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本編
雪影とパーティデート
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美鎖は着物姿だった。春らしい若葉色の振袖は、全面に白い花の絞り染めが施されている。帯は白地に金の亀甲柄だ。
和装を身に付けると、背筋が伸びて気持ちがいい。特に帯の絞まる感覚が美鎖は好きだった。それが男の人に抱き締められる感触に似ていると気づいたのは最近だ。
招かれたのは、某有名ホテルの宴会場。
ふかふかの赤い絨毯に、ご馳走が並んだ円卓。立食形式のパーティで、参加者は思い思いに談笑している。
その中でも注目を浴びているのが、銀髪を垂らした雪影だった。銀糸の模様が入った袴姿で美鎖の横に立っている。
「いやぁ、欲望の渦巻く場所ですねぇ」
彼は閉じた扇子を口元に当てて、意味深に微笑んでいる。
暗夜を襲った連中が判明しそうだ、ということで連れてこられたのだが、たどり着いたのはとあるパーティだった。こういう政治的なものは分家が担当することになっている。本家の人間は故郷で山を守り、神事を担当するのだ。
というのは建前で、本当は蛇神様たちが巫女を人前に出したがらないらしい。蛇は嫉妬深いのである。
とにかく、美鎖にはこういう派手な場所での勝手がわからない。
「本当にここに手がかりがあるんですか? すごく場違いな気がするんですが……」
美鎖はうつむきがちに周囲を見渡す。
「ええ、まぁ、面白い状況になっていますよ」
雪影は優雅に、けれどどこか底冷えするような目で笑う。
「狐と狸は昔と比べてだいぶ減りましたねぇ。ああ、あちらの方は天孫から守護を受けているつもりなんですね。身の丈に合わないものから守ってもらうには、それなりの覚悟をしなければならないのに、ふふふ……」
いったい何が見えているのか、怖すぎて聞けない。
「美鎖様」
スーツ姿の壮年に声をかけられる。このパーティを紹介してくれた一族内の人間だった。
「本家の方にご足労いただき光栄です」
親子ほど歳の違う相手に頭を下げられ、美鎖は慌てて手を振る。
「いえ、こちらこそ無理を言ってすみません」
「参加者を紹介いたします。どうぞこちらへ」
一族の男性に連れられて挨拶に回る。ほとんどの参加者たちが、まず銀髪の雪影の姿を凝視した。好奇の視線を向けられて、雪影はにっこりと完璧な微笑みを浮かべた。
「初めまして」
女性だけでなく、男性までもが、一瞬その笑顔に見とれる。
雪影も、紹介する男性も、雪影がどういう身分なのかは説明しない。だが二人とも堂々としているので、それなりの立場だと思われているらしかった。
次に、控えめに立つ美鎖が紹介されると、多くの参加者は社交辞令で受け流した。雪影のインパクトに比べたら、美鎖はただの地味な娘である。
ただ、その中でもごく一部の人間が驚いた顔をする。
「本家の方ですか……」
美鎖の祖母は占いや呪いごとを依頼されることもあり、裏の世界ではそこそこ名の知れた存在なのだ。同時に美鎖は肩身が狭くなる。祖母の力を引き継がなかったことに負い目を感じているからだ。
「これで主な方々とはお会い出来たと思いますが」
紹介してくれた壮年が言う。規模の大きいパーティなので、全員と話していると時間が足りない。
「ここから先は私達だけで大丈夫ですよ」
雪影がそう言うので、男性とは別れることにした。
「何かありましたらお声かけください」
彼はお辞儀をして去っていく。
初対面の人達といきなりたくさんしゃべったので、美鎖は少しふらふらしていた。
「一息つきましょうか」
雪影がジュースを持ってきてくれる。
「ありがとうございます」
雪影はさりげなく椅子が用意されている壁際へと誘導してくれた。着物姿には慣れているが、座るとやっぱりほっとする。
一方、雪影に疲れた様子は全くない。穏やかで大人びた笑みを浮かべている。この見た目と気配り。彼をエスコート役に欲しがる女性は多いだろう。
「あの、何かわかりましたか……?」
「ええ、先程からこちらに殺気を放っている方がいますね」
「え……?」
美鎖はぐるりと会場を見渡したが、特に目につく人はいない。
「ごめんなさい、わたし、こういうことに鈍くて」
祖母のように特別な力があれば、何か役に立てたかもしれないのに。
「いいんですよ、美鎖はこうやって一緒にいてくれれば」
雪影はとろけるように笑う。
「あなたの存在そのものが宝なのですから」
歯の浮くようなセリフを堂々と言ってくる。
「雪影さんは、いつも大げさです」
美鎖は頬を赤くしてうつむいた。
「本気で言っているんですけどね。どれだけ私があなたを求めているのか、伝わらないのがもどかしい」
雪影は美鎖の手を取った。愛おしそうに撫でられる。指の一本一本をなぞられるとゾクゾクした。
「雪影さ……」
雪影がこちらを眺めながら、ちろりと舌を出して唇を舐めた。とたんに淫猥な空気が漂う。まわりにはたくさんの人がいるのに。
美鎖は恥ずかしくなって手を引っ込める。雪影は少し寂しそうな顔をした。
「さて、やっと我慢出来なくなって仕掛けてきましたね」
雪影が振り返る。
ふわり、とぬるい風が吹いた。もちろん、会場に窓は無い。
「え?」
生臭い風だった。何かが腐っているような。
雪影が動く。着物の袖が揺らめいた。
じゅ、と焦げるような音がする。
「ふふふ、捕まえた」
雪影が握りしめた拳を開くと、一房の毛が現れた。赤茶色の、ごわごわした短い毛だった。
「何ですか、それ?」
「犬ですよ。偵察に使われた使い魔の形代です。暗夜の噛み傷からだいたいの見当はついていたんですが、これがあれば術者をたどることが出来ます」
「犬、ですか……」
「犬神憑きの家は没落したと聞いたんですけどねぇ。こんなに好戦的な人間が残っていたとは」
雪影の笑顔が怖い。
異臭はすでに無くなっていた。こちらの様子に気づいた人間もいないようだ。
「目的も達成しましたし、さっさと出ましょうか」
「もういいんですか?」
「ええ、先程から美鎖を見るものたちの目が本気ですので」
「見られているのは雪影さんの方だと思いますけど」
挨拶回りをした時、女性たちが頬を染めていた光景を思い出す。
「美鎖は本当に可愛いですねぇ。こういう欲望の渦巻く場所には、人ならぬものも集まってくるのですよ。そういう輩が、どれだけあなたを欲しがるか……」
雪影が目をすがめて美鎖の頬を撫でる。
「行きましょう。あまりあなたを晒し者にすると、私が嫉妬でおかしくなりそうです」
雪影の目が、欲情に暗く光った。
和装を身に付けると、背筋が伸びて気持ちがいい。特に帯の絞まる感覚が美鎖は好きだった。それが男の人に抱き締められる感触に似ていると気づいたのは最近だ。
招かれたのは、某有名ホテルの宴会場。
ふかふかの赤い絨毯に、ご馳走が並んだ円卓。立食形式のパーティで、参加者は思い思いに談笑している。
その中でも注目を浴びているのが、銀髪を垂らした雪影だった。銀糸の模様が入った袴姿で美鎖の横に立っている。
「いやぁ、欲望の渦巻く場所ですねぇ」
彼は閉じた扇子を口元に当てて、意味深に微笑んでいる。
暗夜を襲った連中が判明しそうだ、ということで連れてこられたのだが、たどり着いたのはとあるパーティだった。こういう政治的なものは分家が担当することになっている。本家の人間は故郷で山を守り、神事を担当するのだ。
というのは建前で、本当は蛇神様たちが巫女を人前に出したがらないらしい。蛇は嫉妬深いのである。
とにかく、美鎖にはこういう派手な場所での勝手がわからない。
「本当にここに手がかりがあるんですか? すごく場違いな気がするんですが……」
美鎖はうつむきがちに周囲を見渡す。
「ええ、まぁ、面白い状況になっていますよ」
雪影は優雅に、けれどどこか底冷えするような目で笑う。
「狐と狸は昔と比べてだいぶ減りましたねぇ。ああ、あちらの方は天孫から守護を受けているつもりなんですね。身の丈に合わないものから守ってもらうには、それなりの覚悟をしなければならないのに、ふふふ……」
いったい何が見えているのか、怖すぎて聞けない。
「美鎖様」
スーツ姿の壮年に声をかけられる。このパーティを紹介してくれた一族内の人間だった。
「本家の方にご足労いただき光栄です」
親子ほど歳の違う相手に頭を下げられ、美鎖は慌てて手を振る。
「いえ、こちらこそ無理を言ってすみません」
「参加者を紹介いたします。どうぞこちらへ」
一族の男性に連れられて挨拶に回る。ほとんどの参加者たちが、まず銀髪の雪影の姿を凝視した。好奇の視線を向けられて、雪影はにっこりと完璧な微笑みを浮かべた。
「初めまして」
女性だけでなく、男性までもが、一瞬その笑顔に見とれる。
雪影も、紹介する男性も、雪影がどういう身分なのかは説明しない。だが二人とも堂々としているので、それなりの立場だと思われているらしかった。
次に、控えめに立つ美鎖が紹介されると、多くの参加者は社交辞令で受け流した。雪影のインパクトに比べたら、美鎖はただの地味な娘である。
ただ、その中でもごく一部の人間が驚いた顔をする。
「本家の方ですか……」
美鎖の祖母は占いや呪いごとを依頼されることもあり、裏の世界ではそこそこ名の知れた存在なのだ。同時に美鎖は肩身が狭くなる。祖母の力を引き継がなかったことに負い目を感じているからだ。
「これで主な方々とはお会い出来たと思いますが」
紹介してくれた壮年が言う。規模の大きいパーティなので、全員と話していると時間が足りない。
「ここから先は私達だけで大丈夫ですよ」
雪影がそう言うので、男性とは別れることにした。
「何かありましたらお声かけください」
彼はお辞儀をして去っていく。
初対面の人達といきなりたくさんしゃべったので、美鎖は少しふらふらしていた。
「一息つきましょうか」
雪影がジュースを持ってきてくれる。
「ありがとうございます」
雪影はさりげなく椅子が用意されている壁際へと誘導してくれた。着物姿には慣れているが、座るとやっぱりほっとする。
一方、雪影に疲れた様子は全くない。穏やかで大人びた笑みを浮かべている。この見た目と気配り。彼をエスコート役に欲しがる女性は多いだろう。
「あの、何かわかりましたか……?」
「ええ、先程からこちらに殺気を放っている方がいますね」
「え……?」
美鎖はぐるりと会場を見渡したが、特に目につく人はいない。
「ごめんなさい、わたし、こういうことに鈍くて」
祖母のように特別な力があれば、何か役に立てたかもしれないのに。
「いいんですよ、美鎖はこうやって一緒にいてくれれば」
雪影はとろけるように笑う。
「あなたの存在そのものが宝なのですから」
歯の浮くようなセリフを堂々と言ってくる。
「雪影さんは、いつも大げさです」
美鎖は頬を赤くしてうつむいた。
「本気で言っているんですけどね。どれだけ私があなたを求めているのか、伝わらないのがもどかしい」
雪影は美鎖の手を取った。愛おしそうに撫でられる。指の一本一本をなぞられるとゾクゾクした。
「雪影さ……」
雪影がこちらを眺めながら、ちろりと舌を出して唇を舐めた。とたんに淫猥な空気が漂う。まわりにはたくさんの人がいるのに。
美鎖は恥ずかしくなって手を引っ込める。雪影は少し寂しそうな顔をした。
「さて、やっと我慢出来なくなって仕掛けてきましたね」
雪影が振り返る。
ふわり、とぬるい風が吹いた。もちろん、会場に窓は無い。
「え?」
生臭い風だった。何かが腐っているような。
雪影が動く。着物の袖が揺らめいた。
じゅ、と焦げるような音がする。
「ふふふ、捕まえた」
雪影が握りしめた拳を開くと、一房の毛が現れた。赤茶色の、ごわごわした短い毛だった。
「何ですか、それ?」
「犬ですよ。偵察に使われた使い魔の形代です。暗夜の噛み傷からだいたいの見当はついていたんですが、これがあれば術者をたどることが出来ます」
「犬、ですか……」
「犬神憑きの家は没落したと聞いたんですけどねぇ。こんなに好戦的な人間が残っていたとは」
雪影の笑顔が怖い。
異臭はすでに無くなっていた。こちらの様子に気づいた人間もいないようだ。
「目的も達成しましたし、さっさと出ましょうか」
「もういいんですか?」
「ええ、先程から美鎖を見るものたちの目が本気ですので」
「見られているのは雪影さんの方だと思いますけど」
挨拶回りをした時、女性たちが頬を染めていた光景を思い出す。
「美鎖は本当に可愛いですねぇ。こういう欲望の渦巻く場所には、人ならぬものも集まってくるのですよ。そういう輩が、どれだけあなたを欲しがるか……」
雪影が目をすがめて美鎖の頬を撫でる。
「行きましょう。あまりあなたを晒し者にすると、私が嫉妬でおかしくなりそうです」
雪影の目が、欲情に暗く光った。
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