(完結)主人公の当て馬幼なじみの俺は、出番がなくなったので自分の領地でのんびりしたいと思います。

濃子

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ラース家の一族 編

第13話 キサラと期生会

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「ーーキサラ!早かったじゃないかーー」
 笑顔のダウリーに迎えられ、俺は長く時を過ごした寄宿舎の門をくぐる。ここへは馬車ではなく、魔神馬に騎乗してきた。ラース城では無理かと思ったが、兵士が舌打ちしながらも一頭貸してくれた。

「明日しか来れないと思ってたよ」
「ーーああ」

 古城のような外観の建造物を見上げて、かつてここで過ごしたときを思い出す。


 ラ・ロゼラ寄宿学校、ここは王族貴族の子息のみが入学を許される、特権意識の増長を促す歴史の長い学校だ。

 目的は高い人脈を築くための社交場らしいが、築きたい人間がいない俺みたいな奴には、衣食住を確保してくれる場所でしかなかった。

「あれ?殿下は?」
 魔神馬から降りた俺を見て、ダウリーが首をかしげる。ひとりなのーー?、とその目が言っている。

「ーー来れなくなった」
「ふ~ん、そうなんだ。みんな来てるよ、今日は夜通し楽しもうね」 
「ああ」
 俺が返事を返したからか、ダウリーが驚いた目をした。

「ーー殿下と、何かあった?」
「ーーいいや」
「本当に?」
「ああ、何もなかった……」
「何も、なかった?」

「そうだ……」

 はじめから、何もなかったんだ。






「まだ、みんな生きてるよ」
 寄宿舎に入り軽い口調でダウリーが言うと、まわりにいた奴等が吹きだした。
「それはめでたいな」
 9年も経てば、何があるかなんてわからない。生命があるだけ、ありがたいものだ。

「はははっ、相変わらずラース君はジジ臭いな」
「半年しかいなかったアンローティ君のほうが、よっほど同期生らしい」
 からかうように言われるが、よくわからない。年より老けているということだろうか。

「そうだ、キサラ君。最近はうちのダイヤモンド鉱山でも、君のラース・メダルダ鉱山と同質の石が採れるんだ」
 北のラース・アデン辺境領のルワイヤ……、中等部からの入学だったな。隣りの奴は、東のリッチ国に近いラース・オーム領のベルガ、高等部からだった。

「よかったな」
「ぷっ!」
 楽しそうに笑う二人も、卒業時より年をとった。当たり前のことだが、学生時にはない落ち着いた空気をまとわせている。

 いや、ーーこれは、何かをあきらめたような空気かーー。

「金はやはり、ラース城周辺のものが一番だね」
「違いない」
「そうだ、リッチ国の側に雲瀏うんりゅうという国があるのを知っているか?」
「ああ、うちの周辺領邦も警戒しているが、謎が多い国らしいな」

 彼らの話にでているその国名には覚えがあった。地図にもない国、雲瀏。昔、じじいが生まれたばかりのアイゼをやると約束した国だ。兄にその話を聞いた師匠が、向こうから海を越えて単身乗り込んでいったらしいがーー……。

 ーー無傷で帰ってきていたな……、さすがはエド兄。俺も連れて行ってほしかった。

「ーー昨日、ラース・ワイルド領で見た奴がいる」
「まさか……。どんな見かけの奴かを知ってるひともいないのに」
「まあ、噂だ」
「だろうな」

 ーーラース・ワイルド……。エド兄に報復を考えているわけじゃない、よな……?


「さっ、たくさんお酒を用意したから今日明日は、いろいろ忘れて騒ごう!あっ、現寄宿生にはくれぐれも迷惑はかけないように頼むよ」
「わかっている」
「ふふっ、アンローティ君でも忘れたいことがあるのかい?」

「ーーどうだろうね……。他人からしたらくだらないものばかりなんだろうけど……」
「はは、そんなものさ。うちでも父様と僕の伴侶の仲が悪すぎて、毎日うんざりしているよ」
「ベルガもか……。うちは伴侶が父様を蔑ろにするので困っている。子供にも会わせないんだ」
「それはやり過ぎだな」

「伴侶に言わせれば、子供、子供、言われすぎて顔を見るのも嫌だそうだ」
「あーー、それは君の父様が悪いね」
「できたのだから忘れてもいいのにーー」
 煩わしそうに手を振るルワイヤの様子を見て、ダウリーが面白そうに目を細めた。

「ーールワイヤ君、それについては良い言葉を贈ろう」
「なんだ?アンローティ君」


「『そのひとのためなら世界を敵にまわしてもいい。それが伴侶をもつという覚悟だ』」


「………」
「ーーーずいぶんとロマンチックなことを言うね」
「アンローティ君がそんなに情熱的とはーー」
 目を見開いたふたりを見て、満足そうなダウリーがにやにやする。

「ーーでも、そうだな。私が守る、という気持ちが足りなかった」
「良い言葉だな」
「だろ?」
 感心するふたりの顔に、ダウリーがさらに調子に乗るような態度になる。腹が立つので、後でデコピンでもしてやろう。

「何かの本に書いていたのか?」
「いや」
「え?アンローティ君が思っていることか?」
「まさかーー」
 
 盛りあがる彼らの隣りで、俺は酒を飲み続ける。どうせ酔えないが、頭を空っぽにして飲んでいるのが、楽だった。

 考えたくないーー……、考えたって無駄だ。もう、終わったことだ………。


 だが……、


 ………引きずってしまうのは、きちんと別れを言わなかったからなのか……?





 いままでありがとう……、さよなら……。







 そう言えば気持ちに踏ん切りがつくのか?



 ーーいや、あいつのためにも、踏ん切りをつけようーー、一生俺が守りたかったが、もうその必要もないんだからーー……。











 ※※※








「テレゼ様はお元気ですか?」
「ええ、とても元気よ。あちらの空気と合うんでしょうね」
「それはそれはーー」
 サキナは勧められたラースのお酒に頬を染めながら、豪華な食事を楽しんでいた。その後ろにはカルロが立ち、給仕にあれこれ指示をだす。

 ーーお酒というと、この世界に来た日を思い出すわね……。ヤケ酒で死んじゃったサキナの代わりに生きることになってーー……。

 それが、よかったのか、よくなかったのかーー、咲夜には永遠の悩みどころだ。


「美味しいーー。この白ワインのソースはやっぱり美味しいわね」
 ラース料理にご満悦なサキナは、ステーキにソースをたっぷりつけて口に入れる。
「ーーよく、はいるね……」
 その隣りでタキナが呆れたように、無作法に肉を切り刻む。

「ーー何してるの?食べ物で遊ぶんじゃありません」
「ーー楽しくないよ~。なんでいるの?」
 父スタナの隣りに、アディオンとリーダが座って食事をしている。

 ーーそれはいるでしょ、殿下の歓迎会なんだし。

「お口に合いますか?」
「あーー、はい……」
「我慢しなくてもいいよ」
「う~ん。ちょっと、味が濃い、かな……」
 彼の困ったような表情に気づき、リーダが心を配る。

「けっ」
「タキナ」
 あからさまに嫌悪の目で上座を見る弟を、サキナは咎めた。弟は自分は悪くないというように、そっぽを向く。

「ーーでも、さっきいただいたクレームブリュレは美味しかったです」
「好きなのかい?」
「マルスがーー、私の侍従長が小さい頃から、よくプリンを作ってくれたんですーー」
「そうか……」
「同じくらい、美味しいですーー……」
 はにかんだ笑顔をリーダに見せるアディオンに、タキナは舌をだした。 

「ーー何あれ、べぇーーだ!」
「うるさいよ、タキナ。ーーラムをロックで」
「かしこまりましたーー」
 マキラがお酒の追加を給仕に告げる。彼は給仕の顔など見ない。
 
「ーー食べ物に罪はないわ。いまは食事を楽しまないと……」

 ーー腹が減っては捜索もできないんだから!


 気合いをいれて肉を頬張る。
「たくましいね……、さすが4人も産むひとは違うよ」
 その細い腰、どうなってんの?と、マキラが頬を引きつらせた。

「出産時には骨がホニャホニャよ。しっかりするまで無理すると、ポキポキポキポキ折れるわ……、んだよ」
「ぷっ、兄様、田舎者じゃないんだし……。んだよ、って、んだよ、って~~~~!」
「ーー田舎のひとに失礼だよ」

 ーーいけない、いけない。普通に話さないと、最近はすっかり女言葉ばかり使ってるものねーー。


 アタシ、と言いたいサキナだ。

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