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その舞踏会、ちょっと待ったぁ〜!編
第9話 アディオンはどこ?
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「ーーアディが、いない?」
「ーー申し訳、ございません……」
ロウェルからその話を聞いたリディアンは、軽くため息を吐いた。
「ロウェル、国に帰れば然るべき措置を取る。アディには二度と近づくことができないようにな」
「ーーわかっております。ですが、殿下のほうから近くに来られた場合、話は別かとーー」
どうせ、何もできないだろーー、ロウェルの顔にはそんな文字が書かれている。
「ーー従兄弟と思って見逃してきたところもあったが、おまえへの苦情の多さに、エステーダ公爵も内心困り果ている」
「おやおやーー」
「おまえの父親も父親だがなーー。まあ、いい。先に国へ帰れ」
「私も殿下を探しますーー」
「帰れ」
きつい口調で言うと、ロウェルが気色ばんだ。小心者のくせに図に乗るタイプとは、情けなさすぎて親族だとは思いたくはないーー。
「では、失礼いたしますーー」
「そうだ、ロウェル」
「はい、ーーーーー!」
リディアンは落ちていた薬をロウェルに見せた。
「何の薬だ?」
「……」
「これで弟を言いなりにしようとしたかーー?」
「……」
口をつぐんだロウェルと、部屋の隅にいて顔をそらしたマリエル。リディアンの目がマリエルを捉えた。
「ーーマリエル。貴公がこれをロウェルに渡したのか?」
「……えーー?王太子殿下、何のことでございましょうーー?」
「ーー貴公はどうしてこの部屋にロウェルを通したのだ?」
「それは、ジョージュア侯爵閣下が、アディオン殿下の側夫と聞きましたので当然のことかとーー」
自分は職務を全うした、とその顔には書いていた。
「リスト以外のひとは通すな、と言っていた。通してよいのは騎士団のトップと、婚約者のラース卿だけだとーー」
「そ、それはーー」
「ずいぶんと雑な仕事だなーー。さて、この薬、国に戻って魔法科学センターに調べてもらおうかーー」
「それはなりませんーーッ!!」
突如、マリエルが剣を抜き、リディアンに斬りかかっていった。その光景に、ロウェルが真っ青になっていく。それは、あってはならないことだ。王太子に剣を向けるなどーー!
ガシャンッ!
だが、リディアンの剣まで、マリエルの剣は届かなかった。
なぜならーー、
「リディアン様に何をするの!」
小さな少年がマリエルの剣を受けとめ、勢いよく返したからだ。父親と同じように、うまくバックハンドを利用して相手の剣を押し返す。
「ーー勇敢だね」
これぐらいなんとかするけどなーー、とリディアンが口の端だけもちあげて笑う。
「もちろんです!前は目の前が真っ暗になって驚きましたが、いまなら私、強いですよ!」
矢継ぎ早に剣を繰り出し、テレゼがマリエルを圧倒した。足がもつれ尻もちをついたマリエルの首に、テレゼが剣を突きつける。
「降参なさい。私はお父様と同じで、敵には容赦しません」
その強者のみがもつ圧に、マリエルは腰を抜かした。彼はあきらめたようにがっくりと肩を落とし、動くのをやめる。
「ーーす、素敵……」
ロウェルがテレゼを見て頬を染め、うっとりとした表情を浮かべた。
「ーーちょっと待て。私のテレゼを許可なく見るな」
慌てたリディアンは、すぐさまロウェルを部屋から追い出す。
「やだ、リディアン様♡」
『私のテレゼ』、にテレゼが真っ赤になり、マリエルの前で剣を振り回し、初老の侍従長は恐怖に泣くはめになったという。
「はあー、そんな恐ろしいものがねーー」
リディアンは眉を寄せ、マリエルが開けた隠し通路を見た。
「ーーここの出口は一箇所だけなのですがーー」
「うん?」
「ーーいま、この道は使えません…、」
「使えない?だが、アディはここを通ったのだろう?」
「ええ、靴跡がありますから……。ですが……」
発光ランプで階段を照らしながらマリエルが下へおりる。たしかに靴跡が見える。弟のサイズで間違いないだろうーー。
マリエルが階段下の扉を開けた。
「!」
「閉めますよ」
扉のすぐ下は水だった。溢れてきそうな、ギリギリの水位だ。
「ーー海水?」
「ええ。普段は海水がここまで来るのです。ですが、昨日は半月に一度海水が引く日だったのですよ」
「はあーー、幸運というのか運が悪いのかーー。ここはどこへつながる道だ?」
「ーー外へ出ましょう……」
連れて来られたのは宮殿の裏側にある海岸だ。
リディアンは無言のマリエルの様子を伺いながら、無人の海辺を見る。
「ーーここはなぜひとがいない?」
宮殿の裏なのに、何もなさすぎる。朝方とはいえ、もう少し歩けば、浜辺にひとが見えるのに、ーー。
「ーーはい。ここは潮の流れが悪く、海水浴もできませんし、漁船も出せません。誰も近づけない呪われた海岸なのです……」
「で?」
追求に、マリエルが深い息を吐く。
「ーー沖のほうに小さな岩島があるでしょう?通路はあそことつながっているのですーー」
「なぜ、あんなところとーー?」
「見事な海中トンネルですが、祖先の考えなど、私にわかるはずがありませんーー」
通路を管理しているくせに、何を言っているのか……、リディアンはマリエルを睨んだ。
「あの島には行けるのか?」
「いえーー、泳いでも船を出しても、なぜか左に流されます。どれだけ泳ぎが達者なものでも無理でしょう」
リップカレント(離岸流)のようなものなのだろうーー。
「島からは?」
「島に戻されます。下手をすれば沖まで流されますが、沖には魔ザメがいます……」
「ーーと、いうことはーー」
「半月は、無理かと……」
はー、と深いため息がもれる。
「食料は?」
「……魚も捕れるかわかりません……」
「水は!!」
「ーー雨水、ぐらいかと……」
顔を伏せたマリエルの疲れたような顔を、リディアンは眉をしかめて見た。
何という状況だーーー。
「何でこう次から次へとーー」
「それに……」
「まだ何かあるのか?」
これ以上、問題が増えるのは困るなーー。
「ーーあそこに、あるのです……」
マリエルの言いにくそうな言葉に、リディアンは先ほど問いただした薬のことを思い出す。
「ーーそれは、そちらとしても大事にはできぬな……」
ふぅ……。
リディアンは頭を抱えた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
第7話のいちゃいちゃタイム中(飛ばしても大丈夫だよ~ん)
「ーーキスマーク、消えたな……」
俺の背中を撫でながら、キサラが言う。
「……うーん?」
イッたばっかりで、俺の思考はぼんやりだ。心地よい脱力感にウトウトしてしまうーー。
ーー今日はよく眠れるな……。
「消えてるなら、またつけてよ……」
むにゃむにゃ言うと、キサラが笑う声が聞こえた。
「ーーおまえ、らしいな……」
そうか?普通の意見だよ。
キサラの唇を首すじに感じ、俺はビクッと首をすくめた。まるで亀の気分だ。
亀って不思議な生き物だよなーー、首をつつくと縮むなんて、神経どうなってんの?、って話だーー。
それに、アレの先って亀頭っていうじゃん。昔のひとは例えもうまかったんだな……。いやー、もうー、照れくさくて亀見られないぜ~~。
「ーーなあ、キサラ知ってるか?」
「……何をだ?」
腰にキスをしていたキサラが、律儀に俺の話を聞く。
「ーーネコ側からえっちに誘うときってな、『わたしの亀を可愛がって~~♡』、っていうらしいぜ!」
「ーーカメ?」
「うん、亀ーー」
「カメを、可愛がるーー?ああ、そういうことか……」
「ーー反応がクソつまんないな」
俺は呆れたように言って、キサラのほうに顔が向くようにひっくり返った。
「どうしたらいい?」
そんなマジな顔で聞かないでよ、恥ずかしいな……。
「『いっぱいさわってやる!』とか、『朝まで可愛がってやるぜーー』とかさーー」
自分で言って照れてる俺に、キサラが顔をキスするぐらいに近づけてきた。
「朝まで愛してやるーーー、とか?」
カッコよく決められ、俺は茹でダコ状態だ。おまけにキサラのアレと俺のアレがくっついてるんだもんーー、ヤバいって……。
「ーーふっ、うんッ……」
合わせて擦られると、マジ危険な快楽だ。ナニをかって?何だったかな~~?
「………」
気持ちイイのかを確認するみたいに、キサラが俺を見る。
いつもキサラってそうだ、俺の状態をしっかり見てる、っていうのかなーー、自分の快感は後回しにするとこあるんだよ。ーーこれで、いいのか…、って俺はよく心配になるけどさ……。
はーー、ほんとに朝までこうしてたいーー。まっ、いまは言葉だけで十分だよ……。
「ーー申し訳、ございません……」
ロウェルからその話を聞いたリディアンは、軽くため息を吐いた。
「ロウェル、国に帰れば然るべき措置を取る。アディには二度と近づくことができないようにな」
「ーーわかっております。ですが、殿下のほうから近くに来られた場合、話は別かとーー」
どうせ、何もできないだろーー、ロウェルの顔にはそんな文字が書かれている。
「ーー従兄弟と思って見逃してきたところもあったが、おまえへの苦情の多さに、エステーダ公爵も内心困り果ている」
「おやおやーー」
「おまえの父親も父親だがなーー。まあ、いい。先に国へ帰れ」
「私も殿下を探しますーー」
「帰れ」
きつい口調で言うと、ロウェルが気色ばんだ。小心者のくせに図に乗るタイプとは、情けなさすぎて親族だとは思いたくはないーー。
「では、失礼いたしますーー」
「そうだ、ロウェル」
「はい、ーーーーー!」
リディアンは落ちていた薬をロウェルに見せた。
「何の薬だ?」
「……」
「これで弟を言いなりにしようとしたかーー?」
「……」
口をつぐんだロウェルと、部屋の隅にいて顔をそらしたマリエル。リディアンの目がマリエルを捉えた。
「ーーマリエル。貴公がこれをロウェルに渡したのか?」
「……えーー?王太子殿下、何のことでございましょうーー?」
「ーー貴公はどうしてこの部屋にロウェルを通したのだ?」
「それは、ジョージュア侯爵閣下が、アディオン殿下の側夫と聞きましたので当然のことかとーー」
自分は職務を全うした、とその顔には書いていた。
「リスト以外のひとは通すな、と言っていた。通してよいのは騎士団のトップと、婚約者のラース卿だけだとーー」
「そ、それはーー」
「ずいぶんと雑な仕事だなーー。さて、この薬、国に戻って魔法科学センターに調べてもらおうかーー」
「それはなりませんーーッ!!」
突如、マリエルが剣を抜き、リディアンに斬りかかっていった。その光景に、ロウェルが真っ青になっていく。それは、あってはならないことだ。王太子に剣を向けるなどーー!
ガシャンッ!
だが、リディアンの剣まで、マリエルの剣は届かなかった。
なぜならーー、
「リディアン様に何をするの!」
小さな少年がマリエルの剣を受けとめ、勢いよく返したからだ。父親と同じように、うまくバックハンドを利用して相手の剣を押し返す。
「ーー勇敢だね」
これぐらいなんとかするけどなーー、とリディアンが口の端だけもちあげて笑う。
「もちろんです!前は目の前が真っ暗になって驚きましたが、いまなら私、強いですよ!」
矢継ぎ早に剣を繰り出し、テレゼがマリエルを圧倒した。足がもつれ尻もちをついたマリエルの首に、テレゼが剣を突きつける。
「降参なさい。私はお父様と同じで、敵には容赦しません」
その強者のみがもつ圧に、マリエルは腰を抜かした。彼はあきらめたようにがっくりと肩を落とし、動くのをやめる。
「ーーす、素敵……」
ロウェルがテレゼを見て頬を染め、うっとりとした表情を浮かべた。
「ーーちょっと待て。私のテレゼを許可なく見るな」
慌てたリディアンは、すぐさまロウェルを部屋から追い出す。
「やだ、リディアン様♡」
『私のテレゼ』、にテレゼが真っ赤になり、マリエルの前で剣を振り回し、初老の侍従長は恐怖に泣くはめになったという。
「はあー、そんな恐ろしいものがねーー」
リディアンは眉を寄せ、マリエルが開けた隠し通路を見た。
「ーーここの出口は一箇所だけなのですがーー」
「うん?」
「ーーいま、この道は使えません…、」
「使えない?だが、アディはここを通ったのだろう?」
「ええ、靴跡がありますから……。ですが……」
発光ランプで階段を照らしながらマリエルが下へおりる。たしかに靴跡が見える。弟のサイズで間違いないだろうーー。
マリエルが階段下の扉を開けた。
「!」
「閉めますよ」
扉のすぐ下は水だった。溢れてきそうな、ギリギリの水位だ。
「ーー海水?」
「ええ。普段は海水がここまで来るのです。ですが、昨日は半月に一度海水が引く日だったのですよ」
「はあーー、幸運というのか運が悪いのかーー。ここはどこへつながる道だ?」
「ーー外へ出ましょう……」
連れて来られたのは宮殿の裏側にある海岸だ。
リディアンは無言のマリエルの様子を伺いながら、無人の海辺を見る。
「ーーここはなぜひとがいない?」
宮殿の裏なのに、何もなさすぎる。朝方とはいえ、もう少し歩けば、浜辺にひとが見えるのに、ーー。
「ーーはい。ここは潮の流れが悪く、海水浴もできませんし、漁船も出せません。誰も近づけない呪われた海岸なのです……」
「で?」
追求に、マリエルが深い息を吐く。
「ーー沖のほうに小さな岩島があるでしょう?通路はあそことつながっているのですーー」
「なぜ、あんなところとーー?」
「見事な海中トンネルですが、祖先の考えなど、私にわかるはずがありませんーー」
通路を管理しているくせに、何を言っているのか……、リディアンはマリエルを睨んだ。
「あの島には行けるのか?」
「いえーー、泳いでも船を出しても、なぜか左に流されます。どれだけ泳ぎが達者なものでも無理でしょう」
リップカレント(離岸流)のようなものなのだろうーー。
「島からは?」
「島に戻されます。下手をすれば沖まで流されますが、沖には魔ザメがいます……」
「ーーと、いうことはーー」
「半月は、無理かと……」
はー、と深いため息がもれる。
「食料は?」
「……魚も捕れるかわかりません……」
「水は!!」
「ーー雨水、ぐらいかと……」
顔を伏せたマリエルの疲れたような顔を、リディアンは眉をしかめて見た。
何という状況だーーー。
「何でこう次から次へとーー」
「それに……」
「まだ何かあるのか?」
これ以上、問題が増えるのは困るなーー。
「ーーあそこに、あるのです……」
マリエルの言いにくそうな言葉に、リディアンは先ほど問いただした薬のことを思い出す。
「ーーそれは、そちらとしても大事にはできぬな……」
ふぅ……。
リディアンは頭を抱えた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
第7話のいちゃいちゃタイム中(飛ばしても大丈夫だよ~ん)
「ーーキスマーク、消えたな……」
俺の背中を撫でながら、キサラが言う。
「……うーん?」
イッたばっかりで、俺の思考はぼんやりだ。心地よい脱力感にウトウトしてしまうーー。
ーー今日はよく眠れるな……。
「消えてるなら、またつけてよ……」
むにゃむにゃ言うと、キサラが笑う声が聞こえた。
「ーーおまえ、らしいな……」
そうか?普通の意見だよ。
キサラの唇を首すじに感じ、俺はビクッと首をすくめた。まるで亀の気分だ。
亀って不思議な生き物だよなーー、首をつつくと縮むなんて、神経どうなってんの?、って話だーー。
それに、アレの先って亀頭っていうじゃん。昔のひとは例えもうまかったんだな……。いやー、もうー、照れくさくて亀見られないぜ~~。
「ーーなあ、キサラ知ってるか?」
「……何をだ?」
腰にキスをしていたキサラが、律儀に俺の話を聞く。
「ーーネコ側からえっちに誘うときってな、『わたしの亀を可愛がって~~♡』、っていうらしいぜ!」
「ーーカメ?」
「うん、亀ーー」
「カメを、可愛がるーー?ああ、そういうことか……」
「ーー反応がクソつまんないな」
俺は呆れたように言って、キサラのほうに顔が向くようにひっくり返った。
「どうしたらいい?」
そんなマジな顔で聞かないでよ、恥ずかしいな……。
「『いっぱいさわってやる!』とか、『朝まで可愛がってやるぜーー』とかさーー」
自分で言って照れてる俺に、キサラが顔をキスするぐらいに近づけてきた。
「朝まで愛してやるーーー、とか?」
カッコよく決められ、俺は茹でダコ状態だ。おまけにキサラのアレと俺のアレがくっついてるんだもんーー、ヤバいって……。
「ーーふっ、うんッ……」
合わせて擦られると、マジ危険な快楽だ。ナニをかって?何だったかな~~?
「………」
気持ちイイのかを確認するみたいに、キサラが俺を見る。
いつもキサラってそうだ、俺の状態をしっかり見てる、っていうのかなーー、自分の快感は後回しにするとこあるんだよ。ーーこれで、いいのか…、って俺はよく心配になるけどさ……。
はーー、ほんとに朝までこうしてたいーー。まっ、いまは言葉だけで十分だよ……。
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