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第3話 特典がクソ
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「ーーミハエルじいちゃん」
「はい。聖女様」
「浄化を急ぐものがあるなら、見てみたい」
「ーーさようでございますか」
「え!?教皇!何を言ってるんです!聖女様はまだ神力が使えないんですよ!魔蝕に呑まれるのがオチでしょう!」
慌てるクリスを気にせずに、教皇はおれの首に銀の首飾りをかけた。胸元にずっしりと竜のモチーフがくる。
「ーー時空竜の女神様より聖女様に下げ渡される首飾り『聖女の証』にございます。この世にひとつ、聖女様にしか身に付けられない神の宝です」
「ーーありがと……。なんか、しっくりくる感じだ」
銀色の竜なんて趣味じゃない、完全に厨二病アイテムじゃないか。ーーだけど、はじめて見るものなのに、なんだか懐かしい。そんなことってマジであるんだな。
「お聡い聖女様は気づかれましたか。ーーこの奥の間に、魔蝕に毒された御方がいらっしゃいます」
「ーー毒された?死んでないのか?」
「はい。ご自身の魔力を盾にして魔蝕に蝕まれるのを防いでおいでですが……、時間の問題でしてーー」
「魔蝕ってどんなの?さわれる系?」
「闇です。これ以上恐ろしいものなどないほどの、闇……、恐怖……」
脅すような口調でミハエルじいちゃんが語ってくれるけど、子供に話すような戒めのおとぎ話なんかじゃなくて、本気でそう思ってるひとの言い方だ。
「ーー聖女として覚醒してないおれなら殺される?」
「いえ……。推測になりますが、あの御方の状態が普通では考えられないことですからーー……。それこそ聖女様に害をなさないようになさるでしょう」
「そうーー。案内してくれ」
「えーーっ!話を聞いてましたか!」
だした結論に、横からキャンキャン否定されると、身体が脱力してくるな。
「ごちゃごちゃうるさい」
「ーー聖女様、奥の間を開けますが、ここからは私と王太子殿下しかはいれません」
「あっそ」
「他の者は魔蝕に抵抗できませんから」
「ふうん……」
このおじいちゃんがそこまでいうものと、おれはこれから対峙していかなきゃならないんだ……。ひとりでーー?
ーーいや、ひとりのほうが気が楽だよ……。どうせこの世界にはおれを理解してくれるひとなんかいない。ただ、聖女の仕事をやってほしいだけなんだろうしーー、さ……。
ガガッーー……、と奥の重厚なドアが自動で開く。
「ーー電気あるの?」
ドアの向こうには廊下があった。暗くて奥がさっぱりわからない。ランタンでも持って歩くのかな?ーーそう思った瞬間、廊下の壁が光りだした。
「魔導具を仕込んでおります」
ランプが等間隔に付けられていて、それがオレンジ色の光を放っている。ドアをくぐり、ランプを見上げてみると、中身は電球じゃなくてやわらかい光っぽい。ゆらゆらと燃えるように光っているんだけど、これがーー魔法なのか……?
「じゃあ、エネルギーはすべて魔法なんだ」
「はい」
「魔法は全人類が使えるのか?」
「いいえ。魔力器官がないものは使えませんし、器官があっても魔力量は個人差ですので……」
「まさか、王族だけチートとか?」
「王族、貴族は多いですね」
「ふうん。神様も贔屓するんだな」
「ーー聖女様、口をつつしんでください」
クリスが会話にはいってきた。はいはい、悪口だと思うんだろ?事実ですけどね。
それにしても、長い廊下だなーー……。
歩くたびにカツカツと石畳から硬い音が鳴る。クリスの履いてるブーツかーー、ああ、おれよく見ると靴がないじゃん。じゃあ、やっぱり家のなかにいて召喚されたんだーー。花蓮と葛城は一緒にいたみたいだし、兵馬は外に飛び出して……。
「ーー50年後か」
無意識にポロッとでた言葉に、隣を歩く教皇が反応した。
「戻るおつもりで?」
尋ねてはきてるけど、マジだとは思ってなさそうな顔だ。どっちかって言うと、おれのことを聞いておきたいって感じがするよ。
「……会いたいひとがいる」
「そうでございますか……」
クリスがとんでもない顔をしてるけど、教皇は芯から申し訳なさそうな表情をしてくれた。
「ふふっ。50年も経てば忘れるだろーー、って顔してるな」
「そんなことはありません。ただ、ーー我々にはあなたが必要です」
「っていうか、任期はあるの?」
「いえーー、先代におかれましてもお命のある限り、使命をまっとうしていただきました」
「死ぬまで聖女なのか!」
ドン引きの案件だな……。
「それで特典がこいつの妃って、ーーもっと働きにみあったものをくださいませ」
「私の妃では足らないと?」
「あたりまえだ。この世界の半分はおれの好きにできるんだろ?」
「なんてことを言ってるんです!」
「そうなりますね」
「教皇!あなたもよけいなことを言わないでください!」
「聖女ルート様にごまかしはききませんよ。ソラリス教をこの世界の人口の半分が信仰していると聞いて、理解したのでしょう?」
「うん。この世界、聖女がいる地域といらない地域があるんじゃないか?」
「その通りにございます。南の熱帯地域では、魔蝕はでないのです」
「暑さに弱いのか……、それとも、人口が集中している先進国に多いのか……」
「本当に、何も教えなくとも理解するとはーー……」
「人間って多くなればなるほど、いざこざが絶えない生き物だもんな」
「はいーー、その通りにございます」
「ーー聖女様は、……賢いお方ですね」
目を見張りながら、クリスに言われる。おや、おれのことをちょっとは認めたのか?
「そりゃどうも」
「だからといって、賢さで浄化はできませんよ」
自分もできないのに、偉そうだな。
「?」
廊下の奥に両開きの扉が見えた。一見、普通の立派な扉に見えるんだけど、隙間から出てくる空気が、どす黒くよどんでないか?
「教皇、大丈夫なのですか?」
「私の結界であれ以上悪くはならないようにしていますが……、それでも……」
「やはり、聖女様の身動きをとれなくしてーー」
物騒な相談ならおれに聞こえないようにすればいいのにな。ーーたぶん、魔法を使われたら、おれも言うことを聞くしかないんだろうけど。
ーーこの扉の奥だ。これ次第でおれも腹をくくらなきゃならないのかーー?
「扉を開けますが……。聖女様、無理だと思われたら絶対に扉の中には入らないでください」
「無理だと思う余裕はあるんだな」
「聖女の証を、必ず握りしめていてください……」
ゴゴゴ………。
扉が開く。
「あ……」
中はドーム状の部屋になっていて天井が高く、一面に天使のような子供がたくさん描かれた絵画があった。柱には女性の白い彫像ーー、こちらの女神様かな……。
そして、中央に置かれた寝台には横たわっている人がいる。きれいな顔をしてるけど、男性だ。
「ーー聖女様」
「いけるよ」
おれがスタスタ歩いていくもんだから、さすがに教皇も慌てている。んーー、でもさ、おれ怖くないよ。むしろ、この黒い空気、おれを避けてないか?
近づいて見ると、黒髪のその人は、青白い顔をしていて身動ぎ一つしない。だけど、目を閉じていてもわかるほど、ヤバいぐらい端正な顔立ちをしているんだ。超イケメンだな……。服はクリスと違ってシンプルな黒い騎士服、でも、あちこちが破けててボロボロだ。
ーー……、あれ?
振り返ってクリスの顔を見ると、彼が頷いた。
「兄の、アレクセイです」
たしかに似てる、ーーいや、こっちのほうが美形だけど。
「この人を浄化しないといけないのか……」
死んでないのが不思議なぐらい、真っ青なそのひとの身体から、ときおり黒いもやのようなものが見える。
「ーー数日前、ここより数十キロ離れたワーツ村の近森に魔蝕が発生しました。普通の魔蝕は太陽の下には来ません。ですが、今回は想像以上に広がり、結界内に留めることができなくなりました」
ーーふむふむ。結界とな?
「聖女様がおられない間、魔蝕は結界内に封じ込めて、聖女様が来られるのをお待ち申し上げるのですがーー。今回は魔蝕が民家まで広がってしまい、アレクセイ殿下が強力な結界を張って民を助けてくださいました。しかし、そのときかなりの魔蝕に侵されてしまい、一命はとりとめておられますが、早く浄化しないとこのままでは……」
「ーーこの人から魔蝕を取り除いてほしいから、さっさと浄化できるようになれってことかーー」
「ーー結界魔法は兄をおいて右に出るものはおりません。ほとんどの魔蝕は結界内に封じました。しかし……」
「封じれなかった魔蝕を自分の中に移したんだ」
クリスがつらそうに項垂れているけど、おまえ、兄ちゃんの近くまで来れないんだ。ーーいや、ここまで来たいって顔はしてる。でも、できないーー、歯がゆい思いをしてるんだろうなーー……。
教皇はおれのすぐ後ろにいて、何かあったときにすぐ対処できるようにしてんだろう、さっきまでなかった銀色の錫杖を手にしてるし。
おれは横たわるアレクセイ殿下をじっと見た。
生命の欠片も感じられないのに、かろうじて呼吸はしているーー。……魔蝕に蝕まれるのを自分の魔力で防いでいるんだ。
よくわからないけど、このひとかなりすげーひとなんじゃないか?このひとでもだめなものと、おれは戦うの?おれってば、加賀琉生斗18歳☆どこにでもいる普通の男子高校生よ♡ーーなんだけどな……。
「はい。聖女様」
「浄化を急ぐものがあるなら、見てみたい」
「ーーさようでございますか」
「え!?教皇!何を言ってるんです!聖女様はまだ神力が使えないんですよ!魔蝕に呑まれるのがオチでしょう!」
慌てるクリスを気にせずに、教皇はおれの首に銀の首飾りをかけた。胸元にずっしりと竜のモチーフがくる。
「ーー時空竜の女神様より聖女様に下げ渡される首飾り『聖女の証』にございます。この世にひとつ、聖女様にしか身に付けられない神の宝です」
「ーーありがと……。なんか、しっくりくる感じだ」
銀色の竜なんて趣味じゃない、完全に厨二病アイテムじゃないか。ーーだけど、はじめて見るものなのに、なんだか懐かしい。そんなことってマジであるんだな。
「お聡い聖女様は気づかれましたか。ーーこの奥の間に、魔蝕に毒された御方がいらっしゃいます」
「ーー毒された?死んでないのか?」
「はい。ご自身の魔力を盾にして魔蝕に蝕まれるのを防いでおいでですが……、時間の問題でしてーー」
「魔蝕ってどんなの?さわれる系?」
「闇です。これ以上恐ろしいものなどないほどの、闇……、恐怖……」
脅すような口調でミハエルじいちゃんが語ってくれるけど、子供に話すような戒めのおとぎ話なんかじゃなくて、本気でそう思ってるひとの言い方だ。
「ーー聖女として覚醒してないおれなら殺される?」
「いえ……。推測になりますが、あの御方の状態が普通では考えられないことですからーー……。それこそ聖女様に害をなさないようになさるでしょう」
「そうーー。案内してくれ」
「えーーっ!話を聞いてましたか!」
だした結論に、横からキャンキャン否定されると、身体が脱力してくるな。
「ごちゃごちゃうるさい」
「ーー聖女様、奥の間を開けますが、ここからは私と王太子殿下しかはいれません」
「あっそ」
「他の者は魔蝕に抵抗できませんから」
「ふうん……」
このおじいちゃんがそこまでいうものと、おれはこれから対峙していかなきゃならないんだ……。ひとりでーー?
ーーいや、ひとりのほうが気が楽だよ……。どうせこの世界にはおれを理解してくれるひとなんかいない。ただ、聖女の仕事をやってほしいだけなんだろうしーー、さ……。
ガガッーー……、と奥の重厚なドアが自動で開く。
「ーー電気あるの?」
ドアの向こうには廊下があった。暗くて奥がさっぱりわからない。ランタンでも持って歩くのかな?ーーそう思った瞬間、廊下の壁が光りだした。
「魔導具を仕込んでおります」
ランプが等間隔に付けられていて、それがオレンジ色の光を放っている。ドアをくぐり、ランプを見上げてみると、中身は電球じゃなくてやわらかい光っぽい。ゆらゆらと燃えるように光っているんだけど、これがーー魔法なのか……?
「じゃあ、エネルギーはすべて魔法なんだ」
「はい」
「魔法は全人類が使えるのか?」
「いいえ。魔力器官がないものは使えませんし、器官があっても魔力量は個人差ですので……」
「まさか、王族だけチートとか?」
「王族、貴族は多いですね」
「ふうん。神様も贔屓するんだな」
「ーー聖女様、口をつつしんでください」
クリスが会話にはいってきた。はいはい、悪口だと思うんだろ?事実ですけどね。
それにしても、長い廊下だなーー……。
歩くたびにカツカツと石畳から硬い音が鳴る。クリスの履いてるブーツかーー、ああ、おれよく見ると靴がないじゃん。じゃあ、やっぱり家のなかにいて召喚されたんだーー。花蓮と葛城は一緒にいたみたいだし、兵馬は外に飛び出して……。
「ーー50年後か」
無意識にポロッとでた言葉に、隣を歩く教皇が反応した。
「戻るおつもりで?」
尋ねてはきてるけど、マジだとは思ってなさそうな顔だ。どっちかって言うと、おれのことを聞いておきたいって感じがするよ。
「……会いたいひとがいる」
「そうでございますか……」
クリスがとんでもない顔をしてるけど、教皇は芯から申し訳なさそうな表情をしてくれた。
「ふふっ。50年も経てば忘れるだろーー、って顔してるな」
「そんなことはありません。ただ、ーー我々にはあなたが必要です」
「っていうか、任期はあるの?」
「いえーー、先代におかれましてもお命のある限り、使命をまっとうしていただきました」
「死ぬまで聖女なのか!」
ドン引きの案件だな……。
「それで特典がこいつの妃って、ーーもっと働きにみあったものをくださいませ」
「私の妃では足らないと?」
「あたりまえだ。この世界の半分はおれの好きにできるんだろ?」
「なんてことを言ってるんです!」
「そうなりますね」
「教皇!あなたもよけいなことを言わないでください!」
「聖女ルート様にごまかしはききませんよ。ソラリス教をこの世界の人口の半分が信仰していると聞いて、理解したのでしょう?」
「うん。この世界、聖女がいる地域といらない地域があるんじゃないか?」
「その通りにございます。南の熱帯地域では、魔蝕はでないのです」
「暑さに弱いのか……、それとも、人口が集中している先進国に多いのか……」
「本当に、何も教えなくとも理解するとはーー……」
「人間って多くなればなるほど、いざこざが絶えない生き物だもんな」
「はいーー、その通りにございます」
「ーー聖女様は、……賢いお方ですね」
目を見張りながら、クリスに言われる。おや、おれのことをちょっとは認めたのか?
「そりゃどうも」
「だからといって、賢さで浄化はできませんよ」
自分もできないのに、偉そうだな。
「?」
廊下の奥に両開きの扉が見えた。一見、普通の立派な扉に見えるんだけど、隙間から出てくる空気が、どす黒くよどんでないか?
「教皇、大丈夫なのですか?」
「私の結界であれ以上悪くはならないようにしていますが……、それでも……」
「やはり、聖女様の身動きをとれなくしてーー」
物騒な相談ならおれに聞こえないようにすればいいのにな。ーーたぶん、魔法を使われたら、おれも言うことを聞くしかないんだろうけど。
ーーこの扉の奥だ。これ次第でおれも腹をくくらなきゃならないのかーー?
「扉を開けますが……。聖女様、無理だと思われたら絶対に扉の中には入らないでください」
「無理だと思う余裕はあるんだな」
「聖女の証を、必ず握りしめていてください……」
ゴゴゴ………。
扉が開く。
「あ……」
中はドーム状の部屋になっていて天井が高く、一面に天使のような子供がたくさん描かれた絵画があった。柱には女性の白い彫像ーー、こちらの女神様かな……。
そして、中央に置かれた寝台には横たわっている人がいる。きれいな顔をしてるけど、男性だ。
「ーー聖女様」
「いけるよ」
おれがスタスタ歩いていくもんだから、さすがに教皇も慌てている。んーー、でもさ、おれ怖くないよ。むしろ、この黒い空気、おれを避けてないか?
近づいて見ると、黒髪のその人は、青白い顔をしていて身動ぎ一つしない。だけど、目を閉じていてもわかるほど、ヤバいぐらい端正な顔立ちをしているんだ。超イケメンだな……。服はクリスと違ってシンプルな黒い騎士服、でも、あちこちが破けててボロボロだ。
ーー……、あれ?
振り返ってクリスの顔を見ると、彼が頷いた。
「兄の、アレクセイです」
たしかに似てる、ーーいや、こっちのほうが美形だけど。
「この人を浄化しないといけないのか……」
死んでないのが不思議なぐらい、真っ青なそのひとの身体から、ときおり黒いもやのようなものが見える。
「ーー数日前、ここより数十キロ離れたワーツ村の近森に魔蝕が発生しました。普通の魔蝕は太陽の下には来ません。ですが、今回は想像以上に広がり、結界内に留めることができなくなりました」
ーーふむふむ。結界とな?
「聖女様がおられない間、魔蝕は結界内に封じ込めて、聖女様が来られるのをお待ち申し上げるのですがーー。今回は魔蝕が民家まで広がってしまい、アレクセイ殿下が強力な結界を張って民を助けてくださいました。しかし、そのときかなりの魔蝕に侵されてしまい、一命はとりとめておられますが、早く浄化しないとこのままでは……」
「ーーこの人から魔蝕を取り除いてほしいから、さっさと浄化できるようになれってことかーー」
「ーー結界魔法は兄をおいて右に出るものはおりません。ほとんどの魔蝕は結界内に封じました。しかし……」
「封じれなかった魔蝕を自分の中に移したんだ」
クリスがつらそうに項垂れているけど、おまえ、兄ちゃんの近くまで来れないんだ。ーーいや、ここまで来たいって顔はしてる。でも、できないーー、歯がゆい思いをしてるんだろうなーー……。
教皇はおれのすぐ後ろにいて、何かあったときにすぐ対処できるようにしてんだろう、さっきまでなかった銀色の錫杖を手にしてるし。
おれは横たわるアレクセイ殿下をじっと見た。
生命の欠片も感じられないのに、かろうじて呼吸はしているーー。……魔蝕に蝕まれるのを自分の魔力で防いでいるんだ。
よくわからないけど、このひとかなりすげーひとなんじゃないか?このひとでもだめなものと、おれは戦うの?おれってば、加賀琉生斗18歳☆どこにでもいる普通の男子高校生よ♡ーーなんだけどな……。
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