不幸な少女の”日常”探し

〚第三章〛〜家族編〜

〚67話〛「武器の本」

　今日は布団を干すのが早く終わったのでいつもより早く来れた。
　
　今日で図書館通いも１ヶ月だった。
　
　大体知りたい事は知れたので今日から左端から全部読んでいこうと思う。
　
　魔術の仕組み…詠唱の仕組み…詠唱の組み合わせかた…禁忌魔法一覧…魔力に関しての資料…魔力の特性…剣術について…剣術の型一覧…大剣の扱い方…伝説の大剣一覧…レイピアの特性…武器の種類に関する資料…武器の種類一覧…全武器の特徴《長所と短所》…。
　
　もし私が扱える武器があるとするならレイピアかもしれない、けどレイピアは大会などに使われるだけで実戦では役に立たないゴミ武器扱いだ。
　
　軽くてリーチがあり突きも斬りも出来て、片手が開く。
　なかなか良い。
　
　今度レイピアを使いたいとお母さんに相談してみよう。
　
　…そういえばお母さん元受付嬢なのになんか強いんだよなあ…いや、元受付嬢だから…なのかもしれない…。
　
　まあそれよりも今日は、ここまでのようだ。
　
　さて、帰ってレイピアのことを話してみよう。
　
　
　
　
　
　そういえばリーネはあれからすっかり元に戻っていた。
　ただ実技がどうも伸びないようだったが、座学でおぐなっているようだ。
　
　今日もご飯をモリモリ食べてるし多分元気だと思う。
　
　それとお母さん達にご飯のときにレイピアの話をしたらOKがでた。本当にレイピアで良いのかと心配されたが大丈夫だ。
　
　それとお父さんが明日レイピアを買って来てくれるようだ。
　一応斬ったりも出来る型がいいとは言っておいた。
　
　レイピアには突くのみに特化した型と斬ったりもできるような形、片手剣を薄く細くしたような形がある。
　
　多分使っている人はほとんどいない筈だ、本に書いてあったしお父さんはレイピアを使っている人なんて見たことがないなんて言ってた。
　
　ちょっと自分だけが使ってる感があってワクワクする。
　
　ご飯を食べ終わったのでお風呂に入った、今日は妹と入った。
　ちょっと胸が出てきた気がする………
　
　
　
　
　
　私の。
　
　妹はお母さんみたいにボインになるとだけ言っておく。
　まあまだ１０だし、あんまり私のと変わらないけど。
　
　そういえば地球にいた頃は結構胸大きかったなあ…私。
　そのせいで男子に変な目で見られて女子には睨まれて…いい事なかったからあんまり大きいのは嫌なんだよね…。
　
　できればこの大きさのまま止まってくれれば…。
　
　なんて思っていたらリーネに「大丈夫だよ！お姉ちゃんならきっとお母さんみたいに大きくなるよ！」なんて言われてしまった。
　
　お風呂を上がり、珍しく家族全員でココアを飲んで寝た。
　
　明日が楽しみだなあ…。