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一章
1-6 特技を一人ずつ言って
「特技を一人ずつ言って。はい、クルト君から」
「お、オレぇ?」
またオレからかよー。えーっと、特技、なぁ……。
「あ! 情報収集! オレ、その、精術師の家系的に、風とかそういうのが得意で、それで情報収集も得意です。ほら、風の便りとか言うじゃないですか。なんか、そんなノリで!」
「ノリって」
所長はため息を吐いてから、今度は視線をスティアに向けた。
「君は?」
「私も兄と同様に、情報収集は得意です。精術師として、これは確実です」
スティアは無い胸を張って、堂々と答える。
「風の精術師の家系の出なので、短い呪文で風の系統の精術を使う事は可能ですし、風の精術に比べて時間はかかりますが雷の精術も使えます。また、精術師特有の武器を手にすれば、同様の呪文でもより強力にすることが可能です」
「あぁ、そう言えば精術師ってそんなんだっけ。思い出した思い出した」
所長は何度か頷いた。スティアの説明で直ぐに理解したらしい。というか、精術師の精術とかどうも分かってたっぽい。
一応所長だし、どこかで勉強したとか、何でも屋の客として来たことがあるとか、そういうのがあったのだろうか。
所長の隣で、アルメリアさんも微笑みを浮かべてメモをした。
「君は?」
「特技ですかぁ……。うーん」
今度はネメシアに尋ねる。彼女は暫し迷って、首を傾げた。
「もれなく迷子になれます!」
「それ短所だよね」
短所だな。
スティアに金を払って面接に来なきゃいけないんだから、間違いなく短所だ。
「あ、えっと、物おじはしないし、人見知りも有りません!」
「あー、うん。わかった」
この「わかった」の後に続く言葉は、「やっぱり無理だね」なのか「でも大魔法使いだしね」なのか。大魔法使いではあるが、どうにも調子が狂うヤツだ。
普通、10枚の大魔法使いが面接に来たら、喜び勇んで「是非ウチに就職を!」という所ではないだろうか。
それがどうだろう。10枚というセールスポイントが霞むほどのマイペースを持ち合わせた彼女は、今や落ちるかどうかの瀬戸際だ。
あくまでオレの目から見たら、だが。
「一応言っておくけど、君達を雇うとしたら、魔法とか精術とか使って貰う事になると思う。もしもそれが嫌なら、今口頭で勤めたくないと言ってくれて構わないよ」
「いや、精術を使うのは全然嫌じゃないです」
「私も同じです」
スティアの便乗っぷり、すげーな。やっぱり妹っていう種族はちゃっかり者が多いのか。
「あたしもです。使えるものは使った方がお得感がありますよー」
「同感だ」
絶対スティアの言うお得感と、ネメシアの言うお得感は違うと思うが、この際どうでも良いだろう。
「特にクルト君とスティアちゃんは、馬鹿にされる事も多いと思うよ。何でも屋っていう職業柄、色んな人と関わる事が多い。その中には、勿論精術師を馬鹿にする人もいると思うから」
「構いません。それはどんな仕事についても同じ事ですから」
「お、おう! あ、いや、そうです! オレも大丈夫です!」
今度はスティアに後れを取って、様にならないが何とか答えた。
「そうかー。あと見たいのは、魔法と精術かな」
所長はダラダラした口調のまま、ぐるっとオレ達を見渡した。ここまで確認するっていう事は、落ちるの決定ではないのだろうか? それとも、受けに来た人全員に確認しているのだろうか?
「10枚として使えるかどうかの魔法のチェックと、精術師として、どう使えるかのチェックをしたい」
「分かりました! 何をやって見せればいいですか?」
ネメシアが直ぐに手を上げたが、所長は「ちょっと待って」と微笑んだ。
「それの他にも一つ確認したいんだ」
何だ? と思っていると、彼はじっとりとオレを見る。居心地の悪くなる、絡み付く様な視線だ。
「クルト君は、力仕事は出来る? 小柄だけど、筋肉はそれなりにありそうだし」
「こがっ! んんっ、確かに、平均よりもやや小さく見られることは多いですが、ちゃんと出来ます! ムキムキです!」
隣でスティアが笑う。クソッ! 後で覚えてろよ!
「例えば、護衛とかも出来るように鍛えてるっていう事?」
「もちろん!」
「こっちも確認しないといけないね」
どう確認するつもりだろうか。所長はこんなダラけたヤツでも、意外と出来るヤツで、手合せでもしてくれるのだろうか?
13枚と手合せ……ちょっとやってみたい。
「さて、どこからやるべきか」
「所長、だったら昼食を終えてからやったらどうですか?」
腕組みをした所長に、ミリオンベルが提案をした。
なんだか、オレにとって嬉しそうな提案の気配を感じる。
「ベル、あのね……」
「それ全部やってたら、昼食が遅れます」
彼はチラっと時計に視線を向けた。つられてオレも見ると、既に昼時と言っても過言ではない時間になっていた。
これは、オレ達が面接に遅れていたのか、それとも途中愉快な事態に発展しそうになっていたせいなのかはあいまいだ。
「ま、この三人が俺の作った食事を口にすることに抵抗が無い、っていうのなら、ですけど」
ミリオンベルは、今度はオレ達三人を見る。
「何!? 食えるのか!? 昼飯、食えるのか!?」
「タダか!? タダなのか!?」
「わーい、ご飯食べたいですー」
食べれない訳がない。あの絶品コーヒーとサンドイッチを出したヤツの食事を。
「良いじゃないですか、所長。今日の依頼は夕方に一件入っているだけなんです。ゆっくりご飯を食べてから力試しと行きませんか?」
「アリア、君まで」
「何よりベル君が楽しそうなんです。それからわたしも一つ確認したい事がありますから、その件を昼食までに済ませたいんです」
アルメリアさんは、美しい顔に悪戯っぽい表情を乗せて所長を見る。そんな様すら、オレの心を掴んで離さない。ものすごく可愛い。綺麗なのに可愛い!
「珍しいね、君が確認したい事、とは」
「新人としての洗礼、雑貨屋ドルンリートへのおつかいを上手に出来るか、です」
アルメリアさんが悪戯っぽい顔のまま言うと、ミリオンベルが「頑張れ」と小さな声を零した。
所長はと言えば、大きな大きなため息を吐く。
「そうだね。ウチとは切っても切り離せないお店だからね」
所長は、オレ達三人を見てからもう一度ため息を吐いた。なんかちょっと失礼じゃないか?
「能力の確認は昼食の後。今は、おつかいに行って貰う」
オレ達は直ぐに頷く。雑貨屋と何でも屋、と言われても、ピンとこないのだが、頑張れと言われるほど恐ろしい場所なのだろうか。
「アリア、お隣から許可を貰って来て」
「はい。直ぐに帰って来ますね」
アルメリアさんは微笑んで、外に行く。
オレはその内に、と、残り二つのサンドイッチを頬張った。一つはチーズとトマト、もう一つは人参のペーストとレタスが挟まれていて、どちらもとんでもなく美味しかった。
スティアとネメシアも、クリーム何とかをおいしそうに食べていた。
ミリオンベルはオレが食べている内にキッチンに消えてしまったし、所長はだらしない格好でコーヒーを啜っている。
それほど時間がかからず、アルメリアさんが帰って来た。出た時の格好にオプションが付いた形で。
上に着ていたケープには、レースか何かで出来た花のコサージュが、おさげの先には、なんだかよくわからないが可愛いリボンが複数ついた髪留めが付いている。
「許可、もらえました。ありがたい事に、コモちゃんがいましたよ」
アルメリアさんがニコニコと報告すると、所長は胸ポケットから紙とペンを取りだして何かを書く。それをオレに差し出した。
「これ、おつかいメモね。そっち側のお隣さんが雑貨屋さんだから。そこのお兄さんに渡して、頑張って来てね」
「は、はぁ」
オレは曖昧に答えながら、所長の指さした方向――右側を見る。そう言えば、ここに来る前にえらく可愛い場所があったな。あれか。
「スティアさんと一緒で心強いです!」
「いや、隣なら大丈夫だろう」
ネメシアが楽しそうに立ち上がると、スティアも「やれやれ」と言った様子で立ち上がった。
「じゃ、じゃあ、行ってきます」
オレも慌てて立ち上がると、ドアの方へと向かう。
「行ってきまーす!」
「行ってきます」
ネメシアは楽しそうに、スティアはクールぶって続いた。
「お、オレぇ?」
またオレからかよー。えーっと、特技、なぁ……。
「あ! 情報収集! オレ、その、精術師の家系的に、風とかそういうのが得意で、それで情報収集も得意です。ほら、風の便りとか言うじゃないですか。なんか、そんなノリで!」
「ノリって」
所長はため息を吐いてから、今度は視線をスティアに向けた。
「君は?」
「私も兄と同様に、情報収集は得意です。精術師として、これは確実です」
スティアは無い胸を張って、堂々と答える。
「風の精術師の家系の出なので、短い呪文で風の系統の精術を使う事は可能ですし、風の精術に比べて時間はかかりますが雷の精術も使えます。また、精術師特有の武器を手にすれば、同様の呪文でもより強力にすることが可能です」
「あぁ、そう言えば精術師ってそんなんだっけ。思い出した思い出した」
所長は何度か頷いた。スティアの説明で直ぐに理解したらしい。というか、精術師の精術とかどうも分かってたっぽい。
一応所長だし、どこかで勉強したとか、何でも屋の客として来たことがあるとか、そういうのがあったのだろうか。
所長の隣で、アルメリアさんも微笑みを浮かべてメモをした。
「君は?」
「特技ですかぁ……。うーん」
今度はネメシアに尋ねる。彼女は暫し迷って、首を傾げた。
「もれなく迷子になれます!」
「それ短所だよね」
短所だな。
スティアに金を払って面接に来なきゃいけないんだから、間違いなく短所だ。
「あ、えっと、物おじはしないし、人見知りも有りません!」
「あー、うん。わかった」
この「わかった」の後に続く言葉は、「やっぱり無理だね」なのか「でも大魔法使いだしね」なのか。大魔法使いではあるが、どうにも調子が狂うヤツだ。
普通、10枚の大魔法使いが面接に来たら、喜び勇んで「是非ウチに就職を!」という所ではないだろうか。
それがどうだろう。10枚というセールスポイントが霞むほどのマイペースを持ち合わせた彼女は、今や落ちるかどうかの瀬戸際だ。
あくまでオレの目から見たら、だが。
「一応言っておくけど、君達を雇うとしたら、魔法とか精術とか使って貰う事になると思う。もしもそれが嫌なら、今口頭で勤めたくないと言ってくれて構わないよ」
「いや、精術を使うのは全然嫌じゃないです」
「私も同じです」
スティアの便乗っぷり、すげーな。やっぱり妹っていう種族はちゃっかり者が多いのか。
「あたしもです。使えるものは使った方がお得感がありますよー」
「同感だ」
絶対スティアの言うお得感と、ネメシアの言うお得感は違うと思うが、この際どうでも良いだろう。
「特にクルト君とスティアちゃんは、馬鹿にされる事も多いと思うよ。何でも屋っていう職業柄、色んな人と関わる事が多い。その中には、勿論精術師を馬鹿にする人もいると思うから」
「構いません。それはどんな仕事についても同じ事ですから」
「お、おう! あ、いや、そうです! オレも大丈夫です!」
今度はスティアに後れを取って、様にならないが何とか答えた。
「そうかー。あと見たいのは、魔法と精術かな」
所長はダラダラした口調のまま、ぐるっとオレ達を見渡した。ここまで確認するっていう事は、落ちるの決定ではないのだろうか? それとも、受けに来た人全員に確認しているのだろうか?
「10枚として使えるかどうかの魔法のチェックと、精術師として、どう使えるかのチェックをしたい」
「分かりました! 何をやって見せればいいですか?」
ネメシアが直ぐに手を上げたが、所長は「ちょっと待って」と微笑んだ。
「それの他にも一つ確認したいんだ」
何だ? と思っていると、彼はじっとりとオレを見る。居心地の悪くなる、絡み付く様な視線だ。
「クルト君は、力仕事は出来る? 小柄だけど、筋肉はそれなりにありそうだし」
「こがっ! んんっ、確かに、平均よりもやや小さく見られることは多いですが、ちゃんと出来ます! ムキムキです!」
隣でスティアが笑う。クソッ! 後で覚えてろよ!
「例えば、護衛とかも出来るように鍛えてるっていう事?」
「もちろん!」
「こっちも確認しないといけないね」
どう確認するつもりだろうか。所長はこんなダラけたヤツでも、意外と出来るヤツで、手合せでもしてくれるのだろうか?
13枚と手合せ……ちょっとやってみたい。
「さて、どこからやるべきか」
「所長、だったら昼食を終えてからやったらどうですか?」
腕組みをした所長に、ミリオンベルが提案をした。
なんだか、オレにとって嬉しそうな提案の気配を感じる。
「ベル、あのね……」
「それ全部やってたら、昼食が遅れます」
彼はチラっと時計に視線を向けた。つられてオレも見ると、既に昼時と言っても過言ではない時間になっていた。
これは、オレ達が面接に遅れていたのか、それとも途中愉快な事態に発展しそうになっていたせいなのかはあいまいだ。
「ま、この三人が俺の作った食事を口にすることに抵抗が無い、っていうのなら、ですけど」
ミリオンベルは、今度はオレ達三人を見る。
「何!? 食えるのか!? 昼飯、食えるのか!?」
「タダか!? タダなのか!?」
「わーい、ご飯食べたいですー」
食べれない訳がない。あの絶品コーヒーとサンドイッチを出したヤツの食事を。
「良いじゃないですか、所長。今日の依頼は夕方に一件入っているだけなんです。ゆっくりご飯を食べてから力試しと行きませんか?」
「アリア、君まで」
「何よりベル君が楽しそうなんです。それからわたしも一つ確認したい事がありますから、その件を昼食までに済ませたいんです」
アルメリアさんは、美しい顔に悪戯っぽい表情を乗せて所長を見る。そんな様すら、オレの心を掴んで離さない。ものすごく可愛い。綺麗なのに可愛い!
「珍しいね、君が確認したい事、とは」
「新人としての洗礼、雑貨屋ドルンリートへのおつかいを上手に出来るか、です」
アルメリアさんが悪戯っぽい顔のまま言うと、ミリオンベルが「頑張れ」と小さな声を零した。
所長はと言えば、大きな大きなため息を吐く。
「そうだね。ウチとは切っても切り離せないお店だからね」
所長は、オレ達三人を見てからもう一度ため息を吐いた。なんかちょっと失礼じゃないか?
「能力の確認は昼食の後。今は、おつかいに行って貰う」
オレ達は直ぐに頷く。雑貨屋と何でも屋、と言われても、ピンとこないのだが、頑張れと言われるほど恐ろしい場所なのだろうか。
「アリア、お隣から許可を貰って来て」
「はい。直ぐに帰って来ますね」
アルメリアさんは微笑んで、外に行く。
オレはその内に、と、残り二つのサンドイッチを頬張った。一つはチーズとトマト、もう一つは人参のペーストとレタスが挟まれていて、どちらもとんでもなく美味しかった。
スティアとネメシアも、クリーム何とかをおいしそうに食べていた。
ミリオンベルはオレが食べている内にキッチンに消えてしまったし、所長はだらしない格好でコーヒーを啜っている。
それほど時間がかからず、アルメリアさんが帰って来た。出た時の格好にオプションが付いた形で。
上に着ていたケープには、レースか何かで出来た花のコサージュが、おさげの先には、なんだかよくわからないが可愛いリボンが複数ついた髪留めが付いている。
「許可、もらえました。ありがたい事に、コモちゃんがいましたよ」
アルメリアさんがニコニコと報告すると、所長は胸ポケットから紙とペンを取りだして何かを書く。それをオレに差し出した。
「これ、おつかいメモね。そっち側のお隣さんが雑貨屋さんだから。そこのお兄さんに渡して、頑張って来てね」
「は、はぁ」
オレは曖昧に答えながら、所長の指さした方向――右側を見る。そう言えば、ここに来る前にえらく可愛い場所があったな。あれか。
「スティアさんと一緒で心強いです!」
「いや、隣なら大丈夫だろう」
ネメシアが楽しそうに立ち上がると、スティアも「やれやれ」と言った様子で立ち上がった。
「じゃ、じゃあ、行ってきます」
オレも慌てて立ち上がると、ドアの方へと向かう。
「行ってきまーす!」
「行ってきます」
ネメシアは楽しそうに、スティアはクールぶって続いた。
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