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暗中 1
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翌日。
レイは、こちらの想定通り、必要最低限を取り繕っただけの状態で、部屋を出てきた。
身支度を整え、髪も自分で一括りにしていたが、ハインが「邪魔なんですから、サヤに結っててもらってください」と口出しして、仕方なしに、いつも通り編み込まれた。
サヤの前では多少、顔を強張らせていたが、それでも、態度は温和なものだ。
「ごめんね」と、配慮の言葉も忘れない。サヤの方こそ「いえ……」と、少し気後れした様子だった。
なんだろうな……。昨日よりサヤは、弱く見える。
今日のサヤは、俺の指示通り女性らしい装いだ。昨日同様の袖の無い短衣は生成り色。袴の中に裾を仕舞い込むのではなく、外に出したままだ。袴は昨日よりふんわりと広がりのあるもので鮮やかな紅色。それを短衣ごと、淡い若草色の腰帯でしばってある。背中の方で蝶々結びをしてあるのが愛らしい。しかもひだが二重になっているのだが、サヤの国でユカタというものを着る時に、この様な結び方をするのだそうだ。蝶と言うより、花の様になっていて、愛らしさも倍増だ。
髪はレイと同じく編み込まれ、昨日広場で購入した丸紐で括られている。
清楚と言うよりは、可憐な感じだな。よく似合ってるのだが、表情の曇り具合で可愛さが台無しだ。
はっきりと自分の意思を口にして、レイを守る為に刃物相手でも戦える様、修練したいと言っていた女が、なんだかレイの挙動に不安そうにしているのは、変な感じだ。
いつもの応接室で、いつもより静かな朝食を取るが、レイは殆ど、口にしなかった。
まるで砂を噛んでいるかのように、少量だけを、無理やり嚥下する。そしてすぐ、匙を置いてしまった。
それでもハインは、何も言わない。今はただ、レイに負担を掛けないよう、余計なことは口にしない。
そして、何も起こっていないふりをしている中、レイが、俺の方に向き直った。
「昨日はごめん。ちょっと色々……考えることがあって」
こちらが察していないとは、思ってないだろう。だが、敢えて言葉にはしない。
何事も無かった様に振る舞う。そして、何事も無かった様に口をきく。
「今日はもう、大丈夫だから。
会議の予定を進めたいと思うんだけど、いつなら大丈夫かな」
「朝のうちに知らせを出せば、明日には揃うんじゃねぇか? いつも通り、店主以外でも、責任者で良いんだろう? どちらかは空けておいてくれってお願いしてあるし」
「そう。無理言って申し訳ないね。
じゃあ、それでお願いするよ。明日の昼以降かな? 今日中に、マルの方と話をつけるつもりだし。
ああ、それと、サヤのことなんだけど……」
ピクリと、サヤが反応した。
「サヤから聞いた。ここに置いてくれって?」
「うん、そうなんだ。ギルの言う通り、夏場の男装はそれ自体が酷だよ。
今はサヤをサヤの世界に帰すための方法を、探す時間も取れない状態だし……セイバーンに居る意味は無いだろう?
ここの方が安心だし……」
サヤの方を見ない。
しかしレイは、表面上はとても穏やかな表情をしていた。
反対にサヤは、不安そうな表情を増し、むしろ泣きそうですらある。
俺は敢えて、サヤの方に足を向けた。レイの視界にサヤを入れる為に。
サヤは俺が、サヤから一歩の距離になると、びくりと身を引いた。
昨日に比べれば格段に近くなれた。
とはいえ、レイは気付いているのだろうか?サヤが……。
「うーん……そりゃ、俺としてはいいけどな。
会議やマルとの交渉にはサヤが必要だよな?
いつからサヤを預かればいい?」
サヤの前に立ち、レイの方に視線をやると、レイはやはり、こちらを見ていなかった。
足元に視線を落としたままだ。口元だけ笑みの形をしていて、瞳は、ただ床を見ていた。
「うん……そういえば、そこはサヤ無しには、いかないか……。
じゃあ、会議が終わって、俺がセイバーンに戻る時からかな。
サヤもここのことに、慣れる期間が必要だろうし。
あ、でも……会議ではサヤを矢面に出す気は無いから……」
「マルの発案として提案するんだよな。けど、近くに控えておく方が良いだろ? サヤにしか答えられないことだって、あるかもしれない」
「それは、そうだけど……」
そこでようやっと、レイの視線が床から剥がれた。
きっと無意識だったのだと思う。サヤの方を見て、すぐに視線を逸らす。
レイの貼り付け慣れた笑顔が、あっという間に剥がれ落ちてしまった。
妙に苦しげで、辛そうな顔が一瞬だけ掠め、そのあと昔を彷彿とさせるような無表情になり、口が笑みの形を作る。また床の方に視線が戻ってしまった……。
「そ、それはそうだけど……サヤは…………隣室で控えておくとか、そんなので良いんじゃないかな。
それまでに、マルとしっかり、話を詰めておけば問題ない。うん。問題無い筈だ。
あ……場所は、どこにする予定? それによっては……」
「……ここ。商談用の会議室。
場所の確保が楽だったから、初めからその予定だった。
俺は、サヤにはいつもの男装で、レイの後ろに控えているのが一番良いと思うが?
どうせハインが進行役だろう? なら、従者としてサヤを置く方が、自然だぞ」
俺の提案にレイが口を噤む。
「さ、サヤは……ここでは男装させないって……」
なんとか捻り出されたのがそれだった。
頑なだな……。どうあってもサヤの同席は嫌か。
「じゃあ、給仕をしてもらうことにするぞ。ワドとルーシーだけでと思ってたんだが、人数的にはもう一人欲しかったんだ。サヤも女中の格好をしてもらう」
俺がそう言うと、レイがそれは嫌だと言うように顔を上げる。が、やはり視線のやり場に困り、また下を向いた。
重症だな……。サヤを見るのすら辛いなら、なんで手放そうとなんて、するんだ……。
取り繕えたのは本当に、顔の表面だけみたいだ。それすら、脆いみたいだが……。
「……では、それで良いですね。
サヤは女中に扮してもらい給仕役。私は会議の進行を担当します。
大店会議に参加する店主……もしくは責任者ですが、前回同様、十一人で変わりありませんか」
ハインが、レイの反論を遮るように、話を先に進めてしまう。
それでもう、サヤが給仕役となることは決定事項となった。俺も、それに乗る形で話を先に進め、もう覆せないようにしてしまう。
「ああ。あ、一人追加というか、後継を同行させたいって所がある。会議には二人で参加するってことだ。
それ以外はいつも通りだが……やっぱまた、金貸し野郎は非協力的だろうな……」
それを考えると、億劫な気分になってくるな……。
二年前までは、領主からの指示のもと、金を工面していたのはそいつだった。
そいつが中間に立ち、支持された金額をメバックの商人たちから寄付や貸付として集める。翌年、税金からの回収分を、貸し付けた相手に記録通りに戻していく。
レイが代行するようになってからは、必要な金額が大店会議で直接告げられるようになったのだが、その金貸し野郎はそれがお気に召さないらしい。何かと文句を言い、貸し付けを渋るのだ。とはいえ、レイの要求する金額は今までに比べると少ないようで、他の商人たちの組合ごとの協力で問題なく集めることができている。返す金額も、その組合ごとの管理になった。
しかし……今回はどうか……。規模を考えると、今までよりは随分と大きな金額になる。あの野郎が結局、一番金を融通できる立場だからな……。
「そこは仕方ないよ。資金の管理をしてもらってたのが、それを省いたんだ。手間賃程度とはいえ……収入が減ったのは、良い気分じゃないだろう。
収入もだし……街の発言力と言う意味でも、俺は彼を蔑ろにしてるわけだし……」
「はん、金貸しの発言力なんてのは、この街には不要だろ。
各々がもっと商品の価値を理解すれば、実入りが増える。アギーにも旅人にも高く売れる。
そうすりゃ、金を借りる必要なんて半分以下だ」
「レイシール様は、あの様な者を気に掛ける必要はございません。そもそも、人望があれば発言力など、店の規模に左右されません」
バッサリと斬って捨てるハイン。
正直俺も、あいつは好きな人種ではないので反論も無い。
それよりも俺は、サヤのことが気になっていた。
俺たちの会話を聞いているのだが、口を挟もうとはしない……。ハインとの約束を守る為なのだろうが、それが何か、痛々しかった。レイも、そんなサヤを見ようとしない……。会議のことに、頭を切り替えるのに必死の様に思える。
俺はレイに気をやりつつ、サヤに話し掛ける。
「じゃあサヤ、給仕用に衣装を貸すから、後でちょっと寸法を確認しておけ。
午前中は、ルーシーも大店や組合への使いに出すし、お前はマルとの交渉に付き合わなきゃだろうし、夜になると思うが……良いか?」
サヤの慣れた相手にしておく方が良いだろう。
それにルーシーは、昨日サヤと商業広場を巡ったことにご立腹だったのだ。なんで呼んでくれなかったのかと、朝に散々怒鳴られた。仕事だ、支払い目的だと言い、納得させるのに難儀したのだ。明日のこともあるし、機嫌をとっておくにかぎる。
「はい、畏まりました。
あの……マルさんとの交渉とは……?私は、何も伺ってないのですが……」
不安そうなサヤが、俺の言葉にすがりつく様にして聞いてきた。
本当はレイに聞きたいんだろうにな……。俺はちらりとレイを伺い、ハインに視線をやる。
ハインは、コクリと頷き、サヤを呼んだ。
レイは、こちらの想定通り、必要最低限を取り繕っただけの状態で、部屋を出てきた。
身支度を整え、髪も自分で一括りにしていたが、ハインが「邪魔なんですから、サヤに結っててもらってください」と口出しして、仕方なしに、いつも通り編み込まれた。
サヤの前では多少、顔を強張らせていたが、それでも、態度は温和なものだ。
「ごめんね」と、配慮の言葉も忘れない。サヤの方こそ「いえ……」と、少し気後れした様子だった。
なんだろうな……。昨日よりサヤは、弱く見える。
今日のサヤは、俺の指示通り女性らしい装いだ。昨日同様の袖の無い短衣は生成り色。袴の中に裾を仕舞い込むのではなく、外に出したままだ。袴は昨日よりふんわりと広がりのあるもので鮮やかな紅色。それを短衣ごと、淡い若草色の腰帯でしばってある。背中の方で蝶々結びをしてあるのが愛らしい。しかもひだが二重になっているのだが、サヤの国でユカタというものを着る時に、この様な結び方をするのだそうだ。蝶と言うより、花の様になっていて、愛らしさも倍増だ。
髪はレイと同じく編み込まれ、昨日広場で購入した丸紐で括られている。
清楚と言うよりは、可憐な感じだな。よく似合ってるのだが、表情の曇り具合で可愛さが台無しだ。
はっきりと自分の意思を口にして、レイを守る為に刃物相手でも戦える様、修練したいと言っていた女が、なんだかレイの挙動に不安そうにしているのは、変な感じだ。
いつもの応接室で、いつもより静かな朝食を取るが、レイは殆ど、口にしなかった。
まるで砂を噛んでいるかのように、少量だけを、無理やり嚥下する。そしてすぐ、匙を置いてしまった。
それでもハインは、何も言わない。今はただ、レイに負担を掛けないよう、余計なことは口にしない。
そして、何も起こっていないふりをしている中、レイが、俺の方に向き直った。
「昨日はごめん。ちょっと色々……考えることがあって」
こちらが察していないとは、思ってないだろう。だが、敢えて言葉にはしない。
何事も無かった様に振る舞う。そして、何事も無かった様に口をきく。
「今日はもう、大丈夫だから。
会議の予定を進めたいと思うんだけど、いつなら大丈夫かな」
「朝のうちに知らせを出せば、明日には揃うんじゃねぇか? いつも通り、店主以外でも、責任者で良いんだろう? どちらかは空けておいてくれってお願いしてあるし」
「そう。無理言って申し訳ないね。
じゃあ、それでお願いするよ。明日の昼以降かな? 今日中に、マルの方と話をつけるつもりだし。
ああ、それと、サヤのことなんだけど……」
ピクリと、サヤが反応した。
「サヤから聞いた。ここに置いてくれって?」
「うん、そうなんだ。ギルの言う通り、夏場の男装はそれ自体が酷だよ。
今はサヤをサヤの世界に帰すための方法を、探す時間も取れない状態だし……セイバーンに居る意味は無いだろう?
ここの方が安心だし……」
サヤの方を見ない。
しかしレイは、表面上はとても穏やかな表情をしていた。
反対にサヤは、不安そうな表情を増し、むしろ泣きそうですらある。
俺は敢えて、サヤの方に足を向けた。レイの視界にサヤを入れる為に。
サヤは俺が、サヤから一歩の距離になると、びくりと身を引いた。
昨日に比べれば格段に近くなれた。
とはいえ、レイは気付いているのだろうか?サヤが……。
「うーん……そりゃ、俺としてはいいけどな。
会議やマルとの交渉にはサヤが必要だよな?
いつからサヤを預かればいい?」
サヤの前に立ち、レイの方に視線をやると、レイはやはり、こちらを見ていなかった。
足元に視線を落としたままだ。口元だけ笑みの形をしていて、瞳は、ただ床を見ていた。
「うん……そういえば、そこはサヤ無しには、いかないか……。
じゃあ、会議が終わって、俺がセイバーンに戻る時からかな。
サヤもここのことに、慣れる期間が必要だろうし。
あ、でも……会議ではサヤを矢面に出す気は無いから……」
「マルの発案として提案するんだよな。けど、近くに控えておく方が良いだろ? サヤにしか答えられないことだって、あるかもしれない」
「それは、そうだけど……」
そこでようやっと、レイの視線が床から剥がれた。
きっと無意識だったのだと思う。サヤの方を見て、すぐに視線を逸らす。
レイの貼り付け慣れた笑顔が、あっという間に剥がれ落ちてしまった。
妙に苦しげで、辛そうな顔が一瞬だけ掠め、そのあと昔を彷彿とさせるような無表情になり、口が笑みの形を作る。また床の方に視線が戻ってしまった……。
「そ、それはそうだけど……サヤは…………隣室で控えておくとか、そんなので良いんじゃないかな。
それまでに、マルとしっかり、話を詰めておけば問題ない。うん。問題無い筈だ。
あ……場所は、どこにする予定? それによっては……」
「……ここ。商談用の会議室。
場所の確保が楽だったから、初めからその予定だった。
俺は、サヤにはいつもの男装で、レイの後ろに控えているのが一番良いと思うが?
どうせハインが進行役だろう? なら、従者としてサヤを置く方が、自然だぞ」
俺の提案にレイが口を噤む。
「さ、サヤは……ここでは男装させないって……」
なんとか捻り出されたのがそれだった。
頑なだな……。どうあってもサヤの同席は嫌か。
「じゃあ、給仕をしてもらうことにするぞ。ワドとルーシーだけでと思ってたんだが、人数的にはもう一人欲しかったんだ。サヤも女中の格好をしてもらう」
俺がそう言うと、レイがそれは嫌だと言うように顔を上げる。が、やはり視線のやり場に困り、また下を向いた。
重症だな……。サヤを見るのすら辛いなら、なんで手放そうとなんて、するんだ……。
取り繕えたのは本当に、顔の表面だけみたいだ。それすら、脆いみたいだが……。
「……では、それで良いですね。
サヤは女中に扮してもらい給仕役。私は会議の進行を担当します。
大店会議に参加する店主……もしくは責任者ですが、前回同様、十一人で変わりありませんか」
ハインが、レイの反論を遮るように、話を先に進めてしまう。
それでもう、サヤが給仕役となることは決定事項となった。俺も、それに乗る形で話を先に進め、もう覆せないようにしてしまう。
「ああ。あ、一人追加というか、後継を同行させたいって所がある。会議には二人で参加するってことだ。
それ以外はいつも通りだが……やっぱまた、金貸し野郎は非協力的だろうな……」
それを考えると、億劫な気分になってくるな……。
二年前までは、領主からの指示のもと、金を工面していたのはそいつだった。
そいつが中間に立ち、支持された金額をメバックの商人たちから寄付や貸付として集める。翌年、税金からの回収分を、貸し付けた相手に記録通りに戻していく。
レイが代行するようになってからは、必要な金額が大店会議で直接告げられるようになったのだが、その金貸し野郎はそれがお気に召さないらしい。何かと文句を言い、貸し付けを渋るのだ。とはいえ、レイの要求する金額は今までに比べると少ないようで、他の商人たちの組合ごとの協力で問題なく集めることができている。返す金額も、その組合ごとの管理になった。
しかし……今回はどうか……。規模を考えると、今までよりは随分と大きな金額になる。あの野郎が結局、一番金を融通できる立場だからな……。
「そこは仕方ないよ。資金の管理をしてもらってたのが、それを省いたんだ。手間賃程度とはいえ……収入が減ったのは、良い気分じゃないだろう。
収入もだし……街の発言力と言う意味でも、俺は彼を蔑ろにしてるわけだし……」
「はん、金貸しの発言力なんてのは、この街には不要だろ。
各々がもっと商品の価値を理解すれば、実入りが増える。アギーにも旅人にも高く売れる。
そうすりゃ、金を借りる必要なんて半分以下だ」
「レイシール様は、あの様な者を気に掛ける必要はございません。そもそも、人望があれば発言力など、店の規模に左右されません」
バッサリと斬って捨てるハイン。
正直俺も、あいつは好きな人種ではないので反論も無い。
それよりも俺は、サヤのことが気になっていた。
俺たちの会話を聞いているのだが、口を挟もうとはしない……。ハインとの約束を守る為なのだろうが、それが何か、痛々しかった。レイも、そんなサヤを見ようとしない……。会議のことに、頭を切り替えるのに必死の様に思える。
俺はレイに気をやりつつ、サヤに話し掛ける。
「じゃあサヤ、給仕用に衣装を貸すから、後でちょっと寸法を確認しておけ。
午前中は、ルーシーも大店や組合への使いに出すし、お前はマルとの交渉に付き合わなきゃだろうし、夜になると思うが……良いか?」
サヤの慣れた相手にしておく方が良いだろう。
それにルーシーは、昨日サヤと商業広場を巡ったことにご立腹だったのだ。なんで呼んでくれなかったのかと、朝に散々怒鳴られた。仕事だ、支払い目的だと言い、納得させるのに難儀したのだ。明日のこともあるし、機嫌をとっておくにかぎる。
「はい、畏まりました。
あの……マルさんとの交渉とは……?私は、何も伺ってないのですが……」
不安そうなサヤが、俺の言葉にすがりつく様にして聞いてきた。
本当はレイに聞きたいんだろうにな……。俺はちらりとレイを伺い、ハインに視線をやる。
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