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本編
雪影のお仕置き2
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「ふぁ……」
美鎖は涙をぼろぼろこぼした。人のいる前で、醜態をさらしてしまった。
雪影は更に同じところを刺激してくる。
「やっ……! だ、めっ……!」
達したばかりの体は酷く過敏になっている。すぐに触られるのは辛い。
「ひっ!」
雪影の指は容赦なかった。昇りつめたまま、息をつく間もなく、また高みに押し上げられる。
「くぅっ!」
ガクガクと背筋がのけぞって、何も見えなくなる。重力が消える。
それでも雪影は手を止めない。
「やぁっ! も、もぅ、や……めっ……!」
声がかすれる。頭の中で火花が散った。気持ち良いを通り越して、もはや拷問だ。
逃れようと無意識のうちに体をひねるが、腰を捕まれて押さえつけられる。
おかしくなる。
「あああぁぁっ!」
美鎖は何度目かもわからない絶頂を迎えた。時間の間隔が飛んで、気づくとぼんやりと天井を見つめていた。自分の荒い呼吸音が聞こえる。
「はっ、はぁっ、ふ、あ……?」
むず痒い。体の奥が、きゅうきゅうと物欲しそうにうねっている。
「な、んで……?」
体はこんなに辛いのに。
「どうしたんですか?」
愉快そうな雪影の顔。美鎖は歯を食い縛って目をそらす。
「疼くんでしょう?」
耳元で囁かれて、ぞくりとする。
「美鎖、あなたはもう体の奥の快楽を覚えてしまいました。だから体の表面を触れられただけでは、いくら達しても物足りない。ここに男を受け入れないと満足出来ないんですよ」
姫穴の入口を、ゆるゆるとなぞられる。
「う、あ……!」
それだけでもう体がくねり出す。指を奥へと引き込もうと、濡れた場所が誘うように吸い付いた。
「淫乱な体になってしまいましたねぇ」
言葉でとどめを差される。
「ふっ……っく……」
美鎖は嗚咽を漏らした。
美鎖の瞳に少女の姿が映った。彼女は小さな体を出来るだけ縮込めて顔を背けている。けれど、腕を縛られているから耳を塞げない。美鎖の声は全部聞こえている。
「さぁ、どうして欲しいか言ってご覧なさい」
悪魔だ。悪魔が夜の闇に、銀の髪を煌めかせながら笑っている。
けれど体の疼きはどうしようもない。美鎖は屈伏した。
「……れ、て」
消え入りそうな声で、美鎖は呟いた。
「そんな小さな声では、彼女に聞こえませんよ?」
優しくなだめるような、残酷な言い方。
「も……許し……」
「駄目ですよ。さぁ……」
わななく唇を撫でられる。美鎖は涙の溜まった目で雪影を睨みつけた。
「い、入れ、て、くださ……い……」
「いいでしょう。ではここらへんで勘弁してあげましょうか」
勘弁するとは、赤い着物の少女から見えなくする、という意味だったらしい。急に美鎖と雪影の周囲が半透明の繭のようなものに包まれる。
「結界ですよ。音も光も通しませんので安心してください」
美鎖がほっと息をつく間もなく、雪影の灼熱が美鎖を貫いた。
「あああっ!」
雷にでも打たれたような、凄まじいまでの衝撃。一気に絶頂まで押し上げられて、全身がひきつった。
奥まで入っている。ずっしりとした重量感に、飢えた肉体が痺れて動かない。
「はぁ、はっ、……ひっ!」
弛緩する暇もなく、雪影の突き上げが始まる。
「あああんっ!」
引き抜かれる時、中がこそぎとられるようにされるのが堪らない。
目が眩む。視界が白いのか黒いのかもわからない。
奥にぶち当たって、グリグリとえぐられる。乱暴にも思える動きが、焦らされ続けた体にはちょうど良い。
「あっ、ま、待って、は、はげしっ……!」
強すぎる快感が何度も何度も押し寄せてくる。思考回路が焼ききれる。体がバラバラになる。
「やぁ! も、いやっ! あぁっ!」
首を振りたくる美鎖の顎を、雪影がつかむ。
「美鎖、ちゃんと見て。自分が今、誰に抱かれているのかを」
涙でぐちゃぐちゃになりながら、美鎖はすすり泣いた。
「雪影さ、たす、け……っ! もぉ、死んじゃ……!」
「可愛いですよ、美鎖」
雪影はうっとりとした表情で、美鎖の濡れた頬を舐める。一方で腰使いは力強く、容赦がない。
「んんん――っ!」
電流が飽和する。バチバチと弾ける。ガクガクと全身が痙攣して、全てが止まる。
雪影が自分の名前を呼んだ気がした。
美鎖は涙をぼろぼろこぼした。人のいる前で、醜態をさらしてしまった。
雪影は更に同じところを刺激してくる。
「やっ……! だ、めっ……!」
達したばかりの体は酷く過敏になっている。すぐに触られるのは辛い。
「ひっ!」
雪影の指は容赦なかった。昇りつめたまま、息をつく間もなく、また高みに押し上げられる。
「くぅっ!」
ガクガクと背筋がのけぞって、何も見えなくなる。重力が消える。
それでも雪影は手を止めない。
「やぁっ! も、もぅ、や……めっ……!」
声がかすれる。頭の中で火花が散った。気持ち良いを通り越して、もはや拷問だ。
逃れようと無意識のうちに体をひねるが、腰を捕まれて押さえつけられる。
おかしくなる。
「あああぁぁっ!」
美鎖は何度目かもわからない絶頂を迎えた。時間の間隔が飛んで、気づくとぼんやりと天井を見つめていた。自分の荒い呼吸音が聞こえる。
「はっ、はぁっ、ふ、あ……?」
むず痒い。体の奥が、きゅうきゅうと物欲しそうにうねっている。
「な、んで……?」
体はこんなに辛いのに。
「どうしたんですか?」
愉快そうな雪影の顔。美鎖は歯を食い縛って目をそらす。
「疼くんでしょう?」
耳元で囁かれて、ぞくりとする。
「美鎖、あなたはもう体の奥の快楽を覚えてしまいました。だから体の表面を触れられただけでは、いくら達しても物足りない。ここに男を受け入れないと満足出来ないんですよ」
姫穴の入口を、ゆるゆるとなぞられる。
「う、あ……!」
それだけでもう体がくねり出す。指を奥へと引き込もうと、濡れた場所が誘うように吸い付いた。
「淫乱な体になってしまいましたねぇ」
言葉でとどめを差される。
「ふっ……っく……」
美鎖は嗚咽を漏らした。
美鎖の瞳に少女の姿が映った。彼女は小さな体を出来るだけ縮込めて顔を背けている。けれど、腕を縛られているから耳を塞げない。美鎖の声は全部聞こえている。
「さぁ、どうして欲しいか言ってご覧なさい」
悪魔だ。悪魔が夜の闇に、銀の髪を煌めかせながら笑っている。
けれど体の疼きはどうしようもない。美鎖は屈伏した。
「……れ、て」
消え入りそうな声で、美鎖は呟いた。
「そんな小さな声では、彼女に聞こえませんよ?」
優しくなだめるような、残酷な言い方。
「も……許し……」
「駄目ですよ。さぁ……」
わななく唇を撫でられる。美鎖は涙の溜まった目で雪影を睨みつけた。
「い、入れ、て、くださ……い……」
「いいでしょう。ではここらへんで勘弁してあげましょうか」
勘弁するとは、赤い着物の少女から見えなくする、という意味だったらしい。急に美鎖と雪影の周囲が半透明の繭のようなものに包まれる。
「結界ですよ。音も光も通しませんので安心してください」
美鎖がほっと息をつく間もなく、雪影の灼熱が美鎖を貫いた。
「あああっ!」
雷にでも打たれたような、凄まじいまでの衝撃。一気に絶頂まで押し上げられて、全身がひきつった。
奥まで入っている。ずっしりとした重量感に、飢えた肉体が痺れて動かない。
「はぁ、はっ、……ひっ!」
弛緩する暇もなく、雪影の突き上げが始まる。
「あああんっ!」
引き抜かれる時、中がこそぎとられるようにされるのが堪らない。
目が眩む。視界が白いのか黒いのかもわからない。
奥にぶち当たって、グリグリとえぐられる。乱暴にも思える動きが、焦らされ続けた体にはちょうど良い。
「あっ、ま、待って、は、はげしっ……!」
強すぎる快感が何度も何度も押し寄せてくる。思考回路が焼ききれる。体がバラバラになる。
「やぁ! も、いやっ! あぁっ!」
首を振りたくる美鎖の顎を、雪影がつかむ。
「美鎖、ちゃんと見て。自分が今、誰に抱かれているのかを」
涙でぐちゃぐちゃになりながら、美鎖はすすり泣いた。
「雪影さ、たす、け……っ! もぉ、死んじゃ……!」
「可愛いですよ、美鎖」
雪影はうっとりとした表情で、美鎖の濡れた頬を舐める。一方で腰使いは力強く、容赦がない。
「んんん――っ!」
電流が飽和する。バチバチと弾ける。ガクガクと全身が痙攣して、全てが止まる。
雪影が自分の名前を呼んだ気がした。
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