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テスト このたった一枚の紙が人生を左右する!?

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「地学ってなんやねん!?ほとんどマークシートのテストやぞ!?週一教科が筆記ってふざけんな!」
いや、かなり前からわかってただろ…
「マジでだるい」
「終わったわ」
「何覚えたらいい?」
だるい、終わったはまだわかる。何覚えたらいい?はほんとに詰んでんだよ!
「メリークリノメーター」
「何やってんねん」
「でも、これで忘れなさそうや」
「あれどうやって使うんやっけ?」
「なんやったけな」
「片付けろー!」

テスト後……
「なぁ……」
「どうしたん?」
「計るやつの名前出てこんかったんやけど…」
「はぁ!?あんだけ言ってたのに?」
「メリークリ○リスしか出てこんかった……」
平代の頭の中は煩悩だらけみたい。
「あほやん」
「俺始まってすぐ端っこに書いたで」
その場凌ぎの術。
「まぁ明日もあるし頑張ろ」
そして……
「やっと終わった!」
「解放や~」
「夏休み!夏休み!」
浮かれている。テストを受けると言うことは……
「やばい…」
「わしも……」
「え?詰んでるくね?」
当然テスト返しがあるわけである。しかも夏休みかと思っていたら二週間ほど通常授業があったとさ。
「もうええって!地学26点や」
「俺32」
「俺23やわ」
「あーあ。おかんに怒られるわ」
詰みである。剛田、大葉はかなりまずい成績。
平代は得意科目の分の点数があったため大惨事は免れたものの数学の14点は彼を塾に行かせるには十分すぎる点数だった。橋川はそこまで酷くはないものの親に勉強してると言った手前平均点切っているなどとは言えず。前野は全体260位/80位と好成績をとっておりました。
平代260/175
大葉260/223
剛田54/49
橋川54/36
まぁこれだけの成績をとっていると言うことは……
英語補講者
平代
剛田
大葉

「ハァ!?」
「え…いややって」
「詰んだがな」
当然の結果である。何しろテスト中もカラオケに行っていたような奴らである。こうなって当然。

いよいよ夏休み。これまた色々と問題が起こるかも?もしかしたら起こらないのかも

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