16 / 20
第4章 伯爵令嬢アイシア、前進する
1
騎士寮で起こった悲劇──私が後ろ向きに転倒し、打ちどころ悪く意識を失うという、ひどく恥ずかしい出来事──から三日後。フォレット伯爵家の応接室には、私を囲んで数名の高位貴族が集まっていました。
「アクアノート公爵。いったい、どういうことになっているんですか?」
喧嘩腰ともいえるような表情で、叔父のキャントレ侯爵が言います。
「あなたの息子はアイシアの誕生日を勘違いした上に、デビュタントのエスコートはできないと言ったんですよ。婚約者として、あまりにもおぞましい行為だ!」
人前ではいつも笑顔を絶やさない叔父様が、不快感をあらわにしています。
難しい顔をしているアクアノート公爵にも見えるよう、叔父様はテーブルの上に一枚の書類を置きました。折り目や皺の目立つ、ひと目で安物とわかる紙です。
叔父様は書類を指さし、大声で読み始めました。
「アイシア・フォレット伯爵令嬢。✕✕✕年六月四日生まれ。十四歳。女相続人。婚約時の約束事として、月に一度フォレット邸にてお茶会を開くこと」
「これは……」
「三年前、あなたがランダルに渡した書類です。アイシアが意識を失った後、責め立てられたランダルがうちの息子に渡してきたんです。事が事だけに、弁明しないわけにはいかなかったんでしょう」
憤懣やるかたないといった口調で、叔父様は言葉を続けました。
「アイシアの誕生日を間違って教えたのが、まさか父親だったとは! こともあろうに我が国の宰相が!」
黙って書類を見つめるアクアノート公爵の表情は強張っています。
「アイシアの誕生日は六月四日じゃない、四月六日だ。字は少々乱雑だが、あなたが書いたものに間違いない。念のため、筆跡鑑定のプロに調べさせました。あなたらしからぬミスですね」
「たしかに、私の不徳のいたすところだ」
アクアノート公爵が穏やかに認めました。
「ランダルめ、まさか三年も勘違いしたままだとは。愚かな失態を演じたものだ。あれは昔からそうなんだ。職務に邁進するあまり、近視眼的で間抜けに見えてしまう。親として頭を抱えたくなってしまうよ」
心底困ったというふうに、アクアノート公爵はため息をつきます。
「とはいえ、息子ばかりを責めるべきではないな。こう言ってはなんだが……アイシア嬢のコミュニケーション能力にも、少々問題があったのではないだろうか?」
アクアノート公爵は、いわゆるお誕生日席に座る私を見ました。責めるというのではなく、優しく包み込むような眼差しで。
「おっしゃる通りで──」
「アイシアが悪いと言いたいんですかっ!」
叔父様が目を吊り上げて激高します。私は言葉を呑み込むしかありませんでした。
「姪はないがしろにされていたんですよ? 三年間ずっと! アイシアは見かけは明るいだけに、私はシルチェスターに……息子に言われるまで、アイシアがどんなに苦しんだか知らなかった」
「少しばかり大げさではないか? ランダルは騎士で、エイドリアナ王女をお守りするという誓いを立てているんだ。王族を守るという誓いは、あらゆる事柄に優先する」
「やむなく選んだ道であったと? 許す理由にはなりませんね。ランダルとエイドリアナ王女は常軌を逸している」
「騎士の名誉ある行動に対してつまらぬ文句は止めろ、キャントレ侯爵。息子が可哀そうで身を切られるようだ」
アクアノート公爵はただならぬ迫力で叔父様を見据えました。
「それに貴族の婚約は、共通の利益に基づいた共通の目標に向かって進むものだろう。アクアノート公爵家と繋がりを持てば、アイシア嬢の将来は安泰。今は息子の使命を第一に考えて、大目に見てやるべきだ」
「つまり『ひとりぼっちのデビュタント』でも我慢しろと?」
「その行き違いについては……誠心誠意対処する。デビュタント当日、アイシア嬢をそのように扱うことは決してない」
アクアノート公爵の言葉に、叔父様は鼻を鳴らしました。
「いまさら、平常通りにやれと言うんですか。他人になんと思われようとものともせずに、ランダルにエスコートされろと? うちの姪に、そんな並外れた度胸はありません。ランダルとエイドリアナ王女が、何ひとつ目に入らないほど恋に我を忘れ、二人だけの世界に閉じこもっていると、社交界はその噂でもちきりなんだ!」
私は心臓を鷲掴みにされるような苦しさを感じました。私の唐突な騎士寮訪問、その行為によってランダル様は面目を失ってしまったのです。
唇を噛む私をよそに、叔父様はアクアノート公爵をにらみつけ、さらに非難します。
「そして、アイシアの婚約が終わりつつあるという噂でもちきりだ。いくら今を時めくアクアノート公爵家でも、フォレット伯爵家をぞんざいに扱うのは思い上がっているとね。婚約破棄もやむなしだと」
「社交界の連中は、同情を装って面白がっているだけだ」
アクアノート公爵は淡々と応じました。
「ランダルとの婚約は、アイシア嬢のこれからの未来に有利に働く。フォレット領の安全を支えているのは我が家だ。ちょっとした行き違いで、すべてを棒に振る覚悟があるのか?」
アクアノート公爵は叔父様をにらみ返し、冷ややかに言います。
「長い目で見て、賢く考えることが必要だよ。そうだろうアイシア嬢。我が家からの支援に満足しているんだろう? それにランダルは、まだやっと半人前。これからは、あなたの期待通りの婚約者になろうと努力するだろう」
アクアノート公爵は慈愛に満ちた眼差しで、私に微笑みかけました。
「アクアノート公爵。いったい、どういうことになっているんですか?」
喧嘩腰ともいえるような表情で、叔父のキャントレ侯爵が言います。
「あなたの息子はアイシアの誕生日を勘違いした上に、デビュタントのエスコートはできないと言ったんですよ。婚約者として、あまりにもおぞましい行為だ!」
人前ではいつも笑顔を絶やさない叔父様が、不快感をあらわにしています。
難しい顔をしているアクアノート公爵にも見えるよう、叔父様はテーブルの上に一枚の書類を置きました。折り目や皺の目立つ、ひと目で安物とわかる紙です。
叔父様は書類を指さし、大声で読み始めました。
「アイシア・フォレット伯爵令嬢。✕✕✕年六月四日生まれ。十四歳。女相続人。婚約時の約束事として、月に一度フォレット邸にてお茶会を開くこと」
「これは……」
「三年前、あなたがランダルに渡した書類です。アイシアが意識を失った後、責め立てられたランダルがうちの息子に渡してきたんです。事が事だけに、弁明しないわけにはいかなかったんでしょう」
憤懣やるかたないといった口調で、叔父様は言葉を続けました。
「アイシアの誕生日を間違って教えたのが、まさか父親だったとは! こともあろうに我が国の宰相が!」
黙って書類を見つめるアクアノート公爵の表情は強張っています。
「アイシアの誕生日は六月四日じゃない、四月六日だ。字は少々乱雑だが、あなたが書いたものに間違いない。念のため、筆跡鑑定のプロに調べさせました。あなたらしからぬミスですね」
「たしかに、私の不徳のいたすところだ」
アクアノート公爵が穏やかに認めました。
「ランダルめ、まさか三年も勘違いしたままだとは。愚かな失態を演じたものだ。あれは昔からそうなんだ。職務に邁進するあまり、近視眼的で間抜けに見えてしまう。親として頭を抱えたくなってしまうよ」
心底困ったというふうに、アクアノート公爵はため息をつきます。
「とはいえ、息子ばかりを責めるべきではないな。こう言ってはなんだが……アイシア嬢のコミュニケーション能力にも、少々問題があったのではないだろうか?」
アクアノート公爵は、いわゆるお誕生日席に座る私を見ました。責めるというのではなく、優しく包み込むような眼差しで。
「おっしゃる通りで──」
「アイシアが悪いと言いたいんですかっ!」
叔父様が目を吊り上げて激高します。私は言葉を呑み込むしかありませんでした。
「姪はないがしろにされていたんですよ? 三年間ずっと! アイシアは見かけは明るいだけに、私はシルチェスターに……息子に言われるまで、アイシアがどんなに苦しんだか知らなかった」
「少しばかり大げさではないか? ランダルは騎士で、エイドリアナ王女をお守りするという誓いを立てているんだ。王族を守るという誓いは、あらゆる事柄に優先する」
「やむなく選んだ道であったと? 許す理由にはなりませんね。ランダルとエイドリアナ王女は常軌を逸している」
「騎士の名誉ある行動に対してつまらぬ文句は止めろ、キャントレ侯爵。息子が可哀そうで身を切られるようだ」
アクアノート公爵はただならぬ迫力で叔父様を見据えました。
「それに貴族の婚約は、共通の利益に基づいた共通の目標に向かって進むものだろう。アクアノート公爵家と繋がりを持てば、アイシア嬢の将来は安泰。今は息子の使命を第一に考えて、大目に見てやるべきだ」
「つまり『ひとりぼっちのデビュタント』でも我慢しろと?」
「その行き違いについては……誠心誠意対処する。デビュタント当日、アイシア嬢をそのように扱うことは決してない」
アクアノート公爵の言葉に、叔父様は鼻を鳴らしました。
「いまさら、平常通りにやれと言うんですか。他人になんと思われようとものともせずに、ランダルにエスコートされろと? うちの姪に、そんな並外れた度胸はありません。ランダルとエイドリアナ王女が、何ひとつ目に入らないほど恋に我を忘れ、二人だけの世界に閉じこもっていると、社交界はその噂でもちきりなんだ!」
私は心臓を鷲掴みにされるような苦しさを感じました。私の唐突な騎士寮訪問、その行為によってランダル様は面目を失ってしまったのです。
唇を噛む私をよそに、叔父様はアクアノート公爵をにらみつけ、さらに非難します。
「そして、アイシアの婚約が終わりつつあるという噂でもちきりだ。いくら今を時めくアクアノート公爵家でも、フォレット伯爵家をぞんざいに扱うのは思い上がっているとね。婚約破棄もやむなしだと」
「社交界の連中は、同情を装って面白がっているだけだ」
アクアノート公爵は淡々と応じました。
「ランダルとの婚約は、アイシア嬢のこれからの未来に有利に働く。フォレット領の安全を支えているのは我が家だ。ちょっとした行き違いで、すべてを棒に振る覚悟があるのか?」
アクアノート公爵は叔父様をにらみ返し、冷ややかに言います。
「長い目で見て、賢く考えることが必要だよ。そうだろうアイシア嬢。我が家からの支援に満足しているんだろう? それにランダルは、まだやっと半人前。これからは、あなたの期待通りの婚約者になろうと努力するだろう」
アクアノート公爵は慈愛に満ちた眼差しで、私に微笑みかけました。
あなたにおすすめの小説
王女を好きだと思ったら
夏笆(なつは)
恋愛
「王子より王子らしい」と言われる公爵家嫡男、エヴァリスト・デュルフェを婚約者にもつバルゲリー伯爵家長女のピエレット。
デビュタントの折に突撃するようにダンスを申し込まれ、望まれて婚約をしたピエレットだが、ある日ふと気づく。
「エヴァリスト様って、ルシール王女殿下のお話ししかなさらないのでは?」
エヴァリストとルシールはいとこ同士であり、幼い頃より親交があることはピエレットも知っている。
だがしかし度を越している、と、大事にしているぬいぐるみのぴぃちゃんに語りかけるピエレット。
「でもね、ぴぃちゃん。私、エヴァリスト様に恋をしてしまったの。だから、頑張るわね」
ピエレットは、そう言って、胸の前で小さく拳を握り、決意を込めた。
ルシール王女殿下の好きな場所、好きな物、好みの装い。
と多くの場所へピエレットを連れて行き、食べさせ、贈ってくれるエヴァリスト。
「あのね、ぴぃちゃん!エヴァリスト様がね・・・・・!」
そして、ピエレットは今日も、エヴァリストが贈ってくれた特注のぬいぐるみ、孔雀のぴぃちゃんを相手にエヴァリストへの想いを語る。
小説家になろうにも、掲載しています。
隠れ蓑婚約者 ~了解です。貴方が王女殿下に相応しい地位を得るまで、ご協力申し上げます~
夏笆(なつは)
恋愛
ロブレス侯爵家のフィロメナの婚約者は、魔法騎士としてその名を馳せる公爵家の三男ベルトラン・カルビノ。
ふたりの婚約が整ってすぐ、フィロメナは王女マリルーより、自身とベルトランは昔からの恋仲だと打ち明けられる。
『ベルトランはね、あたくしに相応しい爵位を得ようと必死なのよ。でも時間がかかるでしょう?だからその間、隠れ蓑としての婚約者、よろしくね』
可愛い見た目に反するフィロメナを貶める言葉に衝撃を受けるも、フィロメナはベルトランにも確認をしようとして、機先を制するように『マリルー王女の警護があるので、君と夜会に行くことは出来ない。今後についても、マリルー王女の警護を優先する』と言われてしまう。
更に『俺が同行できない夜会には、出席しないでくれ』と言われ、その後に王女マリルーより『ベルトランがごめんなさいね。夜会で貴女と遭遇してしまったら、あたくしの気持ちが落ち着かないだろうって配慮なの』と聞かされ、自由にしようと決意する。
『俺が同行出来ない夜会には、出席しないでくれと言った』
『そんなのいつもじゃない!そんなことしていたら、若さが逃げちゃうわ!』
夜会の出席を巡ってベルトランと口論になるも、フィロメナにはどうしても夜会に行きたい理由があった。
それは、ベルトランと婚約破棄をしてもひとりで生きていけるよう、靴の事業を広めること。
そんな折、フィロメナは、ベルトランから、魔法騎士の特別訓練を受けることになったと聞かされる。
期間は一年。
厳しくはあるが、訓練を修了すればベルトランは伯爵位を得ることが出来、王女との婚姻も可能となる。
つまり、その時に婚約破棄されると理解したフィロメナは、会うことも出来ないと言われた訓練中の一年で、何とか自立しようと努力していくのだが、そもそもすべてがすれ違っていた・・・・・。
この物語は、互いにひと目で恋に落ちた筈のふたりが、言葉足らずや誤解、曲解を繰り返すうちに、とんでもないすれ違いを引き起こす、魔法騎士や魔獣も出て来るファンタジーです。
あらすじの内容と実際のお話では、順序が一致しない場合があります。
小説家になろうでも、掲載しています。
Hotランキング1位、ありがとうございます。
せっかくですもの、特別な一日を過ごしましょう。いっそ愛を失ってしまえば、女性は誰よりも優しくなれるのですよ。ご存知ありませんでしたか、閣下?
石河 翠
恋愛
夫と折り合いが悪く、嫁ぎ先で冷遇されたあげく離婚することになったイヴ。
彼女はせっかくだからと、屋敷で夫と過ごす最後の日を特別な一日にすることに決める。何かにつけてぶつかりあっていたが、最後くらいは夫の望み通りに振る舞ってみることにしたのだ。
夫の愛人のことを軽蔑していたが、男の操縦方法については学ぶところがあったのだと気がつく彼女。
一方、突然彼女を好ましく感じ始めた夫は、離婚届の提出を取り止めるよう提案するが……。
愛することを止めたがゆえに、夫のわがままにも優しく接することができるようになった妻と、そんな妻の気持ちを最後まで理解できなかった愚かな夫のお話。
この作品は他サイトにも投稿しております。
扉絵は写真ACよりチョコラテさまの作品(写真ID25290252)をお借りしております。
蔑ろにされた王妃と見限られた国王
奏千歌
恋愛
※最初に公開したプロット版はカクヨムで公開しています
国王陛下には愛する女性がいた。
彼女は陛下の初恋の相手で、陛下はずっと彼女を想い続けて、そして大切にしていた。
私は、そんな陛下と結婚した。
国と王家のために、私達は結婚しなければならなかったから、結婚すれば陛下も少しは変わるのではと期待していた。
でも結果は……私の理想を打ち砕くものだった。
そしてもう一つ。
私も陛下も知らないことがあった。
彼女のことを。彼女の正体を。
愛することをやめたら、怒る必要もなくなりました。今さら私を愛する振りなんて、していただかなくても大丈夫です。
石河 翠
恋愛
貴族令嬢でありながら、家族に虐げられて育ったアイビー。彼女は社交界でも人気者の恋多き侯爵エリックに望まれて、彼の妻となった。
ひとなみに愛される生活を夢見たものの、彼が欲していたのは、夫に従順で、家の中を取り仕切る女主人のみ。先妻の子どもと仲良くできない彼女をエリックは疎み、なじる。
それでもエリックを愛し、結婚生活にしがみついていたアイビーだが、彼の子どもに言われたたった一言で心が折れてしまう。ところが、愛することを止めてしまえばその生活は以前よりも穏やかで心地いいものになっていて……。
愛することをやめた途端に愛を囁くようになったヒーローと、その愛をやんわりと拒むヒロインのお話。
この作品は他サイトにも投稿しております。
扉絵は、写真ACよりチョコラテさまの作品(写真ID 179331)をお借りしております。
【完結】生贄になった婚約者と間に合わなかった王子
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
フィーは第二王子レイフの婚約者である。
しかし、仲が良かったのも今は昔。
レイフはフィーとのお茶会をすっぽかすようになり、夜会にエスコートしてくれたのはデビューの時だけだった。
いつしか、レイフはフィーに嫌われていると噂がながれるようになった。
それでも、フィーは信じていた。
レイフは魔法の研究に熱心なだけだと。
しかし、ある夜会で研究室の同僚をエスコートしている姿を見てこころが折れてしまう。
そして、フィーは国守樹の乙女になることを決意する。
国守樹の乙女、それは樹に喰らわれる生贄だった。
頑張らない政略結婚
ひろか
恋愛
「これは政略結婚だ。私は君を愛することはないし、触れる気もない」
結婚式の直前、夫となるセルシオ様からの言葉です。
好きにしろと、君も愛人をつくれと。君も、もって言いましたわ。
ええ、好きにしますわ、私も愛する人を想い続けますわ!
五話完結、毎日更新
【完結】彼を幸せにする十の方法
玉響なつめ
恋愛
貴族令嬢のフィリアには婚約者がいる。
フィリアが望んで結ばれた婚約、その相手であるキリアンはいつだって冷静だ。
婚約者としての義務は果たしてくれるし常に彼女を尊重してくれる。
しかし、フィリアが望まなければキリアンは動かない。
婚約したのだからいつかは心を開いてくれて、距離も縮まる――そう信じていたフィリアの心は、とある夜会での事件でぽっきり折れてしまった。
婚約を解消することは難しいが、少なくともこれ以上迷惑をかけずに夫婦としてどうあるべきか……フィリアは悩みながらも、キリアンが一番幸せになれる方法を探すために行動を起こすのだった。
※小説家になろう・カクヨムにも掲載しています。