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83 オンラインS紛い
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……。
「脱いだよ。ちょっと恥ずかしいけど。」
『うん、僕も脱いでる。僕の体を覚えてる?』
「あ、うん。どこもかしこも、すごい筋肉だったね。」
『その体で、今から君を抱いてあげるね。』
とは言われましても、私は実は脱いでない。引きつった顔で、ただ電話してる。でもバートの方は気分が盛り上がってるみたいで、時折変な吐息が聞こえる。
人間って面白いよね。電気を発明して、電話を発明して、インターネットを発明して、こんなことをしてる。ちょっと面白くて笑いを堪えた。
『ねえ、リアちゃん、僕のを想像しながら、自分で触ってみて。』
「え。さ、触るの……?」
『うん。僕もリアちゃんがしてくれてるって想像しながら自分のこと触ってるよ。』
「……。」
触るの……?こういうことはしたことないので無知だけど、そうか、そうして二人で気分を盛り上げて、自分で触るんだって知った。何これ。
これでバートは感じてるのかな。疑問に思った私は、彼に普通に聞いた。
「え?バートのは大きくなってるの?」
『うん、興奮してる。どうなってるか、見たい?』
「あ、いや、それは」
電話の向こうからカシャって音がして、ブーっとノアフォンが震えた。もうこれで何が起きたか理解した私は、つい笑いそうになったのを堪えた。
いやいやいや……何を私に送りつけてるの。何の画像を送りつけてるの。
『見て。』
「いやいやいや……えー見るの?えー。」
『リアちゃんって結構恥ずかしがり屋さんなんだ。それがいいところだけど。見て。』
私は画面を見た。やはりバートは彼の大きくなったそれの画像を送ってきていた。薄明かりのベッドの上で、彼の先端がこっち見てる。
……イオリの方が大きい。なんて馬鹿なことを考えてしまったんだろう。我に返った。やはりこんなことしちゃだめだ、これは良くない。
『ねえ今度はリアちゃんの写真が見た「やっぱりこれは良くないと思った。ごめん。やっぱりもう終わりにしたい。」
『え?僕のはあまり好きじゃないかな?写真より実物は大きい「大きさを気にしてるとかじゃなくて、やっぱりイオリのこと、気にしちゃうから。」
『……リアちゃんは優しいんだね、イオリは幸せ者だ。でもね、ちょっとぐらい遊んだっていい。リアちゃんは何もしなくてもいいよ、お試しってことで、僕がどんなことをするのか聞くだけでいいから。』
「……そお?」
聞くだけなら、いいのかな。
『でもイオリも罪な男だ、寂しい思いを与えて。』
「うーん、仕方ないけど。」
『……じゃあ僕、擦るから、ずっと一緒に話してね。』
「う、うん。」
バートの吐息が聞こえてる……本当に自分でやってるみたい。私はそれを聞きながら、星を見つめてる。
誰かのセクシーな吐息を聞きながら、こうして星を眺めるのは、イオリとあの屋上でした時以来だ。
彼のことを思い出した。吐息、熱い首筋、硬くなった肩。背中も熱かった。
バートはイオリに似てる。そして彼は割り切ってくれる。私は密かに、自分の太ももを撫でた。ぴくりと足先が動いた。
『はぁ……やば……もう出そう。ねえ出して欲しい?』
「え、どうぞ……。」
『出してって言ってくれないと。』
何でよ。イオリに出せって言えと言われるのはいいけど、バートはちょっと微妙『早く。』
「……。」
『お願い、今だけでいいから。』
「分かった……。ダシテクダサイ、オネガイシマス。」
『すごい棒読みだー。でもいいよ、あぁ、あぁっ!』
うるさいよ……。
何だろう、この危険な遊びは。バートは何度か大声を出した後に、ちゅっと言うリップ音をくれた。
『今度は、直接できるといいな。』
そして私のノアフォンがブーっと鳴った。また何か送られてきた?それを確認しようとノアフォンを耳から離した時に、トレーラーの梯子のところから二つの目がこちらを覗いていたのに気づいた。
「わ……!」
私は顔を引きつらせた。しかしその二つの目もピクピク痙攣している。どんどんとその顔が下から生えてきて、パジャマ姿のイオリが姿を現した。
やばい。
「ど、どうも。」
「どうもこんばんは、お嬢さん。」
イオリは屋根の上で仁王立ちになり、私を見下ろしている。あと顔がめちゃくちゃ引きつってる。やばい。
黙って見つめ合っていると、イオリが突然しゃがんで、私のノアフォンを奪った。
「あっ」
イオリは険しい顔でノアフォンを操作してる。そしてすぐに彼の顔は、驚きで激しく歪んだ。
『ああっ、あっ……!』
「え?何その声?」
「俺のセリフだ!」ペシっと軽く叩かれた。「何だこれは!?いや見ればわかるが、どうしてこんな夜更けにこの俺が男の射精シーンを見なければならないんだ!いや、その前に貴様……ァァああああ!」
「いや、その動画は知らない!欲しいって言ってないよ!」
「うるさい!」イオリはノアフォンをスピーカーにした。「おいバートと言ったな、お前。」
『そうだけど?イオリ。』
「貴様の家はどこだ?」
『何を勘違いしてるのか知らないけど、僕はリアちゃんを君から奪うつもりはないよ。それに彼女に新しい世界を教えてあげただけだ。僕のおかげで、彼女の世界が広がったはずだよ。』
「世界が広がった、ああそうなのか。俺が毎日疲れて寝てしまって、そして彼女を放っておいた結果がこれだ。分かってる、俺も同じようなことをしたことがある。だから一度の過ちでリアとの関係を諦めようとは思わない。しかし、彼女に声を聞かせたな?彼女に、命令をしたな?」
『め、命令はしてないつもりだ。懇願はした。』
「イオリ、ごめんね。」
イオリはチラッと私を睨んだ。そしてバートに言った。
「ああ思い出した、あのストリップバーの前に止めてあったサイドミラーが一つ取れたボロい水色の車のことを。ハンドルには虹色の羽がついたドリームキャッチが吊るされていた。あれは貴様の車だな?」
『えっ!?』バートの声が裏返った。『何で分かるの!?』
「正解、か。あのナンバーからして住居はトロピカルバイスの南だ。動画に写ってるその安っぽいベッドを売っている店は、この辺りだとパインバイルしかない。その辺りか?」
『もう切るね。だから僕のことは忘れて。動画も消しておく、それから画像も。それでいいだろう?ルームメイトがいるから、面倒は起こしたくない。ここを追い出されたら行くところがないんだ。』
「……もう二度と連絡を取るな。リアは俺のものだ。」
『分かってる、よく分かったから。』
通話が終わった。イオリが私にノアフォンを投げた。それをキャッチして画面を見ると、確かにバートが動画と画像を消していた。
でも新しくメッセージが来てた。『またね。』だった。何という精神力だろうか彼は。私はノアフォンを消して、そばに置いた。
彼に謝ろうと思って顔を上げて驚いた。イオリがパジャマを脱いでいたのだ。笑いもせず、ただ無言で、下着まで脱いだ。
全裸だ……と呆気に取られていると、イオリが私の前にしゃがんで、私の両手首を掴んできた。
「イオリ、少し痛い。」
「我慢しろ。そんなに欲しいか?誰のでもいいんだろう?」
「違う。」
「太ももを触っていたのは、感じていたからでは?」
「どこから見てたの?」
「太ももを触っているところから。」
じゃあちょっと勘違いされたかもしれない。
「イオリを想って、太もも触ってた。最近は私一人が我慢してるから、でもそれだけ。バートが出してって言ってって、しつこいから従った。」
「だからって……!」
「イオリも私の前でサラとキスをしたよ。」
彼は目を逸らした。
「……そ、それは悪かった。しかし、こんな……!俺が相手だと浮気しやすいか?俺が相手だったら、不満か?サラといいお前といい、俺一人じゃ満足させられないか?」
「違うよイオリ……。」
「何が違うんだ!」私を睨んで叫んだ。そして私の手首を押して、私を無理矢理寝かせると、彼は片手で私の両手首を押さえたまま、もう片方の手で私のショートパンツを脱がせてきた。
「おああ!?イオリ!」
すぐに下着も取られて、膝を押さえられて、私の奥にぐっと圧が加わった。でも柔らかい。
彼は最初から激しく腰を動かした。私は目を閉じて、慣れない激しさを感じた。
「そんなに欲しいのなら、今から濃いのをいくらでも注いでやる。喜べ、ほらこれが欲しかったんだろう!?喜べ!」
「えっでもほら、ああああ!ふふっ、あ、段々固い!」
「ほ、本当に喜ぶな!お前ぇぇぇ!いつからそんなに淫乱になったんだ!」
「それはごめんなさい!」
「お仕置きしてやる。俺でしか満足出来ないようにしてやる!」
「もう、そうだけど……!」
と言う私の言葉は掠れて消えた。何度も、何度も、それは朝日が昇るまで続いた。
「脱いだよ。ちょっと恥ずかしいけど。」
『うん、僕も脱いでる。僕の体を覚えてる?』
「あ、うん。どこもかしこも、すごい筋肉だったね。」
『その体で、今から君を抱いてあげるね。』
とは言われましても、私は実は脱いでない。引きつった顔で、ただ電話してる。でもバートの方は気分が盛り上がってるみたいで、時折変な吐息が聞こえる。
人間って面白いよね。電気を発明して、電話を発明して、インターネットを発明して、こんなことをしてる。ちょっと面白くて笑いを堪えた。
『ねえ、リアちゃん、僕のを想像しながら、自分で触ってみて。』
「え。さ、触るの……?」
『うん。僕もリアちゃんがしてくれてるって想像しながら自分のこと触ってるよ。』
「……。」
触るの……?こういうことはしたことないので無知だけど、そうか、そうして二人で気分を盛り上げて、自分で触るんだって知った。何これ。
これでバートは感じてるのかな。疑問に思った私は、彼に普通に聞いた。
「え?バートのは大きくなってるの?」
『うん、興奮してる。どうなってるか、見たい?』
「あ、いや、それは」
電話の向こうからカシャって音がして、ブーっとノアフォンが震えた。もうこれで何が起きたか理解した私は、つい笑いそうになったのを堪えた。
いやいやいや……何を私に送りつけてるの。何の画像を送りつけてるの。
『見て。』
「いやいやいや……えー見るの?えー。」
『リアちゃんって結構恥ずかしがり屋さんなんだ。それがいいところだけど。見て。』
私は画面を見た。やはりバートは彼の大きくなったそれの画像を送ってきていた。薄明かりのベッドの上で、彼の先端がこっち見てる。
……イオリの方が大きい。なんて馬鹿なことを考えてしまったんだろう。我に返った。やはりこんなことしちゃだめだ、これは良くない。
『ねえ今度はリアちゃんの写真が見た「やっぱりこれは良くないと思った。ごめん。やっぱりもう終わりにしたい。」
『え?僕のはあまり好きじゃないかな?写真より実物は大きい「大きさを気にしてるとかじゃなくて、やっぱりイオリのこと、気にしちゃうから。」
『……リアちゃんは優しいんだね、イオリは幸せ者だ。でもね、ちょっとぐらい遊んだっていい。リアちゃんは何もしなくてもいいよ、お試しってことで、僕がどんなことをするのか聞くだけでいいから。』
「……そお?」
聞くだけなら、いいのかな。
『でもイオリも罪な男だ、寂しい思いを与えて。』
「うーん、仕方ないけど。」
『……じゃあ僕、擦るから、ずっと一緒に話してね。』
「う、うん。」
バートの吐息が聞こえてる……本当に自分でやってるみたい。私はそれを聞きながら、星を見つめてる。
誰かのセクシーな吐息を聞きながら、こうして星を眺めるのは、イオリとあの屋上でした時以来だ。
彼のことを思い出した。吐息、熱い首筋、硬くなった肩。背中も熱かった。
バートはイオリに似てる。そして彼は割り切ってくれる。私は密かに、自分の太ももを撫でた。ぴくりと足先が動いた。
『はぁ……やば……もう出そう。ねえ出して欲しい?』
「え、どうぞ……。」
『出してって言ってくれないと。』
何でよ。イオリに出せって言えと言われるのはいいけど、バートはちょっと微妙『早く。』
「……。」
『お願い、今だけでいいから。』
「分かった……。ダシテクダサイ、オネガイシマス。」
『すごい棒読みだー。でもいいよ、あぁ、あぁっ!』
うるさいよ……。
何だろう、この危険な遊びは。バートは何度か大声を出した後に、ちゅっと言うリップ音をくれた。
『今度は、直接できるといいな。』
そして私のノアフォンがブーっと鳴った。また何か送られてきた?それを確認しようとノアフォンを耳から離した時に、トレーラーの梯子のところから二つの目がこちらを覗いていたのに気づいた。
「わ……!」
私は顔を引きつらせた。しかしその二つの目もピクピク痙攣している。どんどんとその顔が下から生えてきて、パジャマ姿のイオリが姿を現した。
やばい。
「ど、どうも。」
「どうもこんばんは、お嬢さん。」
イオリは屋根の上で仁王立ちになり、私を見下ろしている。あと顔がめちゃくちゃ引きつってる。やばい。
黙って見つめ合っていると、イオリが突然しゃがんで、私のノアフォンを奪った。
「あっ」
イオリは険しい顔でノアフォンを操作してる。そしてすぐに彼の顔は、驚きで激しく歪んだ。
『ああっ、あっ……!』
「え?何その声?」
「俺のセリフだ!」ペシっと軽く叩かれた。「何だこれは!?いや見ればわかるが、どうしてこんな夜更けにこの俺が男の射精シーンを見なければならないんだ!いや、その前に貴様……ァァああああ!」
「いや、その動画は知らない!欲しいって言ってないよ!」
「うるさい!」イオリはノアフォンをスピーカーにした。「おいバートと言ったな、お前。」
『そうだけど?イオリ。』
「貴様の家はどこだ?」
『何を勘違いしてるのか知らないけど、僕はリアちゃんを君から奪うつもりはないよ。それに彼女に新しい世界を教えてあげただけだ。僕のおかげで、彼女の世界が広がったはずだよ。』
「世界が広がった、ああそうなのか。俺が毎日疲れて寝てしまって、そして彼女を放っておいた結果がこれだ。分かってる、俺も同じようなことをしたことがある。だから一度の過ちでリアとの関係を諦めようとは思わない。しかし、彼女に声を聞かせたな?彼女に、命令をしたな?」
『め、命令はしてないつもりだ。懇願はした。』
「イオリ、ごめんね。」
イオリはチラッと私を睨んだ。そしてバートに言った。
「ああ思い出した、あのストリップバーの前に止めてあったサイドミラーが一つ取れたボロい水色の車のことを。ハンドルには虹色の羽がついたドリームキャッチが吊るされていた。あれは貴様の車だな?」
『えっ!?』バートの声が裏返った。『何で分かるの!?』
「正解、か。あのナンバーからして住居はトロピカルバイスの南だ。動画に写ってるその安っぽいベッドを売っている店は、この辺りだとパインバイルしかない。その辺りか?」
『もう切るね。だから僕のことは忘れて。動画も消しておく、それから画像も。それでいいだろう?ルームメイトがいるから、面倒は起こしたくない。ここを追い出されたら行くところがないんだ。』
「……もう二度と連絡を取るな。リアは俺のものだ。」
『分かってる、よく分かったから。』
通話が終わった。イオリが私にノアフォンを投げた。それをキャッチして画面を見ると、確かにバートが動画と画像を消していた。
でも新しくメッセージが来てた。『またね。』だった。何という精神力だろうか彼は。私はノアフォンを消して、そばに置いた。
彼に謝ろうと思って顔を上げて驚いた。イオリがパジャマを脱いでいたのだ。笑いもせず、ただ無言で、下着まで脱いだ。
全裸だ……と呆気に取られていると、イオリが私の前にしゃがんで、私の両手首を掴んできた。
「イオリ、少し痛い。」
「我慢しろ。そんなに欲しいか?誰のでもいいんだろう?」
「違う。」
「太ももを触っていたのは、感じていたからでは?」
「どこから見てたの?」
「太ももを触っているところから。」
じゃあちょっと勘違いされたかもしれない。
「イオリを想って、太もも触ってた。最近は私一人が我慢してるから、でもそれだけ。バートが出してって言ってって、しつこいから従った。」
「だからって……!」
「イオリも私の前でサラとキスをしたよ。」
彼は目を逸らした。
「……そ、それは悪かった。しかし、こんな……!俺が相手だと浮気しやすいか?俺が相手だったら、不満か?サラといいお前といい、俺一人じゃ満足させられないか?」
「違うよイオリ……。」
「何が違うんだ!」私を睨んで叫んだ。そして私の手首を押して、私を無理矢理寝かせると、彼は片手で私の両手首を押さえたまま、もう片方の手で私のショートパンツを脱がせてきた。
「おああ!?イオリ!」
すぐに下着も取られて、膝を押さえられて、私の奥にぐっと圧が加わった。でも柔らかい。
彼は最初から激しく腰を動かした。私は目を閉じて、慣れない激しさを感じた。
「そんなに欲しいのなら、今から濃いのをいくらでも注いでやる。喜べ、ほらこれが欲しかったんだろう!?喜べ!」
「えっでもほら、ああああ!ふふっ、あ、段々固い!」
「ほ、本当に喜ぶな!お前ぇぇぇ!いつからそんなに淫乱になったんだ!」
「それはごめんなさい!」
「お仕置きしてやる。俺でしか満足出来ないようにしてやる!」
「もう、そうだけど……!」
と言う私の言葉は掠れて消えた。何度も、何度も、それは朝日が昇るまで続いた。
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