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鳴らない着信、震えたバイブ…
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そんなこんなで晴れて雅と仁は連絡先の交換を済ませたものの、雅はメールを入れる事も出来なかった。そんなある日の昼食の時間。いつも通りに雅と一花は一緒に食べていた。
「…どう?入れれた?」
「入れれない…」
「なんでよ。教えてくれたって事は、入れていいよって事じゃないの?」
「そうかもしれないけど…返事返ってこなかったときのあの不安感…」
「そんなこと言ったことないじゃない」
「……うん…」
「部活でもあってるんでしょ?」
「会うよ?会いますけど…」
「その時に何か言われたりとかは?」
「全く…何も…」
「……んー、そうかぁ…聞いてみる?」
「誰によ…」
「隼君に」
「なんて…?」
「まぁまぁ、聞いていいなら私それとなく聞いちゃうけど?」
そう切り出せば、箸を一旦おいて一花はぽちぽとメッセージを入れていた。
「これでなんとなく分かるかもしれないよ?」
「知りませんって言われるかも…」
「それならいっその事思い切って入れちゃうんだよ」
「……そう…かな」
はぁっと大きなため息を吐いている雅によしよしと笑いかける一花だった。
***
その頃の二年二組の教室…
「…あなたが珍しいですね」
「ぁあ?何がよ」
「いえ?そんな風に女性からのアプローチをただひたすらに待つだなんて…」
「うるせぇよ…」
「そうは言っても、もしかして初めてじゃないですか?」
「それ…意外とだせぇからいうなよ?」
「誰、にですか?」
「……ッッ」
そんな話をしている時だ。ブブ…っと隼のスマホが震えた。
「…なるほど…そういう事ですか…」
「あんだよ」
「いえ、聞きたくないかもしれないので話しませんけど…」
「すげぇ気になる言い方するんじゃねぇよ」
「いえいえ、そうは言いましても、聞きたくないでしょ?夏目先輩の事…」
「……ッ…言って」
「…クス…一花からです。」
そう言って送られてきたばかりのラインの画面を見せた隼。突っ伏したまま、ちらりとその画面を見る仁の目元は見ている間に細く、すぐにスマホを取り出した。
「…おやまぁ…」
勢いに任せて仁はタタタ…っとメッセージを打っていく。ひとしきり打ったかと思えばそのままポケットにしまい込んだ。
「…進めました?」
「これで返事来なかったら俺、マジで泣いていい?」
「やめてください、面倒くさい…」
そう話していた。
そんな時だ…ブブっと雅の携帯が震えた。
「ま、って…ねぇ、一花…どうしよう…」
「何、どうかした?」
「…青木君、から…」
「なんでそんなに慌ててるのよ、私慌てるような内容隼君に入れてないよ?」
「でも…ッッ」
「メッセージ来たなら、ちょうどいいじゃん、雅も何か入れてみたら?」
「入れなかったら勘違いされちゃう…」
「え?」
ゆっくりとこちらも雅が一花に見せた。
『ライン交換して一週間になるけど、遊ばれてる?それか、俺嫌われてたりする?』
「ちょ、早く返事入れないと…!」
「そうなんだけど…うまく入れられない…」
「ゆっくりでもいいからちゃんと今日中に返事入れなよ?」
そう言われた雅。入れたくなかったわけではない。ただ、好きになりすぎていた。それだけでうまく言葉に出来ず、入れたことによって嫌われたくない、変な事を入れなかったか…とか必要以上に考えてしまう…そう言っていた。
「…その気持ちも分かるけど…でも雅が不安に思ってる以上に青木君も不安なのかもね」
「そうなのかな…」
そう言われてもなかなかと打っては消してを繰り返している雅だった。この日は部活も休みの日。しかし雅はいつも通りにと道場に向かっていく。
「…まだ入れられてない…やばい…」
しかしどんなことを入れたらいいのか、分からないままにリアクションだけを入れるのみで終わってしまった。紫音も合流して気の済むまで打てばそのまま学校を後にする。
「…おい」
「え?何?」
「今日はまだ俺らだけの自主練だからいいけど、明日にはその感情、持ち込むんじゃねぇよ?」
「…へ?」
「気付いてねぇとでも思ったか」
「だって…」
「何考えてんのか、何迷ってんのか分かんねぇけどな?いいな」
そう言ってふいっと背中を向ければ紫音は先に帰っていく。バスに乗り、雅も家に帰っていった。夕飯、入浴も終えて部屋に戻ってスマホを開いた時だ。
「…ッ…なんで…」
着信が一件、の表示と共に現れたのは仁の名前だった。
「…これって…」
いてもたってもいられなくなり、雅はゆっくりと通話ボタンを押した。
『もしもし?』
「あ、えっと…夏目です…青木、君?」
『そうっすよ、どうかしましたか?』
「どうかしたって…いうか…その、着信あったから…」
『それでかけてくれたって事?』
「はい…ごめんなさい…お風呂入ってて…」
『クス…大丈夫っすよ、それよりも今、少し大丈夫っすか?』
「ん、どうしたの?」
『……』
「青木君?」
『どうしたは先輩の方ですよ』
そういう声、そして電話越しの声はいつもよりも少しだけ変わって聞こえた。ただそれだけで雅の心拍数はどんどんと上がっていく。
「…あの…」
『この着信で何もなかったらマジでどうしようかと思ってた』
「え?」
『だぁって…交換してから一週間、何の音沙汰もねぇんだからそうも思うだろ…』
「…あの…」
『…でも良かったっすよ』
一瞬口調が変わったものの、すぐにいつもの仁の口調に戻っていく。
「あの、」
『嫌われてなくて安心しました』
「…そんな事はなくて…その、本当はずっと、ライン入れたかったの…でも、なんか変なこと言って嫌われたらどうしようかなとか…今以上に口聞けなくなったら嫌だなとか…すごく考えちゃって…だから青木君の事嫌いとかそういうんじゃなくて…」
『ちょ、先輩?ストップ』
「…ッッ」
話し出したら止まらなくなった雅の言葉を仁は一旦ストップをかけて止めていた。
『わかったって、大丈夫っすよ、そんな事で嫌いにならねぇから』
「…でも不安だったから…」
『不安って…クスクス…それって俺の事好きみたいに聞こえますよ?』
「ちが、そうじゃなくて…あの、部活とかでもよく話してくれるし…その…」
いろんな気持ちを一気に間違って伝えた雅。それでも電話口の仁の声は明るかった。
『でも、まぁ、俺の方こそ良かったって話。それじゃ、お休み』
「え…あ、うん。おやすみなさい」
少しだけあっけなくも感じた切れ口だった。それでも新しく知った仁の電話口での声に雅の心は跳ねていた。
その頃の仁は…折り返し誰かに電話をかけていた。
『もしもし?なんですか?バイト終わってすぐの時間でしょう?』
「……」
『仁?』
「……待てって…破壊力半端ねぇ…どうしよう、隼」
『切りましょうか?』
「待て待て…切るな…」
『何なんですか、一体』
そう、電話の相手は他の誰でもなく、隼だった。
「電話口の声がよ、めっちゃ可愛いの、どうしたらいい?俺…」
『知りませんよ、それで?電話がかかってきたんですか?』
「俺がかけちゃってた折り返しなんだけど…」
『あなたがかけたんですか…』
「だってよ…あのラインの返事もずっとなくて、リアクションだけポンってあったから…かけちゃった」
『はぁ…かけちゃったって…なんで夏目先輩に対してはそんなに余裕がないんですか』
「俺が聞きてぇよ」
『それで?理由は聞けたんですか?』
「……」
『仁?』
「……俺に嫌われたくないからって…」
『はい?あなたの良い様に解釈してません?』
「違う…そう確かに言ったんだよ」
『それであなたなんて言ったんですか?』
「俺の事好きって聞こえるって…」
『あー、バカですね。なんでそこで茶化すんですか…』
「そしたら必死に違うって…」
『そりゃもし仮にあなたの事が好きだとしてもそんな聞かれ方されたら違うとしか言えなくなりますよ。』
そう言われながらもバイトの帰り道にため息を吐きながらも仁は帰宅に至っていくのだった。誰も居ないその家の中…シャワーを浴びて自身の部屋に入っていく。ベッドにドサっと寝転べばスマホを見つめていた。
「…っと、」
その時、ブブっと震えると雅からメッセージが入ってくる。何も入ってこないその画面を見つめていたタイミングだったため慌てていた。
「…ッ反則、だろ、こんなの…」
入ってきた内容を見て仁はボスっとその手をベッドに沈めた。
『この間言ってたお祝いの事なんですか、まだ有効ですか?有効なら明日お話したい事あります』
不意打ち過ぎる雅からの誘いだった。
「…どう?入れれた?」
「入れれない…」
「なんでよ。教えてくれたって事は、入れていいよって事じゃないの?」
「そうかもしれないけど…返事返ってこなかったときのあの不安感…」
「そんなこと言ったことないじゃない」
「……うん…」
「部活でもあってるんでしょ?」
「会うよ?会いますけど…」
「その時に何か言われたりとかは?」
「全く…何も…」
「……んー、そうかぁ…聞いてみる?」
「誰によ…」
「隼君に」
「なんて…?」
「まぁまぁ、聞いていいなら私それとなく聞いちゃうけど?」
そう切り出せば、箸を一旦おいて一花はぽちぽとメッセージを入れていた。
「これでなんとなく分かるかもしれないよ?」
「知りませんって言われるかも…」
「それならいっその事思い切って入れちゃうんだよ」
「……そう…かな」
はぁっと大きなため息を吐いている雅によしよしと笑いかける一花だった。
***
その頃の二年二組の教室…
「…あなたが珍しいですね」
「ぁあ?何がよ」
「いえ?そんな風に女性からのアプローチをただひたすらに待つだなんて…」
「うるせぇよ…」
「そうは言っても、もしかして初めてじゃないですか?」
「それ…意外とだせぇからいうなよ?」
「誰、にですか?」
「……ッッ」
そんな話をしている時だ。ブブ…っと隼のスマホが震えた。
「…なるほど…そういう事ですか…」
「あんだよ」
「いえ、聞きたくないかもしれないので話しませんけど…」
「すげぇ気になる言い方するんじゃねぇよ」
「いえいえ、そうは言いましても、聞きたくないでしょ?夏目先輩の事…」
「……ッ…言って」
「…クス…一花からです。」
そう言って送られてきたばかりのラインの画面を見せた隼。突っ伏したまま、ちらりとその画面を見る仁の目元は見ている間に細く、すぐにスマホを取り出した。
「…おやまぁ…」
勢いに任せて仁はタタタ…っとメッセージを打っていく。ひとしきり打ったかと思えばそのままポケットにしまい込んだ。
「…進めました?」
「これで返事来なかったら俺、マジで泣いていい?」
「やめてください、面倒くさい…」
そう話していた。
そんな時だ…ブブっと雅の携帯が震えた。
「ま、って…ねぇ、一花…どうしよう…」
「何、どうかした?」
「…青木君、から…」
「なんでそんなに慌ててるのよ、私慌てるような内容隼君に入れてないよ?」
「でも…ッッ」
「メッセージ来たなら、ちょうどいいじゃん、雅も何か入れてみたら?」
「入れなかったら勘違いされちゃう…」
「え?」
ゆっくりとこちらも雅が一花に見せた。
『ライン交換して一週間になるけど、遊ばれてる?それか、俺嫌われてたりする?』
「ちょ、早く返事入れないと…!」
「そうなんだけど…うまく入れられない…」
「ゆっくりでもいいからちゃんと今日中に返事入れなよ?」
そう言われた雅。入れたくなかったわけではない。ただ、好きになりすぎていた。それだけでうまく言葉に出来ず、入れたことによって嫌われたくない、変な事を入れなかったか…とか必要以上に考えてしまう…そう言っていた。
「…その気持ちも分かるけど…でも雅が不安に思ってる以上に青木君も不安なのかもね」
「そうなのかな…」
そう言われてもなかなかと打っては消してを繰り返している雅だった。この日は部活も休みの日。しかし雅はいつも通りにと道場に向かっていく。
「…まだ入れられてない…やばい…」
しかしどんなことを入れたらいいのか、分からないままにリアクションだけを入れるのみで終わってしまった。紫音も合流して気の済むまで打てばそのまま学校を後にする。
「…おい」
「え?何?」
「今日はまだ俺らだけの自主練だからいいけど、明日にはその感情、持ち込むんじゃねぇよ?」
「…へ?」
「気付いてねぇとでも思ったか」
「だって…」
「何考えてんのか、何迷ってんのか分かんねぇけどな?いいな」
そう言ってふいっと背中を向ければ紫音は先に帰っていく。バスに乗り、雅も家に帰っていった。夕飯、入浴も終えて部屋に戻ってスマホを開いた時だ。
「…ッ…なんで…」
着信が一件、の表示と共に現れたのは仁の名前だった。
「…これって…」
いてもたってもいられなくなり、雅はゆっくりと通話ボタンを押した。
『もしもし?』
「あ、えっと…夏目です…青木、君?」
『そうっすよ、どうかしましたか?』
「どうかしたって…いうか…その、着信あったから…」
『それでかけてくれたって事?』
「はい…ごめんなさい…お風呂入ってて…」
『クス…大丈夫っすよ、それよりも今、少し大丈夫っすか?』
「ん、どうしたの?」
『……』
「青木君?」
『どうしたは先輩の方ですよ』
そういう声、そして電話越しの声はいつもよりも少しだけ変わって聞こえた。ただそれだけで雅の心拍数はどんどんと上がっていく。
「…あの…」
『この着信で何もなかったらマジでどうしようかと思ってた』
「え?」
『だぁって…交換してから一週間、何の音沙汰もねぇんだからそうも思うだろ…』
「…あの…」
『…でも良かったっすよ』
一瞬口調が変わったものの、すぐにいつもの仁の口調に戻っていく。
「あの、」
『嫌われてなくて安心しました』
「…そんな事はなくて…その、本当はずっと、ライン入れたかったの…でも、なんか変なこと言って嫌われたらどうしようかなとか…今以上に口聞けなくなったら嫌だなとか…すごく考えちゃって…だから青木君の事嫌いとかそういうんじゃなくて…」
『ちょ、先輩?ストップ』
「…ッッ」
話し出したら止まらなくなった雅の言葉を仁は一旦ストップをかけて止めていた。
『わかったって、大丈夫っすよ、そんな事で嫌いにならねぇから』
「…でも不安だったから…」
『不安って…クスクス…それって俺の事好きみたいに聞こえますよ?』
「ちが、そうじゃなくて…あの、部活とかでもよく話してくれるし…その…」
いろんな気持ちを一気に間違って伝えた雅。それでも電話口の仁の声は明るかった。
『でも、まぁ、俺の方こそ良かったって話。それじゃ、お休み』
「え…あ、うん。おやすみなさい」
少しだけあっけなくも感じた切れ口だった。それでも新しく知った仁の電話口での声に雅の心は跳ねていた。
その頃の仁は…折り返し誰かに電話をかけていた。
『もしもし?なんですか?バイト終わってすぐの時間でしょう?』
「……」
『仁?』
「……待てって…破壊力半端ねぇ…どうしよう、隼」
『切りましょうか?』
「待て待て…切るな…」
『何なんですか、一体』
そう、電話の相手は他の誰でもなく、隼だった。
「電話口の声がよ、めっちゃ可愛いの、どうしたらいい?俺…」
『知りませんよ、それで?電話がかかってきたんですか?』
「俺がかけちゃってた折り返しなんだけど…」
『あなたがかけたんですか…』
「だってよ…あのラインの返事もずっとなくて、リアクションだけポンってあったから…かけちゃった」
『はぁ…かけちゃったって…なんで夏目先輩に対してはそんなに余裕がないんですか』
「俺が聞きてぇよ」
『それで?理由は聞けたんですか?』
「……」
『仁?』
「……俺に嫌われたくないからって…」
『はい?あなたの良い様に解釈してません?』
「違う…そう確かに言ったんだよ」
『それであなたなんて言ったんですか?』
「俺の事好きって聞こえるって…」
『あー、バカですね。なんでそこで茶化すんですか…』
「そしたら必死に違うって…」
『そりゃもし仮にあなたの事が好きだとしてもそんな聞かれ方されたら違うとしか言えなくなりますよ。』
そう言われながらもバイトの帰り道にため息を吐きながらも仁は帰宅に至っていくのだった。誰も居ないその家の中…シャワーを浴びて自身の部屋に入っていく。ベッドにドサっと寝転べばスマホを見つめていた。
「…っと、」
その時、ブブっと震えると雅からメッセージが入ってくる。何も入ってこないその画面を見つめていたタイミングだったため慌てていた。
「…ッ反則、だろ、こんなの…」
入ってきた内容を見て仁はボスっとその手をベッドに沈めた。
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不意打ち過ぎる雅からの誘いだった。
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