57 / 83
56 私と四方山話をしませんか
しおりを挟む
病室での出来事が、いまだに私の身体を火照らせている。彼女にゼリーを食べさせた後で、彼女の負担にならないように優しく、誰にもバレないように声を殺して、私達は繋がった。
彼女の熱く紅潮する頬に何度もキスをした。頭の中に「とても可愛いらしい」という単語しか浮かばない経験をくれるのは、この世界で彼女だけだ。
私の過ちに対して彼女の許しが与えられたのは、本当に有り難い出来事だった。それ程に今回の出来事を私はずっと後悔していた。それをぶつけるかの如く、私はユークでナイトフットを作成した。
あのフットはナイトフットと彼女が名付けた。理由は、あの足でなら、以前のように戦えるからということだった。
まだまだ改良の余地はある、彼女が喜んでくれるのなら、どんな努力だってする。より満足出来るように仕上げるつもりだ。
城の中を騎士に案内されて、私は陛下の執務室の前へと案内された。さて、何から言おうか。それとも先程の彼女との熱い出来事について語ろうか。
私はノックもせずに執務室に入り、腕を組んで仁王立ちをした。
机に向かって座り、私を見ては何やら肩を落とした様子でPCを閉じたチェイスが、私に向かってため息をついた。
「あー君かぁ。城内に入るの許可したっけ?確かシステムで拒否設定した筈だけど「私がハック」ああなるほどね、話している間にそうかなと思い始めたら本当にそうだった。……まあいいけどさ、なぁに?」
私はズカズカとチェイスに近づき、机越しに胸ぐらを掴んで、拳を振りかぶった。慌てたチェイスは首を振りながら叫んだ。
「待て待て待て!僕を殺す気か!?騎士を呼ぶぞ!っていうか、そうなったら君は問答無用で収容施設行きだ!イスレ山のね!」
私は彼を解放した。彼は口を尖らせて、趣味の悪いジャケットの乱れた襟を整えた。私は彼に言った。
「あなたは私のキルディアを一度ならず二度も、その汚らしい腐った唇で汚した。この落とし前、どうつけてくれましょうか。あなたを殺そうとは思いません、それはキルディアに感謝してください。」
「ふふっ」
「は?」
何故笑う?彼は精神の平衡を失っているのか?
満足げに両手で頬を包むチェイスは、私に言った。
「ということはキルディアは僕を庇ったんだね。うん、分かるよ。君は気づいていないんだ。彼女の本当の愛に。」
「は?」
「……だからね、」
彼が不機嫌な顔をした。私の方がそうであるが。
「君は気づいていないんだろうけど、彼女は本当は君のことを怖がっているんだよ。彼女は優しいから、それを乗り越えようとしてる。でも本当は君が怖いんだ。怖いから一緒にいる。それも人間の本能の一つだよ。でもそれは本当の愛ではない。」
「人間の本能については理解しております。そうですか、これは本当の愛ではない?では……何故彼女は私を抱きしめたのでしょう、それもお花のような可愛らしい笑顔をしながら。私の首を嗅いでは、いい匂いだと言って。私のナイトフットを無邪気に喜んで。」
「は?……ジェーンはキルディアの方から抱きしめられるの??」
「当たり前です。キスだってされます。……それに、」
止むを得ん。
「まだ貞操帯だって、継続しております。あなたは勘違いをして私が彼女の主人だと予想していますが、実際は彼女が私の主人です。」
チェイスは静かに立ち上がった。思案顔で、私に接近してきた。彼は徐に立ち止まると、気味の悪い笑顔で私に言った。
「ねえ、ジェーン。」
「はい?」
「君はキルディアと一緒にいる資格はないよ?だって、彼女を騙して、ヴァルガを脅した。君は明らかに最低な人間だ。対してキルディアは何の罪も無い、その上、LOZの件やセレスティウムの件で、絶大な信頼感を帝国中から得ている、公明正大で純粋で、思いやりのある人物だ。」
何が言いたい?私は素早く彼の胸ぐらを掴んだ。ギリギリと奥歯が音を立てたが無視をして、私は腹の底から声を出した。
「彼女が太陽になれるのなら、私はその為に喜んで影にでも悪にでも、罪そのものにだってなれる!魂だって売るだろう!その私が、彼女が明瞭に光であることは誰よりも知っている!その優しき木漏れ日に、ずかずかと泥靴で侵入し汚しているのはあなただ!もう二度と私の愛する恋人に近づく事は出来ないと思え!もしもう一度近付いたのなら……!」
「近付いたら?何だというの?」
いけない。これではチェイスを脅すことになる。それはもうキルディアとしないと決めたことだ。
出来ればこの場で丸眼鏡をかち割りたいところだが、この行動には意味がある。慎重に行動せねばなるまい。彼を解放して、静かに言った。
「私は怒ります。彼氏としてですが。」
「ふーん。そっか、ウォッフォンで爆破するとでも言ってくるのかと思った。」
チェイスは頭の後ろで手を組んで、つまらなそうに口を尖らせた。本当に眼鏡をかち割りたい。彼は続けた。
「怒るだけなんだ。ふーん。でもまあ、彼女には近づくよ。だってツールフットの改良がうまくいきそうなんだ!それが完成したら彼女に渡さないとね。君だって彼女が喜ぶ姿を見たいだろう?」
「あなた、先程の私の発言を聞いていませんでしたね?」
「え?」
「もう既に、私の方から完成版のナイトフットを贈呈済みです。あなたのでは歩行でさえ困難極まりないとの話でしたが、私のものを着けた彼女はとても大喜びをして、無邪気に跳ねておりました。ついつい私も、笑みが止められなかった。ご褒美にハグまで頂いて驚きました。私の責任ではありましたが、私の技術で少しでも喜んで頂けた……ので。」
バンと、チェイスが急に机を叩いたので、私は言葉を飲んだ。ゆっくりとこちらを向いた奴の顔は修羅そのものだった。
「君には確かに技術がある。僕よりも年下なのにね。それで彼女が喜んだ?ああ、いいじゃ無いの。でもね、君には重大な欠点がある。トリプルSレベルのバグだよ!君は他者を思いやる感情が抜けているの!それが無い限り、彼女に幸せはやってこない。彼女は一生苦労するんだ、君のせいでね!そして、君は同じことを繰り返すんだ!君は、自分の目的さえ果たせれば、他人なんてどうでもいいんだ。君は、人間じゃ無いんだよ!」
「そうですか。」
「ああ。君は彼女にもう甘えない方がいい。」
確かに彼の話すことにも一理あるか?しかし真に受けるまでも無い。
「禍福は糾える縄の如し……彼女はそれを理解しております。そしてあなたにとっては残念なことに、我々の絆は深海の如く揺らぎません。あなたの方こそおかしいと思いませんか?もう既に他人の恋人である人間に対して、性的に迫っているのです。既に犯罪ですよ。どうしたら皇帝を逮捕出来るのか、後でトレバーに質問したいところですが。」
「あああああああ!」と、チェイスが叫びながら頭をかきむしり始めた。私は幾分驚いて、彼から一歩離れた。非常にエキセントリックな反応である。そして彼は私を狂人のような目つきで睨んだ。
彼女の熱く紅潮する頬に何度もキスをした。頭の中に「とても可愛いらしい」という単語しか浮かばない経験をくれるのは、この世界で彼女だけだ。
私の過ちに対して彼女の許しが与えられたのは、本当に有り難い出来事だった。それ程に今回の出来事を私はずっと後悔していた。それをぶつけるかの如く、私はユークでナイトフットを作成した。
あのフットはナイトフットと彼女が名付けた。理由は、あの足でなら、以前のように戦えるからということだった。
まだまだ改良の余地はある、彼女が喜んでくれるのなら、どんな努力だってする。より満足出来るように仕上げるつもりだ。
城の中を騎士に案内されて、私は陛下の執務室の前へと案内された。さて、何から言おうか。それとも先程の彼女との熱い出来事について語ろうか。
私はノックもせずに執務室に入り、腕を組んで仁王立ちをした。
机に向かって座り、私を見ては何やら肩を落とした様子でPCを閉じたチェイスが、私に向かってため息をついた。
「あー君かぁ。城内に入るの許可したっけ?確かシステムで拒否設定した筈だけど「私がハック」ああなるほどね、話している間にそうかなと思い始めたら本当にそうだった。……まあいいけどさ、なぁに?」
私はズカズカとチェイスに近づき、机越しに胸ぐらを掴んで、拳を振りかぶった。慌てたチェイスは首を振りながら叫んだ。
「待て待て待て!僕を殺す気か!?騎士を呼ぶぞ!っていうか、そうなったら君は問答無用で収容施設行きだ!イスレ山のね!」
私は彼を解放した。彼は口を尖らせて、趣味の悪いジャケットの乱れた襟を整えた。私は彼に言った。
「あなたは私のキルディアを一度ならず二度も、その汚らしい腐った唇で汚した。この落とし前、どうつけてくれましょうか。あなたを殺そうとは思いません、それはキルディアに感謝してください。」
「ふふっ」
「は?」
何故笑う?彼は精神の平衡を失っているのか?
満足げに両手で頬を包むチェイスは、私に言った。
「ということはキルディアは僕を庇ったんだね。うん、分かるよ。君は気づいていないんだ。彼女の本当の愛に。」
「は?」
「……だからね、」
彼が不機嫌な顔をした。私の方がそうであるが。
「君は気づいていないんだろうけど、彼女は本当は君のことを怖がっているんだよ。彼女は優しいから、それを乗り越えようとしてる。でも本当は君が怖いんだ。怖いから一緒にいる。それも人間の本能の一つだよ。でもそれは本当の愛ではない。」
「人間の本能については理解しております。そうですか、これは本当の愛ではない?では……何故彼女は私を抱きしめたのでしょう、それもお花のような可愛らしい笑顔をしながら。私の首を嗅いでは、いい匂いだと言って。私のナイトフットを無邪気に喜んで。」
「は?……ジェーンはキルディアの方から抱きしめられるの??」
「当たり前です。キスだってされます。……それに、」
止むを得ん。
「まだ貞操帯だって、継続しております。あなたは勘違いをして私が彼女の主人だと予想していますが、実際は彼女が私の主人です。」
チェイスは静かに立ち上がった。思案顔で、私に接近してきた。彼は徐に立ち止まると、気味の悪い笑顔で私に言った。
「ねえ、ジェーン。」
「はい?」
「君はキルディアと一緒にいる資格はないよ?だって、彼女を騙して、ヴァルガを脅した。君は明らかに最低な人間だ。対してキルディアは何の罪も無い、その上、LOZの件やセレスティウムの件で、絶大な信頼感を帝国中から得ている、公明正大で純粋で、思いやりのある人物だ。」
何が言いたい?私は素早く彼の胸ぐらを掴んだ。ギリギリと奥歯が音を立てたが無視をして、私は腹の底から声を出した。
「彼女が太陽になれるのなら、私はその為に喜んで影にでも悪にでも、罪そのものにだってなれる!魂だって売るだろう!その私が、彼女が明瞭に光であることは誰よりも知っている!その優しき木漏れ日に、ずかずかと泥靴で侵入し汚しているのはあなただ!もう二度と私の愛する恋人に近づく事は出来ないと思え!もしもう一度近付いたのなら……!」
「近付いたら?何だというの?」
いけない。これではチェイスを脅すことになる。それはもうキルディアとしないと決めたことだ。
出来ればこの場で丸眼鏡をかち割りたいところだが、この行動には意味がある。慎重に行動せねばなるまい。彼を解放して、静かに言った。
「私は怒ります。彼氏としてですが。」
「ふーん。そっか、ウォッフォンで爆破するとでも言ってくるのかと思った。」
チェイスは頭の後ろで手を組んで、つまらなそうに口を尖らせた。本当に眼鏡をかち割りたい。彼は続けた。
「怒るだけなんだ。ふーん。でもまあ、彼女には近づくよ。だってツールフットの改良がうまくいきそうなんだ!それが完成したら彼女に渡さないとね。君だって彼女が喜ぶ姿を見たいだろう?」
「あなた、先程の私の発言を聞いていませんでしたね?」
「え?」
「もう既に、私の方から完成版のナイトフットを贈呈済みです。あなたのでは歩行でさえ困難極まりないとの話でしたが、私のものを着けた彼女はとても大喜びをして、無邪気に跳ねておりました。ついつい私も、笑みが止められなかった。ご褒美にハグまで頂いて驚きました。私の責任ではありましたが、私の技術で少しでも喜んで頂けた……ので。」
バンと、チェイスが急に机を叩いたので、私は言葉を飲んだ。ゆっくりとこちらを向いた奴の顔は修羅そのものだった。
「君には確かに技術がある。僕よりも年下なのにね。それで彼女が喜んだ?ああ、いいじゃ無いの。でもね、君には重大な欠点がある。トリプルSレベルのバグだよ!君は他者を思いやる感情が抜けているの!それが無い限り、彼女に幸せはやってこない。彼女は一生苦労するんだ、君のせいでね!そして、君は同じことを繰り返すんだ!君は、自分の目的さえ果たせれば、他人なんてどうでもいいんだ。君は、人間じゃ無いんだよ!」
「そうですか。」
「ああ。君は彼女にもう甘えない方がいい。」
確かに彼の話すことにも一理あるか?しかし真に受けるまでも無い。
「禍福は糾える縄の如し……彼女はそれを理解しております。そしてあなたにとっては残念なことに、我々の絆は深海の如く揺らぎません。あなたの方こそおかしいと思いませんか?もう既に他人の恋人である人間に対して、性的に迫っているのです。既に犯罪ですよ。どうしたら皇帝を逮捕出来るのか、後でトレバーに質問したいところですが。」
「あああああああ!」と、チェイスが叫びながら頭をかきむしり始めた。私は幾分驚いて、彼から一歩離れた。非常にエキセントリックな反応である。そして彼は私を狂人のような目つきで睨んだ。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
再婚相手の連れ子は、僕が恋したレンタル彼女。――完璧な義妹は、深夜の自室で「練習」を強いてくる
まさき
恋愛
「初めまして、お兄さん。これからよろしくお願いしますね」
父の再婚によって現れた義理の妹・水瀬 凛(みなせ りん)。
清楚なワンピースを纏い、非の打ち所がない笑顔で挨拶をする彼女を見て、僕は息が止まるかと思った。
なぜなら彼女は、僕が貯金を叩いて一度だけレンタルし、その圧倒的なプロ意識と可憐さに――本気で恋をしてしまった人気No.1レンタル彼女だったから。
学校では誰もが憧れる高嶺の花。
家では親も感心するほど「理想の妹」を演じる彼女。
しかし、二人きりになった深夜のキッチンで、彼女は冷たい瞳で僕を射抜く。
「……私の仕事のこと、親に言ったらタダじゃおかないから」
秘密を共有したことで始まった、一つ屋根の下の奇妙な生活。
彼女は「さらなるスキルアップ」を名目に、僕の部屋を訪れるようになる。
「ねえ、もっと本気で抱きしめて。……そんなんじゃ、次のデートの練習にならないでしょ?」
これは、仕事(レンタル)か、演技(家族)か、それとも――。
完璧すぎる義妹に翻弄され、理性が溶けていく10日間の物語。
『著者より』
もしこの話が合えば、マイページに他の作品も置いてあります。
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/658724858
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
還暦妻と若い彼 継承される情熱
MisakiNonagase
恋愛
61歳の睦美と、20歳の悠人。ライブ会場で出会った二人の「推し活」は、いつしか世代を超えた秘め事へと変わっていった。合鍵を使い、悠人の部屋で彼を待つ睦美の幸福。
しかし、その幸せの裏側で、娘の愛美もまた、同じ男の体温に触れ始めていた。
母譲りの仕草を見せる娘に、母の面影を重ねる青年。
同じ男を共有しているとは知らぬまま、母娘は「女」としての業(さが)を露呈していく。甘いお土産が繋ぐ、美しくも醜い三角関係の幕が上がる。
病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜
来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。
望んでいたわけじゃない。
けれど、逃げられなかった。
生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。
親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。
無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。
それでも――彼だけは違った。
優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。
形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。
これは束縛? それとも、本当の愛?
穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる