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真っ白な空間
しおりを挟む1人の少年がぽつんと座っている…。
「僕は今、どこに居るんだ………。」
僕がいるのは何も無い真っ白な空間………。いや……、訂正しよう、大量の紙とペン、変な、ガイドブックみたいな本が、学校で使われている一般的な机の上に置いており、それとガラクタ?みたいなのがあった…。なぜここに居るかと言うと…。
それは約1日前………。
僕は道を歩いていた。そして事件は起こった。起こってしまった。
前から男がバナナを食いながら歩いてきた。そして、食べ終わったバナナを道に捨てやがった…。そこから負の連鎖が始まる……。落ちたバナナは、前から来た車のタイヤの下へ、そして僕のところへ来た。その車に轢かれ死んだ………。
まじバナナ許さねぇ!!!
「…………。いや~それにしても、人生短かったなぁ。呆気なく死んじゃったし。」
轢かれた時も打ちどころが良かったのか悪かったのか、あんま痛くなかった。あれから、僕はずっとここにいる。何もせずぼーっとしていた。だか、それも飽きたので、置いてある机の方を見に行った。
特にやることもなく、暇だったので、本でも読もうと変なガイドブックみたいなのを手に取る。表紙には…「世界をつくるための基本!」と書かれていた。なんか胡散臭い。
でも、暇つぶしにはいいので表紙をめくる。本が光り、ピロンっと変な音が鳴る……。
「ん?なんだこの音…。」
―貴方は、この本の持ち主として選ばれました。貴方はこれから神になります。―
頭に知らない声が響く…。
「は????」
真っ白な空間に少年の声が響いた。
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