以上は会話をしたくなかった。ヴァルガを帰還させる。何がなんでもだ。最大の武器は無いけど、何か方法はあるはず。私はヴァルガの腕を振り払って、ずるずる引きずられるままに教官に近づいた。
すると彼女はいきなり従順になった私に何かを悟ったのか、触手をサッと自分の方にしまい、私に拳を構えて、身構えた。
「変な事はするな、ギルバート。」
私はゆっくりと立ち上がった。大剣が無い、素早さでも力でも圧倒的に不利だけど、彼女には弱点がある。
でもここに残るという条件を受け入れる事は出来ない。私は戦う覚悟を決めたと頷いた。それは彼女に伝わったようで、彼女は一度コクリと頷いた。
彼女はウォッフォンのホログラムを操作するかの軽い感覚で、指先で宙にくるりと円を描いた。
どう言う魔術なのか、その円の中から緑のトゲが現れると、教官は私の方を指差した。その瞬間に、トゲが私の目前に迫った。明らかに、他の誰もが放つ魔術と比べて、速さが違った。
これは食らってしまう。両手を盾にして歯を食いしばったが、横から大きな衝撃を受けて、私は地面に倒れ込んだ。
ヴァルガだった。ヴァルガが私を庇うために、私に向かって飛び込んできたのだ。そのせいで、彼の脇腹にトゲが刺さってしまった。
「何をしているヴァルガ!」
「お前ぇ……ふざけるな、俺が囮になるから、先に帰れと言っているんだ!……うあああああ……くそ……早く行け……馬鹿野郎が!」
「そんなこと出来るか!ヴァルガ、私が時間を稼ぐ、だから頑張って走って、セクターから出て!」
ヴァルガはゼエゼエと呼吸をして何も答えなかった。彼の首に浮き出ている筋が、どれほど彼が痛い思いをしているのか私に伝えるのに十分だった。私は教官に向かって走った。教官は顎を上げて、私を軽く睨んでいる。
ちらりとヴァルガを振り返って見た。そして教官にまた視線を戻した時に、彼女は五本の指でなぞるように下から上へと動かした。すると彼女の周りに細い五本のトゲが現れた。しかもそれは何故か、全てヴァルガへ向いている。
私は咄嗟に闇の波動を出して教官にぶつけようとしたが、それは彼女の触手に弾かれてしまった。
「教官!……いや、ヴァレンタイン!私を狙え!」
「ヴァルガはもう終わりだ。彼をセレスティウムにしよう。」
させるか!教官がトゲをヴァルガに向かって放ったタイミングで、私はそれらを光の大剣で弾いてしまおうとナイトアームを出力させた。
しかし、私の手のひらに現れたのは、謎の光の盾だった。それも上半身を覆えるぐらいの小さい盾で、トゲをぶった切る事は出来なかった。
「ああー……!」
ヴァルガの力のない悲鳴が聞こえた。五本のトゲが全て、彼に刺さってしまった。肩や腕、背中に、足、そして一つは横首に刺さっていて、ヴァルガはもう大きく叫ぶことも出来なかった。
私は頭が真っ白になって、その場で呆然としてしまった。どうして光の大剣が出ない?どうして、こんな盾が出た?新しい機能なのか?大剣と盾を選べるのか?もしかして……!
「ギルバート、どうした?かなり動揺しているな。」
気がつけば私の隣に教官がいた。いつの間にか彼女が接近していた。こんな戦いの場で、頭が真っ白になって、私は情けない。
いや、大剣はどうして出ない?どこに行った?何度もつけたり消したりを繰り返した。
私はナイトアームのボタンを押して、モードが切り替えられるのか、確認した。この状況は完全に、教官に甘える形になっている。彼女は今、私をじっと優しく見守ってくれている。それだって、とても悔しかった。
どうしても、どうしても、盾しか出ない。
と言う事は、ジェーンが……大剣を復活させていなかったんだ。
全てを理解した私の瞳から、涙がボロボロでた。こんな盾なんか、こんな盾なんかで、誰も守れはしない。彼は、本当は大剣を復活させていなかった。彼は嘘をついた。彼は、私を裏切ったのだ。
「ギルバート……すまないが、ヴァルガはもう直ぐ死ぬ。」
「え?」
教官が申し訳なさそうに、私の肩に手を置いた。ヴァルガはと言うと、地面に倒れて、苦しそうに震えていて、それでもどうしてかこちらに向かって、這っていた。
彼を守れなかったのは、私のせいだ。ジェーンを信じてしまった、私のせいだ。
私は隣にいる教官をナイトアームで殴った。教官は油断していたのか、頬にモロに食らうと、少しよろけた。その間に、私は教官の脇腹を蹴った。しかし腹はコンクリートブロックのように硬く、逆に私の脛当てが砕ける結果になった。
「あああぁぁぁ……!」
スネが痛い。私はスネを抑えてぴょんぴょん飛びながら、歯を食いしばった。何だあの固さは……と思っていると、教官が少し笑った。
「すまない、もう柔らかいのは頬だけのようだ。後は鉄屑だと思ってくれ。ギルバート、お願いだ、抵抗しないで欲しい。」
「ヴァルガを助けたい。」
「ならば、君がここに残る事だ。そうすれば、ヴァルガはトロッコへと私が送ろう。」
『それはなりません。』ジェーンの声だ。『ヴァレンタイン、どうか別の条件を。』
彼の声を聞く度に、胸の中に激しく炎が燃えるような怒りが発生した。もう彼に協力などするものか!私はウォッフォンの電源を落とした。
「私はここに残りません。最後まで、あなたと戦い、ヴァルガを帰還させる。」
「そうか、それは非常に残念だ。」
どう考えても勝てる相手ではないが、私は拳を構えた。教官はリラックスした状態で立っている。
彼女の頬をやるしかないとフェイントをかけて頬を殴ろうとしたが、バシッと拳が触手で叩き落とされた。腕二本と四本の戦いじゃ、そりゃそうなるよねと、苦笑いした。
ならばと私はヴァルガの元へと走った。教官は追ってくることもなく、私にトゲを飛ばして来た。
私はそれを飛んで避け、滞空中にもトゲが飛んできたので、それも燕のように身を翻して避けた。トゲは勢いよく飛んでいき、そのままドームの天井に刺さった。そこから少し、ヒビが割れた。
それを見なかったフリをした。あれはヒントになるっぽい。もしかしたらこのドームを破壊すれば勝てるかも。……教官は死ぬけど。
私は地面で震えているヴァルガをお姫様抱っこして走り始めた。彼は震える声で言った。
「ドームを、破壊、しよう……!」
「うん。」
彼も見ていた。後方から飛んできたトゲを、私は真横に飛んで避けた。そして走り続けた。
ドームの入り口では、クラースさんとルーが扉の隙間からこちらを覗いていた。あそこまで行きたい。しかし私は触手に足を掴まれて、その場に倒れ込んだ。
ヴァルガを落としてしまった。って、私はズルズルと引きずられている。
それを光の大剣で斬りたいのに、盾しかない。くそ!それでもやってみるかと、私は盾を出して、触手にぶつけた。まるで意味がなかった。
グッと私の腕が掴まれた。ヴァルガが掴んでいた。彼の朦朧とする瞳が、彼の周りの赤く染まる草が、とても見ていられないのに、彼は必死に私を教官に渡すまいと、腕を掴み続けている。
「ヴァルガ、もういい、もう少し抵抗したら、きっと私は残るよ。大剣が無いんだ。」
「諦めるな……ギル……俺は、諦めない……お前を、連れ帰る。」
ヴァルガのウォッフォンから声が聞こえた。彼の声だった。
『申し訳ございません、キルディア。お願いです、通信を復活させてください。それに……どうか、帰還を。』
「なら何故、私から大剣を奪った?」
『あなたを戦いから避ける為でした。…………。』
くそ。私はそれ以上は会話をしたくなかった。ヴァルガを帰還させる。何がなんでもだ。最大の武器は無いけど、何か方法はあるはず。私はヴァルガの腕を振り払って、ずるずる引きずられるままに教官に近づいた。
すると彼女はいきなり従順になった私に何かを悟ったのか、触手をサッと自分の方にしまい、私に拳を構えて、身構えた。
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