(完結)主人公の当て馬幼なじみの俺は、出番がなくなったので自分の領地でのんびりしたいと思います。

濃子

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魔法とアザ花種 編

第12話 「風呂、一緒に入ったのかーー」☆

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「うン゙……」
 下唇を甘噛みされて、俺の身体がピクリとなる。
「ここ噛まれるの好きだろ……?」
 あまりに近い距離でしゃべられると、腰が抜けるからやめてほしい……。ほら、くたっちゃっただろ?俺のチョロいロウアーバックが。
 
 身体をひっくり返して上になったキサラが、俺の服装を見て微笑んだ。
「脱がすのがもったいないぐらい、似合っている……」
「ーー下が、スカートみたいで頼りない感じなんだよ……」
「ああ。これは危ないーー、すぐに襲えそうだーー」
 スカートの下からキサラの手がはいり、俺の足に触れる。

「ーー下着なしか……」
「そういうもの、だってーー」
 履かせてもらえなかったんだよ……。冷静に考えればおかしいよね。女性じゃないんだから、勃ったら丸わかりだ。

「ーーあいつ、明日は全身折ってやる」
「過激だな」
「あたりまえだ」
 彼が帯をはずして椅子にかける(こういうところが育ちがいいんだよなーー)。
「紐、きつくなかったか?怪我もあるからあまり動かさなかったんだがーー」
 帯の下、衿がずれないように結ばれてた紐を解きながらキサラが言う。

「ーーうん、なんかぐいぐい結ばれちゃって、苦しかったんだよーー。帯するのに、なんで結ぶんだよな」
「それは仕方がないーー。いきなり帯では留められないからなーー」

 ーー浴衣の腰紐みたいな感じかな……?キサラは詳しいな………、…………あっ、さては脱がしたことがあるんだなーー!!もう、キサラってばーーッ!

 どうしようもないことでプンプンしそうになる。このもやもや感って、全人類が気にしてることだもんなーー、俺だけが気になるんじゃない、恋人の過去を気にしないやつなんていない……。


 キサラの骨ばった手が上着の衿を割り、でてきた俺のちょっとだけぷっくりしてきた乳首をつまんだ。
「ーーッ!」
 舌先でもペロリと舐めていじられ、腰がビクンビクンと勝手に跳ねる。まるでキサラのモノをナカに誘ってるみたいに動くし、恥ずかしいんだけどーー。
 
 ふい~ん。エロいーー。久々だし、もう、欲しくなってきたーー。

 尻の奥が疼いてきたよ。
 俺のナカはキサラが欲しくて、『はい、準備オッケーです!』、とばかりにきゅうきゅうしてる気がする。いま、指が入ったらそれだけでイキそうだな。

 もちろん、俺の身体を傷つけたくない彼は、しっかりほぐしてからじゃないと挿れてくれないんだけど、早くコレ、欲しいな~。

「ーー良い匂いだ……」
 あんっ!ーー乳首に息かけるなって……。嗅ぎたいならいくらでも嗅いでもいいからさ……。


 ーーそういやサキナさんが、エロいことした日の次の日は花の匂いがきつくなる、って言ってたけど、どの時点できつくなるんだろ……?


「ーー早く、キサラ、早く欲しいよ……」
 訴えるんだけど、薄く微笑まれるだけだ。
「これから解すんだーー、ちょっと待てーー」
「やだぁ、もう!いいからぁ~~!」
 指が、キサラの中指が俺の後孔に優しく触れる。そんなさわり方もどかしいだけだってーーッ!

「ーー量が増えたか?」
 抜き挿しされる指の感覚に震えそうになる。狭い部分を広げられるのが、なんで気持ちいいんだろう……。

「蜜液……?俺はよくわかんないんだけどーー」
 ああっ、その浅いところ擦らないで!、腰にギュンてくるッーー!

「きつい……」
 俺の鉄門はなかなか厄介だな。
「ーーもう、来る時間教えといてよ!ほぐしとくからさーー!」
 指を咥え込んでひくひくしている俺に、キサラが冷静な顔で言った。

「楽しみが減る」
「ーーほんとお茶目だよな……」
 何なの?楽しみってーー?
「……じゃあ、もっといっぱいキスしてよ……。全然、足りないから……」
「ああ……」 

 彼の熱い唇に口だけじゃなくて、あちこちにキスをされる。俺の身体でキスしてないとこないんじゃないかーー?あー、1箇所あったな……。俺が絶対に嫌だと言ってる肛門様だ。

 なんでこんなとこ舐めたいんだよ、どう考えても前とは違うだろ。これが愛の証とか言われても、どんな反応していいのかわかんないぞ。

「はぁ…、ふん……、ッ」
 幸せだな……。
 ふたりでくっついてるだけでもいいんだけどさ、肌を重ねるって、気持ち良いだけじゃなくて精神的にも温かい気持ちになるよ……。

 
 無限の安心感っていうの?これってキサラが俺のこと大事にしてくれるからこそ感じられるものなのかな……。

「ーーすごい匂いだ……」
 耳の後ろにキスをしながらキサラがつぶやく。
「濃いの?」
「……変になるーー」


 ーー変になる、だと?

 お、お、俺の匂いでキサラが変になっちゃうの?変、ってなんだ?変態、ってことか?変質者のキサラ、って美形でもそれはダメだろうーー。け、けど、俺限定なら受け止めるしか、ないよな……。

「ーー俺は、キサラになら何をされても、いいーー……。どんなことだって、大丈夫だから……」
 バッチこい!キラーパスでも問題ないぜ!
「……」
 ワクワクする俺を、キサラが真顔で見おろしてくる。何なのその、ちょっと違う、って顔はさーー。

「ーー変わらないな……」
「何がだよ」
 性格がか?歳とると頑固になるらしいけど、いまはどうなんだ?

「……そうだ。聞きたかったんだけどさーー」
 指が抜かれ、穴にキサラのモノをあてがわれる。それでチュッチュッってなぞられるんだけど、ふにゃあ、って腰の力が抜けてくるよ。

「ーー後にしろ」
 あら、冷たい。いや、逆かーー、ヒートアップしてるんだな。
「ーーキサラは、胸に肉があるほうが好きか?」
「は?」
 何を聞かれてるのかわからないーー、そんな顔をキサラがした。

「だから、胸がおっきくて触りがいがあるほうが好きなのか?」
 真剣な俺の目から、答えなければならないと思ったのか、キサラが動きをとめた。いや、そのまま挿れてくれていいんだよ。

「ーーよく、わからん」
「えー、男はみんな好きだって、イリスが言ってたぞ」
「……」
 イリスの名前を聞いて、キサラの目が細くなった。

「ーーそんな話をするのか?」
「あー、風呂でさ。イリスの胸に肉がついてて驚いたんだよ。前はなかったのに」
「ーーふうん」
 

 ーーあれ?声が低くなった……。何かご機嫌もよろしくない……?何でだ?

「風呂、一緒に入ったのかーー」
「まあ、あいつが勝手に入ってきたし……」
「それで、会話が弾んだーー」
「アザ花種同士で話したいこともあったんだよ」
「ーー胸の肉をか……」
 キサラが俺の腰をしっかりとつかんだ。先端が俺の穴の入り口にずぼっとはいってくる。

 ああ、いいーー、これからもっと気持ち良くなるんだーー、と思ったときだった。俺をベッドに押さえつけるように、腰をつかんだ手に力がこもる。その手が、妙に汗ばんでいるような気がするんだけどーー。

「んっ!ーーあッ!あぁッッッ!!」
 いきなり奥まで挿れられたモノに、俺は背中を仰け反らせた。ちょ、ちょっとフルスロットルだな!押さえられてるから、快感の逃がしどころもないじゃん!

「ちょっ!まッ!ーーーあッ!」
 奥をずんずんと激しく突かれる。き、気持ちイイよ、気持ちイイんだけど、これじゃ長くはもたないぜーー。
「き、キサラッ!」
 手で彼の肩を押すけど、びくともしない。引き締まって良い肩だ……、とかにやけてる場合じゃない。ナカがギュンギュンて敏感に反応して、脳がおかしくなってくる。

「あぁ、あんッ!すごいって!~~~ッ、だめぇ~~~ッ!あぅんッ!~~~イカれるッ~~!」
 頭を枕に打ちつけながら俺がバカみたいに叫ぶと、彼の空気が変わった。なんか、発情したオスの獣みたいな感じなんだけどーー。
「ーーイイ……。可愛いいなーー」
 短くつぶやかれ、さらに動きが速くなる。ウソだろ、俺もうイクってーー!


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