シルクワーム

春山ひろ

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44.協力者たち(3)

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テロ発生数時間後 CNNニューヨーク支局 ニューヨーク州

 CNNの人気レポーター、ジェシー・バルモアは困惑していた。
目の前には彼女のボスである、同局ニューヨーク支局長のディビット・カソルラがいて、テーブルには「秘密保持契約書」が提示されていた。
 世界中が固唾を飲んで成り行きを見守っている自然史博物館で起きたテロ事件の真っ只中、現場に張り付き、逐一状況を報道していたジェシーに、「支局に戻れ」と連絡がきたのは数十分前だった。
こんな時に現場を離れるなどあり得ないと、心中で悪態をつきつつも、もしや別の場所で新たなテロが発生したのかと思いながら戻ってきてみれば、呼ばれたのは支局長のオフィスだったのだ。

 そして今である。

 報道に携わる人間として、ジェシーは情報源の秘匿(ひとく)は、当然のことながら承知しているが、今の状況での「秘密保持契約書」は、それとは別だと、頭のいい彼女は察した。だから何についての口止めなのか、それについての説明を求めたら、支局長はそれさえも話せないというのだ。
 まず、サインする。それが出来ないのであれば、別のレポーターに頼むので退室せよと、付け入る隙がない。
 
 ジェシーは、野心を隠さずに仕事をしてきた。CNN(ここ)で人気レポーターの地位を確立した彼女だが、さらに上を目指し、そのための努力も惜しまなかった。
 
 彼女は、もう一度、契約書を見た。
 今後、一切、いかなる時、いかなる状況であっても、2018年8月1日にディビット・カソルラのオフィスで聞いたことは、一言も外部に漏らしてはならない。

 これはつまり、報道はできないということだ。その上で、レポーターである彼女に何かをさせようと目論んでいる。それが何にせよ、一切他言無用であるなら、彼女のキャリアの役に立つとは思えなかった。どんな仕事をしたのかということを誰にも話せないのでは、自身のキャリアアップには繋がらないからだ。

 支局長は、断ったとしても、それが今後の彼女の仕事に不利に働くことはないと言った。念慮の末、ジェシーは、ここで彼に恩を売っておくのが得策だろうと判断した。

「わかりました。サインします」
 彼女は言うなり、「秘密保持契約書」にサインを書き込み、それが書き終わるやいなや、支局長が話し始めた。
「今回のテロ実行犯はソマリアの組織で、ターゲットは英国のキートン首相のご子息で、英国海軍大将であり、欧州連合軍最高司令官でもあるキートン大将のご家族だ。キートン大将にはご子息が二人いて、共に大学生。現在、夏休みを利用してワシントンに来ており、自然史博物館に観光に行って狙われた。ちなみにご子息二人は人質にはなっておらず、ホワイトハウスで保護されている」
 そこまで話すと、支局長はいったん話をやめ、「これを」といって、PCの画面を見せた。その映像には、戦闘機から降りてくる一人の男性が映っていた。黒髪・長身で、一見して軍人と分かる体つきをしていた。
「彼がキートン大将だ。先ほどアンドルーズ空軍基地に到着し、既にホワイトハウスでご子息たちと無事を確かめ合っている。
 テロ実行犯についてだが、ヤツらのうち5人は、自然史博物館へケータリングを届けている会社の社員になりすまし、博物館内に侵入したそうだ。こちらは主に武器を館内に持ち込む担当だった。国家安全保障省が監視カメラの映像では顔認証システムで照合し、残った指紋も調べたそうだが、犯罪歴はなく、いずれの組織の構成員でもなかった。つまり、該当者がいなかった。
 次に車だ。この武器調達グループが使用したのは、非常に個性的なデザインのケータリング会社の車を模していたので、警察が丹念に路上や店頭の防犯ビデオを調べて車を追った。その結果、テログループのアジトが分かった。トライベッカの貸倉庫だった。その貸倉庫前には防犯カメラはなかったが、道路を挟んだ向かい側の街路樹に隠しビデオカメラがあった。誰が仕掛けたのか。ヤツらの隣の倉庫を借りていた夫婦の夫の方が、昨日、設置したそうだ。妻の浮気の証拠を撮影するために」

 ここで一旦、話をきった支局長は、ジェシーに言った。
「ここまでは分かったかね」
「ええ。大丈夫、理解できてます。『浮気バンザイ!』ってことですよね?今回の場合は」
「そうだ。設置した人物は、妻が貸倉庫で浮気をしていると疑って仕掛けたそうだ。これだ」
 そういうと、支局長はトライベッカの倉庫前と思われる映像をジェシーに見せた。
 映像には同じデザインの倉庫の入り口が、ほぼ正面から映っており、左側の倉庫の上部には「15」、右側には「16」と書かれていた。
 そのうち、向かって右の「16」の倉庫のシャッターが上がり、黄色とブルーに彩色された大きなバンが出てきて、それが歩道から道路に出る時、車体横に「R&M.Co 懐かしいママの味」というケータリング会社の社名が読み取れた。
 そして、すぐに黒の4WD車が3台、ケータリング会社の車を追うように続き、ナンバープレートもはっきりと確認できた。

 支局長が言った。
「警察がナンバープレートから持ち主を調べたが、該当者はいなかった」
「盗難車だったのね?」
「そうだ。盗んでからプレートを付け替えたんだろう。しかし、ここから警察は街頭などの防犯カメラで追跡し、1台は関係者用の駐車場に向かったが、残りの3台が自然史博物館近くの駐車場に入ったところまで突き止めた。ヤツらは防犯カメラの設置していない駐車場を選んだが、向かいのコンビニエンスストアの防犯カメラに、これが映っていた」
 そういうと、支局長が次の映像を流した。

 ジェシーは少し緊張して、この目で初めて見る、今回のテロ実行犯たちを凝視した。車から次々に男たちが降りてきた。全部で15人。全員がサングラスをかけ、いずれも上着はTシャツにチノパンといういで立ちで、観光客そのものという服装だ。
 自然史博物館に入場する時には金属探知機を通らなければならないので、彼らには武器の類は一切、持ち込めない。だから観光客に扮して中に入り、館内で武器持ち込みグループと合流したのだろうということは、容易に想像できる。

 映像を見ながら支局長が続けた。
「全員がサングラスをかけているので、国家安全保障省の顔認証システムは使用できず、個人の特定は出来なかった」
「隠しカメラは、昨日仕掛けたんでしょ?前日分から調べたら、倉庫に集合してくる実行犯の顔が特定できるんじゃないの?」
「いい質問だ。当然、保障省が調べた。しかし、集まってくるテロリストは映ってなかった」
「…カメラを仕掛ける前から、彼らは倉庫にいたってことかしら?」
「その通りだろう。しかし、この駐車場の映像だけでCIAや保障省、そして国防省は実行犯たちを分析した」
「元軍人?」
「違う、逆だ。目線や歩き方、動作の全てにおいて軍人のそれではない。つまり訓練を受けていない素人集団だと分析している」
「なんてこと!」
思わずジェシーが叫んだ。
「…ヤツらの使用した車4台は押収し、借りていた倉庫内ともども鑑識が入って、可能な限りの指紋等を採取したものの、CIAや国防省、警察、とにかく国に採取されている全ての指紋と照合したが、該当者はいなかった。これはつまり、軍事訓練はいっさい受けていない、ド素人という分析に一致するそうだ。
 政府の見解はこうだ。
 ヤツらは、ネットでのみ繋がっているイスラム過激派の組織で、アメリカ国籍を有したアメリカ人だ。こういう組織を『セル』というそうだ」
「セル?」
「細胞という意味で、自国で育った過激派組織の細胞ということだ。ネットでのみ繋がっているから、ピラミッド型のようなボスはいない」
「だとしても、連絡を取り合わないと集まれないでしょ?」
「最もな質問だ。国家安全保障省のサイバーチームが、ソマリアのイスラム過激派組織『アル・シャーブ』のホームページに、我が国からアクセスしている者たちを調べた。膨大な数だが、そこからさらに10回以上アクセスして閲覧していた者に特定して調査した」
「10回だけじゃ、あまりにも乱暴じゃない?私だって、取材対象者を事前に調査する場合、ホームページがあったら何度もアクセスするわ」
「そうだろうね。しかし、ある人物が特定できたんだ」

 そういうと、支局長はPCを操作し、若い黒人男性の写真を示した。
「彼の名前は、アルトール・ハリ。自然史博物館の学芸員だ」

 ジェシーは、言葉を飲み込み、画面を見つめた。そこに映っていたのは、顔立ちが整った黒人男性で、チタンフレームの眼鏡をかけたインテリに見えた。
「国家安全保障省は、この男の携帯電話とクレジットカードの履歴を全て調べた。クレジットカードからは怪しい物を購入した形跡はなかった」
「さすがにカードで武器は調達しなかったと」
「そういうことだ」
「携帯電話は?そこから着信発信履歴、メールが分かるでしょ?」
「携帯からは、使い捨ての携帯電話からかかってきたのが、いくつかあった」
「それよ!それが実行犯たちじゃない?」
「おそらく。だとしても少ない。メールは怪しいものはなかった。サイバーチームが暗号を潜ませていたのではないかと、徹底的にチェックしたが、見当たらなかった。彼らは非常に慎重だったということだ」
「じゃ、どうやって、この男たちは連絡を取り合っていたの?」
「このアルトール・ハリは、SNSをやっていた。これだ」

 支局長は、ハリが投稿したSNSの写真を見せた。その写真は食べ物や観葉植物、あるいは公園の風景というものばかりで、平和の象徴のような画像ばかりだった。
「なんでもない写真に見えるけど、この写真で仲間と連絡を取っていたの?」
「ハリは一昨日、自然史博物館の『ホープダイヤモンド』の写真を投稿していた」
 
『ホープダイヤモンド』は、自然史博物館で展示されているダイヤモンドのネックレスで、所有すると、その人間は呪い殺されるという、いわくつきの伝説がある代物だ。
 ハリはダイヤ本体と、展示用のパネルの2枚を投稿していた。パネルには、「45.52カラット」とある。

 ジェシーは興奮ぎみ言った。
「もしかして、この45.52って、トライベッカ45丁目52番地ってこと?」
「そうだ。そしてパネルを読めば、16個のホワイトダイヤモンドがついていると書いてある」
「No.16の倉庫」
「そしてハリは、この写真と一緒に『このダイヤを見ながら、トライベッカのおしゃれなお店で酒を飲みたい』とコメントしている。ハリは、こうやって一見すると、なんでもないように見える写真を投稿して仲間を募り、連絡を取っていた」
「それに呼応したのがさっきの15人で、ハリを入れたら16人。さらに武器調達組の5人で合計21人。もしかして、このハリという男は、いいえ、ハリだけでなく、他の実行犯も実際に会ったのは昨日が初めて?そういうこと?」
「その可能性は大いにあるだろう。このド素人テロ集団は、お互いに仲間だと認識しあっているのか、それすら怪しい。そうはいっても、間違いなく多くの人質を、既に虐殺しているというのが国防省の見解だ」
「なんてこと」
 ジェシーはそういったきり、言葉が続かなかった。
 安易に仲間を募り、そして多くの人を殺す。世の中には理不尽なことが山のようにあるけれど、彼らが起こした事件は、フタを開けて見れば、不条理極まりないド素人たちが起こした、世紀の大虐殺と後世に語り継がれるだろうと、彼女は思った。

 こんな不条理はあってはいけない。
 ジェシーは、フツフツと湧き上がる、ある感情に支配された。それに言葉を付けるのなから「良心」。

 ここで支局長は、これまでとは全く違う映像を彼女に見せた。
 そこに映っていたのは、座らせられている多くの人々で、館内の人質であることは一目瞭然だ。
「これは、唯一、ヤツらが破壊しなかった監視カメラの映像で、我々に故意に見せているものだ。ヤツらはこの中にキートン大将のご子息がいると思い込んでいる。つまり、これは我々に対する脅迫映像ということだ」
「でも、大将のご家族は無事だったんでしょう?」
「そうだ。だが、この中に大将のご子息がいると、ヤツらに思わせておく必要があるんだ。そうしないと、彼ら人質は全員、間違いなく殺さる。…君には、ヤツらを騙すためのフェイクニュースのレポートをして欲しい」といった。

 ジェシーが沈黙したままだったので、支局長は続けた。
「自然史博物館を中心にした半径10キロの地域に、人質となった家族のためにキートン大将が戦闘機で、今まさに合衆国に駆け付けたというニュースを流すんだ。君は、あたかもアンドルーズ空軍基地に取材に行ったようにレポートし、そのバックには、先ほどの大将が戦闘機から降りてくる映像を流す。つまり合成だ」
 ジェシーは、フェイクニュースを流すことには全く躊躇はなかったが、疑問に思ったことを口にした。
「でも、実際にキートン大将は、合衆国に来たわけでしょ?それを報道するのはフェイクではないでしょ?ほんとに来てるんだし」
「その通りだが、これは英国からの強い要望なんだよ。キートン大将のご子息が狙われたということは、絶対に世間に知られたくない。また同じ様に、大将のご家族をターゲットにしようというヤツらが現れるかもしれない。そのリスクは絶対に避けたいそうだ」
「確かに、そうね。でも限定された範囲だけに流しても、その範囲内の視聴者がSNSで発信したら、世界中に伝わってしまうんじゃない?」
「それは大丈夫だ。自然史博物館を中心とした半径10キロの範囲は、政府の建物が多く、ほとんど民間人は居住していないし、わずか住んでいる民間人も、全世帯が避難していて残っていない。それにたとえフェイクニュースを見た民間人がいたとしても、恐らくSNSで発信する時間はないだろう」
 支局長は、ここで一旦、言葉を切った。

 ジェシーが目で先を促すと、彼は、これから伝えることが、どれほど大事なのかと彼女に分からせるために、声のトーンを落としていった。
「キートン大将の訪米のニュースを流すのは、もちろん我々だけではなく、他局も一斉に報道する。これが合図なんだ」
「合図?」
「ニュース映像が流れた1分後、わが国最強の特殊部隊が、一斉に突入する」

 ジェシー・バルモア、28歳。自身のキャリアアップのため上司に恩を売ろうと計算して、テロ実行犯確保に協力すると決めた女性。
 でも今は、この残忍で悲劇的な出来事を終わらせ、多くの人質を助けるために、自分に出来ることは何でもやろうと決めた女性だった。
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