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バルパスは晴天なり。兄ミカエルのボヤキ
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俺はミカエル・デパル。23歳。現在魔術特化の2年生。
癖のない柔らかい金茶の髪にピーコックグリーンの瞳。
顔は俳優である父、ヴィクトルによく似ていると言われる。
将来は王国調査局の調査員になるべく勉強中だ。
ついさっきおふくろから連絡があった。
今日は友達とバルパスに旅行中だって知ってるはず。
わざわざ連絡して来るから余程の事があったんだろうと思ったが、余程のこと過ぎだろう!しかも超絶予想外の。
妹のシェリルがアシュレイさんと結婚だとぉぉぉっっ!
嘘だろ?
姉に続いて妹までロックス家に嫁ぐとか、世間の女子を敵に回したいのか?うちの姉妹は!
はぁぁ、姉もシェリルも、王都に住んでるくせに世間には疎いから、グラントさんとアシュレイさんがどれだけ有名で人気者か知らないのだろう。
じゃなかったらこんなに早く結婚決めるとか無いよな。
それにしても、シェリルの奴、アシュレイさんと仲良かったか?
むしろ、専科時代に家庭教師をしてくれていた俺の方が親しかったくらいだろう。
魔術師襲撃事件があって、シェリルが護衛になったのは知っていたけど、特にアシュレイさんに興味があったとは聞いてない。
アシュレイさんは姉のミランダと同級で仲良かったから、俺はてっきりグラントさんと結婚した後も、姉の事が好きなのかと思っていた。
熱心に魔術師に勧誘してたから。
でも、それは姉の魔術師としての能力をかっていただけだった。
今ではアダモス・ゴードンの契約者だもんな。
グラントさんと姉はいまだに仲良くて、子供どこまで増えるんだ?って感じだし。
そのグラントさんは姉の事になると魔王にでもなりそうな人だ。
アシュレイさんも結婚したら速攻で子供出来そう。
子沢山ロックスって有名だもんな。
しかし、本当・・・マジか。
アシュレイさんが義弟。
義兄はグラントさん、義弟はアシュレイさんって、何だその豪華な組み合わせ。
間に挟まれた俺っっ!
絶対に王国調査局に入らないと肩身が狭い!!
世間の目が怖い!
デパルって聞いただけで、世の女子から嫌われそうな予感。
あ~あ。
家だって、母は王国調査局局長だし、父は有名俳優だから、家系的には負けてない筈だけどさぁ。
あの人たちも基本ノンキだから、な~んにも考えないで賛成したんだろうな。
いや、結婚相手としては、シェリル良くやった!って両親が思うのもわかる人だけれども。
まぁ、めでたいのは確かだからな。
良かったな、シェリル。
「ミカエルどうした?お袋さんから連絡あったんだろ?」
ボケっとしてたらクロードががっしりと肩を組んで顔を覗き込んで来た。
クロードは、ここバルパス出身で、高等部からグリードエンドに留学して来た。現在特化でも一緒で親友だ。
日焼けした肌に金髪、金目の豪快でワイルドなイケメンで、頼りになるし、面白い奴で、今日は奴の帰省に合わせて実家に遊びに来たのだった。
ちなみに現国王のユージーン陛下は奴の母方の従兄弟だ。
そういえば、オリヴィア王妃ってアシュレイさんの妹だよな。
すっげえな、ロックス家。
「ああ、妹が結婚するってさ」
「シェリルちゃん?嘘っ!マジかっ!誰なんだよ相手」
そういえば、クロードはうちに遊びに来るたびに、シェリルの事、可愛い可愛いって言ってたよな。
びっくり通り越して、ショックな顔をしている。
「アシュレイ・ロックスだよ。魔術研究所、研究開発室室長の」
「マジかよっっっ!相手が悪すぎ。勝ち目ゼロじゃんかぁぁ」
「マジだよって、お前気だったの?」
「はぁぁ、かなり本気。本気だから慎重にって思ってたのに・・ショックだ、俺」
そのままズルズルとしゃがみ込んでしまった。
コイツも現国王の従兄弟だし、超イケメンだし、特化だし、かなりのハイスペックなのに勝ち目ないって・・・
そういえば、最近は彼女とか居なかったな。
う~ん、申し訳ない。
「力になれずごめんな。今日は飲もう。とことん付き合うから」
「うぅ、ありがとう。お前、よく見るとシェリルちゃんに似てるな。好きだ!!シェリルちゃ~~んっっ」
ちょっ、待て、バカ!抱きつくな。
お前、デカいから重いんだよ。
ほらぁ、通行中の人が変な目で見て来るだろっっ。
辞めろってぇぇぇ。
何でせっかくバルパスに来たのに、野郎に抱きつかれてるんだよ、俺はっっっ!!
俺にも姉さんやシェリルみたいに、良い相手を頼んます、神様~!!
俺の虚しい心の叫びがこだまする。
バルパスは今日も雲一つない晴天だった。
癖のない柔らかい金茶の髪にピーコックグリーンの瞳。
顔は俳優である父、ヴィクトルによく似ていると言われる。
将来は王国調査局の調査員になるべく勉強中だ。
ついさっきおふくろから連絡があった。
今日は友達とバルパスに旅行中だって知ってるはず。
わざわざ連絡して来るから余程の事があったんだろうと思ったが、余程のこと過ぎだろう!しかも超絶予想外の。
妹のシェリルがアシュレイさんと結婚だとぉぉぉっっ!
嘘だろ?
姉に続いて妹までロックス家に嫁ぐとか、世間の女子を敵に回したいのか?うちの姉妹は!
はぁぁ、姉もシェリルも、王都に住んでるくせに世間には疎いから、グラントさんとアシュレイさんがどれだけ有名で人気者か知らないのだろう。
じゃなかったらこんなに早く結婚決めるとか無いよな。
それにしても、シェリルの奴、アシュレイさんと仲良かったか?
むしろ、専科時代に家庭教師をしてくれていた俺の方が親しかったくらいだろう。
魔術師襲撃事件があって、シェリルが護衛になったのは知っていたけど、特にアシュレイさんに興味があったとは聞いてない。
アシュレイさんは姉のミランダと同級で仲良かったから、俺はてっきりグラントさんと結婚した後も、姉の事が好きなのかと思っていた。
熱心に魔術師に勧誘してたから。
でも、それは姉の魔術師としての能力をかっていただけだった。
今ではアダモス・ゴードンの契約者だもんな。
グラントさんと姉はいまだに仲良くて、子供どこまで増えるんだ?って感じだし。
そのグラントさんは姉の事になると魔王にでもなりそうな人だ。
アシュレイさんも結婚したら速攻で子供出来そう。
子沢山ロックスって有名だもんな。
しかし、本当・・・マジか。
アシュレイさんが義弟。
義兄はグラントさん、義弟はアシュレイさんって、何だその豪華な組み合わせ。
間に挟まれた俺っっ!
絶対に王国調査局に入らないと肩身が狭い!!
世間の目が怖い!
デパルって聞いただけで、世の女子から嫌われそうな予感。
あ~あ。
家だって、母は王国調査局局長だし、父は有名俳優だから、家系的には負けてない筈だけどさぁ。
あの人たちも基本ノンキだから、な~んにも考えないで賛成したんだろうな。
いや、結婚相手としては、シェリル良くやった!って両親が思うのもわかる人だけれども。
まぁ、めでたいのは確かだからな。
良かったな、シェリル。
「ミカエルどうした?お袋さんから連絡あったんだろ?」
ボケっとしてたらクロードががっしりと肩を組んで顔を覗き込んで来た。
クロードは、ここバルパス出身で、高等部からグリードエンドに留学して来た。現在特化でも一緒で親友だ。
日焼けした肌に金髪、金目の豪快でワイルドなイケメンで、頼りになるし、面白い奴で、今日は奴の帰省に合わせて実家に遊びに来たのだった。
ちなみに現国王のユージーン陛下は奴の母方の従兄弟だ。
そういえば、オリヴィア王妃ってアシュレイさんの妹だよな。
すっげえな、ロックス家。
「ああ、妹が結婚するってさ」
「シェリルちゃん?嘘っ!マジかっ!誰なんだよ相手」
そういえば、クロードはうちに遊びに来るたびに、シェリルの事、可愛い可愛いって言ってたよな。
びっくり通り越して、ショックな顔をしている。
「アシュレイ・ロックスだよ。魔術研究所、研究開発室室長の」
「マジかよっっっ!相手が悪すぎ。勝ち目ゼロじゃんかぁぁ」
「マジだよって、お前気だったの?」
「はぁぁ、かなり本気。本気だから慎重にって思ってたのに・・ショックだ、俺」
そのままズルズルとしゃがみ込んでしまった。
コイツも現国王の従兄弟だし、超イケメンだし、特化だし、かなりのハイスペックなのに勝ち目ないって・・・
そういえば、最近は彼女とか居なかったな。
う~ん、申し訳ない。
「力になれずごめんな。今日は飲もう。とことん付き合うから」
「うぅ、ありがとう。お前、よく見るとシェリルちゃんに似てるな。好きだ!!シェリルちゃ~~んっっ」
ちょっ、待て、バカ!抱きつくな。
お前、デカいから重いんだよ。
ほらぁ、通行中の人が変な目で見て来るだろっっ。
辞めろってぇぇぇ。
何でせっかくバルパスに来たのに、野郎に抱きつかれてるんだよ、俺はっっっ!!
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バルパスは今日も雲一つない晴天だった。
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