(完結)主人公の当て馬幼なじみの俺は、出番がなくなったので自分の領地でのんびりしたいと思います。

濃子

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魔法とアザ花種 編

番外編 おやすみには海♡デート 後編☆

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 あ、熱いな……。


 身体のナカがうねるように燃えている。


 キサラのモノを全部寄越せと俺のナカがうずく。ヤバいぐらいにキュンキュンしてるよ。


「ーーキサラ……」
「……水か?」
「星が、きれいだな……」

 俺の視界、すべてが満天の星だ。そして、その中心にはキサラがいる。俺のことを大切に、ときに強引に抱いてくれる愛しい婚約者が……。

「そうだな……」
 見上げる横顔に、心臓がとまりそうになる。神様の彫刻みたいに神々しいじゃんか……。


 まっ、おまえにそんな満ち足りた表情をさせるのは、この世には俺しかいないだろうけど。


「ーーん……」
「もう、動くのか?」
「動いてないのーー」
 勝手に動いちゃうんだよ~~~。ギュンギュンって、キサラの棒を締めつけたり緩めたりして、遊んでるみたいだけど、本人は動かす気ゼロなのよ。

「悪いやつだーー」
「えーー」
 お仕置きか?もち、オッケーだ。

「何をしてやろうかーー」
「なんだ決まってないのか?じゃあ、舐めさーーー」
「なしだ」
 早すぎる返し、さすがはキサラだな。

「なんでだよ!いいじゃないか!俺だってキサラのをのんでみーー」
 口を思いっきり塞がれる。はいはい、この続きは聞きたくないんですよね。

「ーーアディ……」
「なんだよーー」
「あまり、煽るなーー」
「どこがですかーー」
 ゾクッとくる目に、俺の心が飛び跳ねる。俺のハートがこんなにドキドキしてるって、キサラは知ってるのかねーー?

「ーーそれにしてもすごい星だ……」
 沈んでいく夕日をふたりで見て、魚介のアヒージョにサクサクのパンをつけながら食べて、やわらかい葉っぱの上で寝る(サバイバルでも活用される、ネムネムネムの葉っぱを集めて布団にするの。嘘みたいにやわらかいんだぜ)。


「ーーここ楽園?」
 しっかり用意してくれてたなんて、キサラったらカワイイやつだよなーー♡
「そうかもな」
 くすり、とキサラが笑う。はじめて会った頃より、心を開いた笑みに俺はニヤける。

「ずっと、一緒にいようなーー」
「ああ」
「じいちゃんになったからって、若いのにいくんじゃないぞ」
「お互いに歳をとるだろ」
 俺はヨボヨボしてて、キサラはピシッとしてるかもしれないじゃん。

「意見が合わない場合はどうする?」
「おまえに合わせよう」
「それじゃだめだよ。俺がだめなときはちゃんと叱ってくれないとさーー」
「そうか?」

「そうだよ。もし俺が、アザ花種の子供を優遇しだしたら怒るだろ?」
「おまえに限ってそんなことはない」
「どうだかね」
 軽口を叩く俺の口は、キサラの唇で塞がれる。

 同時に、キサラの腕に力がはいったのがわかった。ナカのモノもすっかり元気になってきちゃってーー。
「ーー今夜は寝かさない……」
 くぅ~~、カッコよすぎてイクな。

 足を高く持ち上げられ、キサラの腕で固定される。俺は彼の腕をしっかりと握った。腰のほうがいいかなーー……、どっちでもいいか。

「ーー奥、くる?」
「ああーー」
 はいはい、力抜く、力抜くーー……、とにかく力を抜きますよ……。

 あのとんでもない快感がくると思うと、身体に勝手に力がはいる。アザ花種の子宮の入り口。あれを突かれると、本当に正気でいられないんだよな。

 けど、医療院で聞いたら、奥までいかなくても精子が自分で進んでいくらしいよ。短くても大丈夫、ってキサラは立派なモノですけどね……テレテレ。


 ーーまあ、問題は俺の子宮がまだ機能してない、ってとこかな……、知らんけど。

「トロトロだからすぐにいけそうだな」
 熱っぽい目で見られて、俺は胸を熱くするしかない。

 ーーそんなエロ発言も、ぐっとくるって!

「好きにして……」
 可愛く言ってみると、キサラの身体が強く動き出した。

 ーーもう、いきなりヤバいって~~~!そんな、激しい~~~ッ!!

「あんッ!………うッ!!あうんッ……!……アッ!~~~いやぁッ!」
 キサラの全身でナカを突かれてるみたいーー。壊れそうなほどの快感に、頭の中が変になってくる。

「き、キサラァッ!ーーーこれ、星!?ーーー目の前が、チカチカしてくるぅッ!!」

 汚いなぁ、としか思わない俺の喘ぎ声に、満足そうな顔をしてるキサラにきつくしがみつく。メス猫みたいにミャーミャー鳴いて、恥ずかしいったらありゃしない。


 ーーキサラしか聞いてないからいいんだけど……。あーー、目の前がなんかきれいだ……。チカチカして、クラクラしてーー、



 ーー俺はおまえが死ぬほど好きだよ。




 きれいな夜空だ。星が降ってきそうなほど、とてもきれいな空ーー。


 こんなところに一緒にいられるなんて、幸せだな、俺ってば……。なあ、おまえもそう思うだろ?……アディオンーー………。


 


 婚約者様への気持ちを実感しながら、俺は何度もイッて、いつの間にか気を失ってさーー……。


















「ずいぶん遊んでいたな」
「ーーすみません」
 キサラがエドアルドにマジの説教をくらう横で、俺は婚約者をかばう。
「俺が悪いんです」
「そうですか。ーーせっかく修行に来たのだから、浮かれてばかりおらずに、魔ドラゴンや人喰い鳥を斬ったりするべきだろう」
「ーーはい」
 
 俺はエドアルドにはまったく相手にされず、キサラがひたすら謝っていた。なんてこったい、可哀想なキサラーー。

 その近くでうっすらと笑っているルーカスや。おまえちょっと性格悪いな。



「火石もかなり集めたが、氷石が足らない」
「氷石?」
「火石を運ぶときには氷石の中に入れて運ぶんですよ。衝撃で氷が溶ける場合もありますから二重にするため、火石の倍必要になります」
「手間なんだな」

「ああ。だが、便利だ」
 たしかになーー。火って、なくてはならない重要なもんだし。

「あっ、もしかして、雷石とかもあるのか?」
 電気だよ、電気があればもっと便利だぞーー。
「ーーエウローペー大陸にはない」
「あーー、あちらにはあるんだ」
 キサラの表情から、俺はそれを悟る。自分の家の話だと、途端に眉が下がるんだよなーー。

「ラースの船は、雷石を利用した外輪船だ」
「船か……」
 たしかに、ひとが漕いだり風力で動かすより、自動で動かした方がいいよな。

「こっちはまだ蒸気船だろ?火石を使ってやるんだよな」
「ああ」
「雷石、もらえないの?」
「もらってもいいが、使い方を教えてくれるかは別だ。技術者を一緒に送ってくれればいいが……」
「あっ、そっか。あるだけじゃ宝の持ち腐れか……」
「ーー金鉱の上に座る、と似ているな」

 ん?あーー、なるほどね。

「なあ、船は蒸気船があるのに、陸はだめなのか?」
「そうだな。道の舗装が先だろう」
「ふ~ん。なんでも順序があるんだ」
「向こうには駅馬車がある」
「え?駅?」

「魔神馬6頭で引く馬車だ。決められた区間を時間通りに走ることができる」
「へぇー」
 勉強になるなーー。そういう話を聞くと、俺の国ってまだまだ未発展なんだよな。



「キサラ、氷石を探してこい」
「わかった。エド兄は?」
「アイゼの稽古だ」
 おっと、このお父さんに稽古をつけてもらってるのか……。アイゼ、おまえは勇者だな。

「殿下もどうせついていくのでしょう?」
「あ、ああ」
 どうせって、どうせってな!俺は王子だろ!ちょっとは気を使わんかい!

「人喰い鳥の巣にありますから」
「………」
「腰痛に、葛根湯を渡しておきましょう」
「………ーーうん。わかった………」

 剣聖の圧力には、逆らわないほうが身のためだろう。立場なんかこいつの前では、何の価値もない。


 




 ………。


 って、何だそれ~~~ッ!?

 マスターの常識かもしれないけど、とりあえずひとを食べる鳥で間違いないんだよね?それをキサラに取りに行かせるんだよね。俺というオプション付きでッ!

「ぶ~、ぶ~」
「どうした?」
「また、デートの邪魔がはいったな」
 海の反対側はジャングルだ。これからそこに行くのか。

「ふたりでいられるーー」
「人喰い鳥の巣を探すのがデートか……。キサラはわんぱくだなーー……」

「おれも行きましょうか?」
「いらん」
「ぷっ」
 ルーカスを睨んだキサラの可愛らしさに、俺はノックアウトよ。
「おやおや、お心がせまい……」
「狭くて結構だ。ふたりがいいーー」
 







 ーーそうだよな。


 星空でも、青い空の下でも、24時間ふたりでいられるのなら、文句もないよ。









 ※※※







「ーーこんな凶暴な鳥だなんて聞いてないぞ!」
「そっちにいった!」
「お、俺だって、かなり運動神経はいいんだからなッ!!」
「火を吹くぞ!」



「先に言わんか~~~~~~いッ!」









 はぁ~~~、楽しい海♡デートだったーー……。次は何があるのかなーー……?



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





 いつも最後まで読んでいただき、ありがとうございます☺️

 番外編にまでお付き合いいただき、本当にありがとうございます🙂

 えっ、キサラってエッチのとき服着てんの?ーーいやいや、野外なんですぐに動けるように、このときは着てるだけで~す。アディはもちろん………、ですね😆

 では、またーー……🥹

 
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