128 / 141
御子誕生編
さっそく囲んでいた子を探し出してみた
一週間後、俺はセドリック君とジュール君を連れて、一年生の教室の並びの廊下を歩いていた。
目指すは、一年生女子生徒のいるところ。
リリーアン嬢を囲んでいた女子生徒たちの家名を調べるためだ。
俺は家名どころか名前すら把握していないので、二人に見てもらおうと思ったんだ。
わざわざ足を運んだわけは、こういう場合、その場に行く方がより場の雰囲気がわかりやすいから。高等学園生で表情を完璧に取り繕える人なんてほとんどいないよね。俺が一番表情を取り繕うのがうまいと感じるのは、ミラ妃殿下だ。あれほど即座に雰囲気を変えられる人を他に知らない。
カモフラージュに、全学年にこの間のサバイバル訓練の反省と要望を書くためのプリントを配ることにしたんだけど、そのプリント片手に俺たちはまっすぐ一年の教室に来ているんだ。
こういうのをしようと提案したとき、生徒会長がすぐに頷いてくれてよかったよ。
一週間後には、ちゃんとこのプリントを集めて、クラス委員会議が開かれることになるので、無駄ではないのだ。
今はちょうど授業が終わったところ。これから三十分ほど連絡事項などを伝える時間があるので、それを利用してクラスの状態を見ようと思うんだ。
扉をノックすると、中から先生の返事が聞こえてきたので、ドアを開けて中に入る。
セドリック君の姿を見て、教室内の女子生徒がざわめく。辛うじて黄色い声が上がっていないだけで、目がキラキラしている。さすがセドリック君。モテモテだね。
先生が教卓から移動し、セドリック君がそこに立つ。
俺とジュール君は助手の顔をして、紙の束を教卓に置いた。
そしてざっと教室内を見回す。
(……窓際の後ろから三番目の生徒)
(セネット公爵家家門の伯爵家のご令嬢です)
一人発見したので小声でジュール君に伝えると、即座に答えが返ってきた。優秀すぎる。
さらにもう一人発見したので伝えると、それも即座に返答が返ってきた。もしかしてジュール君、生徒全員覚えていたりする? 内心戦慄しながら、あとはいないと頷く。
皆目を輝かせてセドリック君の話を聞いている。その姿に俺が味わったような嫌な雰囲気はない。
セドリック君の説明が終わると、すぐに次のクラスに向かう。
そこも似たような状態で、雰囲気は悪くなかった。
それでも、リリーアン嬢は睨まれた状態なんだよね。リリーアン嬢がクラスにいないからこその雰囲気ってことかな。そういうのってちょっと嫌だなあ。
最後のクラスに入ると、一番後ろの席にリリーアン嬢、一番前の席にコレット嬢がいるのが目に入った。
セドリック君が教卓に立つと、目に見えてコレット嬢の表情が変わった。
その表情は、どう見ても恋をしている女の子だった。
「もし要望などがあれば、ぜひこれに書いてね。一週間後、クラス委員が回収するので、それまでにまとめること。これからの取り組みに役立てたいと思うので、皆もぜひ力を貸してほしい」
そう締めくくると、とてもいい返事が聞こえた。
リリーアン嬢は、小さくなってちょこんと座っている。
隣の席が同じ市井の生徒なのが救いかな。
「それと、ついでになってしまうけれど。失礼して」
セドリック君は、カティ先生から俺が頼まれていた書類を手に持って、机の間を縫ってリリーアン嬢の横に立った。
途端にクラスの雰囲気がザワリ、と揺れる。特に女の子たちの視線に鋭さが増した。
コレット嬢はセドリック君の動きを目で追って、一瞬だけぎゅっと眉を顰めた後、クラスの雰囲気に困ったような表情になった。
(三人ほどいます。リリーアン嬢の斜め前と、窓際中央のみつあみの子、それとコレット嬢の横の子)
(どれもセネットの家門のご令嬢です)
ジュール君の返答で、そもそも雰囲気が悪くなったのが、もしかしたらコレット嬢の態度だったのかもしれないと思いいたる。この間のサバイバル訓練で一応和解状態にはなったけれど……
セドリック君はまるで周りの子たちをあおるように王子然スマイルを浮かべた。
「カティ先生が、放課後手伝ってほしい旨をリリーアン嬢に伝えて欲しいと言っていてね。ここに手伝いの内容が書かれているから、もしよければ放課後カティ先生に声をかけて欲しいんだ」
「……はい。わかりました。ありがとうございます」
睨まれている状態だからか、リリーアン嬢がカチカチになっている。
でもね、リリーアン嬢のところにセドリック君もいるから、睨むと全部見られちゃうんだよ、憧れのセドリック君に。いいのかな。
俺もセドリック君をまねした笑顔を浮かべて、口を開いた。
「ザック君、リリーアン嬢、学園はどうですか。もう慣れましたか」
「「は、はい」」
市井の生徒二人に声をかけると、二人とも慌てて返事をした。
それに頷いて、さらに言葉をつなげる。
「昨年から始まった、市井の優秀な子を育てようとなさっているヴォルフラム陛下の施策です。陛下もとても心を砕いておられました。もし不便や不都合があれば、来年以降の課題としたいとおっしゃっていたので、どんな些細なことでも、いつでも僕たちに伝えてください。そして、たくさんのことをこの学園で吸収してほしく思います。陛下もミラ妃殿下も、期待しています」
不便や不都合のところで、かなりの生徒が反応していた。
何かしたら即座に陛下にチクるからね、という俺の忠告は、一応効いているいるといいんだけれど。
それでもこの間見たあのいじめ状態に持っていくのなら、その時はもう遠慮しないよ。
ああでも、ほぼすべてセドリック君ちの下につく子たちの暴走だったんだよねえ。
あ、だから兄様はセドリック君の管轄だって言ったのか。もしかして、そこらへん兄様は全て把握してるの? 天才かな。天才だった、さすが兄様。すごすぎて拝むくらいしかできない……
「精一杯頑張ります!」
「私も、頑張ります!」
二人の力強い言葉に、俺はうんうん頷いた。
セドリック君は、教卓の方に戻ってくる途中、コレット嬢に「よろしくね」と微笑み、そのまま俺達と共に教室を後にした。
二年三年にも説明をしないといけないのが少々面倒な気がするけれど、一応当初の目的は達成した。
すべての教室を回って会議室に来た俺たちは、そのままセドリック君に促されて生徒会室の方に連れていかれた。
セドリック君が少々萎れながらお茶を淹れる。
「……全部、うちのところのやつらだった……」
がっくりと肩を落とすセドリック君に、ジュール君がちらりと視線を向ける。原因はコレット嬢だったみたいだけれど、コレット嬢とリリーアン嬢が和解したら、他の生徒たちはどう動くんだろう。
「まあ、一度警告したから、これで動いたらこっちも堂々と動けますね」
どうなるかなと呟いたら、セドリック君とジュール君がおびえたような顔つきになった。二人は関係ないからそんな顔をしないでほしいんだけど。こんな非力な俺に向かって。
「まあ、メンバー的にセドリック君に教育的指導を徹底的にしてもらうということで。陛下たちのお墨付きなので、徹底的にでいいと思います」
俺は口を出せなそうだからね。
乙女ゲームが始まる前に、現実を突きつける感じでフラグをベッキベキにへし折ってしまえばいいんだよね。またしても隠しキャラとか言って兄様が参戦してしまったらとても嫌だしね。
「あ、むしろ同じ家門で注意しづらいなら、僕から注意した方があとくされないかな」
「アルバがしちゃったらあと腐れまくりだからやめて。僕が本気で徹底的に指導するからやめて。アルバが危険視している生徒の家名もわかったからほんと勘弁してぇぇぇ……陛下の意を汲めないようなのがまだいたなんて、ちょっとがっかりだよね……」
げっそりしているセドリック君の横で、少しだけ目の座ったジュール君がお茶を飲んでいる。
「セドリック様、むしろまだ僕たちが家を継ぐ前に発覚してよかったと思いますよ。これを機にその家名の心持を判別できますし。セネット公爵様が動いてしまっては、皆粛々と従うことしかできないので、黙らすのは一瞬ですが、判別はできませんでしたし」
冷静なジュール君の言葉に、俺は「はー……」と感嘆の声を上げてしまった。さすが将来の宰相候補。すごいなあ。俺は追い詰めることしか考えられなかったのに。
セドリック君もやる気になったようなので、うちの家名を使うことがなさそうだね。
「コレット嬢は反省しているようなので、セルジオ先輩に免じて勘弁してあげてください。きっとこれからはリリーアン嬢の世話を焼いてくれると思いますし。ただ、セドリック君が関わってくるとそれもちょっと難しいかもしれないですけど」
「僕が? コレットって素直でいい子だと思ってたけど」
「それはセドリック君の前だからこそですね」
だって、割と本気で恋している顔をしていたから。
「……やっぱりセドリック君にお願いしたら余計にこじれる気がしてきた……」
恋する気持ちって結構激しいからね。
目指すは、一年生女子生徒のいるところ。
リリーアン嬢を囲んでいた女子生徒たちの家名を調べるためだ。
俺は家名どころか名前すら把握していないので、二人に見てもらおうと思ったんだ。
わざわざ足を運んだわけは、こういう場合、その場に行く方がより場の雰囲気がわかりやすいから。高等学園生で表情を完璧に取り繕える人なんてほとんどいないよね。俺が一番表情を取り繕うのがうまいと感じるのは、ミラ妃殿下だ。あれほど即座に雰囲気を変えられる人を他に知らない。
カモフラージュに、全学年にこの間のサバイバル訓練の反省と要望を書くためのプリントを配ることにしたんだけど、そのプリント片手に俺たちはまっすぐ一年の教室に来ているんだ。
こういうのをしようと提案したとき、生徒会長がすぐに頷いてくれてよかったよ。
一週間後には、ちゃんとこのプリントを集めて、クラス委員会議が開かれることになるので、無駄ではないのだ。
今はちょうど授業が終わったところ。これから三十分ほど連絡事項などを伝える時間があるので、それを利用してクラスの状態を見ようと思うんだ。
扉をノックすると、中から先生の返事が聞こえてきたので、ドアを開けて中に入る。
セドリック君の姿を見て、教室内の女子生徒がざわめく。辛うじて黄色い声が上がっていないだけで、目がキラキラしている。さすがセドリック君。モテモテだね。
先生が教卓から移動し、セドリック君がそこに立つ。
俺とジュール君は助手の顔をして、紙の束を教卓に置いた。
そしてざっと教室内を見回す。
(……窓際の後ろから三番目の生徒)
(セネット公爵家家門の伯爵家のご令嬢です)
一人発見したので小声でジュール君に伝えると、即座に答えが返ってきた。優秀すぎる。
さらにもう一人発見したので伝えると、それも即座に返答が返ってきた。もしかしてジュール君、生徒全員覚えていたりする? 内心戦慄しながら、あとはいないと頷く。
皆目を輝かせてセドリック君の話を聞いている。その姿に俺が味わったような嫌な雰囲気はない。
セドリック君の説明が終わると、すぐに次のクラスに向かう。
そこも似たような状態で、雰囲気は悪くなかった。
それでも、リリーアン嬢は睨まれた状態なんだよね。リリーアン嬢がクラスにいないからこその雰囲気ってことかな。そういうのってちょっと嫌だなあ。
最後のクラスに入ると、一番後ろの席にリリーアン嬢、一番前の席にコレット嬢がいるのが目に入った。
セドリック君が教卓に立つと、目に見えてコレット嬢の表情が変わった。
その表情は、どう見ても恋をしている女の子だった。
「もし要望などがあれば、ぜひこれに書いてね。一週間後、クラス委員が回収するので、それまでにまとめること。これからの取り組みに役立てたいと思うので、皆もぜひ力を貸してほしい」
そう締めくくると、とてもいい返事が聞こえた。
リリーアン嬢は、小さくなってちょこんと座っている。
隣の席が同じ市井の生徒なのが救いかな。
「それと、ついでになってしまうけれど。失礼して」
セドリック君は、カティ先生から俺が頼まれていた書類を手に持って、机の間を縫ってリリーアン嬢の横に立った。
途端にクラスの雰囲気がザワリ、と揺れる。特に女の子たちの視線に鋭さが増した。
コレット嬢はセドリック君の動きを目で追って、一瞬だけぎゅっと眉を顰めた後、クラスの雰囲気に困ったような表情になった。
(三人ほどいます。リリーアン嬢の斜め前と、窓際中央のみつあみの子、それとコレット嬢の横の子)
(どれもセネットの家門のご令嬢です)
ジュール君の返答で、そもそも雰囲気が悪くなったのが、もしかしたらコレット嬢の態度だったのかもしれないと思いいたる。この間のサバイバル訓練で一応和解状態にはなったけれど……
セドリック君はまるで周りの子たちをあおるように王子然スマイルを浮かべた。
「カティ先生が、放課後手伝ってほしい旨をリリーアン嬢に伝えて欲しいと言っていてね。ここに手伝いの内容が書かれているから、もしよければ放課後カティ先生に声をかけて欲しいんだ」
「……はい。わかりました。ありがとうございます」
睨まれている状態だからか、リリーアン嬢がカチカチになっている。
でもね、リリーアン嬢のところにセドリック君もいるから、睨むと全部見られちゃうんだよ、憧れのセドリック君に。いいのかな。
俺もセドリック君をまねした笑顔を浮かべて、口を開いた。
「ザック君、リリーアン嬢、学園はどうですか。もう慣れましたか」
「「は、はい」」
市井の生徒二人に声をかけると、二人とも慌てて返事をした。
それに頷いて、さらに言葉をつなげる。
「昨年から始まった、市井の優秀な子を育てようとなさっているヴォルフラム陛下の施策です。陛下もとても心を砕いておられました。もし不便や不都合があれば、来年以降の課題としたいとおっしゃっていたので、どんな些細なことでも、いつでも僕たちに伝えてください。そして、たくさんのことをこの学園で吸収してほしく思います。陛下もミラ妃殿下も、期待しています」
不便や不都合のところで、かなりの生徒が反応していた。
何かしたら即座に陛下にチクるからね、という俺の忠告は、一応効いているいるといいんだけれど。
それでもこの間見たあのいじめ状態に持っていくのなら、その時はもう遠慮しないよ。
ああでも、ほぼすべてセドリック君ちの下につく子たちの暴走だったんだよねえ。
あ、だから兄様はセドリック君の管轄だって言ったのか。もしかして、そこらへん兄様は全て把握してるの? 天才かな。天才だった、さすが兄様。すごすぎて拝むくらいしかできない……
「精一杯頑張ります!」
「私も、頑張ります!」
二人の力強い言葉に、俺はうんうん頷いた。
セドリック君は、教卓の方に戻ってくる途中、コレット嬢に「よろしくね」と微笑み、そのまま俺達と共に教室を後にした。
二年三年にも説明をしないといけないのが少々面倒な気がするけれど、一応当初の目的は達成した。
すべての教室を回って会議室に来た俺たちは、そのままセドリック君に促されて生徒会室の方に連れていかれた。
セドリック君が少々萎れながらお茶を淹れる。
「……全部、うちのところのやつらだった……」
がっくりと肩を落とすセドリック君に、ジュール君がちらりと視線を向ける。原因はコレット嬢だったみたいだけれど、コレット嬢とリリーアン嬢が和解したら、他の生徒たちはどう動くんだろう。
「まあ、一度警告したから、これで動いたらこっちも堂々と動けますね」
どうなるかなと呟いたら、セドリック君とジュール君がおびえたような顔つきになった。二人は関係ないからそんな顔をしないでほしいんだけど。こんな非力な俺に向かって。
「まあ、メンバー的にセドリック君に教育的指導を徹底的にしてもらうということで。陛下たちのお墨付きなので、徹底的にでいいと思います」
俺は口を出せなそうだからね。
乙女ゲームが始まる前に、現実を突きつける感じでフラグをベッキベキにへし折ってしまえばいいんだよね。またしても隠しキャラとか言って兄様が参戦してしまったらとても嫌だしね。
「あ、むしろ同じ家門で注意しづらいなら、僕から注意した方があとくされないかな」
「アルバがしちゃったらあと腐れまくりだからやめて。僕が本気で徹底的に指導するからやめて。アルバが危険視している生徒の家名もわかったからほんと勘弁してぇぇぇ……陛下の意を汲めないようなのがまだいたなんて、ちょっとがっかりだよね……」
げっそりしているセドリック君の横で、少しだけ目の座ったジュール君がお茶を飲んでいる。
「セドリック様、むしろまだ僕たちが家を継ぐ前に発覚してよかったと思いますよ。これを機にその家名の心持を判別できますし。セネット公爵様が動いてしまっては、皆粛々と従うことしかできないので、黙らすのは一瞬ですが、判別はできませんでしたし」
冷静なジュール君の言葉に、俺は「はー……」と感嘆の声を上げてしまった。さすが将来の宰相候補。すごいなあ。俺は追い詰めることしか考えられなかったのに。
セドリック君もやる気になったようなので、うちの家名を使うことがなさそうだね。
「コレット嬢は反省しているようなので、セルジオ先輩に免じて勘弁してあげてください。きっとこれからはリリーアン嬢の世話を焼いてくれると思いますし。ただ、セドリック君が関わってくるとそれもちょっと難しいかもしれないですけど」
「僕が? コレットって素直でいい子だと思ってたけど」
「それはセドリック君の前だからこそですね」
だって、割と本気で恋している顔をしていたから。
「……やっぱりセドリック君にお願いしたら余計にこじれる気がしてきた……」
恋する気持ちって結構激しいからね。
あなたにおすすめの小説
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
表紙は自作です(笑)
もっちもっちとセゥスです!(笑)
愛してやまなかった婚約者は俺に興味がない
了承
BL
卒業パーティー。
皇子は婚約者に破棄を告げ、左腕には新しい恋人を抱いていた。
青年はただ微笑み、一枚の紙を手渡す。
皇子が目を向けた、その瞬間——。
「この瞬間だと思った。」
すべてを愛で終わらせた、沈黙の恋の物語。
IFストーリーあり
誤字あれば報告お願いします!
ブラコンすぎて面倒な男を演じていた平凡兄、やめたら押し倒されました
あと
BL
「お兄ちゃん!一肌脱ぎます!」
完璧公爵跡取り息子許嫁攻め×ブラコン兄鈍感受け
可愛い弟と攻めの幸せのために、平凡なのに面倒な男を演じることにした受け。毎日の告白、束縛発言などを繰り広げ、上手くいきそうになったため、やめたら、なんと…?
攻め:ヴィクター・ローレンツ
受け:リアム・グレイソン
弟:リチャード・グレイソン
pixivにも投稿しています。
ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグも整理します。
批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。
過労死転生した公務員、魔力がないだけで辺境に追放されたので、忠犬騎士と知識チートでざまぁしながら領地経営はじめます
水凪しおん
BL
過労死した元公務員の俺が転生したのは、魔法と剣が存在する異世界の、どうしようもない貧乏貴族の三男だった。
家族からは能無しと蔑まれ、与えられたのは「ゴミ捨て場」と揶揄される荒れ果てた辺境の領地。これは、事実上の追放だ。
絶望的な状況の中、俺に付き従ったのは、無口で無骨だが、その瞳に確かな忠誠を宿す一人の護衛騎士だけだった。
「大丈夫だ。俺がいる」
彼の言葉を胸に、俺は決意する。公務員として培った知識と経験、そして持ち前のしぶとさで、この最悪な領地を最高の楽園に変えてみせると。
これは、不遇な貴族と忠実な騎士が織りなす、絶望の淵から始まる領地改革ファンタジー。そして、固い絆で結ばれた二人が、やがて王国を揺るがす運命に立ち向かう物語。
無能と罵った家族に、見て見ぬふりをした者たちに、最高の「ざまぁ」をお見舞いしてやろうじゃないか!
夫が妹を第二夫人に迎えたので、英雄の妻の座を捨てます。
Nao*
恋愛
夫が英雄の称号を授かり、私は英雄の妻となった。
そして英雄は、何でも一つ願いを叶える事が出来る。
そんな夫が願ったのは、私の妹を第二夫人に迎えると言う信じられないものだった。
これまで夫の為に祈りを捧げて来たと言うのに、私は彼に手酷く裏切られたのだ──。
(1万字以上と少し長いので、短編集とは別にしてあります。)