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〚第三章〛〜家族編〜
〚64話〛「ステータスを見て」
しおりを挟む夜、ベッドで寝っ転がりステータスを見ていた。
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名前:ナナ
年齢:12
性別:女
種族:人間
職種:---(奴隷)(忌み子)
《ステータス》
レベル:8
体力:72/72
魔力:87/87
筋力:8
俊敏:34
物理耐性:7
魔法耐性:6
《固有スキル》
■精神崩壊(89%)
《スキル》
□受け身術Lv4
□回避術Lv6
□短剣術Lv5
□奴隷紋
□お助けプレート
□祈り村の加護
□性的耐性
□痛覚耐性
□精神耐性
《称号》
忌み子
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レベルアップは順調だった。
そういえば前の世界では39レベだったのに…死んだらリセットされるらしい。
あんまり攻撃を受けないからレベルアップ時の耐性の上がり具合が悪い気がするがまあいい感じ。
スキルも順調に上がっていっている。
……というかあの謎男に渡されたプレートがスキル化していたのはびっくりしたかもしれない。
あの男…人のスキルに干渉出来るなんて只者ではなかったかもしれない。
それと祈り村の加護…一体なんの効果があるのだと。
というかスキルは前の世界の持ち越せるんだな。
…ならスキルをひたすら取り続ければ結構強くなれるのではないか?
…………まあそんななる気はないけど。
そういえばおんなじ世界に転生することはあるのだろうか…?
今度奴隷商で少女のトップが居るのか知らないか聞いてみよう。
今の所それしか聞けるようなことはないのだ。
自分がいた屋敷の名前すら知らないのだ、火事のことなんて聞いて分かるはずない、何件も火事なんて起こっているのだから。
それからなぜ私は記憶を保持したまま転生を繰り返しているのか。
他の人は記憶を保持したまま転生を繰り返しているのか。
何回か記憶を保持したまま転生していて一定回数、又はランダムで記憶が消える可能性。
一応明日お母さんに転生前の記憶を聞いてみよう。
それから転生した時は女だけど男になることはあるのか。
これも気になる。
考えているうちに瞼が勝手に落ち始める。
「そろそろ寝ようかな」
ステータスを消そうとして思い出す。
あ、固有スキルが一番気になってたんだ。
考えることが次々に思い浮かんできてつい忘れてしまっていた。
”固有スキル:精神崩壊(89%)”
これって結構ヤバイんじゃないだろうか…。
というかどんなスキルか参考になる本には無かったし、かなりおかしいスキルな気がする。
89%だけど今の所特に何も変なところはないと思う。
至って普通だ。
……………
……………
100%になってしまったらどうなるんだろうか…。
応援ありがとうございます!
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