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沖田舞華
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沖田舞華。
幼少期から、女子プロ野球選手を目指し、遊びにも勉強にも恋愛にも関心を示さず、ただただ鍛錬に打ち込んで来た。
中学時代からはソフトボールに転身し、以降はオリンピック出場を目指し厳しい練習に明け暮れてきた。
ウェイトトレーニング、走り込み、投げ込み。
男子の選手でも悲鳴をあげるような練習量をやすやすとこなす彼女。
そして“体を強くする”為の食事量。
そこに、年頃の女子としてのたしなみや意識はない。
その結果、彼女の体には満遍なく筋肉と脂肪が隆々と搭載されるが、女性特有の体のラインもしっかりと主張しており、特に筋肉による土台が付いた胸と尻は時に衣服をはち切らんばかりに主張をする。
小学校から既にその体は出来上がり、“周りの目にあまりに毒だ”という周囲の判断から、舞華は同級生の誰よりも早くブラジャーを薦められた。
しかし本人は別に自分の胸が揺れる事等意に介してはいなかったし、そもそも舞華には女としての意識がない。
結局、“運動のパフォーマンスを妨げない為”としてのブラジャーの着用には納得したものの、それ故に高校2年生になった今でも舞華はノーブラで登校し、練習前にスポーツブラを着用するに留まっている。
しかし、当然ながら思春期真っ盛りの男子生徒にとって、正に舞華のそのスタイルは凶器だった。
親の意向で制服や体操着はオーバーサイズの物を着用しているし、ユニフォームも色気を封印するようなデザインの物であるため(それでもフェチはいるが)、厚い筋肉と脂肪に覆われた舞華の体は一見すると寸胴なのだが、いざ私服姿になった時の破壊力は凄まじく、また舞華は平気でタンクトップ一枚や中学時代のピチピチなTシャツ姿で現れる為、周囲の男にしてみると視線が休まらない、そんな女子高生である。
しかしここまで書いた通り、当の本人の性格は男に全く興味のないボーイッシュな性格で、体も黒黒と日焼けをしていて、当然化粧はおろか化粧水や乳液も使用したことが無いし、髪の毛もばっさりとしたショートカットだ。
それ故に美少女としてフォーカスされた事の無く、それが尚更“ボーイッシュで男っ気のない性格”に拍車をかけている。
実の所、その素材の良さに気付いている者は1人や2人ではないのだが。
しかし、ある日。
数枚の写真がクラスに出回った事で、舞華の人生は急落を迎えることになる。
幼少期から、女子プロ野球選手を目指し、遊びにも勉強にも恋愛にも関心を示さず、ただただ鍛錬に打ち込んで来た。
中学時代からはソフトボールに転身し、以降はオリンピック出場を目指し厳しい練習に明け暮れてきた。
ウェイトトレーニング、走り込み、投げ込み。
男子の選手でも悲鳴をあげるような練習量をやすやすとこなす彼女。
そして“体を強くする”為の食事量。
そこに、年頃の女子としてのたしなみや意識はない。
その結果、彼女の体には満遍なく筋肉と脂肪が隆々と搭載されるが、女性特有の体のラインもしっかりと主張しており、特に筋肉による土台が付いた胸と尻は時に衣服をはち切らんばかりに主張をする。
小学校から既にその体は出来上がり、“周りの目にあまりに毒だ”という周囲の判断から、舞華は同級生の誰よりも早くブラジャーを薦められた。
しかし本人は別に自分の胸が揺れる事等意に介してはいなかったし、そもそも舞華には女としての意識がない。
結局、“運動のパフォーマンスを妨げない為”としてのブラジャーの着用には納得したものの、それ故に高校2年生になった今でも舞華はノーブラで登校し、練習前にスポーツブラを着用するに留まっている。
しかし、当然ながら思春期真っ盛りの男子生徒にとって、正に舞華のそのスタイルは凶器だった。
親の意向で制服や体操着はオーバーサイズの物を着用しているし、ユニフォームも色気を封印するようなデザインの物であるため(それでもフェチはいるが)、厚い筋肉と脂肪に覆われた舞華の体は一見すると寸胴なのだが、いざ私服姿になった時の破壊力は凄まじく、また舞華は平気でタンクトップ一枚や中学時代のピチピチなTシャツ姿で現れる為、周囲の男にしてみると視線が休まらない、そんな女子高生である。
しかしここまで書いた通り、当の本人の性格は男に全く興味のないボーイッシュな性格で、体も黒黒と日焼けをしていて、当然化粧はおろか化粧水や乳液も使用したことが無いし、髪の毛もばっさりとしたショートカットだ。
それ故に美少女としてフォーカスされた事の無く、それが尚更“ボーイッシュで男っ気のない性格”に拍車をかけている。
実の所、その素材の良さに気付いている者は1人や2人ではないのだが。
しかし、ある日。
数枚の写真がクラスに出回った事で、舞華の人生は急落を迎えることになる。
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