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48 瀬戸際の二択
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天井を破壊すればいいかな。この施設ごと、海に沈ませる。いくら何でも水の中まで生きる事は出来ないだろうし、海水の中にも幾分日の光が差し込んでいる。ドームを破壊すれば水で溺れるか、陽の光で彼女は息絶えるはずだ。
先程の天井の刺さったトゲを見た。その時に教官の触手が私を捕まえようと飛んできたが、しゃがんで避けた。しかし触手は追いかけて来る。これじゃあ三対一で戦っているようなものだ。しかも彼女単体でも強いのに。
避けるのに精一杯で、周りを見れなかった。私はいつの間にヴァルガのところへと戻っていて、彼につまづいてバランスを崩した。
すると今度は緑のトゲが飛んできた。私は駄目かと思ったが、盾を出した。トゲが盾に刺さり、盾がブーンと激しくブレたと思った瞬間に、ばちんと弾けてしまった。
盾が壊れたようだ。……盾が脆いのか、トゲが強すぎるのか謎すぎて苦笑いした。なんとかバランスを立て直した私は花畑にいる教官を見た。すると彼女は今、何かに苦しんでいて、顔を手で覆っていた。
「おい、今のうちに逃げろ!分かるだろ!もう彼女は戦える相手じゃ無いぞ!」
ドアからクラースさんの声が聞こえた。ドームを破壊すれば倒せそうだけど、トゲを誘導したら勘づかれるだろう。大剣があれば上手いことトゲの軌道を外らせたのに……!
ならばクラースさんの言う通り、逃げる方が容易いかもしれない。ぶちのめしたかったけど、教官は強すぎる。私は地面のヴァルガを勢いよく抱き上げて、ドアに向かって走り始めた。
さようなら教官。本当にさようなら。どうかお願いだからさようなら。そう願いながら走っていたが、教官に気付かれてしまった。私の近くの地面にトゲが刺さったのだ。しかもそれは刺さってからドンと爆発した。
……明らかに戦闘中パワーアップしてる。彼女が悶えていたのは、レベルアップによる苦しみだったっぽい。そんな機能は聞いてない。戦い続けるという選択を取らないで良かった。
私は飛んだり跳ねたりしながらトゲを避けた。一瞬でも気を緩めると直ぐに射抜かれそうな状況で、ふと、ジェーンのことを思い出してしまった。
私を守るために大剣を与えず、あんな盾を……と、怒りをメラメラと燃やした私は、不意を突かれて右足にトゲを喰らってしまい、後少しのところで転んで、ヴァルガを地面に落としてしまった。
トゲは私の右足の脹脛に刺さっている。しかもパッパッと点滅している。これはまずい、爆発するっぽい。トゲを抜こうとするが、魔力の渦で弾かれて触ることすら出来ない。どうするべきか、考える間も無くその時は訪れてしまった。
カロンのおかげか、アドレナリンのおかげか、やはりその瞬間には痛みはない。私の足は弾けた。右足は太ももの真ん中から下が消えてしまい、ドドドと血が溢れている。やってしまった。
私は近くの地面に倒れたままのヴァルガを見た。彼は目を丸くしていた。
「ヴァルガ、後少しだ。クラースさんがあなたを迎えに、こっちに来てる。彼と一緒に、ここを出て。」
「それは出来ない。お前を連れて帰る。お前が……お前が、出るんだ!」
急に「うおおおおおおお!」と叫び出したヴァルガは立ち上がって、私をお姫様抱っこで担いで、ドアへとびっこを引きながら走り始めた。
「待て!」と流石に慌てたのか、教官がこちらに走りながらトゲをたくさん飛ばしてきた。「ギルバート、足が弾けたか、とてもいい匂いだ!私はもう我慢が利かない!今すぐにお前を食べてやる、ああ美味しそうだ!その足の先から吸ってやる!」
教官がそう叫びながら走って来る。しかも途中からは両手を地面に着けて、虫のようにカサカサと四足歩行でこっちに向かってきた。
ここまで来ると、私は教官が強いから怖いとかではなく、ただ単純に、普通に怖くなった。その移動の仕方、どうにかならないのだろうか。
教官が飛ばしてきたトゲは私に当たる事はなく、他のところに飛んで行った。しかしそのうちの一つがヴァルガの足に掠ったようで、彼が「うあっ!」と声を上げて、転んでしまった。私も地面に転がったけど、素早く上半身を起こした。
近くに倒れているヴァルガのところに、クラースさんが走ってきた。彼はショルダーバッグを持っていなかった。きっとドアのところで待機しているルーに持たせたんだと分かった。
『キルディア!今は兎に角、その場から脱出すべきです!ルー、彼女を迎えに行きなさい!』
ヴァルガのウォッフォンからジェーンの焦燥感たっぷりの声が聞こえた。私は返事をしようと叫んだ。
「ルーはこちらへ来るな!ルーだけはデータを持って帰還するんだ!絶対にこちらへ来るな!」
「で、でも……!」とルーが迷いつつ、ドアから顔を覗かせた一瞬の間に、ドアに数本のトゲが刺さった。ルーは慌ててドアから距離を取って、爆発に備えた。そのおかげでトゲの爆発に巻き込まれる事はなかった。
教官が近づいてきている。口からはヨダレがぼたぼた垂れていて、目はぐりんと見開かれて、その顔は人間のものではなかった。
クラースさんがヴァルガの近くで、彼にしては珍しくオドオドとした様子でヴァルガと私を交互に見ていた。私は彼に叫んだ。
「迷うな!ヴァルガを連れていけ!」
「違う!」叫んだのはヴァルガだ。「ギルを連れて行け!俺はもう帰還しても長くは生きられない!トゲから漏れる魔力が俺を蝕んでいる、目さえ霞み始めた!くそ、いいからギルを連れて行け!頼む!頼むからっ!」
「……分かった。すまない、ヴァルガ!くそっ!」
「いやだ、やめて!やめて!」
私は叫んだ。クラースさんは私を担ぎ上げると、ヴァルガをその場に置いて、走り始めた。私はヴァルガに手を伸ばして、彼の名をずっと叫んだ。彼は地面に倒れたまま、何と、ベルトから細い棒を取り出して、そのスイッチを押した。
「爆弾……!」
「何!?」クラースさんがビクッとした。
棒は彼の近くにゴロンと転がった。赤く点滅を繰り返しているそれは、高威力の爆弾だった。彼はその身ごと、教官と共に、海の底に沈むつもりなのだ。
教官がヴァルガの元へと辿り着くと、その爆弾を拾って、明らかに焦った様子でそれを口に加えて、四足歩行をしながら研究所へと戻って行ってしまった。
あれを解除しようと持っていっているに違いない。でもあれは、一度ボタンを押したらもう止まらない。教官なら分からないけど。
「ヴァルガ!」
「ギル……」ヴァルガがこちらを見た。出血で意識が朦朧としているのか、虚な目だった。「頼む……お前が、帝国を……!」
そんな事言わないで!私はクラースさんの肩を叩いた。クラースさんが怒鳴った。
「頼むから暴れるなキリー!ヴァルガには悪いが……あの爆弾が起動している以上、俺は両方は救えない!」
でもヴァルガを見捨てる訳にはいかない。彼がどれだけ民に愛されているのか、それを思い出す度に苦しい。絶対に置いて行けなくて、また涙が溢れた。
非力だ。私はまた民の希望を救えない。二度もそんなことを許してしまっては、これから先、何を糧に生きればいい?私はこのまま彼を見殺しにするのか?彼は肩を震わせていた。あれは痛みじゃない。泣いているのだ。
ドアに着いた時に、私はドアを掴んで、クラースさんの腕から飛び出た。「あっ」とクラースさんの声を背中で聞きながら、私はケンケンでヴァルガの元へと急いだ。あれが爆発するまで、あと少ししかない。
「キリー!?」
「クラースさん!念のため、ドアを閉めておいて!こちらには来ないで!」
クラースさんの何かの叫び声と、ジェーンとチェイスの叫びが聞こえた気がした。自分の息の音でよく分からない。必死にケンケンして飛んで片足でヴァルガの元まで戻ると、私は彼と地面の間に体を滑らせて、彼を担ごうとした。
しかし巨体に防具で、かなり重い。トゲが刺さっているので防具は脱げないから、そのまま担いだ。私の左足がつった痛みを覚えた。
ヴァルガは「俺を置いて行けと……お前は馬鹿だ」と、私の肩にポタポタ垂らした。そうはさせない、私は彼をおんぶしたまま、どうにか片足でひょいひょいと飛んで、ドアへと向かった。
一度転んでしまえば起き上がる時間はもう無い。我々の命はそこで終わりだ。慎重に、かつ大胆に、私は片足ケンケンを続けた。
足は激しく痛み、熱をあげているが、構わない。全てに神経を研ぎ澄ませて、全身でヴァルガを支えて、左脚で地面を蹴った。
私とヴァルガはクラースさん達が手招いて立っていたドアのところへと戻ることが出来た。直ぐにドアが閉められた。
彼を床に下ろすと、クラースさんが彼を担いでトロッコの方へと移動させた。私も極度の疲労から倒れ込んでしまい、ルーが私を抱っこして運んでくれた。
移動を開始した時に、凄まじい爆発音がして、金属製のドアがこちらの方向にべこんとシュークリームのように膨らんだ。爆風と衝撃波で歪んだようだ。
先程の天井の刺さったトゲを見た。その時に教官の触手が私を捕まえようと飛んできたが、しゃがんで避けた。しかし触手は追いかけて来る。これじゃあ三対一で戦っているようなものだ。しかも彼女単体でも強いのに。
避けるのに精一杯で、周りを見れなかった。私はいつの間にヴァルガのところへと戻っていて、彼につまづいてバランスを崩した。
すると今度は緑のトゲが飛んできた。私は駄目かと思ったが、盾を出した。トゲが盾に刺さり、盾がブーンと激しくブレたと思った瞬間に、ばちんと弾けてしまった。
盾が壊れたようだ。……盾が脆いのか、トゲが強すぎるのか謎すぎて苦笑いした。なんとかバランスを立て直した私は花畑にいる教官を見た。すると彼女は今、何かに苦しんでいて、顔を手で覆っていた。
「おい、今のうちに逃げろ!分かるだろ!もう彼女は戦える相手じゃ無いぞ!」
ドアからクラースさんの声が聞こえた。ドームを破壊すれば倒せそうだけど、トゲを誘導したら勘づかれるだろう。大剣があれば上手いことトゲの軌道を外らせたのに……!
ならばクラースさんの言う通り、逃げる方が容易いかもしれない。ぶちのめしたかったけど、教官は強すぎる。私は地面のヴァルガを勢いよく抱き上げて、ドアに向かって走り始めた。
さようなら教官。本当にさようなら。どうかお願いだからさようなら。そう願いながら走っていたが、教官に気付かれてしまった。私の近くの地面にトゲが刺さったのだ。しかもそれは刺さってからドンと爆発した。
……明らかに戦闘中パワーアップしてる。彼女が悶えていたのは、レベルアップによる苦しみだったっぽい。そんな機能は聞いてない。戦い続けるという選択を取らないで良かった。
私は飛んだり跳ねたりしながらトゲを避けた。一瞬でも気を緩めると直ぐに射抜かれそうな状況で、ふと、ジェーンのことを思い出してしまった。
私を守るために大剣を与えず、あんな盾を……と、怒りをメラメラと燃やした私は、不意を突かれて右足にトゲを喰らってしまい、後少しのところで転んで、ヴァルガを地面に落としてしまった。
トゲは私の右足の脹脛に刺さっている。しかもパッパッと点滅している。これはまずい、爆発するっぽい。トゲを抜こうとするが、魔力の渦で弾かれて触ることすら出来ない。どうするべきか、考える間も無くその時は訪れてしまった。
カロンのおかげか、アドレナリンのおかげか、やはりその瞬間には痛みはない。私の足は弾けた。右足は太ももの真ん中から下が消えてしまい、ドドドと血が溢れている。やってしまった。
私は近くの地面に倒れたままのヴァルガを見た。彼は目を丸くしていた。
「ヴァルガ、後少しだ。クラースさんがあなたを迎えに、こっちに来てる。彼と一緒に、ここを出て。」
「それは出来ない。お前を連れて帰る。お前が……お前が、出るんだ!」
急に「うおおおおおおお!」と叫び出したヴァルガは立ち上がって、私をお姫様抱っこで担いで、ドアへとびっこを引きながら走り始めた。
「待て!」と流石に慌てたのか、教官がこちらに走りながらトゲをたくさん飛ばしてきた。「ギルバート、足が弾けたか、とてもいい匂いだ!私はもう我慢が利かない!今すぐにお前を食べてやる、ああ美味しそうだ!その足の先から吸ってやる!」
教官がそう叫びながら走って来る。しかも途中からは両手を地面に着けて、虫のようにカサカサと四足歩行でこっちに向かってきた。
ここまで来ると、私は教官が強いから怖いとかではなく、ただ単純に、普通に怖くなった。その移動の仕方、どうにかならないのだろうか。
教官が飛ばしてきたトゲは私に当たる事はなく、他のところに飛んで行った。しかしそのうちの一つがヴァルガの足に掠ったようで、彼が「うあっ!」と声を上げて、転んでしまった。私も地面に転がったけど、素早く上半身を起こした。
近くに倒れているヴァルガのところに、クラースさんが走ってきた。彼はショルダーバッグを持っていなかった。きっとドアのところで待機しているルーに持たせたんだと分かった。
『キルディア!今は兎に角、その場から脱出すべきです!ルー、彼女を迎えに行きなさい!』
ヴァルガのウォッフォンからジェーンの焦燥感たっぷりの声が聞こえた。私は返事をしようと叫んだ。
「ルーはこちらへ来るな!ルーだけはデータを持って帰還するんだ!絶対にこちらへ来るな!」
「で、でも……!」とルーが迷いつつ、ドアから顔を覗かせた一瞬の間に、ドアに数本のトゲが刺さった。ルーは慌ててドアから距離を取って、爆発に備えた。そのおかげでトゲの爆発に巻き込まれる事はなかった。
教官が近づいてきている。口からはヨダレがぼたぼた垂れていて、目はぐりんと見開かれて、その顔は人間のものではなかった。
クラースさんがヴァルガの近くで、彼にしては珍しくオドオドとした様子でヴァルガと私を交互に見ていた。私は彼に叫んだ。
「迷うな!ヴァルガを連れていけ!」
「違う!」叫んだのはヴァルガだ。「ギルを連れて行け!俺はもう帰還しても長くは生きられない!トゲから漏れる魔力が俺を蝕んでいる、目さえ霞み始めた!くそ、いいからギルを連れて行け!頼む!頼むからっ!」
「……分かった。すまない、ヴァルガ!くそっ!」
「いやだ、やめて!やめて!」
私は叫んだ。クラースさんは私を担ぎ上げると、ヴァルガをその場に置いて、走り始めた。私はヴァルガに手を伸ばして、彼の名をずっと叫んだ。彼は地面に倒れたまま、何と、ベルトから細い棒を取り出して、そのスイッチを押した。
「爆弾……!」
「何!?」クラースさんがビクッとした。
棒は彼の近くにゴロンと転がった。赤く点滅を繰り返しているそれは、高威力の爆弾だった。彼はその身ごと、教官と共に、海の底に沈むつもりなのだ。
教官がヴァルガの元へと辿り着くと、その爆弾を拾って、明らかに焦った様子でそれを口に加えて、四足歩行をしながら研究所へと戻って行ってしまった。
あれを解除しようと持っていっているに違いない。でもあれは、一度ボタンを押したらもう止まらない。教官なら分からないけど。
「ヴァルガ!」
「ギル……」ヴァルガがこちらを見た。出血で意識が朦朧としているのか、虚な目だった。「頼む……お前が、帝国を……!」
そんな事言わないで!私はクラースさんの肩を叩いた。クラースさんが怒鳴った。
「頼むから暴れるなキリー!ヴァルガには悪いが……あの爆弾が起動している以上、俺は両方は救えない!」
でもヴァルガを見捨てる訳にはいかない。彼がどれだけ民に愛されているのか、それを思い出す度に苦しい。絶対に置いて行けなくて、また涙が溢れた。
非力だ。私はまた民の希望を救えない。二度もそんなことを許してしまっては、これから先、何を糧に生きればいい?私はこのまま彼を見殺しにするのか?彼は肩を震わせていた。あれは痛みじゃない。泣いているのだ。
ドアに着いた時に、私はドアを掴んで、クラースさんの腕から飛び出た。「あっ」とクラースさんの声を背中で聞きながら、私はケンケンでヴァルガの元へと急いだ。あれが爆発するまで、あと少ししかない。
「キリー!?」
「クラースさん!念のため、ドアを閉めておいて!こちらには来ないで!」
クラースさんの何かの叫び声と、ジェーンとチェイスの叫びが聞こえた気がした。自分の息の音でよく分からない。必死にケンケンして飛んで片足でヴァルガの元まで戻ると、私は彼と地面の間に体を滑らせて、彼を担ごうとした。
しかし巨体に防具で、かなり重い。トゲが刺さっているので防具は脱げないから、そのまま担いだ。私の左足がつった痛みを覚えた。
ヴァルガは「俺を置いて行けと……お前は馬鹿だ」と、私の肩にポタポタ垂らした。そうはさせない、私は彼をおんぶしたまま、どうにか片足でひょいひょいと飛んで、ドアへと向かった。
一度転んでしまえば起き上がる時間はもう無い。我々の命はそこで終わりだ。慎重に、かつ大胆に、私は片足ケンケンを続けた。
足は激しく痛み、熱をあげているが、構わない。全てに神経を研ぎ澄ませて、全身でヴァルガを支えて、左脚で地面を蹴った。
私とヴァルガはクラースさん達が手招いて立っていたドアのところへと戻ることが出来た。直ぐにドアが閉められた。
彼を床に下ろすと、クラースさんが彼を担いでトロッコの方へと移動させた。私も極度の疲労から倒れ込んでしまい、ルーが私を抱っこして運んでくれた。
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