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番外編 春はあけぼの⑪
しおりを挟む※途中で視点が水野先生に変わります。
「片瀬さん」
俺が声をかけると、驚くほど彼はびくりとした。
「愚民アパートにいた海野と隆一さんの関係について、俺は隆一さんから聞いていません。それは彼が話したくなったら聞こうと思っているからです」
愚民アパートにいた海野は俺の叔父だ。だけどそこまでこの男には教えない。教えたくなかった。
「…前は、前はね、海野について無理に隆一さんから聞き出そうとしたこと、ありましたけど。それは俺が踏み込んでいいことじゃないと思ったから。
俺はいま生きていて、その俺を愛して暮らしている彼を信じようと思った。彼の中に土足で上がり込むのはやめようと思ったんです。当事者の俺がです。
でも片瀬さんは、隆一さんにとって俺は海野という人の身代わりだと思ったんでしょう」
「そ、そこまでは」
「誤魔化すの、やめませんか。T大を中退してから何年経っていると思います?その間、ずっと友人ポジションでいたあなたが、急に何度も事務所に来た。プライドが高く、リスクが高い行動には慎重なあなたが、です。それだけの理由がないと説明がつかないでしょ」
片瀬さんは俯いたまま。
俺は伝票を取った。
「隆一さんは、あなたのことを『次点生涯の友』だったと言っていました」
片瀬さんが顔を上げた。この男は…。俺を傷つけようとしたことにはだんまりで、隆一さんと自分との絡みになると反応するのか。
「この意味は、生涯の友とまではいかないが、ただの友人よりは深いつながりがある、という解釈だそうです。彼らしいですよね。どうしてあなたが彼にとって『次点生涯の友』だったのか、その理由を彼に聞きました」
片瀬さんが俺を見る。
「教えませんよ」
片瀬さんの視線が逸れた。
「自分で聞く勇気があるなら、直接、彼に聞いてください」
俺は立ち上がった。これくらい意地悪してもいいだろう。この男は違法行為をしておきながら、南雲さんが被害届を出さないために、法律上、彼は罪を免れるのだから。
「…過去形か」
片瀬さんが呟いた。そういうところは聞いているんだ。俺は片瀬さんのつむじを見ながら言った。
「ええ。今は契約先の社員の一人だそうです」
俺は店を出た。
隆一さんの言葉を思い出す。
片瀬が俺に思いを寄せていたのは気づいてはいた。だが一度も俺には何も言ってこなかった。行動を起こさない相手に「悪いがお前のことはなんとも思ってない」なんて言えないだろう。一度でも行動を起こしてくれたら対処したんだが。
片瀬の家は父親も兄もT大卒の弁護士で法曹一家なんだ。あいつは当然のように弁護士を目指して入学したはずだ。
そんなやつがせっかく入った法学部を中退して、畑違いの建築学科に行った。
W大で一から勉強するのは相当な努力が必要だっただろう。それを乗り越えて資格を取り、大和組でも結果を出す。発端はどうであれ、これまでの片瀬の努力は賞賛に値する。だからその部分においては、俺は買っていたんだ。
ただ、片瀬の理想を体現したかのような南雲さんの生き方を目の当たりにして、たかが外れたんだろうな。
これだけは大事なことだから言っておくが、俺は今までもこれからも片瀬には、たった一瞬でもほんのわずかでも、それこそ瞬きする間でも、これっぽっちも恋愛感情は持ってないからな!
南雲さんの生き方を目の当たりにして、たかが外れたか…。
ほんとにそうだと思う。
南雲さんのような生き方は誰もが出来るわけではない。まして企業人なら尚更。
俺は事務所に向かった。
今日、俺が片瀬さんと会うことは当然、隆一さんに話してある。心配してくれたけど、これは俺が決着を付けたかったんだ。
スマホが振動する。
隆一さんかなと思いながら画面を見ると、なんと松井先生??
慌てて俺は電話に出た。
電話を切って、ちょっとため息。まさか俺とは…。
そんなことを思いながら歩くと、あっという間に事務所が見えた。
隆一さんが立っていた。
心配そうな顔…。表情が出にくいけど、ないわけではない。
一緒にいると、だんだん分かってくる。
二人で積み重ねてきた時間が教えてくれるんだ。
日本は先進主要七か国(G7)の中で、唯一、同性婚を認めていない国だ。
日本の戸籍法では「夫婦」という言葉が「男女」による婚姻を前提にしているから、結婚とは両性間の合意にのみ基づくという定義の「両性」を「男女」ととらえ、同性同士の婚姻届は受理されない。
この憲法に対して同性カップルが「違憲」として東京地裁に提訴している。まだ判決は言い渡されていないが、地裁はどう判断するのだろう。
「結婚」という形を取らないと、万が一、俺か隆一さんのどちらかがが不慮の事故や突然死しても、戸籍上は赤の他人だから病院から引き取ることも、火葬や埋葬許可さえ下りない。これを避けるには、養子縁組しか今のところ日本では方法がない。
こういう危うい状態の中で俺たちは生きている。
俺は速足になって隆一さんの元にいった。
「ただいま!」
「おかえり」
俺の顔を見る彼。
やっぱり大好きだと思う。
「腹減った!」
「水野が『浅草いまよろず』のすき焼き鍋セットを送ってきたから、すき焼き、作った。あとは鍋に肉を入れるだけだ」
「なんで、水野先生が?」
「樹が白川くんに付き合って、ロシアの奥様のところに一緒に行ったことの御礼だと」
「すごく嬉しいけど、水野先生は肉ばっかりだって、龍ちゃんが言ってた。ほんとだ!」
二人で家に入る。
玄関を開けると、美味しそうな匂いがした。
猫が出てきた。
「ただいま」
ああ、帰ってきたと思う。
ここが俺のうちだ。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
※視点は水野先生です。
約1か月後。
東京国際空港(成田)
「よ、久しぶりだな」
出国ロビーの椅子に座る男の肩を叩いた。
振り返り、驚いて目を見開く片瀬。そりゃそうだ、俺と片瀬はそれほど仲が良かったわけではない。正直にいえば俺にとって片瀬は付き合いたくない部類の男だ。煮え切らない上に奥底に悪意を含んだヤツ。
隣に座る女も驚いたようだが、俺の営業スマイルに少し顔を赤らめた。これが急いで籍を入れた女か。
「どうも。片瀬のT大時代の同級生だった水野といいます」
俺が名刺を女に渡すと、「まあ、弁護士?」と声色が変わる。
脇からさらに大男どもが次々に顔を出した。
「同じく同級生だった鈴木です」
見た目完璧ロシアの貴公子、中身は完全日本人のロシアの奥様。奥様も営業スマイルで女に名刺を渡した。
「私も同じく同級生で白川といいます」
「え、白川って、あのよくテレビで出ておられる?あの、弁護士の?」
「まあ、そうですね。お恥ずかしい」
これっぽっちも恥ずかしいとは思っていない白川は、当然ながらうちの龍之介とは全く血縁関係はない!ここは大事!女受けする顔立ちで物腰柔らかな白川は、むっつりスケベで皮肉屋の本性を上手に隠した「法曹界の王子様」(爆笑)。
「同じく同級生だった津村と申します」
津村も名刺を渡す。この中で一番真面目そうで切れ者に見える津村は某指定暴力団の顧問弁護士で、彼の眼鏡のブリッジとテンプルは純金だよと教えたら、この女、どんな顔するんだろ。純金なんて傷つき易いのにそれを眼鏡に使ってるのは、津村はそんなのをたくさん持っているからだ。
「水臭いな、片瀬。式もやらず、海外赴任することも教えてくれないなんてな」と俺。
「あ、ああ、急に決まったんだ」
「マレーシアだっけ?」
「あ、ああ」
「せめてお見送りだけでも思いまして来たもので、ろくなプレゼントも用意していなくて。慌てて1階の到着ロビーの『ディラン』というスイーツのお店でお菓子を用意してもらっています。
奥様、申し訳ありませんが、搭乗手続きが開始になるまで、まだお時間があるようですので、そちらに取りに行っていただいてもよろしいですか?」
丁寧な物言いで津村はいうが、女に出発ロビーから一番遠い場所の店に取り行けと言っているんだ。しかも俺たちが買ったのは、一番安いクッキー1個200円。それを仰々しくラッピングしてもらった。「一番食べにくいクッキーはどれですか?二つに分けると、ボロボロ落ちるようなタイプが理想です」と、ロシアの奥様が言った時の店員の顔は見物だった。
「は?あ、ええ。あ、ありがとうございます」
俺たちの名刺をトランプみたいに見つめて、「全員、弁護士なんですね!」などと抜かしていた女は、急に話を振られて怪訝な顔になったが、有無を言わせぬ津村の圧の笑顔にクッキー1個を取りに行った。
十分に女が離れたころ合いで「俺、あういう女、無理!」と白川。
「俺も。名刺見て、態度変える女」とロシアの奥様。
「しかもブスですね。ブス」と津村。
片瀬は怒気を含んだ声で「おい!」というが、「なんだよ、俺たちが想像で言ったことに腹を立てるのか?お前が?お前は想像で動き、違法行為までして、樹くんを傷つけようとしたのに?」と俺。
片瀬の顔色が変わる。
しかしロシアの奥様は容赦しない。
「お前、弁護士、向いてなかったんだよ。T大法学部中退の1級建築士で~すとか、自己紹介するの、やめろよ。クッソ恥ずかしいから」
「二度と会うことはないと思うが、もし年賀状をくれるなら、子供の写真付きにしてくれよ。お前に女が抱けたんだって確認できるから」
白川…。ほんとに口が悪いな。
「離婚でもめたら連絡ください。いつでもお手伝いしますよ。以上」
津村のトドメの一言を残し、俺たちは片瀬から離れた。
最後に見た片瀬は項垂れていた。
柏木と海野…。海野が柏木をどう思っていたのか。なんで海野は自殺したのか。そこに立ち入っていいのは柏木と樹くんだけなんだよ。
瘡蓋は完全に治ったら周りが痒くなってとれるんだ。
もう柏木の皮膚は、とっくに綺麗になってる。俺は、そう思っている。
「あいつに女、抱けると思うか?」
「抱けるわけないだろ」
「あ、やべ!俺、急いで戻るわ!打合せに間に合わん!」
「じゃ、また!」
俺たちは、バラバラで空港を後にした。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
※視点は水野先生です。
さらに一週間後。
俺が地裁の弁護士控室で書面と格闘していると、誰かがノックした。
俺は顔もあげず「使ってます!」と答える。
しかし、ドアを閉める気配なし。
なんだよと思いながら、しぶしぶ顔を上げると、柏木だった。
今度こそ俺は「なんだよ」と口にした。
柏木は立ったまま、1枚の名刺を俺に差し出した。
「株式会社有田興行?」
その名刺は仙台が住所の胡散臭そうな会社の社長のものだった。
パイプ椅子を俺の隣に置き、柏木も座る。
「Y設備工業の案件、亡くなった遺族のバックに、そいつがいた」
「え?」
「亡くなった作業員の遺族、最初は会社側の提示した賠償額に納得してただろ?」
「ああ。作業員はY設備の孫請会社の社員で、所属会社は十分な金額を提示し、奥さんは納得してた」
「問題は次男だ」
「次男?」
法廷にいた、あいつか。顔色の悪い猫背の男。いつも法廷に来るのは、原告側ではそいつだけだった。
「有田興行は不動産ブローカーだ」
「…地上げ屋か」
地上げ屋は大手不動産会社や開発事業者から依頼され、地主などから土地の売買契約や立ち退き契約を取り付けることを生業としている。真っ当なブローカーもいるが、「地上げ屋」と呼ぶ場合は、大抵、指定暴力団などが関与していた。
「次男はその有田興行の社員だが、ギャンブル狂で相当な借金がある。そこに有田の社長が目をつけて次男を唆したんだ。うまくY設備側から賠償金を取ったら、社長は手数料として次男から賠償金の一部を奪うつもりだった」
俺は柏木を見ながら「だった?」と聞き返す。今、俺が抱えているこのY設備の案件は、現在進行形で裁判は続いているんだ。
「すぐに原告から和解の申し入れがある」
柏木は事もなげにいう。
「はあ?」
思わず素っ頓狂な声が出た。
「なんでY設備の代理人である俺より先に、お前が知ってるんだよ!」
「地上げ屋とくれば指定暴力団、指定暴力団といえば津村だろ」
「あ!」
柏木は机に身を乗り出して声を潜めた。
「津村が顧問している組織、すごいのな。ちょっと津村に聞いただけで、これだけの情報をあっという間に調べて、そのうえ何があったのか、そこは知りたくないが、この有田の社長、既に行方不明らしい」
「…マジか」
俺は絶句。
「『先生の大切なご友人に大変ご迷惑をおかけしたようですが、すべて終わりました』と、言われたってさ、津村」
そこは知らなかったことにしよう。うん、聞かない、聞かない。
「でも、なんで?」
微妙に視線を外した柏木は、ものすごく、それこそ蚊の鳴くような声で「御礼」という。
「え?何?御礼?なんの?」
「…成田に行っただろ?」
確かに俺と津村、それにロシアの奥様と白川で行った。でもそれは柏木には言ってない。
「俺も行った」
「おまえ、いたの?」
「そ。俺よりおまえらの方が早かった。片瀬にはおまえらでトドメを刺してくれたが、何しろ樹を傷つけようとした男だからな。俺も一言、いってやった」
俺は目を見開く。
「なんて?」
「二度とツラ見せるな!お前は俺のストーカーか?何度も事務所に来て気持ち悪いんだよ!接近禁止命令、とるぞオラ!という具合に約1分はまくし立てた。…女の前で言ったから、まあ、すぐ離婚かもな」
二人で沈黙。
その後、爆笑。
そうだ、柏木は本来、こういうヤツだった。
俺は笑いが止まらない。
「い、1分って、1分は長いだろ!」
「笑いすぎだろ!」
そこにノックの音が。この流れはデジャヴだ。
わずかに開いたドアの隙間から、知らない誰かが「先生方!お静かに!」といった。
そして二人で頭を下げる。
「俺たちは小学生か?ここは静かな場所なんだよ。お前のせいで、また注意されただろ!」
その後も俺たちは超低レベルな言い合いを続け、本日二度目の注意を受けたのだった。
先に柏木が「打合せがある」といって地裁を出た。
電話がなる。仙台地裁からだ。原告が和解の申し入れをしてきたことを知らせるものだった。俺は初めて知ったように対応し切った後で、今度は俺がY設備の法務部に連絡した。
俺が地裁を出た頃には午後三時を回っていた。もうすぐ桜の季節だ。俺はどんちゃん騒ぎの花見は大嫌いだが、純粋に桜を見るのは好きだ。
龍之介にレインした。
「来週の土日は花見がいいな」
すぐに返信がくる。
「俺も行きたいと思ってました!」
さあ、花見はどこにしよう。
そんなことを思いながら俺は事務所に急ぐ。
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