106 / 121
ラッキーボーイ
君の瞳に
しおりを挟む
pm.4:55
「おはようごさいます。」
お店の入口のドアを開け、挨拶をした後、開けたドアを閉めた。
「あっ、ママ。お話が。」
女経営者のおばあさんは、飲食店に相応しくないであろうペットの、細かい世話をしていた。
「何?」
「明日から、休みください。」
三つもバイトをしていたから、ほんの少し余裕がある財布。
「どうしたの?まぁ、いいわよ。」
ありがとうございます。と言い、お店のユニフォームに身を包んだ。
pm.7:34
「そっか。ゆうちゃん、帰るのか?」
いつものオジサンが、寂しそうに言ってきた。
「一時、帰宅です。また、帰ってきます。」
毎回、僕に晩酌をさせるオジサンが、今日は可愛く見えた。
「夢か女か…。中途半端は、どちらも失うぞ?」
聞く耳を持たず、頭の中は、明日のことで、いっぱいだった。
その逆に、このお店のお客は、人が疎(まば)らだった。
pm.9:56
「そっか。やっと。って感じだね?」
バイトのお姉さんの友達の人も、今日は来てくれた。
「そうだね。今から、緊張してる。」
笑い混じりに話しながら、お土産、待ってるね。と言われる。
シェイカーを振りながら、ピルスナーに注いだカクテル。
ピンク色をしたカクテルに、ブルーキュラソを足した。
気分が良い時か、自分の練習でしか作らないカクテル。
「君の瞳に。」
いや、格好つけたかった訳ではなく、バイトの先輩に教えてもらった、裏メニューの名前。
「凄く綺麗だね。」
ピンクとブルーのグラデーション。
夕方の空から、夜に変わるような色。
味も、飲む場所、タイミングで全て変わるように作られている。
それは、飲むのが勿体無い。と言う女性の口に運ばれた。
am.00:25
「いらっしゃいませ。」
サラリーマン。と思われる男性二人が、少し遅い時間に入ってきた。
「お席、ご案内させていただきます。」
こちらへ、どうぞ。と言いながら、靴を脱ぐ和室へ、案内した。
おしぼりを渡した後、
「お飲み物は、お決まりですか?」
いつもの台詞を、僕は言う。
「おはようごさいます。」
お店の入口のドアを開け、挨拶をした後、開けたドアを閉めた。
「あっ、ママ。お話が。」
女経営者のおばあさんは、飲食店に相応しくないであろうペットの、細かい世話をしていた。
「何?」
「明日から、休みください。」
三つもバイトをしていたから、ほんの少し余裕がある財布。
「どうしたの?まぁ、いいわよ。」
ありがとうございます。と言い、お店のユニフォームに身を包んだ。
pm.7:34
「そっか。ゆうちゃん、帰るのか?」
いつものオジサンが、寂しそうに言ってきた。
「一時、帰宅です。また、帰ってきます。」
毎回、僕に晩酌をさせるオジサンが、今日は可愛く見えた。
「夢か女か…。中途半端は、どちらも失うぞ?」
聞く耳を持たず、頭の中は、明日のことで、いっぱいだった。
その逆に、このお店のお客は、人が疎(まば)らだった。
pm.9:56
「そっか。やっと。って感じだね?」
バイトのお姉さんの友達の人も、今日は来てくれた。
「そうだね。今から、緊張してる。」
笑い混じりに話しながら、お土産、待ってるね。と言われる。
シェイカーを振りながら、ピルスナーに注いだカクテル。
ピンク色をしたカクテルに、ブルーキュラソを足した。
気分が良い時か、自分の練習でしか作らないカクテル。
「君の瞳に。」
いや、格好つけたかった訳ではなく、バイトの先輩に教えてもらった、裏メニューの名前。
「凄く綺麗だね。」
ピンクとブルーのグラデーション。
夕方の空から、夜に変わるような色。
味も、飲む場所、タイミングで全て変わるように作られている。
それは、飲むのが勿体無い。と言う女性の口に運ばれた。
am.00:25
「いらっしゃいませ。」
サラリーマン。と思われる男性二人が、少し遅い時間に入ってきた。
「お席、ご案内させていただきます。」
こちらへ、どうぞ。と言いながら、靴を脱ぐ和室へ、案内した。
おしぼりを渡した後、
「お飲み物は、お決まりですか?」
いつもの台詞を、僕は言う。
0
あなたにおすすめの小説
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
曖昧な距離で愛している
山田森湖
恋愛
結婚4年目のアラサー夫婦、拓海と美咲。仲は悪くないが、ときめきは薄れ、日常は「作業」になっていた。夫には可愛い後輩が現れ、妻は昔の恋人と再会する。揺れる心、すれ違う想い。「恋人に戻りたい」――そう願った二人が辿り着いた答えは、意外なものだった。曖昧で、程よい距離。それが、私たちの愛の形。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる