4 / 6
4話
しおりを挟む
「それでは第1回、異世界探索を開始したいと思います!」
「俺からしたら2回目だけどね。」
戦力が整ったところで俺たちはさっそく外の探索に出ることになった。
がしゃ髑髏が実際にどの程度戦えるのかは謎だが、本人(?)が任せてくれと言っているのだからそれを信じるしかない。
「じゃあ、開けるからね?まだ近くにクマがいるかもしれないからそのつもりで。」
俺は閂を外してできるだけ音を立てないようにゆっくりと扉を開けて外の様子を確認する。
周囲にクマの姿は....見当たらない。
あるのはクマの食べ残しと思しき狼の死体だけだ。
「とりあえずは大丈夫みたい。」
由利は俺の言葉に反応してひょっこりと顔を出す。
「確かに大丈夫そうですね。」
そしてまともに確認をすることもなく外に出ていった。
ちょっと危機感が無さすぎやしないか?
がしゃ髑髏も由利の様子を見て溜息を吐くような動作をしている。
骸骨なのに器用なことで。
「異世界と言う割には動物の見た目は普通なんですね。もっと奇抜な見た目の奴を想像してました。」
由利は全く臆することもなくオオカミだったものを近くに落ちていた枝でいじりながらそんなことを言ってのける。
俺はオオカミの死体なんて気持ち悪くてできるだけ近づきたくないけどな。
やはり人間と妖怪では感覚が違うのだろうか?
そんなことを考えていると、がしゃ髑髏がポンと俺の肩を叩いてノートを見せてきた。
『あの死体、私が貰ってもいい?』
「いいけど...何に使うつもり?」
『吸収する。』
吸収?
食べるということだろうか?
食べたところで下からそのまま出てくるのでは?
そんな疑問はがしゃ髑髏の行動によってすぐに解消された。
がしゃ髑髏がオオカミの死体に近づいて手をかざすと死体から「ズズッ」と言った感じで骨だけが出てきた。
そしてそれをボリボリと食べ始める。
不思議なことに食べた骨のかけらが下から出てくることはない。
「がしゃ髑髏と言う妖怪は死んだ生物の骨をああやって吸収するんですよ。」
いつの間にか死体から離れて俺の隣に来ていた由利が説明してくれた。
がしゃ髑髏は今のように死んだ生物の骨を吸収することで力を蓄える妖怪らしい。
特に他者に対して恨みを残して死んだ生物の骨は力が増す度合いが大きいとのこと。
「地球にいたころは樹海で自殺する人間の物を吸収していたとか。最近は自殺者が減って吸収できないとかぼやいてましたね。」
「そうなんだ。」
確かに減っているとは聞いたことがあるけど、そこまでだったかな?
まあ、本人がそう言っていたのだからそうなのだろう。
『何の話をしてた?』
「がしゃ髑髏の説明をしてたんですよ。拓斗さんは妖怪に関してあまり詳しくないみたいなので。」
由利はわざとらしく溜息をついて見せる。
妖怪の生態とか普通の人は知らないよ。
....知らないよな?
閑話休題
由利やがしゃ髑髏を召喚している間に結構な時間が経っていたようで、最初に外に出た時には高い位置にあった太陽が沈み始めている。
やっぱり時間が分からないのは不便だな。
探索が終わったら時計も追加で用意しよう。
「日が暮れ始めてるみたいだから今日のところは近場の探索だけにしよう。」
「はーい。じゃあ、こっちの方向から探索しましょう!」
由利はそう言って俺たちと相談することなく勝手に進んでいく。
咄嗟に引き留めようと手を伸ばすが、それをがしゃ髑髏が遮る。
『好きにさせたほうが良い。きっと悪いことにはならないから。』
がしゃ髑髏はそう言って由利の後を追いかけて行った。
由利は自由に動き回るし、がしゃ髑髏は俺じゃなくて由利を優先する。
手引きを書いた人言いたい。
これのどこが忠実だよ!
「何やってるんですか?早く来ないと置いて行っちゃいますよ~。」
「今行くよ。」
俺は慌てて由利とがしゃ髑髏の後を追った。
「とりあえずの目標は川を見つけることでいいですよね?」
「ついでに食べられそうな物を見つけられると最高だね。」
「了解です!....なんて言っている間に、あっちから川の気配が!」
「そんなに都合のいい展開があるわけ.....」
一応、由利が指した方向に注意を向けると、遠くの方から水の流れる音が聞こえてきた。
「マジで?」
「さっそく行ってみましょう!」
戸惑う俺をよそに由利は音が聞こえてくる方向へ進んでいく。
『行こう。』
「う、うん。」
がしゃ髑髏と木々を避けながら進んでいくこと数分ほど。
今まで歩いていた場所とは打って変わって開けた場所に出た。
目の前には1~2メートル程度の丁度良いぐらいの大きさの河が流れている。
「いい感じの川ですね~。見てください!魚も泳いでますよ!」
由利は川を覗き込んで嬉しそうにはしゃいでいる。
「ソウデスネ。」
川と一緒に食べ物候補まで見つかるとか....。
どれだけ運が良いんだよ。
『由利は座敷童だからこれぐらい当たり前。』
そういえば座敷童って幸運を運んでくる妖怪だっけ?
いや、にしてもやりすぎだろ!
早くても1~2時間はかかる予定だった探索が10分程度で終わってしまった。
『目的の物が見つかったけど、この後はどうするつもり?』
「こんなに早く見つかるとは思ってなかったから何も考えてないね。」
『なら今日のところはゆっくりすればいい。上手く行くからって焦って行動したらいつか取り返しのつかない失敗をする。』
がしゃ髑髏が言っていることにも一理ある。
色々とありすぎて数日くらい経過した感覚だったけど、実際はこの世界に来てからまだ一日しか経っていない。
その日の内に水と食料の確保ができただけでも十分な成果だ。
「忠告ありがとう。がしゃ髑髏のいう通りにしておくよ。」
がしゃ髑髏は俺の言葉を聞いて満足そうに頷いた。
ゆっくりすると決まったらとことん楽しんでやろう。
手始めに川遊びだ。
俺は由利にこっそり近づく。
由利は俺に全く気付くことなく川を覗き込んでいる。
その油断が命取りだ。
「由利~」
「なんですk」
由利が振り向くと同時に川から掬った水を由利に掛けた。
「やりましたね!お返しです!」
由利は即座に水を掬って反撃してくる。
甘い!
そんな程度の攻撃なら奇襲でもされない限り当たらないのだよ!
「うわっ!」
ゆっくりと飛んでくる水を余裕を持って避けようとしたところ石に躓いてその場で転んでしまう。
そして狙いすましたように由利が飛ばしてきた水が顔面に直撃した。
「ふふふ。運を司る妖怪である私と敵対するからこうなるのですよ。まだ続けるなら今以上の不運が降りかかることになりますが...どうします?」
自分に幸運が降りかかるだけじゃなくて相手に不幸を押しつけることまでできるのかよ。
なんて卑怯な妖怪なんだ。
しかし、此処で負けを認めるのはなんか嫌だ。
「運なんて不確かなものより実力が重要だってことを教えてやるよ!」
「そうですか....いいでしょう!受けて立ちます!」
こうして俺たちは時間を忘れて水遊びに興じることになるのであった。
「俺からしたら2回目だけどね。」
戦力が整ったところで俺たちはさっそく外の探索に出ることになった。
がしゃ髑髏が実際にどの程度戦えるのかは謎だが、本人(?)が任せてくれと言っているのだからそれを信じるしかない。
「じゃあ、開けるからね?まだ近くにクマがいるかもしれないからそのつもりで。」
俺は閂を外してできるだけ音を立てないようにゆっくりと扉を開けて外の様子を確認する。
周囲にクマの姿は....見当たらない。
あるのはクマの食べ残しと思しき狼の死体だけだ。
「とりあえずは大丈夫みたい。」
由利は俺の言葉に反応してひょっこりと顔を出す。
「確かに大丈夫そうですね。」
そしてまともに確認をすることもなく外に出ていった。
ちょっと危機感が無さすぎやしないか?
がしゃ髑髏も由利の様子を見て溜息を吐くような動作をしている。
骸骨なのに器用なことで。
「異世界と言う割には動物の見た目は普通なんですね。もっと奇抜な見た目の奴を想像してました。」
由利は全く臆することもなくオオカミだったものを近くに落ちていた枝でいじりながらそんなことを言ってのける。
俺はオオカミの死体なんて気持ち悪くてできるだけ近づきたくないけどな。
やはり人間と妖怪では感覚が違うのだろうか?
そんなことを考えていると、がしゃ髑髏がポンと俺の肩を叩いてノートを見せてきた。
『あの死体、私が貰ってもいい?』
「いいけど...何に使うつもり?」
『吸収する。』
吸収?
食べるということだろうか?
食べたところで下からそのまま出てくるのでは?
そんな疑問はがしゃ髑髏の行動によってすぐに解消された。
がしゃ髑髏がオオカミの死体に近づいて手をかざすと死体から「ズズッ」と言った感じで骨だけが出てきた。
そしてそれをボリボリと食べ始める。
不思議なことに食べた骨のかけらが下から出てくることはない。
「がしゃ髑髏と言う妖怪は死んだ生物の骨をああやって吸収するんですよ。」
いつの間にか死体から離れて俺の隣に来ていた由利が説明してくれた。
がしゃ髑髏は今のように死んだ生物の骨を吸収することで力を蓄える妖怪らしい。
特に他者に対して恨みを残して死んだ生物の骨は力が増す度合いが大きいとのこと。
「地球にいたころは樹海で自殺する人間の物を吸収していたとか。最近は自殺者が減って吸収できないとかぼやいてましたね。」
「そうなんだ。」
確かに減っているとは聞いたことがあるけど、そこまでだったかな?
まあ、本人がそう言っていたのだからそうなのだろう。
『何の話をしてた?』
「がしゃ髑髏の説明をしてたんですよ。拓斗さんは妖怪に関してあまり詳しくないみたいなので。」
由利はわざとらしく溜息をついて見せる。
妖怪の生態とか普通の人は知らないよ。
....知らないよな?
閑話休題
由利やがしゃ髑髏を召喚している間に結構な時間が経っていたようで、最初に外に出た時には高い位置にあった太陽が沈み始めている。
やっぱり時間が分からないのは不便だな。
探索が終わったら時計も追加で用意しよう。
「日が暮れ始めてるみたいだから今日のところは近場の探索だけにしよう。」
「はーい。じゃあ、こっちの方向から探索しましょう!」
由利はそう言って俺たちと相談することなく勝手に進んでいく。
咄嗟に引き留めようと手を伸ばすが、それをがしゃ髑髏が遮る。
『好きにさせたほうが良い。きっと悪いことにはならないから。』
がしゃ髑髏はそう言って由利の後を追いかけて行った。
由利は自由に動き回るし、がしゃ髑髏は俺じゃなくて由利を優先する。
手引きを書いた人言いたい。
これのどこが忠実だよ!
「何やってるんですか?早く来ないと置いて行っちゃいますよ~。」
「今行くよ。」
俺は慌てて由利とがしゃ髑髏の後を追った。
「とりあえずの目標は川を見つけることでいいですよね?」
「ついでに食べられそうな物を見つけられると最高だね。」
「了解です!....なんて言っている間に、あっちから川の気配が!」
「そんなに都合のいい展開があるわけ.....」
一応、由利が指した方向に注意を向けると、遠くの方から水の流れる音が聞こえてきた。
「マジで?」
「さっそく行ってみましょう!」
戸惑う俺をよそに由利は音が聞こえてくる方向へ進んでいく。
『行こう。』
「う、うん。」
がしゃ髑髏と木々を避けながら進んでいくこと数分ほど。
今まで歩いていた場所とは打って変わって開けた場所に出た。
目の前には1~2メートル程度の丁度良いぐらいの大きさの河が流れている。
「いい感じの川ですね~。見てください!魚も泳いでますよ!」
由利は川を覗き込んで嬉しそうにはしゃいでいる。
「ソウデスネ。」
川と一緒に食べ物候補まで見つかるとか....。
どれだけ運が良いんだよ。
『由利は座敷童だからこれぐらい当たり前。』
そういえば座敷童って幸運を運んでくる妖怪だっけ?
いや、にしてもやりすぎだろ!
早くても1~2時間はかかる予定だった探索が10分程度で終わってしまった。
『目的の物が見つかったけど、この後はどうするつもり?』
「こんなに早く見つかるとは思ってなかったから何も考えてないね。」
『なら今日のところはゆっくりすればいい。上手く行くからって焦って行動したらいつか取り返しのつかない失敗をする。』
がしゃ髑髏が言っていることにも一理ある。
色々とありすぎて数日くらい経過した感覚だったけど、実際はこの世界に来てからまだ一日しか経っていない。
その日の内に水と食料の確保ができただけでも十分な成果だ。
「忠告ありがとう。がしゃ髑髏のいう通りにしておくよ。」
がしゃ髑髏は俺の言葉を聞いて満足そうに頷いた。
ゆっくりすると決まったらとことん楽しんでやろう。
手始めに川遊びだ。
俺は由利にこっそり近づく。
由利は俺に全く気付くことなく川を覗き込んでいる。
その油断が命取りだ。
「由利~」
「なんですk」
由利が振り向くと同時に川から掬った水を由利に掛けた。
「やりましたね!お返しです!」
由利は即座に水を掬って反撃してくる。
甘い!
そんな程度の攻撃なら奇襲でもされない限り当たらないのだよ!
「うわっ!」
ゆっくりと飛んでくる水を余裕を持って避けようとしたところ石に躓いてその場で転んでしまう。
そして狙いすましたように由利が飛ばしてきた水が顔面に直撃した。
「ふふふ。運を司る妖怪である私と敵対するからこうなるのですよ。まだ続けるなら今以上の不運が降りかかることになりますが...どうします?」
自分に幸運が降りかかるだけじゃなくて相手に不幸を押しつけることまでできるのかよ。
なんて卑怯な妖怪なんだ。
しかし、此処で負けを認めるのはなんか嫌だ。
「運なんて不確かなものより実力が重要だってことを教えてやるよ!」
「そうですか....いいでしょう!受けて立ちます!」
こうして俺たちは時間を忘れて水遊びに興じることになるのであった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ダンジョンに行くことができるようになったが、職業が強すぎた
ひまなひと
ファンタジー
主人公がダンジョンに潜り、ステータスを強化し、強くなることを目指す物語である。
今の所、170話近くあります。
(修正していないものは1600です)
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
オッサン齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【なろう100万PV、カクヨム20万PV突破】
山親爺大将
ファンタジー
剣崎鉄也、4年前にダンジョンが現れた現代日本で暮らす53歳のおっさんだ。
失われた20年世代で職を転々とし今は介護職に就いている。
そんな彼が交通事故にあった。
ファンタジーの世界ならここで転生出来るのだろうが、現実はそんなに甘く無い。
「どうしたものかな」
入院先の個室のベッドの上で、俺は途方に暮れていた。
今回の事故で腕に怪我をしてしまい、元の仕事には戻れなかった。
たまたま保険で個室代も出るというので個室にしてもらったけど、たいして蓄えもなく、退院したらすぐにでも働かないとならない。
そんな俺は交通事故で死を覚悟した時にひとつ強烈に後悔をした事があった。
『こんな事ならダンジョンに潜っておけばよかった』
である。
50過ぎのオッサンが何を言ってると思うかもしれないが、その年代はちょうど中学生くらいにファンタジーが流行り、高校生くらいにRPGやライトノベルが流行った世代である。
ファンタジー系ヲタクの先駆者のような年代だ。
俺もそちら側の人間だった。
年齢で完全に諦めていたが、今回のことで自分がどれくらい未練があったか理解した。
「冒険者、いや、探索者っていうんだっけ、やってみるか」
これは体力も衰え、知力も怪しくなってきて、ついでに運にも見放されたオッサンが無い知恵絞ってなんとか探索者としてやっていく物語である。
注意事項
50過ぎのオッサンが子供ほどに歳の離れた女の子に惚れたり、悶々としたりするシーンが出てきます。
あらかじめご了承の上読み進めてください。
注意事項2 作者はメンタル豆腐なので、耐えられないと思った感想の場合はブロック、削除等をして見ないという行動を起こします。お気を悪くする方もおるかと思います。予め謝罪しておきます。
注意事項3 お話と表紙はなんの関係もありません。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる