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当て馬王子 アディオン 編
第17話 与一、のいない王宮で。
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「ーーお兄様、お久しぶりです」
「ああ、セディラン。元気にしていたか?」
エウローペー王宮にて、リディアンは隣領に行った弟と、久々の再会を果たしていた。
「ええ。ーー今日はアディオンお兄様はおられないのですね」
「そうだ。自分の領地に用事があるらしく、しばらく帰らないそうだ」
「残念です。お話したいこともあったのにーー」
眉を寄せる美貌の弟に、リディアンは嘆息した。表向きはしおらしい態度だが、兄はこの弟の性格をよく知っている。内心はいじめる相手がいなくてがっかりしているのだろうーー。
性格に難があるセディランは、歳の近い兄アディオンを何かと目の敵にしていた。
また、アディオンはそれを誰かに相談する性格でもないので、自分の目の届く範囲なら庇えたのだが、自分のいないところでは、やられっぱなしだったような気がする。
ーーいや、アートレは助けに入っていたな……。あいつは可哀想なことに、昔からアディに惚れていたのにーー。
イリスに想いを寄せる弟の姿を見て、彼もつらかっただろうーー。だが、この先、弟がアートレの想いを受けるというのも難しい話だとは思う。弟は、たぶんタチ側、ネコ側ではないーー。
アートレは容姿もそうだが、体格にも恵まれた男だ。ーーとなると、アディオンのことをそういう目で見ているはず……。それをあの堅物が受け入れられるのか……、自分には読めそうもないーー。
「ーーお兄様、アザ花種と婚約されたんですよね?」
「ああ」
「他の婚約者の方はどうするんです?」
柔らかい眼差しなのに、目の色にきついものを感じる。
「ーーテレゼに会った瞬間、他の者への関心がなくなった」
「ひどい話ですね」
とても大袈裟にセディランが手を広げた。
「ああ。彼らには心の底から詫びをいれ、他の結婚相手を探した」
「ーー皆、納得したのですか?」
「どうも私は人気がないらしい。全員、大喜びで自分の目当ての男と結ばれていったよ」
「そうですかーー。ですが、そうなると王太子問題がでてきませんか?」
「ふふっ、父上も若いし、悪政を行っているわけでもない。後20年は私が王太子のままだろう。それでも、私の子が若いのならば、アディオンや他の弟達を王太子に立たせればよいではないか」
「ーーお兄様には、隙がありませんね」
「誰ならば、隙だらけなのだ?」
「さあーー?」
緊張が走るふたりの間に、かわいい足音が聞こえてきた。
「リディアン様ーー!あっ、すみません!」
愛らしい顔を上気させ、テレゼがあらわれる。
「おじゃまでした。また、後でーー」
「テレゼ、私の弟のセディランだ。隣領にいたのだが、事情があって帰ってきたのだ」
「……」
「はじめまして。テレゼと申します。無作法者ですが、よろしくお願いいたしますーー」
丁寧に頭を下げたテレゼに、セディランが言葉を返す。
「ーー父親は剣術の達人で、お腹は大層な美人らしいねーー」
「そうだな、ふたりともすごいぞ」
「ふうん……」
上からし下まで睨めつけるような視線に、テレゼが一歩下がった。その小さな背をリディアンが支える。
「ーーbumpkin」
「はい?」
「セディランーー」
テレゼを田舎者と下にみるような言い方に、リディアンは弟を睨みつけた。
「お似合いのあだ名をつけてあげたよーー」
くすくすとセディランが笑う。それを見たテレゼの表情が曇っていくのを見て、リディアンは顔色を変えた。
「セディラン、どうやらおまえは痛い目に合わないとわからないらしいなーー」
「リディアン様、違います!」
激昂して弟に掴みかかろうとしたリディアンを、テレゼが上着の裾をつかんでとめる。
「何がだ?」
「弟様は、傷ついているんです!」
「はあーー?この子、な~に言ってるの?」
バカな子、と吐き捨てたセディランを、痛ましいものでも見るような目でテレゼが続けた。
「わたし達アザ花種は、近くにいるアザ花種同士で感情を共有することができます。弟様もわかりますよね?」
「ーーおまえの頭がお花畑ってぐらい、共有しなくてもわかるけど?」
「弟様は深く傷ついておられます……、とってもとっても深くーー」
「うるさいよ。ほんと小さいのに、口と顔だけは立派だね……」
憎まれ口を叩くセディランから、毒のようなものが抜けるのをリディアンは感じた。
「ーー隣領で何があった?」
「…………うるさい」
セディランが身を翻して、リディアンの側から立ち去っていく。離れて待機していた近衛兵スノウとカーレルが、リディアンに頭を下げ主の後ろについた。
だが、スノウが何か言いたげな顔でリディアンを見る。それを首を振ってカーレルが押しとめた。
「ーーやはり、父上の言う通り婚約破棄になったのか……」
誰に聞かせるつもりもない言葉にテレゼが頷いた。
「とても、悲しい思いをしているみたいです……」
「こういうときにアディがいれば、セディランも元気になるのだろうがーー」
いじめるのに元気になってもどうかと思うが、ふさぎ込まれているよりはましーー、とアディオンなら言うはずだ。
だがーー、
『兄上、私はしばらく王宮に帰りません』
『領地の視察と聞いているがーー』
『実は領地には行きません。領地にいないことがばれた場合、兄上、何とかごまかしてくださいーー』
無茶な頼み事をされたがーー、いやはやーー。
「ーー早く、帰ってこい……。元気な姿でなーー」
リディアンはテレゼの手をとり歩きだした。可愛らしい婚約者が、にこにこと笑う。
「ーー退治できたらいいですよね」
その言葉に、リディアンの目は大きく開かれた。
「何の話だ?」
「あっ……」
しまった、とテレゼが口を押さえる。
「テレゼーー」
「……あの、すみません……、そのーー、内緒のお話なのですがーー」
……。
「何ーー!?」
テレゼの話にリディアンは表情を変えた。
ーーひゃあ!ヤバイヤバイ!死んじまうってーーー!!
野宿の片付けをしていたところ、エドアルドが剣の準備をしはじめた。まさかな、と思っていたら、地響きとともに魔ドラゴンのおでましだよ!
しかし、さすがというか、エドアルドは冷静だった。長剣で魔ドラゴンに一撃かましてから、「馬車を安全なところにやる」、と言ってすぐに御者のマークおじさんと馬車を隠しに行った。
ーー恐ろしい話だが、かまされた魔ドラゴンはしばらく動かなかった。ほんと、あのひと規格外の化け物だよな……。
「ああ、セディラン。元気にしていたか?」
エウローペー王宮にて、リディアンは隣領に行った弟と、久々の再会を果たしていた。
「ええ。ーー今日はアディオンお兄様はおられないのですね」
「そうだ。自分の領地に用事があるらしく、しばらく帰らないそうだ」
「残念です。お話したいこともあったのにーー」
眉を寄せる美貌の弟に、リディアンは嘆息した。表向きはしおらしい態度だが、兄はこの弟の性格をよく知っている。内心はいじめる相手がいなくてがっかりしているのだろうーー。
性格に難があるセディランは、歳の近い兄アディオンを何かと目の敵にしていた。
また、アディオンはそれを誰かに相談する性格でもないので、自分の目の届く範囲なら庇えたのだが、自分のいないところでは、やられっぱなしだったような気がする。
ーーいや、アートレは助けに入っていたな……。あいつは可哀想なことに、昔からアディに惚れていたのにーー。
イリスに想いを寄せる弟の姿を見て、彼もつらかっただろうーー。だが、この先、弟がアートレの想いを受けるというのも難しい話だとは思う。弟は、たぶんタチ側、ネコ側ではないーー。
アートレは容姿もそうだが、体格にも恵まれた男だ。ーーとなると、アディオンのことをそういう目で見ているはず……。それをあの堅物が受け入れられるのか……、自分には読めそうもないーー。
「ーーお兄様、アザ花種と婚約されたんですよね?」
「ああ」
「他の婚約者の方はどうするんです?」
柔らかい眼差しなのに、目の色にきついものを感じる。
「ーーテレゼに会った瞬間、他の者への関心がなくなった」
「ひどい話ですね」
とても大袈裟にセディランが手を広げた。
「ああ。彼らには心の底から詫びをいれ、他の結婚相手を探した」
「ーー皆、納得したのですか?」
「どうも私は人気がないらしい。全員、大喜びで自分の目当ての男と結ばれていったよ」
「そうですかーー。ですが、そうなると王太子問題がでてきませんか?」
「ふふっ、父上も若いし、悪政を行っているわけでもない。後20年は私が王太子のままだろう。それでも、私の子が若いのならば、アディオンや他の弟達を王太子に立たせればよいではないか」
「ーーお兄様には、隙がありませんね」
「誰ならば、隙だらけなのだ?」
「さあーー?」
緊張が走るふたりの間に、かわいい足音が聞こえてきた。
「リディアン様ーー!あっ、すみません!」
愛らしい顔を上気させ、テレゼがあらわれる。
「おじゃまでした。また、後でーー」
「テレゼ、私の弟のセディランだ。隣領にいたのだが、事情があって帰ってきたのだ」
「……」
「はじめまして。テレゼと申します。無作法者ですが、よろしくお願いいたしますーー」
丁寧に頭を下げたテレゼに、セディランが言葉を返す。
「ーー父親は剣術の達人で、お腹は大層な美人らしいねーー」
「そうだな、ふたりともすごいぞ」
「ふうん……」
上からし下まで睨めつけるような視線に、テレゼが一歩下がった。その小さな背をリディアンが支える。
「ーーbumpkin」
「はい?」
「セディランーー」
テレゼを田舎者と下にみるような言い方に、リディアンは弟を睨みつけた。
「お似合いのあだ名をつけてあげたよーー」
くすくすとセディランが笑う。それを見たテレゼの表情が曇っていくのを見て、リディアンは顔色を変えた。
「セディラン、どうやらおまえは痛い目に合わないとわからないらしいなーー」
「リディアン様、違います!」
激昂して弟に掴みかかろうとしたリディアンを、テレゼが上着の裾をつかんでとめる。
「何がだ?」
「弟様は、傷ついているんです!」
「はあーー?この子、な~に言ってるの?」
バカな子、と吐き捨てたセディランを、痛ましいものでも見るような目でテレゼが続けた。
「わたし達アザ花種は、近くにいるアザ花種同士で感情を共有することができます。弟様もわかりますよね?」
「ーーおまえの頭がお花畑ってぐらい、共有しなくてもわかるけど?」
「弟様は深く傷ついておられます……、とってもとっても深くーー」
「うるさいよ。ほんと小さいのに、口と顔だけは立派だね……」
憎まれ口を叩くセディランから、毒のようなものが抜けるのをリディアンは感じた。
「ーー隣領で何があった?」
「…………うるさい」
セディランが身を翻して、リディアンの側から立ち去っていく。離れて待機していた近衛兵スノウとカーレルが、リディアンに頭を下げ主の後ろについた。
だが、スノウが何か言いたげな顔でリディアンを見る。それを首を振ってカーレルが押しとめた。
「ーーやはり、父上の言う通り婚約破棄になったのか……」
誰に聞かせるつもりもない言葉にテレゼが頷いた。
「とても、悲しい思いをしているみたいです……」
「こういうときにアディがいれば、セディランも元気になるのだろうがーー」
いじめるのに元気になってもどうかと思うが、ふさぎ込まれているよりはましーー、とアディオンなら言うはずだ。
だがーー、
『兄上、私はしばらく王宮に帰りません』
『領地の視察と聞いているがーー』
『実は領地には行きません。領地にいないことがばれた場合、兄上、何とかごまかしてくださいーー』
無茶な頼み事をされたがーー、いやはやーー。
「ーー早く、帰ってこい……。元気な姿でなーー」
リディアンはテレゼの手をとり歩きだした。可愛らしい婚約者が、にこにこと笑う。
「ーー退治できたらいいですよね」
その言葉に、リディアンの目は大きく開かれた。
「何の話だ?」
「あっ……」
しまった、とテレゼが口を押さえる。
「テレゼーー」
「……あの、すみません……、そのーー、内緒のお話なのですがーー」
……。
「何ーー!?」
テレゼの話にリディアンは表情を変えた。
ーーひゃあ!ヤバイヤバイ!死んじまうってーーー!!
野宿の片付けをしていたところ、エドアルドが剣の準備をしはじめた。まさかな、と思っていたら、地響きとともに魔ドラゴンのおでましだよ!
しかし、さすがというか、エドアルドは冷静だった。長剣で魔ドラゴンに一撃かましてから、「馬車を安全なところにやる」、と言ってすぐに御者のマークおじさんと馬車を隠しに行った。
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