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534、情報過多です……
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「お、なんだあ? またデカいやつを連れて来たな」
モントさんは出てきた俺とアリッサさんを見るなり、呟いた。俺がいきなり出てくることは既に慣れっこだ。
アリッサさんは足をひいて膝を曲げて、「ごきげんよう」となんかよくわからないけどすごく丁寧な挨拶をモントさんにした。初期装備の熊の身体で。待って、その挨拶、貴族の女の人がするような優雅な挨拶なんだけど、外見熊。かなり違和感がすごい。
モントさんも同じことを思ったらしく、すっごく変な顔をしていた。
「お、おお。異邦人にも完璧な上流の挨拶を出来る人がいたとは驚きだな」
やっぱり今の、上流の挨拶だったんだ。初期装備の熊でやるのがまたお茶目だな、アリッサさん。普段の姿でやったら優雅なんだけど。
そのままモントさんの所を後にして、俺とアリッサさんはセィの街に繰り出した。
「うわあ、懐かしい。何年ぶりかしら。変わりないわ。ちょくちょくこっちに遊びに来たのよ。そっとヴィデロの手をひいて」
「へえ……ヴィデロさんの手をひいて。小さいころですか?」
「ええ。そして二人で美味しいものを食べて、またそっと向こうに戻っていったの。ってホントはこっちの雑貨屋さんに入荷する素材が欲しかったりしたときとかに来てたんだけどね。魔道具に素材は欠かせないから」
「なるほど」
アリッサさんの手を握って街を歩く小さなヴィデロさん、見たかった。切実に。
アリッサさんは勝手知ったる街並みを、迷いない足取りで進んでいった。
向かった先は、雑貨屋さん。
ドアを開けると、ロミーナちゃんが笑顔で「いらっしゃいませ」と迎えてくれた。
「あら、マックさん。先程は貴重な話を聞かせてくれてありがとうございました。思った以上に貴重な情報だったので、対価を渡したかったんですけど、どのような形がいいですか?」
いきなりロミーナちゃんが話しかけて来て、俺は「へ?」と間抜けな声を出してしまった。
情報報酬? 何で?
首を傾げていると、ロミーナちゃんが「リボン草の実のお話です」と付け足したので、ようやく合点が行く。
「っていうか、場所を貸してくれたから、それが対価ですよね」
「そうなんですけど、それじゃつり合いが取れない内容だったので、気になってたんですよ。ユキヒラさんが来たら、どういうのがいいのか訊こうと思ってたんですけど、マックさん本人が来てくださったから」
そうですか。ロミーナちゃん、ユキヒラの名前言うときフッと目元が柔らかくなってるの、自分で気付いてるのかな。そして、もしかして、俺来ない方がよかったんじゃ。だってユキヒラ経由で聞きたかったって言ってるようなもんだし。
それにしても対価って。律儀だなあ、ロミーナちゃん。根がいい子なんだろうな。
「じゃあ、今度ユキヒラとデートでもしてあげてください。それが対価です」
半分冗談で言うと、ロミーナちゃんは目をまん丸にした。
「そんな、そんなの、対価になんて……ええと、対価としてデートって、なんか……ごめんなさい! 他のことにしてもらえませんか?」
困ったような口調になって、ロミーナちゃんは勢いよく頭を下げた。
途端、耳に『お前! ロミーナちゃんに何言ってんだよ!』と怒鳴り声が聞こえてくる。
あ、インカムそのままだった。
『対価でデートなんて嬉しくないに決まってんだろ! 義理でデートするんじゃなくて、デートしたいからするってのがいいんだよ!』
「ごめんなさい。マックさんに頼まれたからってユキヒラさんとデートとか、なんかすごく誠実じゃない気がして無理です」
ユキヒラとロミーナちゃんの声が重なって、思わず俺が「ごめん」と謝る。
軽率でした。ごめんなさい。でも、2人ともデートは二人の意志でしたいんだって言ってるようなもんな気がする。
「でも本当に、場所を提供してもらうのって本当にありがたいので、それが対価で十分です。俺じゃなくても他からだって手に入る情報だし」
「そう、ですか。でも、それじゃ私の気が済まないので、今日もしお買い物してくださったら割り引きますね。もちろん、そっちのお連れの方も」
ロミーナちゃんはアリッサさんに視線を向けた。
アリッサさんは店の中を物色していたけれど、俺たちの会話が終わったのに気付いたのか、振り返ってにっこり笑った。
「今の言葉、後悔しない? たくさん買わせてもらうわよ」
「もちろん、大歓迎です」
アリッサさんは早速、俺たちが会話をしている間に手に取っていた素材の山をどんとカウンターに置いた。主に鉱石関係が多い。
ロミーナちゃんはそれを確認して、料金を提示する。
すると、アリッサさんが「値引き過ぎよ」と突っ込んだ。鉱石関係の値段は全くわからない俺は、横で聞いてるだけ。
「でも、さっきお約束しちゃいましたし」
「ふふ、いい子ね。ありがとう。その値段で買わせてもらうわ。ところでお嬢さん」
アリッサさんは買ったものを腰のカバンに無造作に突っ込みながら、カウンター越しに店の奥に視線を向けた。
「前にこの店を切り盛りしていたご夫婦はご隠居したの?」
「祖父母ですか? はい。丁度4年ほど前に、祖母が身体を壊したので、それを機に長閑な村に引っ越しました。祖父母をご存じですか?」
「ええ。前によくここで買い物させてもらっていたのよ。息子を連れてきていた時、あなたのお爺さんがニコニコとうちの息子に小さなお菓子を毎回くださって。息子はそれが嬉しかったらしくて、ここに来るのが大好きだったのよ」
「息子さん……ですか。今度会ったとき、伝えておきますね。今日は息子さんは来てないんですね」
「ええ。もうすごく大きくなっちゃって。もう何年も一緒に歩いていないのよ。今はトレに住んでるわ」
「そうなんですか。……失礼ですが、異邦人……ではなかったんですか?」
「そこら辺の説明はとても難しいわね。でも、そう、身体を壊していたの……。今はお加減はどうなの? お大事に、と伝えてもらっていいかしら」
「ゆっくり休めるようになって元気になったんですよ。でもありがとうございます。祖母に伝えますね」
二人の会話を聞きながら、俺はとんでもない情報を手に入れてしまった。
ヴィデロさんの小さい頃は、ここでお菓子を貰って喜んでいたのか。可愛い。これこそ情報過多だよ。対価を払わないといけないくらいの。
一人小さいヴィデロさんを思って悶えていると、後ろから「行きましょ」というアリッサさんの声が聞こえて来た。
ロミーナちゃんの店を後にして、2人で街をゆっくりと歩く。
懐かしいわ、なんて感慨深そうにつぶやくアリッサさんは、ほんとはきっとこっちに出てきたかったんだってことが伺えた。
「街に転がってるアバターはないわね。うん、ちゃんとお仕事してるみたいね」
街並みを懐かしんでるのかと思ったら、アリッサさん仕事してた。
っていうか転がってるアバターって、もしかしてそこらへんでログアウトしちゃった人のアバターってことかな。あんまりっていうかほとんど見たことないけど。
「ほとんど見たことないですけど、やっぱりアバターってそこらへんに転がってたりするんですか?」
「普通にログアウトする場合はアバターって残ってるじゃない。普通のVRゲームではその都度その場所にアバターが現れるんだけどね。それだと不都合になるのよ。ゲームの世界と違ってこっちの世界に私たちが合わせないといけないから。アバターは最長2か月ログインしないと固まっていた魔素が分離するようにしているの。そして、それくらいの間が空いた場合は、ログインするときに一応ログアウトした場所じゃないところに出る警告に同意してからになるの。あとは、街の中で転がったアバターは特定の場所に運んでもらったりしているのよ。赤片喰みたいな人たちに」
「そうだったんですか。知らなかった」
「純粋に楽しんでいるプレイヤーは知らなくていいことよ」
純粋に楽しんでるプレイヤーである俺は聞いちゃいけないことを、道すがらアリッサさんは沢山教えてくれた。俺、単なるいちプレイヤーなんだけど。
「そうだった。あとでニコロさんの所に行くって約束してたんだった」
トレに跳ぼうかってときに、俺はふとさっきの約束を思い出した。ユキヒラも薬師棟に置いてきちゃったんだよな。まあ、ユキヒラならなんとでもなるだろうけど。
そのことをアリッサさんに言うと、もう少し街を堪能するからと待ち合わせ場所だけサッと決めてしまった。
終わったらチャットを送ることにして、俺は教会に跳んだ。
モントさんは出てきた俺とアリッサさんを見るなり、呟いた。俺がいきなり出てくることは既に慣れっこだ。
アリッサさんは足をひいて膝を曲げて、「ごきげんよう」となんかよくわからないけどすごく丁寧な挨拶をモントさんにした。初期装備の熊の身体で。待って、その挨拶、貴族の女の人がするような優雅な挨拶なんだけど、外見熊。かなり違和感がすごい。
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やっぱり今の、上流の挨拶だったんだ。初期装備の熊でやるのがまたお茶目だな、アリッサさん。普段の姿でやったら優雅なんだけど。
そのままモントさんの所を後にして、俺とアリッサさんはセィの街に繰り出した。
「うわあ、懐かしい。何年ぶりかしら。変わりないわ。ちょくちょくこっちに遊びに来たのよ。そっとヴィデロの手をひいて」
「へえ……ヴィデロさんの手をひいて。小さいころですか?」
「ええ。そして二人で美味しいものを食べて、またそっと向こうに戻っていったの。ってホントはこっちの雑貨屋さんに入荷する素材が欲しかったりしたときとかに来てたんだけどね。魔道具に素材は欠かせないから」
「なるほど」
アリッサさんの手を握って街を歩く小さなヴィデロさん、見たかった。切実に。
アリッサさんは勝手知ったる街並みを、迷いない足取りで進んでいった。
向かった先は、雑貨屋さん。
ドアを開けると、ロミーナちゃんが笑顔で「いらっしゃいませ」と迎えてくれた。
「あら、マックさん。先程は貴重な話を聞かせてくれてありがとうございました。思った以上に貴重な情報だったので、対価を渡したかったんですけど、どのような形がいいですか?」
いきなりロミーナちゃんが話しかけて来て、俺は「へ?」と間抜けな声を出してしまった。
情報報酬? 何で?
首を傾げていると、ロミーナちゃんが「リボン草の実のお話です」と付け足したので、ようやく合点が行く。
「っていうか、場所を貸してくれたから、それが対価ですよね」
「そうなんですけど、それじゃつり合いが取れない内容だったので、気になってたんですよ。ユキヒラさんが来たら、どういうのがいいのか訊こうと思ってたんですけど、マックさん本人が来てくださったから」
そうですか。ロミーナちゃん、ユキヒラの名前言うときフッと目元が柔らかくなってるの、自分で気付いてるのかな。そして、もしかして、俺来ない方がよかったんじゃ。だってユキヒラ経由で聞きたかったって言ってるようなもんだし。
それにしても対価って。律儀だなあ、ロミーナちゃん。根がいい子なんだろうな。
「じゃあ、今度ユキヒラとデートでもしてあげてください。それが対価です」
半分冗談で言うと、ロミーナちゃんは目をまん丸にした。
「そんな、そんなの、対価になんて……ええと、対価としてデートって、なんか……ごめんなさい! 他のことにしてもらえませんか?」
困ったような口調になって、ロミーナちゃんは勢いよく頭を下げた。
途端、耳に『お前! ロミーナちゃんに何言ってんだよ!』と怒鳴り声が聞こえてくる。
あ、インカムそのままだった。
『対価でデートなんて嬉しくないに決まってんだろ! 義理でデートするんじゃなくて、デートしたいからするってのがいいんだよ!』
「ごめんなさい。マックさんに頼まれたからってユキヒラさんとデートとか、なんかすごく誠実じゃない気がして無理です」
ユキヒラとロミーナちゃんの声が重なって、思わず俺が「ごめん」と謝る。
軽率でした。ごめんなさい。でも、2人ともデートは二人の意志でしたいんだって言ってるようなもんな気がする。
「でも本当に、場所を提供してもらうのって本当にありがたいので、それが対価で十分です。俺じゃなくても他からだって手に入る情報だし」
「そう、ですか。でも、それじゃ私の気が済まないので、今日もしお買い物してくださったら割り引きますね。もちろん、そっちのお連れの方も」
ロミーナちゃんはアリッサさんに視線を向けた。
アリッサさんは店の中を物色していたけれど、俺たちの会話が終わったのに気付いたのか、振り返ってにっこり笑った。
「今の言葉、後悔しない? たくさん買わせてもらうわよ」
「もちろん、大歓迎です」
アリッサさんは早速、俺たちが会話をしている間に手に取っていた素材の山をどんとカウンターに置いた。主に鉱石関係が多い。
ロミーナちゃんはそれを確認して、料金を提示する。
すると、アリッサさんが「値引き過ぎよ」と突っ込んだ。鉱石関係の値段は全くわからない俺は、横で聞いてるだけ。
「でも、さっきお約束しちゃいましたし」
「ふふ、いい子ね。ありがとう。その値段で買わせてもらうわ。ところでお嬢さん」
アリッサさんは買ったものを腰のカバンに無造作に突っ込みながら、カウンター越しに店の奥に視線を向けた。
「前にこの店を切り盛りしていたご夫婦はご隠居したの?」
「祖父母ですか? はい。丁度4年ほど前に、祖母が身体を壊したので、それを機に長閑な村に引っ越しました。祖父母をご存じですか?」
「ええ。前によくここで買い物させてもらっていたのよ。息子を連れてきていた時、あなたのお爺さんがニコニコとうちの息子に小さなお菓子を毎回くださって。息子はそれが嬉しかったらしくて、ここに来るのが大好きだったのよ」
「息子さん……ですか。今度会ったとき、伝えておきますね。今日は息子さんは来てないんですね」
「ええ。もうすごく大きくなっちゃって。もう何年も一緒に歩いていないのよ。今はトレに住んでるわ」
「そうなんですか。……失礼ですが、異邦人……ではなかったんですか?」
「そこら辺の説明はとても難しいわね。でも、そう、身体を壊していたの……。今はお加減はどうなの? お大事に、と伝えてもらっていいかしら」
「ゆっくり休めるようになって元気になったんですよ。でもありがとうございます。祖母に伝えますね」
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一人小さいヴィデロさんを思って悶えていると、後ろから「行きましょ」というアリッサさんの声が聞こえて来た。
ロミーナちゃんの店を後にして、2人で街をゆっくりと歩く。
懐かしいわ、なんて感慨深そうにつぶやくアリッサさんは、ほんとはきっとこっちに出てきたかったんだってことが伺えた。
「街に転がってるアバターはないわね。うん、ちゃんとお仕事してるみたいね」
街並みを懐かしんでるのかと思ったら、アリッサさん仕事してた。
っていうか転がってるアバターって、もしかしてそこらへんでログアウトしちゃった人のアバターってことかな。あんまりっていうかほとんど見たことないけど。
「ほとんど見たことないですけど、やっぱりアバターってそこらへんに転がってたりするんですか?」
「普通にログアウトする場合はアバターって残ってるじゃない。普通のVRゲームではその都度その場所にアバターが現れるんだけどね。それだと不都合になるのよ。ゲームの世界と違ってこっちの世界に私たちが合わせないといけないから。アバターは最長2か月ログインしないと固まっていた魔素が分離するようにしているの。そして、それくらいの間が空いた場合は、ログインするときに一応ログアウトした場所じゃないところに出る警告に同意してからになるの。あとは、街の中で転がったアバターは特定の場所に運んでもらったりしているのよ。赤片喰みたいな人たちに」
「そうだったんですか。知らなかった」
「純粋に楽しんでいるプレイヤーは知らなくていいことよ」
純粋に楽しんでるプレイヤーである俺は聞いちゃいけないことを、道すがらアリッサさんは沢山教えてくれた。俺、単なるいちプレイヤーなんだけど。
「そうだった。あとでニコロさんの所に行くって約束してたんだった」
トレに跳ぼうかってときに、俺はふとさっきの約束を思い出した。ユキヒラも薬師棟に置いてきちゃったんだよな。まあ、ユキヒラならなんとでもなるだろうけど。
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