「これを見ずして薬師マックは語れない」『【トレ】薬師マックスレ【名物】』

朝陽天満

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『必見!【薬師VS剣士】瞬殺映像!』



『トレ街名物「門番タックル薬師マック」スレ』より



「まずはこの映像を見てくれ。これを見ないと薬師マックは語れない」

「これな。薬師ってここまで強かったのかって驚いた」

「俺目の前で見た。恐ろしかった」

「門番さんたちの相手を見る目が恐ろしく冷たくて草」

「この薬師のハイポーションがえらい美味くて性能がいい」

「買い占め禁止令発令中。でも売り切れてて落ち込んでたらランク低いハイポーションを英雄の息子におまけしてもらえた」

「何、俺も行く」

「↑お前今ノヴェの街だろ。俺が買い占めといてやるよ」

「↑お前もな。つうか買占め禁止令出てる」



「トレ名物『門番タックル』は一度は見るべき。文字通り全力で体当たりをかまし、それを門番さんは難なく受け止め、顔はデレ。顔が整ってる分デレた時の破壊力半端ねえ」

「俺、あの例の門番さん、薄っすら笑ってるのしか見たことねえよ」

「それは愛想笑いだ」

「あの愛想笑いでもレベル高いんだが」



「あの最近トップランカー仲間入りした『高橋と愉快な仲間たち』のフレらしいぞ」

「俺は呪いの洞窟で小さい狐の獣人を抱っこしてるのを見た」

「私も見た。う”ら”や”ま”し”い”」

「俺は前にトレの冒険者ギルドで奥に連行されるのを見た。何か違反して注意受けたのかと思ってたけど、ちがうのか」



「最近セィ城下街で見かけたわよ」

「俺はオットの街でデートしてるの見た事ある」

「辺境に来て勇者と歩いてたの、多分この顔」

「砂漠都市でサボテン食べてたよ」

「つうか薬師マック神出鬼没過ぎだろ」

「「「「どうやって移動してるんだよ」」」」

「謎過ぎて生態がわからねえ……」



「やったぜ!生『門番タックル』見た!今日はレア魔物狩れるってことか!」

「うっわずるい!俺も一旦トレに戻るかな」

「辺境で門番タックルやって欲しい」

「流石にトレの門番が辺境にゃいけねえだろ」

「でもオットでデートしてたから、普通に行けるんじゃねえの?」

「まっさかあ」

「あ……俺、2人が辺境の壁の上でデートしてるの、見かけたわ……その日、変なレア魔物倒した。ご利益かな」

「おま……なんで辺境にいる時に教えてくれねえんだ!」

「だって見世物になって邪魔とかしちまったら悪いだろ!声すら掛けられねえ雰囲気だったんだよ!幸せそうで!」

「……お前いい奴な」

「じゃあ邪魔しないっていう不文律つけて薬師マックとトレの門番さん情報共有しとくか」

「わかった。いいな絶対に邪魔はするなよ」

「たとえ門番さんがイケメンでもこなかけるなよ女プレイヤー共」

「しないから情報頂戴。絶対に声かけたりしないから情報はよ」

「トレ」

「クワットロ」

「どっちよ」



「おっしゃ!ハイポS入荷!ゲットしたぜ!」

「なに。丁度トレだ」

「俺もトレだ」

「偶然ね、あたしもよ」

「皆もしかしてハイポ目当てで戻ってきてねえか……? 俺クワットロまでたどり着いたところだけど、もしかしてもう売り切れ……?」

「あ、わり、俺最後のゲットした。怖くて後ろが見れねえ」

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