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女神様と童貞
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「先ほどから騒がしいですが、どうかなさいましたか?」
かくしてわたしは賭けに勝った。小部屋にはわたしの部屋とは別に、質素な木の戸板がついていて、それが開いたのだ。
白いずるずるしたガウンみたいな服を来た、男なのか女なのかわからない人物が入ってきた。たぶん声からして男だが、若くて髪も床に届くくらい長くて、綺麗な人だった。
髪と同じ銀色の目がわたしを見つけて見開かれた。
「め、女神様?」
相手も驚いているが、わたしも驚いた。
銀色の瞳って初めて見た。白人でもこんな光彩を持っている人がいるだろうか?
同時に、ユーグに対応するだけで精一杯だった脳が回転し始める。
なんだろう、この部屋。マンションの間取りと合わないぞ。しかもなぜ石造りなんだ。
それに、さっきからユーグもこの綺麗な男も、何語をしゃべっているんだ。しかも何語かわからないのに内容を理解できるってどういうことだ。
二人の服装もまるでファンタジーゲームみたいだ。ユーグは騎士、もう一人は神官か。
もしかして、ゲームみたい、というか、ゲームの世界に来てしまった? いや、どのゲームかは全く心当たりないから、正確に言うと、ゲームに出てくるようなファンタジー世界ってやつ?
最近アニメでもあるよね、異世界に転生したとか召喚されたとか。
そうか、さてはこれ、夢だな?
仕事のしすぎか、ゲーム実況の見すぎか、それともその両方のせいか、わたしは夢でも見ているのかもしれない。酒も入ってるしな。
やけにリアリティがあるけれど、それはよくあることだ。わたしは小さい頃から物語性のある夢ばっかり見る傾向があった。こういった人物に体温や匂いがあるようなものも珍くない。またネットの掲示板で、こんな夢を見たよ報告でもしてやろう。
銀髪の神官らしき麗人が言う。彼も多少浮き足立っているようだ。
「神の扉が開いて、この方が現れたのですね? この珍しいご装束。女神様に違いありません」
シャツブラウスにジャージの上下なんだけど、人前に出るには珍しい姿だね、確かに。
「ユーグ殿の願いをお聴きになられてご降臨されたのですか?」
「じ、自分はただ、女神様にこの身を捧げたいと願ったのであります。そうしたら扉が開いて……」
おい、さっき童貞卒業させて欲しいとか言ってただろ。何綺麗な言葉でラッピングしてんだ。
「勝手に話を進めないで。ちょっと説明してくれる?」
夢だと割りきったわたしはとたんに腹が据わった。夢はいつか覚めるからね。何が起きても大丈夫。
わたしの言葉に、二人は今さらながら地面に膝をついて頭を垂れた。
「申し訳ございません、女神様。つい興奮してしまい、礼を失しました。なにとぞご容赦を」
神官らしき麗人はやはり神官だそうだ。ユーグよりも冷静な彼の説明はわかりやすかった。
ここは神殿、わたしの召喚された部屋は祈りの小部屋というらしい。石造りのシンプルな部屋に、入口の質素な木戸。そして奥には金でできた扉がある。この扉の前で祈りを捧げると、時折神様が現れて願いを叶えてくれるらしい。
なお、扉が開いたのは二十年ぶりだそうだ。二十年は長い気もするが、実際に神が現れる期間としては短い気もする。
「なるほど、異世界召喚。そしてわたしは女神、と」
設定は理解した。しかし、問題は帰り方だ。
「ちなみに、今まで現れた神様たちは、自分の世界に帰ったの? それとも一度ここへきたらずっとこの世界で暮らした?」
神官が恭しく頭を下げながら答えてくれる。
「記録によりますと、多くの神々が願いを叶えられた後、帰還されたとのことです」
「ふーん」
わたしの部屋に通じる扉は開かない。しかし帰った神の方が多いなら、何か方法があるはずだ。
そこでわたしはユーグを軽く睨み付けた。彼は一瞬だけびく、となったが、後は直立不動だ。
わたしが呼ばれたのは、彼が扉の前で祈ったのが原因だろう。願いの内容は童貞卒業。
わたしに見られていると知って顔がだんだん赤くなってきている。こやつめ。つまりセックスがしたいのだろう。神様に祈る内容としてどうなんだ。いや、絵馬に書いてある合格祈願とか商売繁盛とかも欲望丸出しなんだから、童貞卒業も同じようなものか?
わたしの推理するところでは、たぶんユーグの願いを叶えてやれば扉は開くと思う。
ユーグをまじまじと見つめる。何度見てもイケメンだ。金髪に水色の目の男。体格は日本人よりも良く、筋肉もしっかりついている。単純に裸が見てみたい。そういえば男性器も大きいのだろうか。そこまで考えて、下世話な自分にちょっと恥ずかしくなる。
「女神様、どうかユーグ殿の願いを叶えてくださいませ」
「うーん」
神官の言葉にわたしは唸る。
ユーグとベッドイン。夢の中だし、美味しいとみるべきか、それとも放っておくべきか。
「ま、いっか。叶えてあげるよ」
わたしはあっさりと了承した。
簡単に言えば現実逃避したかったのである。たまにはパーッと羽目を外してみるのも悪くない。せっかくこんな夢を見ているのだから、覚める前に出来ることはやっておこう。ユーグは現実のわたしなら出会えないようなイケメンだし。
それに目が覚めたら部屋の掃除もいい加減しなきゃいけない。掃除めんどい。まだ夢の中にいたい。
ユーグは喜ぶかと思ったが、目を見開いたまま汗をだらだらと流し始めた。願いが現実になるとわかって緊張に襲われているらしい。可愛らしいところもあるじゃないか。
一方の神官は、胸の前で両手を握りしめて目をキラキラさせている。
「女神様の奇跡をこの目で見られるなんて!」
「あ、いや、人に見られるのはちょっと」
さすがに夢の中でも衆人環視プレイはいただけない。神官がわかりやすく残念な顔をする。
「ユーグと二人きりになれる部屋はないかな。できたらベッドもあるとこで」
「かしこまりました!」
神官は仕事を任されると急に張りきりだした。少々お待ちくださいと言い残して部屋を出ていく。
さて、わたしは小さな部屋にユーグと二人きりで残された。相手はガチガチに固まっている。たぶんわたしの方が年上っぽいし、一応女神様なんだし、こちらから声をかけてやるか。
「あなた、神様に祈るくらい童貞卒業したいの?」
あ、しょっぱなからこの質問は手厳しかったかな。
ユーグはびくりとする。額には汗の粒がびっしりだ。
「は、はい!」
突然大声で返されて、今度はこっちがびくっとなる。
「自分には恋人がいたことがありません。体を繋げるのは情の通った相手と、と決めておりましたが、その機会もなくこの歳まできてしまいました。同僚にはまだ経験がないのかと揶揄されております」
ずいぶん率直に答えるな。イケメンなのにちょっと残念というか、そこが愛らしいというか。
「ちなみに、歳っていくつ?」
「二十六です」
わたしより四つ下か。この世界の適齢期っていくつなんだろう。顔だけ見るとモテそうなのに、性格に難でもあるのだろうか。ベッドの中で気遣いのない男だったら嫌だなぁ。
「今までお見合いとかもないの?」
「自分は恋愛結婚が理想ですので」
なるほど。今まで恋人が出来なかったのが一番のネックか。まぁ真面目で理想主義者っぽいということはわかった。
「なんで今まで恋人が出来なかったの?」
まるで面接官みたいだな、わたし。しかも偉そう。まぁ女神様なんだから許してもらおう。
ユーグはぐっと言葉に詰まった。
「それは自分の不徳のいたすところで……」
「神の扉を開くくらい切実に願っておいて、原因分析も出来てないんかい」
ユーグはまたぐぐぐと言葉に詰まった。
「その、仕事のせいにする訳ではないのですが、自分は長いこと国境警備の任についております。詰めていた砦に女性は少ないですし、休暇で街に戻ることもありますが、短期間で恋に落ちる性格でもありませんし……」
「なるほど、仕事が忙しかったと」
「い、いえ、同僚には結婚している者の方が多いですし、純粋に自分がどんくさいだけなのだと思います」
この男、けっこう奥手なのかな。モテなかったわけはないと思うんだけど、とんでもない鈍感だとか?
ふと疑問に思ったことを口に出してみる。
「ちなみに、体を繋げるなら恋人と、って言ってたけど、相手がわたしでもいいのかな?」
突然、ユーグがまた大声で答えた。
「女神様なら大歓迎です! もういっそのこと自分の流儀を曲げて娼館に行こうかと、その勇気をくださいと祈りましたところ、ま、ま、ま、まさか、女神様ご本人が降臨されて、その身を与えてくださるとは! これぞまさに天の助けだと感謝しております!」
ふーん、わたしとの出会いをそう受け止めたわけか。童貞拗らせすぎて発想が飛躍したな。ていうか、女神様に祈る内容として、それってどうなの。
まぁいいけど。わたしももうユーグと寝る気だし、細かいことは突っ込まないようにしよう。
だいたいの事情がわかってきたところで、神官が戻ってきた。
「お部屋の準備が整いました」
かくしてわたしは賭けに勝った。小部屋にはわたしの部屋とは別に、質素な木の戸板がついていて、それが開いたのだ。
白いずるずるしたガウンみたいな服を来た、男なのか女なのかわからない人物が入ってきた。たぶん声からして男だが、若くて髪も床に届くくらい長くて、綺麗な人だった。
髪と同じ銀色の目がわたしを見つけて見開かれた。
「め、女神様?」
相手も驚いているが、わたしも驚いた。
銀色の瞳って初めて見た。白人でもこんな光彩を持っている人がいるだろうか?
同時に、ユーグに対応するだけで精一杯だった脳が回転し始める。
なんだろう、この部屋。マンションの間取りと合わないぞ。しかもなぜ石造りなんだ。
それに、さっきからユーグもこの綺麗な男も、何語をしゃべっているんだ。しかも何語かわからないのに内容を理解できるってどういうことだ。
二人の服装もまるでファンタジーゲームみたいだ。ユーグは騎士、もう一人は神官か。
もしかして、ゲームみたい、というか、ゲームの世界に来てしまった? いや、どのゲームかは全く心当たりないから、正確に言うと、ゲームに出てくるようなファンタジー世界ってやつ?
最近アニメでもあるよね、異世界に転生したとか召喚されたとか。
そうか、さてはこれ、夢だな?
仕事のしすぎか、ゲーム実況の見すぎか、それともその両方のせいか、わたしは夢でも見ているのかもしれない。酒も入ってるしな。
やけにリアリティがあるけれど、それはよくあることだ。わたしは小さい頃から物語性のある夢ばっかり見る傾向があった。こういった人物に体温や匂いがあるようなものも珍くない。またネットの掲示板で、こんな夢を見たよ報告でもしてやろう。
銀髪の神官らしき麗人が言う。彼も多少浮き足立っているようだ。
「神の扉が開いて、この方が現れたのですね? この珍しいご装束。女神様に違いありません」
シャツブラウスにジャージの上下なんだけど、人前に出るには珍しい姿だね、確かに。
「ユーグ殿の願いをお聴きになられてご降臨されたのですか?」
「じ、自分はただ、女神様にこの身を捧げたいと願ったのであります。そうしたら扉が開いて……」
おい、さっき童貞卒業させて欲しいとか言ってただろ。何綺麗な言葉でラッピングしてんだ。
「勝手に話を進めないで。ちょっと説明してくれる?」
夢だと割りきったわたしはとたんに腹が据わった。夢はいつか覚めるからね。何が起きても大丈夫。
わたしの言葉に、二人は今さらながら地面に膝をついて頭を垂れた。
「申し訳ございません、女神様。つい興奮してしまい、礼を失しました。なにとぞご容赦を」
神官らしき麗人はやはり神官だそうだ。ユーグよりも冷静な彼の説明はわかりやすかった。
ここは神殿、わたしの召喚された部屋は祈りの小部屋というらしい。石造りのシンプルな部屋に、入口の質素な木戸。そして奥には金でできた扉がある。この扉の前で祈りを捧げると、時折神様が現れて願いを叶えてくれるらしい。
なお、扉が開いたのは二十年ぶりだそうだ。二十年は長い気もするが、実際に神が現れる期間としては短い気もする。
「なるほど、異世界召喚。そしてわたしは女神、と」
設定は理解した。しかし、問題は帰り方だ。
「ちなみに、今まで現れた神様たちは、自分の世界に帰ったの? それとも一度ここへきたらずっとこの世界で暮らした?」
神官が恭しく頭を下げながら答えてくれる。
「記録によりますと、多くの神々が願いを叶えられた後、帰還されたとのことです」
「ふーん」
わたしの部屋に通じる扉は開かない。しかし帰った神の方が多いなら、何か方法があるはずだ。
そこでわたしはユーグを軽く睨み付けた。彼は一瞬だけびく、となったが、後は直立不動だ。
わたしが呼ばれたのは、彼が扉の前で祈ったのが原因だろう。願いの内容は童貞卒業。
わたしに見られていると知って顔がだんだん赤くなってきている。こやつめ。つまりセックスがしたいのだろう。神様に祈る内容としてどうなんだ。いや、絵馬に書いてある合格祈願とか商売繁盛とかも欲望丸出しなんだから、童貞卒業も同じようなものか?
わたしの推理するところでは、たぶんユーグの願いを叶えてやれば扉は開くと思う。
ユーグをまじまじと見つめる。何度見てもイケメンだ。金髪に水色の目の男。体格は日本人よりも良く、筋肉もしっかりついている。単純に裸が見てみたい。そういえば男性器も大きいのだろうか。そこまで考えて、下世話な自分にちょっと恥ずかしくなる。
「女神様、どうかユーグ殿の願いを叶えてくださいませ」
「うーん」
神官の言葉にわたしは唸る。
ユーグとベッドイン。夢の中だし、美味しいとみるべきか、それとも放っておくべきか。
「ま、いっか。叶えてあげるよ」
わたしはあっさりと了承した。
簡単に言えば現実逃避したかったのである。たまにはパーッと羽目を外してみるのも悪くない。せっかくこんな夢を見ているのだから、覚める前に出来ることはやっておこう。ユーグは現実のわたしなら出会えないようなイケメンだし。
それに目が覚めたら部屋の掃除もいい加減しなきゃいけない。掃除めんどい。まだ夢の中にいたい。
ユーグは喜ぶかと思ったが、目を見開いたまま汗をだらだらと流し始めた。願いが現実になるとわかって緊張に襲われているらしい。可愛らしいところもあるじゃないか。
一方の神官は、胸の前で両手を握りしめて目をキラキラさせている。
「女神様の奇跡をこの目で見られるなんて!」
「あ、いや、人に見られるのはちょっと」
さすがに夢の中でも衆人環視プレイはいただけない。神官がわかりやすく残念な顔をする。
「ユーグと二人きりになれる部屋はないかな。できたらベッドもあるとこで」
「かしこまりました!」
神官は仕事を任されると急に張りきりだした。少々お待ちくださいと言い残して部屋を出ていく。
さて、わたしは小さな部屋にユーグと二人きりで残された。相手はガチガチに固まっている。たぶんわたしの方が年上っぽいし、一応女神様なんだし、こちらから声をかけてやるか。
「あなた、神様に祈るくらい童貞卒業したいの?」
あ、しょっぱなからこの質問は手厳しかったかな。
ユーグはびくりとする。額には汗の粒がびっしりだ。
「は、はい!」
突然大声で返されて、今度はこっちがびくっとなる。
「自分には恋人がいたことがありません。体を繋げるのは情の通った相手と、と決めておりましたが、その機会もなくこの歳まできてしまいました。同僚にはまだ経験がないのかと揶揄されております」
ずいぶん率直に答えるな。イケメンなのにちょっと残念というか、そこが愛らしいというか。
「ちなみに、歳っていくつ?」
「二十六です」
わたしより四つ下か。この世界の適齢期っていくつなんだろう。顔だけ見るとモテそうなのに、性格に難でもあるのだろうか。ベッドの中で気遣いのない男だったら嫌だなぁ。
「今までお見合いとかもないの?」
「自分は恋愛結婚が理想ですので」
なるほど。今まで恋人が出来なかったのが一番のネックか。まぁ真面目で理想主義者っぽいということはわかった。
「なんで今まで恋人が出来なかったの?」
まるで面接官みたいだな、わたし。しかも偉そう。まぁ女神様なんだから許してもらおう。
ユーグはぐっと言葉に詰まった。
「それは自分の不徳のいたすところで……」
「神の扉を開くくらい切実に願っておいて、原因分析も出来てないんかい」
ユーグはまたぐぐぐと言葉に詰まった。
「その、仕事のせいにする訳ではないのですが、自分は長いこと国境警備の任についております。詰めていた砦に女性は少ないですし、休暇で街に戻ることもありますが、短期間で恋に落ちる性格でもありませんし……」
「なるほど、仕事が忙しかったと」
「い、いえ、同僚には結婚している者の方が多いですし、純粋に自分がどんくさいだけなのだと思います」
この男、けっこう奥手なのかな。モテなかったわけはないと思うんだけど、とんでもない鈍感だとか?
ふと疑問に思ったことを口に出してみる。
「ちなみに、体を繋げるなら恋人と、って言ってたけど、相手がわたしでもいいのかな?」
突然、ユーグがまた大声で答えた。
「女神様なら大歓迎です! もういっそのこと自分の流儀を曲げて娼館に行こうかと、その勇気をくださいと祈りましたところ、ま、ま、ま、まさか、女神様ご本人が降臨されて、その身を与えてくださるとは! これぞまさに天の助けだと感謝しております!」
ふーん、わたしとの出会いをそう受け止めたわけか。童貞拗らせすぎて発想が飛躍したな。ていうか、女神様に祈る内容として、それってどうなの。
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