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第3話 マジ早いなー、こいつ☆
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次の日からサキナとレインは屋敷から離れた場所にある離れの改修をはじめた。傷み具合を確認し、使える材料は置いておき、取り替えが必要な部分を解体した。サキナにはそういった知識はないが、咲夜はDIY女子だったので、段取り良く作業をこなす。
レインは指示を受けながら首を傾げているがーー。
板を掃除していたサキナは、視線を感じて振り返った。近くに軍服姿のエドアルドが立っている。
怪訝な目で見返すとエドアルドは嫌そうな顔でサキナを見る。
「見送りは?」
サキナはキョトンとした。
「昨日しましたが」
苛立ったようにエドアルドは頭をかく。銀色の髪に瞳の色も銀色だ。
「そうか」
見送って欲しいのだろうか。あいにくこちらは旦那様の顔など極力見たくはない。無視して作業を続ける。
「ーー何をしている」
めんどくさいなー、集中してるときに何回も声をかけてくるな。
「リフォームです」
エドアルドは目を眇めたが、黙ったままだ。
何しに来たんだ。
まさか、よね…。
「ーーレイン、足りない材料を買ってきてくれる?」
「はい、サキナ様」
左手でさっと書いたメモを渡すと、レインはエドアルドを睨みながら買い物に出て行く。
サキナは突っ立っているエドアルドの顔を見て、奥の庭を指さした。エドアルドはハッとした表情を浮かべ頷く。
「うっ!」
エドアルドが気持ち良さそうに喘ぐ。ひと目につかない野外での行為とはーー。
「なんと淫らなやつだ……」
誘われてホイホイついてきた奴が何を言うか。
立ちバックで応じながらサキナは溜め息をつく思いだ。エドアルドはサキナの身体が気になるのだろう。
貞淑といわれているラース大公の華が、愛人を突き飛ばして自分の上に乗るとは……。エドアルドも貞淑さを確かめずにはいられないのか、ただやりたいだけなのかー。
だが、サキナは貞淑な人物だった。祖父にもまわりにもその辺りのことは厳しく育てられ監視されていた。万が一にもしょうもない男の種を仕込まれると、困るからだろう。
しかし、咲夜は違う。大学生のとき当時の彼がセックスマシーンであったため、ありとあらゆることをそれなりに経験している。後ろもだが、野外も経験ずみだ。
彼の部屋で彼親に乱入されたこともある。あれは恥ずかしかった。
それにしてもーー。
こいつ本当に早いしヘタクソだな。
辛辣なことを考えながらサキナは適当に相手をした。見当違いなとこ突くなよ、とは思うが、口に出すのもめんどくさいので黙ったまま応じた。サキナの先は少しも反応しない。
エロいことをすれば勝手に勃つんじゃないのかしら?
こんな間近に人がいて、耳にも息がかかるのに感じないなんてーー。サキナは不感症なのだろうか。咲夜が入ってしまった弊害がこんなところにでてしまったのだろうか?
つまらないーー。
そのとき、がさり、と葉がこすれる音がした。
「え、エドアルド様ーー……」
「ノ、ノエル!」
愛人の目が大きく開かれていた。大粒の涙が頬を伝う。
ノエルは駆け出した。
「ま、まて!ノエル!これは!誤解だ!」
馬鹿だ!
サキナはおかしすぎて吹き出した。そのせいで腹が震えてしまい、エドアルドが快感に喘いだ。
何が誤解か、しっかり突っ込んでおいてーー。
しばらくサキナは笑っていたが、向こうは何度もイッているがこちらはさっぱりイケそうにない。
「どいてください」
妙にくっついている身体をさっさと離し、衣服を整えるとサキナは離れに戻り作業の続きをはじめた。
呆然とした顔でエドアルドはサキナを見る。
「お、おまえはなぜ?」
彼の言葉の真意がわからずサキナは首を傾げた。
「はい?」
「なぜ私に抱かれた」
抱かれているつもりはない。出させただけだ。
「子種のためですよ。あなたに用はない」
サキナは銀髪の美青年には興味もない。板の古釘を外すほうが大切だ。
傷ついた顔をエドアルドはした。それを見てサキナは笑い出したいのを我慢する。
「数ヶ月後が楽しみです」
それが祖父から言われた自分の役目だ。サキナは挫折してしまったが、咲夜なら大丈夫。
産めるなら、産んでみせよう、鷹の子をーー。
ーーな~んちゃってだ。
馬鹿の子だと生まれて来る子がかわいそうだが、アザ花種が生まれたら間違いなく祖父に取り上げられるだろう。
人口が減り続けるこの世界で、赤子が生まれるのは家の資産になる。ましてやラース大公の血を引くアザ花種なら値千金だ。
アザ花種で生まれた意味を幼い頃から叩き込まれているサキナは、どこに嫁ごうが祖父に逆らわずに生きて行くのだろう。
さて、咲夜はどうしようか。
レインは指示を受けながら首を傾げているがーー。
板を掃除していたサキナは、視線を感じて振り返った。近くに軍服姿のエドアルドが立っている。
怪訝な目で見返すとエドアルドは嫌そうな顔でサキナを見る。
「見送りは?」
サキナはキョトンとした。
「昨日しましたが」
苛立ったようにエドアルドは頭をかく。銀色の髪に瞳の色も銀色だ。
「そうか」
見送って欲しいのだろうか。あいにくこちらは旦那様の顔など極力見たくはない。無視して作業を続ける。
「ーー何をしている」
めんどくさいなー、集中してるときに何回も声をかけてくるな。
「リフォームです」
エドアルドは目を眇めたが、黙ったままだ。
何しに来たんだ。
まさか、よね…。
「ーーレイン、足りない材料を買ってきてくれる?」
「はい、サキナ様」
左手でさっと書いたメモを渡すと、レインはエドアルドを睨みながら買い物に出て行く。
サキナは突っ立っているエドアルドの顔を見て、奥の庭を指さした。エドアルドはハッとした表情を浮かべ頷く。
「うっ!」
エドアルドが気持ち良さそうに喘ぐ。ひと目につかない野外での行為とはーー。
「なんと淫らなやつだ……」
誘われてホイホイついてきた奴が何を言うか。
立ちバックで応じながらサキナは溜め息をつく思いだ。エドアルドはサキナの身体が気になるのだろう。
貞淑といわれているラース大公の華が、愛人を突き飛ばして自分の上に乗るとは……。エドアルドも貞淑さを確かめずにはいられないのか、ただやりたいだけなのかー。
だが、サキナは貞淑な人物だった。祖父にもまわりにもその辺りのことは厳しく育てられ監視されていた。万が一にもしょうもない男の種を仕込まれると、困るからだろう。
しかし、咲夜は違う。大学生のとき当時の彼がセックスマシーンであったため、ありとあらゆることをそれなりに経験している。後ろもだが、野外も経験ずみだ。
彼の部屋で彼親に乱入されたこともある。あれは恥ずかしかった。
それにしてもーー。
こいつ本当に早いしヘタクソだな。
辛辣なことを考えながらサキナは適当に相手をした。見当違いなとこ突くなよ、とは思うが、口に出すのもめんどくさいので黙ったまま応じた。サキナの先は少しも反応しない。
エロいことをすれば勝手に勃つんじゃないのかしら?
こんな間近に人がいて、耳にも息がかかるのに感じないなんてーー。サキナは不感症なのだろうか。咲夜が入ってしまった弊害がこんなところにでてしまったのだろうか?
つまらないーー。
そのとき、がさり、と葉がこすれる音がした。
「え、エドアルド様ーー……」
「ノ、ノエル!」
愛人の目が大きく開かれていた。大粒の涙が頬を伝う。
ノエルは駆け出した。
「ま、まて!ノエル!これは!誤解だ!」
馬鹿だ!
サキナはおかしすぎて吹き出した。そのせいで腹が震えてしまい、エドアルドが快感に喘いだ。
何が誤解か、しっかり突っ込んでおいてーー。
しばらくサキナは笑っていたが、向こうは何度もイッているがこちらはさっぱりイケそうにない。
「どいてください」
妙にくっついている身体をさっさと離し、衣服を整えるとサキナは離れに戻り作業の続きをはじめた。
呆然とした顔でエドアルドはサキナを見る。
「お、おまえはなぜ?」
彼の言葉の真意がわからずサキナは首を傾げた。
「はい?」
「なぜ私に抱かれた」
抱かれているつもりはない。出させただけだ。
「子種のためですよ。あなたに用はない」
サキナは銀髪の美青年には興味もない。板の古釘を外すほうが大切だ。
傷ついた顔をエドアルドはした。それを見てサキナは笑い出したいのを我慢する。
「数ヶ月後が楽しみです」
それが祖父から言われた自分の役目だ。サキナは挫折してしまったが、咲夜なら大丈夫。
産めるなら、産んでみせよう、鷹の子をーー。
ーーな~んちゃってだ。
馬鹿の子だと生まれて来る子がかわいそうだが、アザ花種が生まれたら間違いなく祖父に取り上げられるだろう。
人口が減り続けるこの世界で、赤子が生まれるのは家の資産になる。ましてやラース大公の血を引くアザ花種なら値千金だ。
アザ花種で生まれた意味を幼い頃から叩き込まれているサキナは、どこに嫁ごうが祖父に逆らわずに生きて行くのだろう。
さて、咲夜はどうしようか。
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