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第2章・モフモフで可愛いケモノっ子
043:重大事件
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ジャックから押収した聖剣を乗せたクロスロード連盟軍の船は世界連盟の本部に向けて進んでいる。
「中佐っ!! 前方から見知らぬ船が来ます!!」
「そんなの海の上なんだから当たり前だろ?」
「こちらに向かって大砲を撃ってきております!!」
「なんだと? また海賊かよ……直ぐに撃ち返す準備をしろ」
前方からやってきた船はクロスロード連盟軍の船に向けて、大砲を撃って攻撃を仕掛けてきている。
それに対して、この場の指揮権を持っているジョズエ中佐は、直ぐに打ち返す準備をしろと指示を出す。
そして撃ち合いになったところで、ジョズエ中佐は何やら敵戦の違和感に気がついたのである。
「あの船は、何処かで見た事ある様な………まさか!?」
「正解だっ!! たくっ。こんな小物を相手にしなきゃいけない俺の身にもなってくれや………」
ジョズエ中佐が違和感に気がついた瞬間に、その違和感の正体が背後に立っていた。
その人間は声からしたら男の声だが、ローブを着て顔を隠しているので、どんな容姿だか分からない。
「銀翼の夜明け団かっ!? しかも幹部………どうして、この船を狙って来た!!」
「狙ってるモノは、お前たちの方が分かってんじゃねぇのか? 俺にさっさと渡せや」
――――銀翼の夜明け団・大幹部:憤怒――――
「聖剣は渡さねぇぞ!! これをテメェに渡したら、この世界は恐怖のどん底になっちまうじゃねぇか!!」
船に乗って来たのは世界最悪の犯罪組織《銀翼の夜明け団》の大幹部である《憤怒》だった。
ジョズエはラースの威圧感に押されて少し後ろに後退してしまう程だ。
そしてラースが求めているのは、この船に乗っている聖剣を奪取する事だという。
「平和に交渉したいところだが、お前たちが渡さないっていうのなら………それなりの事をしないとな」
「やれるもんならやってみろ!!」
その後に船は沈没し、ジョズエ中佐率いる部隊は全員が戦死したと伝えられ、しかも船からは聖剣も消えていたという。
* * *
俺たちはアカシア島で3日間もの休暇を取ってから、新たにイローナちゃんを仲間に加えて出発の日を迎える。
船着場には兎人族の村人たちが、俺たちを見送る為に多くの人が集まってくれていた。
「本当に村の人たちを助けていただきありがとうございました!! 今度は、もっとゆっくりしに来てください」
「そうだね。今度は世界回ってから、また必ずくる様にするよ」
「はいっ!! 待っていますね!!」
泣きそうになっているセイラちゃんに、俺たちは手を振りながら船は中陸に向かって出発する。
「それにしても他のところから連れて来られたなんて、大変な目に遭いましたねぇ」
「いきなりだったので、とても驚きましたが………昔から、こういう事に巻き込まれる体質なんです」
「そんな体質があるのかわん」
「たまに見るにゃ………」
新入りのイローナちゃんを古参の3人が、快く受け入れてくれて俺としては安心できた。
それどころか、美人でミステリアスな雰囲気を出しているのでエッタさんたちは妹ができたと頭を撫で撫でして可愛がる。
それを受けてイローナちゃんは嫌がるどころか、少しニヤッと笑うくらいに気に入ってくれたらしい。
「シュナちゃんたちの国は、どんなところなんだい?」
「私たちのところかにゃ? うーん……」
「私たちの村は、ルクマリネ王国にあるザザ森林にあるわん」
「ルクマリネ王国か。本で読んだだけなんだけど、確か世界中で見ても獣人と人間が共存してる国だよね?」
「そうにゃ。もう1つ有名な国があるけど、それは大大陸の方だから関係は無いにゃ」
これから俺たちが向かうシュナちゃんたちの故郷は、ルクマリネ王国という世界的に見ても獣人と人間が共存している国だ。
その為に俺としては可愛い獣人もいるだろうと、楽しみが多くてワクワクが止まらないが、本来の目的はシュナちゃんたちの村をゴブリンたちから助ける事である。
「ここからだったら、あと3日くらいで着くかな?」
「そうですね。それくらいなら着くと思います」
「なら気長に行こうか………」
俺たちは3日間の船旅をすると、3日目の朝にルクマリネ王国の港町《コナッツ》に到着した。
「おぉ。早速、獣人の人たちが多くいるねぇ」
「そうだわん。ここら辺には、多くの獣人が住んでるわん」
「私たちも、ここから避難したにゃ……」
俺たちはザザ村に向かう馬車の時間まで、コナッツ村を探索する事にして街の中を歩いている。
「痛っ!? な 何なんだよ………」
「どうかしましたか?」
「あのローブを被った奴が肩に、ぶつかっていって………謝る事もしねぇんだなって」
「大丈夫ですか?」
「問題は無いから全然大丈夫だよ」
俺が街を歩いていると顔まで深くフードを被った人間が、肩にぶつかったまま謝りもしないで立ち去っていった。
人間の方が礼儀なっていないなと思っていると、前で何やら騒がしくなっているのに気がつく。
「何かあったのか?」
「周りの人たちが泥棒って言ってるので、店先から何かを盗んだみたいですね」
「ちょっと見てみるか」
泥棒という事なので気になって見に行くと、狸人族の男の子が果物屋のオヤジに捕まっていた。
「僕は何もやってないぽん!!」
「嘘をつくなっ!! お前がリンゴを盗んだんだろ!!」
「持ってないから調べても良いぽん!!」
「そんなの仲間に渡したんだろ!!」
オヤジは男の子の話を聞かずに、この子が犯人だと決めつけているので、俺はオヤジと男の子の中間に入る。
「ちょっと待ってくれ。怪しい奴なら俺は見たぞ」
「なんだって? 本当か!? 紛らわしい野郎だ!!」
オヤジは俺の情報を聞いて逃げた方に向かって走る。
そのうちに俺は狸人族の男の子を連れて、この場から急いで離れるのである。
そこに少し離れて買い物をしていたシュナちゃんとカエデちゃんが合流した。
「あれ? カエデ姉ちゃんに、シュナ姉ちゃん?」
「ん? もしかして《ポン太》かわん!?」
「こんなところで会うなんてにゃ………」
この男の子とシュナちゃんたちは知り合いらしく、名前は狸のポン太というらしい。
そこには笑いそうになったが感動的な出会いかもしれない為、笑うのは我慢して話しやすいカフェに移した。
「それでポン太くん? とは、知り合いなのか?」
「はいわん!! 同じカロニ村の出身なんですわん!!」
「僕も お姉ちゃんたちみたいに逃げて来たんだぽん」
ポン太も同じ村の出身らしくゴブリンの被害から、この街に逃げて来たらしいのである。
「そうか。そんなにも被害は大きかったのか………俺の想像を遥かに超える被害が出てるんだな」
「今はゴブリンたちが住み着いて、獣人族の兵士たちが追い出そうと毎日の様に戦ってるんだぽん」
「それなら急いだ方が良さそうだな」
ポン太の話では毎日の様に、ゴブリンと獣人族が戦っているみたいだ。
それでも取り返せていないのならば、相当な被害が出ているのでは無いかと考えられる。
俺たちは急いでカフェの会計をすると、ザザ森林の近くまで運んでくれる馬車のところまで向かう。
「ここから何日で着くんだ?」
「途中の村によってだから、明日の昼には着くわん」
「案外早く着くんだな」
思ったよりも早く着くので移動での疲れは無さそうだ。
ポン太はついて来ても危険だと判断して、ゴブリン退治が終わるまではコナッツにいてもらう事にした。
そして俺たちは本来の目的である、ザザ森林のカロニ村を救いに出発するのである。
「中佐っ!! 前方から見知らぬ船が来ます!!」
「そんなの海の上なんだから当たり前だろ?」
「こちらに向かって大砲を撃ってきております!!」
「なんだと? また海賊かよ……直ぐに撃ち返す準備をしろ」
前方からやってきた船はクロスロード連盟軍の船に向けて、大砲を撃って攻撃を仕掛けてきている。
それに対して、この場の指揮権を持っているジョズエ中佐は、直ぐに打ち返す準備をしろと指示を出す。
そして撃ち合いになったところで、ジョズエ中佐は何やら敵戦の違和感に気がついたのである。
「あの船は、何処かで見た事ある様な………まさか!?」
「正解だっ!! たくっ。こんな小物を相手にしなきゃいけない俺の身にもなってくれや………」
ジョズエ中佐が違和感に気がついた瞬間に、その違和感の正体が背後に立っていた。
その人間は声からしたら男の声だが、ローブを着て顔を隠しているので、どんな容姿だか分からない。
「銀翼の夜明け団かっ!? しかも幹部………どうして、この船を狙って来た!!」
「狙ってるモノは、お前たちの方が分かってんじゃねぇのか? 俺にさっさと渡せや」
――――銀翼の夜明け団・大幹部:憤怒――――
「聖剣は渡さねぇぞ!! これをテメェに渡したら、この世界は恐怖のどん底になっちまうじゃねぇか!!」
船に乗って来たのは世界最悪の犯罪組織《銀翼の夜明け団》の大幹部である《憤怒》だった。
ジョズエはラースの威圧感に押されて少し後ろに後退してしまう程だ。
そしてラースが求めているのは、この船に乗っている聖剣を奪取する事だという。
「平和に交渉したいところだが、お前たちが渡さないっていうのなら………それなりの事をしないとな」
「やれるもんならやってみろ!!」
その後に船は沈没し、ジョズエ中佐率いる部隊は全員が戦死したと伝えられ、しかも船からは聖剣も消えていたという。
* * *
俺たちはアカシア島で3日間もの休暇を取ってから、新たにイローナちゃんを仲間に加えて出発の日を迎える。
船着場には兎人族の村人たちが、俺たちを見送る為に多くの人が集まってくれていた。
「本当に村の人たちを助けていただきありがとうございました!! 今度は、もっとゆっくりしに来てください」
「そうだね。今度は世界回ってから、また必ずくる様にするよ」
「はいっ!! 待っていますね!!」
泣きそうになっているセイラちゃんに、俺たちは手を振りながら船は中陸に向かって出発する。
「それにしても他のところから連れて来られたなんて、大変な目に遭いましたねぇ」
「いきなりだったので、とても驚きましたが………昔から、こういう事に巻き込まれる体質なんです」
「そんな体質があるのかわん」
「たまに見るにゃ………」
新入りのイローナちゃんを古参の3人が、快く受け入れてくれて俺としては安心できた。
それどころか、美人でミステリアスな雰囲気を出しているのでエッタさんたちは妹ができたと頭を撫で撫でして可愛がる。
それを受けてイローナちゃんは嫌がるどころか、少しニヤッと笑うくらいに気に入ってくれたらしい。
「シュナちゃんたちの国は、どんなところなんだい?」
「私たちのところかにゃ? うーん……」
「私たちの村は、ルクマリネ王国にあるザザ森林にあるわん」
「ルクマリネ王国か。本で読んだだけなんだけど、確か世界中で見ても獣人と人間が共存してる国だよね?」
「そうにゃ。もう1つ有名な国があるけど、それは大大陸の方だから関係は無いにゃ」
これから俺たちが向かうシュナちゃんたちの故郷は、ルクマリネ王国という世界的に見ても獣人と人間が共存している国だ。
その為に俺としては可愛い獣人もいるだろうと、楽しみが多くてワクワクが止まらないが、本来の目的はシュナちゃんたちの村をゴブリンたちから助ける事である。
「ここからだったら、あと3日くらいで着くかな?」
「そうですね。それくらいなら着くと思います」
「なら気長に行こうか………」
俺たちは3日間の船旅をすると、3日目の朝にルクマリネ王国の港町《コナッツ》に到着した。
「おぉ。早速、獣人の人たちが多くいるねぇ」
「そうだわん。ここら辺には、多くの獣人が住んでるわん」
「私たちも、ここから避難したにゃ……」
俺たちはザザ村に向かう馬車の時間まで、コナッツ村を探索する事にして街の中を歩いている。
「痛っ!? な 何なんだよ………」
「どうかしましたか?」
「あのローブを被った奴が肩に、ぶつかっていって………謝る事もしねぇんだなって」
「大丈夫ですか?」
「問題は無いから全然大丈夫だよ」
俺が街を歩いていると顔まで深くフードを被った人間が、肩にぶつかったまま謝りもしないで立ち去っていった。
人間の方が礼儀なっていないなと思っていると、前で何やら騒がしくなっているのに気がつく。
「何かあったのか?」
「周りの人たちが泥棒って言ってるので、店先から何かを盗んだみたいですね」
「ちょっと見てみるか」
泥棒という事なので気になって見に行くと、狸人族の男の子が果物屋のオヤジに捕まっていた。
「僕は何もやってないぽん!!」
「嘘をつくなっ!! お前がリンゴを盗んだんだろ!!」
「持ってないから調べても良いぽん!!」
「そんなの仲間に渡したんだろ!!」
オヤジは男の子の話を聞かずに、この子が犯人だと決めつけているので、俺はオヤジと男の子の中間に入る。
「ちょっと待ってくれ。怪しい奴なら俺は見たぞ」
「なんだって? 本当か!? 紛らわしい野郎だ!!」
オヤジは俺の情報を聞いて逃げた方に向かって走る。
そのうちに俺は狸人族の男の子を連れて、この場から急いで離れるのである。
そこに少し離れて買い物をしていたシュナちゃんとカエデちゃんが合流した。
「あれ? カエデ姉ちゃんに、シュナ姉ちゃん?」
「ん? もしかして《ポン太》かわん!?」
「こんなところで会うなんてにゃ………」
この男の子とシュナちゃんたちは知り合いらしく、名前は狸のポン太というらしい。
そこには笑いそうになったが感動的な出会いかもしれない為、笑うのは我慢して話しやすいカフェに移した。
「それでポン太くん? とは、知り合いなのか?」
「はいわん!! 同じカロニ村の出身なんですわん!!」
「僕も お姉ちゃんたちみたいに逃げて来たんだぽん」
ポン太も同じ村の出身らしくゴブリンの被害から、この街に逃げて来たらしいのである。
「そうか。そんなにも被害は大きかったのか………俺の想像を遥かに超える被害が出てるんだな」
「今はゴブリンたちが住み着いて、獣人族の兵士たちが追い出そうと毎日の様に戦ってるんだぽん」
「それなら急いだ方が良さそうだな」
ポン太の話では毎日の様に、ゴブリンと獣人族が戦っているみたいだ。
それでも取り返せていないのならば、相当な被害が出ているのでは無いかと考えられる。
俺たちは急いでカフェの会計をすると、ザザ森林の近くまで運んでくれる馬車のところまで向かう。
「ここから何日で着くんだ?」
「途中の村によってだから、明日の昼には着くわん」
「案外早く着くんだな」
思ったよりも早く着くので移動での疲れは無さそうだ。
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