転生したらどんな武器にも変化できる最強の本だった件。─幼女とのんびりゆるふわ紀行─

桜樹人(おきと)

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Ⅳ章 トラブル☆メーカー!?お姉ちゃん!

page15 アリスとティア、別行動の件

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王都へやってきた俺達は驚いていた。王都は思ってた以上に大きく、広いのだ。
こんな中から闇ギルドのアジトを見つけるって・・・
ティアはさらっと絞ったとか言ってたが絞るのもかなり大変だと思う。

「さて、貴族様のお屋敷にお呼ばれしているのは今日の夜なの。
だからね、それまで別行動をするよ。
私はターゲットの偵察に行くからアリスちゃんには闇ギルドの構成員の尾行をお願いしたいの。
一応の確認でね。
本当に私の目星をつけた場所がアジトかを確認して置きたいんだ。」

ティアはそう言うと微笑んで地図を広げる。

「えと、尾行なんてやったこと無いけど・・・」

「心配しないで。
アリスちゃんは飛べるんでしょ?
なら、空から追いかければ良いよ。
この街ってどの道も空から見える位にはスペースあるから。」

ティアはそう言うと地図をアリスに渡して走り出す。

「集合はここに夕方5時ね!」

返事をする前にティアは走り去ってしまった。

「うぅ・・・ケイさん、どうしよぉ~」

「そうだな。
良い作戦があるぞ。」

「ほんとっ!?どんな作戦?」

俺が言うとアリスしが眼を輝かせて聞いてきた。

「簡単だ。
尾行をあえて失敗させる。
尾行してきた奴をただで逃がすとは思えない。
そして、この街に人通りの少ない道は限られている。
しかもそんな道でも暴行を加えればバレてしまう。
なら、どうすると思う?」

「え?えっと・・・」

「気絶させて誘拐するんだよ。
んで、誘拐した先で暴行を加える。
そうすれば安全に依頼主を炙り出せるからな。」

俺が言うと少し怖がる顔をした。

「それって・・・」

「アリスなら問題ない。
服は龍鱗なら脱がされたり破られたりしても問題ないだろ?
それに、普通の人間なら気絶する事でもアリスなら気絶しない筈だ。
そして何より俺がいる。
まさか本が武器とは思わないだろう。
俺をコートのポケットに忍ばせておけ。
アリスが拘束されて魔法が使えなくても俺は拘束されないから使える。
それに、俺はどんな魔法でも切れる剣があるからな。
それで拘束具を切れば良い話だ。」

俺が言うとアリスが小さくうなずく。

「えっと、どうすれば良いの?」

「首の後ろの皮膚を鱗にして固くしておけ。
ただ、バレないように擬態させておけよ。
それでそこを叩かれたらその瞬間に全身の力を抜いてされるがままにされろ。
大丈夫。
アジトにつくまで暴行は加えない。
あとはアジトから抜け出せばアジトの場所も確認できるから問題ない。」

「わかった。ちょっと怖いけどやってみる。」

アリスはそう言って俺をコートの内ポケットに仕舞うと地図に示された場所へと向かう。
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