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86 逢瀬
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PCの画面はテーブルの上で固定されており、画面左にはティーカップと皿が写っていた。多分カメラはお茶と一緒に運ばれてきたお砂糖に仕込まれてるのだろう、お砂糖視点だ。
奥には大きめのベッドが写っていて、初めて会った時とは打って変わって白いシルクのドレス姿のラズベリーが頬を赤くして、少し離れて立っているスーツ姿のシードロヴァに熱のある視線を送っている。
「すごいね、見れたね。」
「ああ。カメラはテーブルの上の調味料に仕込んだのだな、ホテルクルーに扮した仲間が見える様に置いてくれた。」
「なるほど。」
『ねえ、』ラズベリーの声が聞こえた。『もう夫婦なのですから、それらしいことをしませんか?』
「イオリ、録画した方がいいんじゃないの?もう始まっちゃうよ。」
「ばか、焦るな。それに録画はもうオンにしてある。」
その時、イオリが肩を震わせているのが分かったので彼の顔を覗くと、思った通り笑いを堪えていた。私も笑って、彼の背中をベシッと叩いた。
「いや、すまない、ふふっ……しかしシードロヴァのそういう部分を覗き見するのがもう、はっはっは……!」
「笑いすぎー。」
するとラズベリーが大胆に股を広げた。わお。しかも彼女はドレスの裾を上げて、片足の太腿まで曝け出している。私は大人の女性の誘い方を目の当たりにして、絶句した。
しかしシードロヴァはノアフォンばかり操作して、それに気づいていない。そして彼は聞いた。
『カタリーナ、資金の移動をお願いします。そのために私は時間を割いてここまで来たのです。終了後は速やかに部屋から立ち去ります。後はお好きに、この部屋でお過ごしください。』
『資金が欲しいのなら、私を見てくださいませ。』
『見て何を……。』とシードロヴァがラズベリーを見た。そして固まってしまった。そしてイオリが震えたのでベシッと叩いた。
ラズベリーは妖しげに微笑んでいる。このカメラの角度からはシードロヴァの顔が見えないけど、背中からひしひしと何してるんだこの人、というオーラが漂っている。
『……資金が欲しいのでしょう?』
シードロヴァはノアフォンに視線を戻した。
『私が欲しいのは資金です。あなたではありません。』
今度は私の方が震えた。イオリに叩かれた。だってなんか面白かったんだもん。
ラズベリーはその言葉を聞いても、余裕そうな笑みを浮かべている。
『聡明なあなたですから、お分かりでしょうに。あなたがどうすれば、ボードンから資金を得られるのか、その仕組みを。』
『仕組み?送金手段ですか?それは認証システムを利用してサーバーから『その仕組みではありませんの。』
「ちょっと面白くない?」
たまらずにイオリに聞いた。イオリは「少しな」と言って、にやけたまま画面を見つめている。
焦ったいのか、ラズベリーはベッドから降りて、シードロヴァに近付いた。でも彼は後退りをして、距離をとった。全然夫婦っぽく見えなかった。ラズベリーは眉を顰めた。
『私はあなたの妻ですわ。なのに、こういう時にだけしか私という存在を求めないのは、一体どういうことですの?それに夫婦間のスキンシップ、キスでさえ未だにしたことがありません。これで夫婦と呼べますの?』
『私はこういう人間です。色恋、情愛、肉体に何の興味もない。この世で一番美しいのは、コアレコードです。この世界のソースコード、それこそ、私が恍惚になれる、素晴らしい旋律だ。私はあの計画でそれに干渉することで、魂が満たされるのです。』
『それも美しいですわね、でも私も美しいのよ?』
ラズベリーの積極性がすごい。つい見習いたくなる。サラも同じ様なところがあるけど、どうしたらそんなに自分に自信が持てるのだろうか。ちょっと興味が湧いてきた。
『な、何を……!』
突然ラズベリーがシードロヴァのシャツのボタンを外し始めた。シードロヴァはラズベリーの両手首を掴んだ。すると彼女が叫んだ。
『わたくしを目の前にしても何もしたがらないなんて、あなたはゲイなの!?』
「イオリ、スキャンダルかもよ。」
「いや、彼はゲイじゃない……はっはっは。」
シードロヴァは暴れる彼女を押さえながら答えた。
『私の話が通じませんか。それならそれで構わない。変に私の世界に干渉されても時間が無駄なだけだ。資金の送金に同意願えないなら、夫婦を辞めるまで。しかしそれでは、結婚を理由にあなたが財閥の理事になれたのが、白紙に戻ってしまいますね。』
『あなただって、ノアズに居場所がなくなるわ。』
『ノアズが簡単に私を追い出せるとでも?私がノアズから出る前に、あなたが財閥の中で萎れゆく方が早い。ボードンの後継者は他にもいますからね。あなたよりも堅実な、あなたの妹が。ふふ、共に枯れゆくのも夫婦故か。』
『……酷いわ。よくも、言ってくれたわね。わたくしは、結婚する相手を間違えたのかしら?』
『いいえ、私には資金が、あなたには結婚という信憑性が必要だった。最高の相性ではありませんか。』
『あなたは化け物よ。でもわたくしも、獣ね。確かに最高の相性かもしれないわね。』
シードロヴァはラズベリーの両手を解放した。彼女はまだ彼を睨んでいる。しかし気にせずに、シードロヴァはノアフォンを操作し始めた。
『誰に連絡を取るのかしら?今は、わたくしとの時間ではありませんの?』
『旧友です。』
その時だった。我々が待機している部屋の電話がプルルルと鳴った。同時に、画面のシードロヴァがノアフォンを耳に当てている。イオリと目が合った。イオリは迷ってから、電話の方へ行って、受話器を取り、スピーカーにした。
「はい?……」
するとイオリの言葉に、画面内のシードロヴァが反応した。
『見ているのでしょう?覗き見した事は水に流しますから、私を助けなさい。』
「は?……久しぶりだな。」
『久々の逢瀬を分かち合っている場合ではありません。』
「逢瀬って、気持ち悪いな……ばれてたのなら仕方あるまい。いいか、この際だから言っておく。貴様、俺の家を燃やしただろ!何考えているんだ!ああ!?」
『確かに爆破しました。しかしそれはあなたを気遣ってのことです。更に証拠が出ては、あなたが犯人になってしまう可能性がありました。エミリも無事でしたよ。』
「は!?何が無事でしたよだ!だからって爆破していいと思っているのか!俺を犯人にしたくなかっただと!?頭がいいなら別の方法を考えろ、こんんのぉぉぉぉ!」
『結局その件も全てのあなたの罪もカタリーナがもみ消した。もういいではありませんか。今夜だけ、私を助けなさい。それと私からも一言。あのレモン飴を使って、グレイタウンでノアズの人間を手にかけましたね?』
「え?あ、ああ、あれは……『酷く、失望しました。あそこで息絶えた職員は怠慢勤務で罪人の様なものですから心残りはありませんが、その件、ノアズは死因が分からず、私としては結果に関しては満足ですが、あなたがそれを使って罪を重ねるとは。私は……。』
「だからそれは俺じゃ『レモン飴は、他のFOCの人間も使っていますか?直ちに答えなさい。』
「それはない。俺らだけだ。俺とリア。」
『ああ、その様な女性がいましたね……。』
と、シードロヴァは通話をしたまま部屋から出ようと歩いて行った。ラズベリーは大きなため息を彼の背中にぶつけて、仏頂面でベッドに座った。
画面の部屋にはもうラズベリーしか残っていない。イオリはそれを横目で見た。
『イオリ、おかげ様で、部屋から出られました。最後に聞きたい。あなたは、誰に人生を捧げるおつもりですか?』
「……何を言ってるんだ。俺の人生がめちゃくちゃになったのは、ノアズが俺を罪人だと決めつけたことがきっかけだ。俺が立ち直れたのは、FOCがあったから。」
『私の秘書のレイモンドから情報を入手しましたね。あなたが。』
「ああ、その通りだ。彼は無事に帰ってきたか?」
『帰ってきましたが、解雇しました。それで答えは?』
「……今は、オリオン様だ。」
『承知しました。それでは良い人生を。』
通話は途切れた。私は録画したビデオの最後らへんを編集で削除した。シードロヴァと会話したことがバレたら大変だから。
イオリは受話器を片手に持ったまま、どこかを真剣に見つめた。話し方によってはノアズに戻れたかもしれないと考えているのかな。電話のスピーカーからは、ツーツーと音が続いていた。
奥には大きめのベッドが写っていて、初めて会った時とは打って変わって白いシルクのドレス姿のラズベリーが頬を赤くして、少し離れて立っているスーツ姿のシードロヴァに熱のある視線を送っている。
「すごいね、見れたね。」
「ああ。カメラはテーブルの上の調味料に仕込んだのだな、ホテルクルーに扮した仲間が見える様に置いてくれた。」
「なるほど。」
『ねえ、』ラズベリーの声が聞こえた。『もう夫婦なのですから、それらしいことをしませんか?』
「イオリ、録画した方がいいんじゃないの?もう始まっちゃうよ。」
「ばか、焦るな。それに録画はもうオンにしてある。」
その時、イオリが肩を震わせているのが分かったので彼の顔を覗くと、思った通り笑いを堪えていた。私も笑って、彼の背中をベシッと叩いた。
「いや、すまない、ふふっ……しかしシードロヴァのそういう部分を覗き見するのがもう、はっはっは……!」
「笑いすぎー。」
するとラズベリーが大胆に股を広げた。わお。しかも彼女はドレスの裾を上げて、片足の太腿まで曝け出している。私は大人の女性の誘い方を目の当たりにして、絶句した。
しかしシードロヴァはノアフォンばかり操作して、それに気づいていない。そして彼は聞いた。
『カタリーナ、資金の移動をお願いします。そのために私は時間を割いてここまで来たのです。終了後は速やかに部屋から立ち去ります。後はお好きに、この部屋でお過ごしください。』
『資金が欲しいのなら、私を見てくださいませ。』
『見て何を……。』とシードロヴァがラズベリーを見た。そして固まってしまった。そしてイオリが震えたのでベシッと叩いた。
ラズベリーは妖しげに微笑んでいる。このカメラの角度からはシードロヴァの顔が見えないけど、背中からひしひしと何してるんだこの人、というオーラが漂っている。
『……資金が欲しいのでしょう?』
シードロヴァはノアフォンに視線を戻した。
『私が欲しいのは資金です。あなたではありません。』
今度は私の方が震えた。イオリに叩かれた。だってなんか面白かったんだもん。
ラズベリーはその言葉を聞いても、余裕そうな笑みを浮かべている。
『聡明なあなたですから、お分かりでしょうに。あなたがどうすれば、ボードンから資金を得られるのか、その仕組みを。』
『仕組み?送金手段ですか?それは認証システムを利用してサーバーから『その仕組みではありませんの。』
「ちょっと面白くない?」
たまらずにイオリに聞いた。イオリは「少しな」と言って、にやけたまま画面を見つめている。
焦ったいのか、ラズベリーはベッドから降りて、シードロヴァに近付いた。でも彼は後退りをして、距離をとった。全然夫婦っぽく見えなかった。ラズベリーは眉を顰めた。
『私はあなたの妻ですわ。なのに、こういう時にだけしか私という存在を求めないのは、一体どういうことですの?それに夫婦間のスキンシップ、キスでさえ未だにしたことがありません。これで夫婦と呼べますの?』
『私はこういう人間です。色恋、情愛、肉体に何の興味もない。この世で一番美しいのは、コアレコードです。この世界のソースコード、それこそ、私が恍惚になれる、素晴らしい旋律だ。私はあの計画でそれに干渉することで、魂が満たされるのです。』
『それも美しいですわね、でも私も美しいのよ?』
ラズベリーの積極性がすごい。つい見習いたくなる。サラも同じ様なところがあるけど、どうしたらそんなに自分に自信が持てるのだろうか。ちょっと興味が湧いてきた。
『な、何を……!』
突然ラズベリーがシードロヴァのシャツのボタンを外し始めた。シードロヴァはラズベリーの両手首を掴んだ。すると彼女が叫んだ。
『わたくしを目の前にしても何もしたがらないなんて、あなたはゲイなの!?』
「イオリ、スキャンダルかもよ。」
「いや、彼はゲイじゃない……はっはっは。」
シードロヴァは暴れる彼女を押さえながら答えた。
『私の話が通じませんか。それならそれで構わない。変に私の世界に干渉されても時間が無駄なだけだ。資金の送金に同意願えないなら、夫婦を辞めるまで。しかしそれでは、結婚を理由にあなたが財閥の理事になれたのが、白紙に戻ってしまいますね。』
『あなただって、ノアズに居場所がなくなるわ。』
『ノアズが簡単に私を追い出せるとでも?私がノアズから出る前に、あなたが財閥の中で萎れゆく方が早い。ボードンの後継者は他にもいますからね。あなたよりも堅実な、あなたの妹が。ふふ、共に枯れゆくのも夫婦故か。』
『……酷いわ。よくも、言ってくれたわね。わたくしは、結婚する相手を間違えたのかしら?』
『いいえ、私には資金が、あなたには結婚という信憑性が必要だった。最高の相性ではありませんか。』
『あなたは化け物よ。でもわたくしも、獣ね。確かに最高の相性かもしれないわね。』
シードロヴァはラズベリーの両手を解放した。彼女はまだ彼を睨んでいる。しかし気にせずに、シードロヴァはノアフォンを操作し始めた。
『誰に連絡を取るのかしら?今は、わたくしとの時間ではありませんの?』
『旧友です。』
その時だった。我々が待機している部屋の電話がプルルルと鳴った。同時に、画面のシードロヴァがノアフォンを耳に当てている。イオリと目が合った。イオリは迷ってから、電話の方へ行って、受話器を取り、スピーカーにした。
「はい?……」
するとイオリの言葉に、画面内のシードロヴァが反応した。
『見ているのでしょう?覗き見した事は水に流しますから、私を助けなさい。』
「は?……久しぶりだな。」
『久々の逢瀬を分かち合っている場合ではありません。』
「逢瀬って、気持ち悪いな……ばれてたのなら仕方あるまい。いいか、この際だから言っておく。貴様、俺の家を燃やしただろ!何考えているんだ!ああ!?」
『確かに爆破しました。しかしそれはあなたを気遣ってのことです。更に証拠が出ては、あなたが犯人になってしまう可能性がありました。エミリも無事でしたよ。』
「は!?何が無事でしたよだ!だからって爆破していいと思っているのか!俺を犯人にしたくなかっただと!?頭がいいなら別の方法を考えろ、こんんのぉぉぉぉ!」
『結局その件も全てのあなたの罪もカタリーナがもみ消した。もういいではありませんか。今夜だけ、私を助けなさい。それと私からも一言。あのレモン飴を使って、グレイタウンでノアズの人間を手にかけましたね?』
「え?あ、ああ、あれは……『酷く、失望しました。あそこで息絶えた職員は怠慢勤務で罪人の様なものですから心残りはありませんが、その件、ノアズは死因が分からず、私としては結果に関しては満足ですが、あなたがそれを使って罪を重ねるとは。私は……。』
「だからそれは俺じゃ『レモン飴は、他のFOCの人間も使っていますか?直ちに答えなさい。』
「それはない。俺らだけだ。俺とリア。」
『ああ、その様な女性がいましたね……。』
と、シードロヴァは通話をしたまま部屋から出ようと歩いて行った。ラズベリーは大きなため息を彼の背中にぶつけて、仏頂面でベッドに座った。
画面の部屋にはもうラズベリーしか残っていない。イオリはそれを横目で見た。
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「……何を言ってるんだ。俺の人生がめちゃくちゃになったのは、ノアズが俺を罪人だと決めつけたことがきっかけだ。俺が立ち直れたのは、FOCがあったから。」
『私の秘書のレイモンドから情報を入手しましたね。あなたが。』
「ああ、その通りだ。彼は無事に帰ってきたか?」
『帰ってきましたが、解雇しました。それで答えは?』
「……今は、オリオン様だ。」
『承知しました。それでは良い人生を。』
通話は途切れた。私は録画したビデオの最後らへんを編集で削除した。シードロヴァと会話したことがバレたら大変だから。
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