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重症(トラウママシマシ)でも頑張る。(さすがにちょっと気まずい)
引き籠れども~今度は普通(希望)に派遣組?20
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緑の世界
「リーエちゃ~ん。ママもう疲れたよ~!!」
そう叫びながら「抱きっ!」とでも出そうな抱きつきを見せるのは、もう一度この世界の神として、正式に戻ってきたシャーリーだ。今回の一件で、確かに問題を起こして、職員に重軽傷を負わせたり、世界を終らせかけたり。問題どころではない大問題を起こしていたが、出自や環境には同情の余地があった。そうゆう形で決着が一応着けられ、(実際はいなくなれば自分達が滅びる事を理解して打開策を用意する時間を欲した。)任期はいなくなる事で、生じる不利益を許容できる範囲までに抑えられるようになるまでとなった。そして、その仕事場にはシャーリーと共に、もう一柱の神
「やめてください。母上。もう少しすれば休憩出来ますから、ね?」
成長し二十代程の見た目になったリーエがいた。
これは、ご都合主義よろしく紫の奴を倒した後に残っていた力を回収して、この世界の成長と、豊穣を司る神となった。その際に見かけが現在のものとなった。しかし、回収した力はある種の浄化された状態であった為、以前のような狂った植物の成長力は無く、異界の植物でも生えるし成長は少し早い程度の環境になる程度の力だった。
「い~や~!!もう疲れた~!休むの~!」
う~ん、後遺症とは言え・・・。困りました母上は一応、これまでの世界を一人で管理していた筈なのですが、・・・。精神性などの変化がここまで顕著だとは、本当に厄介な置き土産です。
「はぁ、早く終わらせないと、多井さん達が来た時に時間を取れませんよ?」
そう言われると、ワタワタしだすシャーリー。
「それは駄目だよ。リーエちゃん!?この世界のために頑張ってくれたんだから!きちんと歓迎・・・。本当に歓迎会とか要らないの?一応抜いて世界を救った英雄だよ?やっぱり、そうゆう事した方が・・・。」
その母上の問いに静かに首を振る
「駄目ですよ?母上。多井さんは外に出でたりするだけで死んでしまうのですから、事実とは言え、どんな言われ方をするか・・・。精神的な負荷が現状を悪化させる可能性がある以上、本人たちが望まない今は、不要な名声を引き受ける事も恩返しです。」
「そっか~。なら、少しでもいい状態で迎えてストレス減らさないとだね!え~と?今のこの星の状況が?以前より植物が減って、生活圏が元々の倍くらいまで行ったんだよね?そこに、今治療中の子達が居て、助けられなかったのが、」
そこまで言って母上の顔色が曇る
「救えなかったのは、把握しているだけで住民の一割強です。一億は超えませんでしたが・・・。」
その言葉に思いつめた様な表情をする母上
「もっと、もっと早く動いていれば、」
「もっと被害が出ていました」
そう、確かにもっと早く動いていたら結果は変わったかもしれない。過程ではより多くを救えたかもしれないが、結果として、止めてくれる人がいなければ暴走の果ては世界の終わりだったのだから、止めうる人がいる状況での必要な暴走は結果としては被害を減らせていた。
力不足が過ぎる結果に、納得はできないが、
「リーエちゃん・・・。もっと強くなろうね。」
同じ事を考えていた。そんなは母上に
「母上ちゃん付は止めてください。」
取り敢えず考えが違っていることを言って話を誤魔化す。
「今、言わなくても良いんじゃない!?」
まだ私はそんな事を素面では言えません!そんな思いを察したようで、母上は私を離して、
「じゃ、ちゃちゃっと片付けて秘密の凱旋パーティーの準備だね!リーエち。ちゃん!」
結局すぐにはちゃん付けは止められないようだ。そんな母上に苦笑いをして、
「ふぅ、分かりました。母上。あ、それと、私の分はすでに終わっていますので、先に準備に取り掛かっておきます。」
そう言って、部屋を出る。
「ちょ、待って、リーエちゃん!?これ、一人で?終わらないよ!?お願い手伝ってぇぇぇ!」
そんな母上の声を聞き流して、今日のサプライズパーティーで作る初めての手作り料理をどうするか思いをはせていた。
※次回赤の世界、まずくて血を見た訳では無く、普通に赤の世界です。
「リーエちゃ~ん。ママもう疲れたよ~!!」
そう叫びながら「抱きっ!」とでも出そうな抱きつきを見せるのは、もう一度この世界の神として、正式に戻ってきたシャーリーだ。今回の一件で、確かに問題を起こして、職員に重軽傷を負わせたり、世界を終らせかけたり。問題どころではない大問題を起こしていたが、出自や環境には同情の余地があった。そうゆう形で決着が一応着けられ、(実際はいなくなれば自分達が滅びる事を理解して打開策を用意する時間を欲した。)任期はいなくなる事で、生じる不利益を許容できる範囲までに抑えられるようになるまでとなった。そして、その仕事場にはシャーリーと共に、もう一柱の神
「やめてください。母上。もう少しすれば休憩出来ますから、ね?」
成長し二十代程の見た目になったリーエがいた。
これは、ご都合主義よろしく紫の奴を倒した後に残っていた力を回収して、この世界の成長と、豊穣を司る神となった。その際に見かけが現在のものとなった。しかし、回収した力はある種の浄化された状態であった為、以前のような狂った植物の成長力は無く、異界の植物でも生えるし成長は少し早い程度の環境になる程度の力だった。
「い~や~!!もう疲れた~!休むの~!」
う~ん、後遺症とは言え・・・。困りました母上は一応、これまでの世界を一人で管理していた筈なのですが、・・・。精神性などの変化がここまで顕著だとは、本当に厄介な置き土産です。
「はぁ、早く終わらせないと、多井さん達が来た時に時間を取れませんよ?」
そう言われると、ワタワタしだすシャーリー。
「それは駄目だよ。リーエちゃん!?この世界のために頑張ってくれたんだから!きちんと歓迎・・・。本当に歓迎会とか要らないの?一応抜いて世界を救った英雄だよ?やっぱり、そうゆう事した方が・・・。」
その母上の問いに静かに首を振る
「駄目ですよ?母上。多井さんは外に出でたりするだけで死んでしまうのですから、事実とは言え、どんな言われ方をするか・・・。精神的な負荷が現状を悪化させる可能性がある以上、本人たちが望まない今は、不要な名声を引き受ける事も恩返しです。」
「そっか~。なら、少しでもいい状態で迎えてストレス減らさないとだね!え~と?今のこの星の状況が?以前より植物が減って、生活圏が元々の倍くらいまで行ったんだよね?そこに、今治療中の子達が居て、助けられなかったのが、」
そこまで言って母上の顔色が曇る
「救えなかったのは、把握しているだけで住民の一割強です。一億は超えませんでしたが・・・。」
その言葉に思いつめた様な表情をする母上
「もっと、もっと早く動いていれば、」
「もっと被害が出ていました」
そう、確かにもっと早く動いていたら結果は変わったかもしれない。過程ではより多くを救えたかもしれないが、結果として、止めてくれる人がいなければ暴走の果ては世界の終わりだったのだから、止めうる人がいる状況での必要な暴走は結果としては被害を減らせていた。
力不足が過ぎる結果に、納得はできないが、
「リーエちゃん・・・。もっと強くなろうね。」
同じ事を考えていた。そんなは母上に
「母上ちゃん付は止めてください。」
取り敢えず考えが違っていることを言って話を誤魔化す。
「今、言わなくても良いんじゃない!?」
まだ私はそんな事を素面では言えません!そんな思いを察したようで、母上は私を離して、
「じゃ、ちゃちゃっと片付けて秘密の凱旋パーティーの準備だね!リーエち。ちゃん!」
結局すぐにはちゃん付けは止められないようだ。そんな母上に苦笑いをして、
「ふぅ、分かりました。母上。あ、それと、私の分はすでに終わっていますので、先に準備に取り掛かっておきます。」
そう言って、部屋を出る。
「ちょ、待って、リーエちゃん!?これ、一人で?終わらないよ!?お願い手伝ってぇぇぇ!」
そんな母上の声を聞き流して、今日のサプライズパーティーで作る初めての手作り料理をどうするか思いをはせていた。
※次回赤の世界、まずくて血を見た訳では無く、普通に赤の世界です。
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