魔法騎士 マジーア・ドルチェ慶輔

里見ケイシロウ

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「慶輔君、私本当に怖かった。ゴブリンに誘拐されただけじゃなく、あんな恥ずかしい姿を見せてしまうなんて!」

 慶輔の目の前に立っているアルマ・ジエリンスキと言う少女は、ミニスカ失禁しながら慶輔の方を見つめていた。その瞳からは大粒の涙が流れており、ピンク色の長い髪は風で揺れている。この様な女の子が、ゴブリンに誘拐されて、暴力を振るわされそうになったのだから……。

「アルマさん、もう苦しまなくてもいいんですよ? もう過去の事ですから、時が来ればこんなの忘れてしまいますよ」
「ありがとう慶輔君……。でも私……!」

 アルマが受けてしまった心の傷は、慶輔が想像していた以上に深かった。アルマの心の痛みを耳にした慶輔はそう感じたのか、曇りきっていた彼女の表情をしている間に体を抱き寄せた。

「こんな事思い出してばかりだと心の傷が深まるだけです。思いっきり泣いてスッキリしましょう?」

 アルマの屈辱を洗い流すかのように、彼女の頭を優しく撫でる慶輔。

(どうしてだろう。慶輔君は、まるで自分の心を理解しているかのようだわ……)

 そう思うと、涙が止まらなかったアルマ。

「ずっとつ苦しい思いしてきたんですね。でも今はもう大丈夫です、これからはアルマさんだけじゃなく、ガルドリース学園のみんなは僕が守りますから……」
「うう、慶輔君……、私、私!」

 アルマの口からそれ以上は続かなかったのは、どんな言葉を言えばいいのか、判らなかったのだろう。
 でも、慶輔にとってそんな事はどうでもよかった。今、慶輔に出来ると言ったら、これしかなかった。

「アルマさん、今日からあなたを愛します……。だからもう苦しまないでください」
「慶輔君……」

 アルマの唇に優しくキスをする慶輔。
 やがて、アルマの口から嗚咽が漏れ始め、それは次第に泣き声に変わった。

「うあああああああああ! 私、本当に悔しかったよ! あんな敵に誘拐されただけでなく、恥ずかしいところ見られるなんて……、私、好きな人だけ見せたかったのに!」

 幼い少女が、母親に泣きじゃくるかのように、アルマは大声では声を上げて泣いた。慶輔は、今まで見た事のない、アルマが泣き止むまで、ずっと、ずっと、少女の流す大粒の涙を受け止めた。
 今、慶輔とアルマの間にかけがえのない絆が生まれようとしていた、その時だった。

「慶輔君……」
「私と愛理にも、あなたに抱いてほしいです」

 茶髪のツーサイドと青いロングポニーテールの少女に不意に背後から誰かに抱きつかれた。しかも、勢いよく自分の下へ駆け寄ってきたかのような衝撃と、大きなおっぱいの温かい感触が、慶輔に襲い掛かって来た。

「もしかして、ティナさんと愛理さん?」

 震える声と震える体が、ティナと愛理が求めていた物が、この瞬間にその全てが集まっていた事を、慶輔は感じ取っていた。

「そうだよ。私達も同じ、ゴブリンに誘拐されて、恐怖失禁した雌犬だよ!」
「ねえ、私達にもセクハラして?」

 二つの背後に感じた甘い声に、抱きしめられた二人分の華奢な腕が、力いっぱい慶輔の体を強く抱きしめていた。そして慶輔に抱き着いたまま、ミニスカ失禁してしまった。

「じゃあ、このまましよっか?」

 熱くて甘い夜はまだ続くようだ。

---to be continued---

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