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第4章・郡山市の戦い 編
106:九年ぶり
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牛丸軍が優勢に立ち始めていたのである。
この光景に指揮官は、どうなっているのだとジッと戦場を凝視してしまう。
その指揮官に部下が、日中軍本陣付近で牛丸軍の隊列が変わった事を知らせる。
どうしても、ここで止めなければいけないと指揮官は部下に言われ、カッとして「分かっておるわ!」と叫びイライラしているのだと部下にバレる。
「(そんな事は言われなくても分かっている………しかしどうやって、アレを止めると言うのだ!)」
この指揮官の父も兄も親戚も元帥と戦って戦死した。
いわゆるところの敵役である。
それでも敵ながらに、ここまで強い人間がいるのかと指揮官は言葉を失ってしまう。
その男の槍を誰かが、スッと横から取った。
元帥を見ていたので、いきなり槍を取られて困惑して取った本人を見てみると驚いた。
その男はグッと右腕に力を込め、元帥に向かって奪った槍をビュンッと投げつけた。
投げられた槍は、とてつも無い速度で元帥に向かって飛んでいくのである。
元帥は直ぐに察知して顔のギリギリで避けた。
すると後ろにいた兵士の顔面を貫かれる。
この槍を投げつけたのは最上だった。
いつの間にか消えて、いつの間にか戻って来た最上の登場に日中軍は歓声を上げる。
それを遠くから聞いていた染谷は、直ぐに声のするところに最上が現れたと察した。
そして隊列を組んで互いに円形を作る。
その円形の中心には総大将が互いに睨み合っている。
「9年ぶりか、ようやく会えたな。元気だったか?」
この質問に最上は返答をしないで、ジッと元帥の事を睨みつけている。
しかしそんな事を気にせずに、元帥は喋り続ける。
「しかしそれにしても驚いたなぁ。てっきり死んだものとばかり思っていたが、突然20万を超える大軍の総大将となって軍を率いて現れるとは………いつから三枚目になった?」
「手段など関係ない。在るのは使徒として武神の道を証明する事のみ………牛丸っ! 貴様をここで殺して我が武神の使徒であると神に指し示す!」
「変わりが無いようで安心したよ。それでこそ俺もここで………お前を殺し過去のしがらみと、訣別する事を宣言してやろう!」
元帥は最上が9年前から変わっていないという事に、ほんの少しだけホッとするのである。
それは9年前に囚われている自分を、最上を殺す事で訣別する事ができると思ったからだ。
そして互いに気持ちが高まったところで、最上は「行くぞ、牛丸!」と言って馬を走らせる。
同じように元帥も「こっちのセリフだ」と言って馬をバッと走らせるのである。
5日目にして総大将同士の一騎打ちが始まる。
最初に攻撃を仕掛けたのは最上で、スッと上に矛を振り上げて鋭く振り下ろした。
剣を交える事なく終わってしまうのかと思った。
しかし元帥は最上を馬ごと、たった一振りで後方に何十メートルも吹き飛ばすのである。
馬が倒れると思ったが、最上はギリギリで手綱を引いて倒れる事を回避したのだ。
「はっはっはっ! 意外と軽いんだなぁ、最上くん」
この元帥の一撃に北星軍は歓声を上げる。
その声が戦っている俺たちのところまで聞こえるのであるが、全くもって状況は目に見えていない。
しかしこの盛り上がりからして「元帥と最上か!」と俺たちも直ぐに分かるのである。
こんなところで苦戦してるわけにはいかないと、もっと力を込めようとすると指揮官が叫ぶ。
「歩兵共、足を止めるな! 我々の目的はあくまで合衆国本隊だっ! 全軍の指揮者である染谷を討つ事だ!」
その通りである。
俺たちの仕事は目の前にいる染谷の首を取り、この戦いの指揮官を戦場から排除する事だ。
そんな事は分かっているが、一騎打ちの方も気になって目の前の仕事に影響してしまう。
そこで俺は水城と花菱にある事を聞く。
「水城、花菱っ! 牛丸元帥と最上なら、どっちの方が強いと思う?」
2人は少し黙ってから花菱が「最上」と言い、その後に水城も続くように「僕も最上かぁ」と言った。
その答えたに対して月虎隊の人間たちは激昂する。
それでも北星軍の人間かと言われるのだ。
しかし花菱的にも聞かれたので答えただけで、それなら聞くなと逆ギレするのである。
「奴のせいで大勢の仲間が死んだ!」
「俺らには最上の最後を、見届ける資格くらいあると思うぜ?」
「確か俺たちって元帥直下の特別部隊だよな?」
「将軍から受けた命令は陽動だ」
拝田伍長・茶沖伍長・近野伍長・矢沼伍長は自分たちは元帥直下の特別部隊であり、元帥から受けた命令は見事にやり切ったと言うのである。
「月島殿、今は自由かと思います」
「よしっ! 月虎隊を今直ぐに集めろ!」
香さんは役割を果たしたのだから、今の自分たちは自由であり、文句を言われる筋合いは無いという。
それを聞いた俺は月虎隊を集めるように指示を出す。
一方で俺たちが向かおうとしているところでは、元帥と最上の戦いが苛烈を極めている。
最上の激しい一撃を元帥が払ったかと思ったら、今度は元帥の攻撃を最上が受け流す。
そして常人では考えられない激しい斬り合いになる。
その中で一瞬の隙をついた元帥が、最上の首に向けて長巻を振るったのである。
すると最上は体を逸らしながら攻撃を防ぐ。
それだけではなく俺の腹にかましたように、ローブで手元を隠しながら矛の持ち手の部分を放って来た。
完全に虚を突いた攻撃のはずだった。
しかし刃の腹で受け止められた。
そしてすかさず元帥は長巻を胴体に向けて振るう。
これを最上は脅威的な反射神経で防ぐのである。
そのまま馬は弾け飛んだが、それを利用して最上は元帥から距離をとって一息吐く。
目の前で起こっている光景に牛丸軍の幹部たちは、ゾッとしながら言葉を失うのである。
「9年前……殿が最上を討った時は、五大武将・五膳に深手を受けていたと聞く。それよりも単身乗り込み五膳まを討った最上の力の方が………どこか殿よりも上のように感じていたが」
「あぁ個人の武力でも殿の方が上だ。我らの殿に敵なんぞおらんのだ!」
五膳大将に深手を負わせられていた最上と戦った9年前は、側近の男たちでも最上の方が上だと心のどこかでは思っていたのである。
しかし今の戦いぶりを見る限りでは、もう明らかに個人の武力でも元帥の方が上だと分かった。
「倫央さま……これは」
「あぁ……まるで9年前の五膳さまと最上の戦いを見ているようじゃ。あの時もそうじゃった………最上は相手の力を引き出してから本気を出す!」
五膳大将の側近だった倫央少将は、ここまでの戦いぶりは9年前と同じだという。
それは最上は相手の力を引き摺り出してから本気を出すという戦い方をするらしい。
この話をした瞬間、さっきは最上が吹き飛ばされたが今度は元帥が弾き飛ばされたのである。
「出し惜しみは無用だ、牛丸………まだまだ、お前の力はこんなものでは無いはずだ!」
最上は元帥が本気を、まだ出していないから出し惜しみはしなくて良いと言い放つのである。
元帥はニヤッと笑ってるが、頬からは血が流れる。
この光景に指揮官は、どうなっているのだとジッと戦場を凝視してしまう。
その指揮官に部下が、日中軍本陣付近で牛丸軍の隊列が変わった事を知らせる。
どうしても、ここで止めなければいけないと指揮官は部下に言われ、カッとして「分かっておるわ!」と叫びイライラしているのだと部下にバレる。
「(そんな事は言われなくても分かっている………しかしどうやって、アレを止めると言うのだ!)」
この指揮官の父も兄も親戚も元帥と戦って戦死した。
いわゆるところの敵役である。
それでも敵ながらに、ここまで強い人間がいるのかと指揮官は言葉を失ってしまう。
その男の槍を誰かが、スッと横から取った。
元帥を見ていたので、いきなり槍を取られて困惑して取った本人を見てみると驚いた。
その男はグッと右腕に力を込め、元帥に向かって奪った槍をビュンッと投げつけた。
投げられた槍は、とてつも無い速度で元帥に向かって飛んでいくのである。
元帥は直ぐに察知して顔のギリギリで避けた。
すると後ろにいた兵士の顔面を貫かれる。
この槍を投げつけたのは最上だった。
いつの間にか消えて、いつの間にか戻って来た最上の登場に日中軍は歓声を上げる。
それを遠くから聞いていた染谷は、直ぐに声のするところに最上が現れたと察した。
そして隊列を組んで互いに円形を作る。
その円形の中心には総大将が互いに睨み合っている。
「9年ぶりか、ようやく会えたな。元気だったか?」
この質問に最上は返答をしないで、ジッと元帥の事を睨みつけている。
しかしそんな事を気にせずに、元帥は喋り続ける。
「しかしそれにしても驚いたなぁ。てっきり死んだものとばかり思っていたが、突然20万を超える大軍の総大将となって軍を率いて現れるとは………いつから三枚目になった?」
「手段など関係ない。在るのは使徒として武神の道を証明する事のみ………牛丸っ! 貴様をここで殺して我が武神の使徒であると神に指し示す!」
「変わりが無いようで安心したよ。それでこそ俺もここで………お前を殺し過去のしがらみと、訣別する事を宣言してやろう!」
元帥は最上が9年前から変わっていないという事に、ほんの少しだけホッとするのである。
それは9年前に囚われている自分を、最上を殺す事で訣別する事ができると思ったからだ。
そして互いに気持ちが高まったところで、最上は「行くぞ、牛丸!」と言って馬を走らせる。
同じように元帥も「こっちのセリフだ」と言って馬をバッと走らせるのである。
5日目にして総大将同士の一騎打ちが始まる。
最初に攻撃を仕掛けたのは最上で、スッと上に矛を振り上げて鋭く振り下ろした。
剣を交える事なく終わってしまうのかと思った。
しかし元帥は最上を馬ごと、たった一振りで後方に何十メートルも吹き飛ばすのである。
馬が倒れると思ったが、最上はギリギリで手綱を引いて倒れる事を回避したのだ。
「はっはっはっ! 意外と軽いんだなぁ、最上くん」
この元帥の一撃に北星軍は歓声を上げる。
その声が戦っている俺たちのところまで聞こえるのであるが、全くもって状況は目に見えていない。
しかしこの盛り上がりからして「元帥と最上か!」と俺たちも直ぐに分かるのである。
こんなところで苦戦してるわけにはいかないと、もっと力を込めようとすると指揮官が叫ぶ。
「歩兵共、足を止めるな! 我々の目的はあくまで合衆国本隊だっ! 全軍の指揮者である染谷を討つ事だ!」
その通りである。
俺たちの仕事は目の前にいる染谷の首を取り、この戦いの指揮官を戦場から排除する事だ。
そんな事は分かっているが、一騎打ちの方も気になって目の前の仕事に影響してしまう。
そこで俺は水城と花菱にある事を聞く。
「水城、花菱っ! 牛丸元帥と最上なら、どっちの方が強いと思う?」
2人は少し黙ってから花菱が「最上」と言い、その後に水城も続くように「僕も最上かぁ」と言った。
その答えたに対して月虎隊の人間たちは激昂する。
それでも北星軍の人間かと言われるのだ。
しかし花菱的にも聞かれたので答えただけで、それなら聞くなと逆ギレするのである。
「奴のせいで大勢の仲間が死んだ!」
「俺らには最上の最後を、見届ける資格くらいあると思うぜ?」
「確か俺たちって元帥直下の特別部隊だよな?」
「将軍から受けた命令は陽動だ」
拝田伍長・茶沖伍長・近野伍長・矢沼伍長は自分たちは元帥直下の特別部隊であり、元帥から受けた命令は見事にやり切ったと言うのである。
「月島殿、今は自由かと思います」
「よしっ! 月虎隊を今直ぐに集めろ!」
香さんは役割を果たしたのだから、今の自分たちは自由であり、文句を言われる筋合いは無いという。
それを聞いた俺は月虎隊を集めるように指示を出す。
一方で俺たちが向かおうとしているところでは、元帥と最上の戦いが苛烈を極めている。
最上の激しい一撃を元帥が払ったかと思ったら、今度は元帥の攻撃を最上が受け流す。
そして常人では考えられない激しい斬り合いになる。
その中で一瞬の隙をついた元帥が、最上の首に向けて長巻を振るったのである。
すると最上は体を逸らしながら攻撃を防ぐ。
それだけではなく俺の腹にかましたように、ローブで手元を隠しながら矛の持ち手の部分を放って来た。
完全に虚を突いた攻撃のはずだった。
しかし刃の腹で受け止められた。
そしてすかさず元帥は長巻を胴体に向けて振るう。
これを最上は脅威的な反射神経で防ぐのである。
そのまま馬は弾け飛んだが、それを利用して最上は元帥から距離をとって一息吐く。
目の前で起こっている光景に牛丸軍の幹部たちは、ゾッとしながら言葉を失うのである。
「9年前……殿が最上を討った時は、五大武将・五膳に深手を受けていたと聞く。それよりも単身乗り込み五膳まを討った最上の力の方が………どこか殿よりも上のように感じていたが」
「あぁ個人の武力でも殿の方が上だ。我らの殿に敵なんぞおらんのだ!」
五膳大将に深手を負わせられていた最上と戦った9年前は、側近の男たちでも最上の方が上だと心のどこかでは思っていたのである。
しかし今の戦いぶりを見る限りでは、もう明らかに個人の武力でも元帥の方が上だと分かった。
「倫央さま……これは」
「あぁ……まるで9年前の五膳さまと最上の戦いを見ているようじゃ。あの時もそうじゃった………最上は相手の力を引き出してから本気を出す!」
五膳大将の側近だった倫央少将は、ここまでの戦いぶりは9年前と同じだという。
それは最上は相手の力を引き摺り出してから本気を出すという戦い方をするらしい。
この話をした瞬間、さっきは最上が吹き飛ばされたが今度は元帥が弾き飛ばされたのである。
「出し惜しみは無用だ、牛丸………まだまだ、お前の力はこんなものでは無いはずだ!」
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