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『薬師マックが召喚……!』
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「今日は薬師マックが魔大陸に来ていた」
「マジ!? もしかしてアイテム追加されてた!? 俺買いに行かないと。この間売り切れだったんだ」
「アイテム追加はしていたけど、違うんだ。なんか変な紙を取り出して、召喚してた」
「召喚?」
「ああ。召喚。魔大陸流しの商人夫婦を召喚できる紙持ってた」
「ああ、俺それ知ってる。長光とたいやきくんと虎徹が目の前で使ってるの見た」
「……ってことは、大型イベ上位人が使ってるのか……俺、アレ上位にかすりもしなかったんだよな……」
「お前あれだろ。討伐しかしなかったんだろ」
「ああ。最後の方に初めて街クエの方が今回はポイント貯まると聞いて、『言ってくれよ!!!』って思わず叫んだよ」
「結構それを叫んだ奴多かったよ。俺はその時はまた辺境のやつと組んでたから辺境付近で色々やっててかなりポイント貯めたけど。あの上位10名のポイントは反則的な数字だよな。生産組やべえ」
「ほんとそれ。でも生産組に頼ることをやめられねえ……長光に武器と鎧弄って貰わないと魔大陸でやってけねえし、マックのアイテムないと即死に戻り。たいやきくんが店閉めてる時は楽しみの半分なくなるし、虎徹の鎧強化はなくてはならないから」
「ほんそれ。あの上位陣見て『ギルドトップわかってる……』って俺唸ったもん」
「でもあの召喚チケットは欲しい」
「うん。目の前で繰り広げられる未知のアイテムの数々。アレは絶対にあの夫婦から以外絶対に買えない物だ」
「薬師マックもなんかすごいの買ってたのか? 大量買いとか」
「それもあるんだけど、なんつうか、すごかった」
「すごかった? もしかして現金山積みとか?」
「俗物か! 薬師マックは絶対稼ぎまくってるだろうけどさ」
「違う」
「じゃあ……あの夫婦でも持っていない物を注文した、とか」
「違う」
「何が凄いのか想像つかねえよ、教えてくれよ」
「もったいぶらずにはよ!」
「はよ!」
「ワクワク」
「ドキドキ」
「薬師マックが逆にあの夫婦にアイテム売りまくってたんだよ。チラッとしか見てないけど、俺、今までどこでも見たことないアイテムだった。そこら辺の店で売ってるような代物じゃねえ」
「Σ(゜Д゜)」
「そんなことある?」
「薬師マックならあるいは」
「ああ、うん。薬師マックならね」
「素直にすげえ……」
「あ、ってことは」
「ん?」
「もしかして」
「なんだよ」
「今回の行商人を呼べる奴は、薬師マックが売ったアイテムを買えるってことか」
「Σ(゜Д゜)」
「Σ(゜Д゜)」
「Σ(゜Д゜)」
「ソレハカンガエツカナカッタ」
「やべえ、そのチケットどうやって買えるんだよ」
「いくらでも出すから召喚チケット欲しい」
「ゲット方法誰か知ってるか?」
「あれじゃねえ? ギルド統括が知ってるんじゃねえの。あの超美人の」
「突撃してもやり返されて終わるって」
「あの人、勇者の仲間だろ」
「一番怒らすとコワイって勇者が言ってるのを聞いたことがある」
「あの勇者が……? (;゜д゜)ゴクリ…」
「それとなく近付いてみようかな」
「ついでにデートに誘おうかな」
「おいおい、トレの雑貨屋の店主のお母さまだぞ。人妻だぞ」
「いや、雑貨屋さんのお父さんは昔なくなってるって本人から聞いたことある。だから彼女は未亡人だぞ」
「一気にエロっぽくなった……(;゜д゜)ゴクリ…ガチ目に告ろうかな……俺、一目惚れして」
「あ、ダメダメ。この間再婚したらしいから」
「Σ(゜Д゜)」
「Σ(゜Д゜)」
「orz」
「滂沱……く……さよなら、俺の恋心……そしておめでとう、ギルド統括」
「再婚かあ……相手誰だよ」
「それは秘密だって」
「情報くれ」
「情報はただじゃ貰えねえよ。ギルドで売ってくれるかもよ、統括旦那の情報」
「それを本人に聞いた途端レッドカード持たされそうで無理」
「俺も、新たな恋を求めてADOを楽しむことにするよ」
「いい心がけだな」
「でも……気になる」
「上に同じ」
「マジ!? もしかしてアイテム追加されてた!? 俺買いに行かないと。この間売り切れだったんだ」
「アイテム追加はしていたけど、違うんだ。なんか変な紙を取り出して、召喚してた」
「召喚?」
「ああ。召喚。魔大陸流しの商人夫婦を召喚できる紙持ってた」
「ああ、俺それ知ってる。長光とたいやきくんと虎徹が目の前で使ってるの見た」
「……ってことは、大型イベ上位人が使ってるのか……俺、アレ上位にかすりもしなかったんだよな……」
「お前あれだろ。討伐しかしなかったんだろ」
「ああ。最後の方に初めて街クエの方が今回はポイント貯まると聞いて、『言ってくれよ!!!』って思わず叫んだよ」
「結構それを叫んだ奴多かったよ。俺はその時はまた辺境のやつと組んでたから辺境付近で色々やっててかなりポイント貯めたけど。あの上位10名のポイントは反則的な数字だよな。生産組やべえ」
「ほんとそれ。でも生産組に頼ることをやめられねえ……長光に武器と鎧弄って貰わないと魔大陸でやってけねえし、マックのアイテムないと即死に戻り。たいやきくんが店閉めてる時は楽しみの半分なくなるし、虎徹の鎧強化はなくてはならないから」
「ほんそれ。あの上位陣見て『ギルドトップわかってる……』って俺唸ったもん」
「でもあの召喚チケットは欲しい」
「うん。目の前で繰り広げられる未知のアイテムの数々。アレは絶対にあの夫婦から以外絶対に買えない物だ」
「薬師マックもなんかすごいの買ってたのか? 大量買いとか」
「それもあるんだけど、なんつうか、すごかった」
「すごかった? もしかして現金山積みとか?」
「俗物か! 薬師マックは絶対稼ぎまくってるだろうけどさ」
「違う」
「じゃあ……あの夫婦でも持っていない物を注文した、とか」
「違う」
「何が凄いのか想像つかねえよ、教えてくれよ」
「もったいぶらずにはよ!」
「はよ!」
「ワクワク」
「ドキドキ」
「薬師マックが逆にあの夫婦にアイテム売りまくってたんだよ。チラッとしか見てないけど、俺、今までどこでも見たことないアイテムだった。そこら辺の店で売ってるような代物じゃねえ」
「Σ(゜Д゜)」
「そんなことある?」
「薬師マックならあるいは」
「ああ、うん。薬師マックならね」
「素直にすげえ……」
「あ、ってことは」
「ん?」
「もしかして」
「なんだよ」
「今回の行商人を呼べる奴は、薬師マックが売ったアイテムを買えるってことか」
「Σ(゜Д゜)」
「Σ(゜Д゜)」
「Σ(゜Д゜)」
「ソレハカンガエツカナカッタ」
「やべえ、そのチケットどうやって買えるんだよ」
「いくらでも出すから召喚チケット欲しい」
「ゲット方法誰か知ってるか?」
「あれじゃねえ? ギルド統括が知ってるんじゃねえの。あの超美人の」
「突撃してもやり返されて終わるって」
「あの人、勇者の仲間だろ」
「一番怒らすとコワイって勇者が言ってるのを聞いたことがある」
「あの勇者が……? (;゜д゜)ゴクリ…」
「それとなく近付いてみようかな」
「ついでにデートに誘おうかな」
「おいおい、トレの雑貨屋の店主のお母さまだぞ。人妻だぞ」
「いや、雑貨屋さんのお父さんは昔なくなってるって本人から聞いたことある。だから彼女は未亡人だぞ」
「一気にエロっぽくなった……(;゜д゜)ゴクリ…ガチ目に告ろうかな……俺、一目惚れして」
「あ、ダメダメ。この間再婚したらしいから」
「Σ(゜Д゜)」
「Σ(゜Д゜)」
「orz」
「滂沱……く……さよなら、俺の恋心……そしておめでとう、ギルド統括」
「再婚かあ……相手誰だよ」
「それは秘密だって」
「情報くれ」
「情報はただじゃ貰えねえよ。ギルドで売ってくれるかもよ、統括旦那の情報」
「それを本人に聞いた途端レッドカード持たされそうで無理」
「俺も、新たな恋を求めてADOを楽しむことにするよ」
「いい心がけだな」
「でも……気になる」
「上に同じ」
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