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別荘編
38-飴と鞭※
しおりを挟むアーノルドは勃って今にも爆ぜそうな僕のものにリボンを縛り付ける。
やだ、これじゃイけない。だせない。
「ルーク、これから僕より先に出すことは許さないよ。僕より先に出したらラルクを殺す」
アーノルドの目は本気だ。ほぼ反射的に僕はベッドの端で僕を見下すアーノルドに力の入らない身体にムチ打ちながら縋りつく。
「っ…だめぇ!やめてアーノルド…ださないからっ、ださないからぁ…!」
僕以外が死ぬのは嫌だ。
「そんなにラルクが大事なの?ルーク」
「っうん…うん…!」
「…だったら僕のこれ舐めて?さっきから君のせいで痛くて堪らないんだ。責任取って口で奉仕してよ」
服を着ているアーノルドの股間が大きく山になっている。
僕は必死におぼつかない手でアーノルドの着衣を脱がせようとする。
薬で朦朧としてベルトが上手く外せず、ラルクが殺されてしまう、と思わず涙目になってくる。
「…仕方ないね。君は」
カチャカチャ、
アーノルドがベルトを外してくれた。
僕はそのまま勢い良くアーノルドの着衣を下に降ろす。
ベチッ
「ンっ…」
ブルンと出てきたアーノルドが僕の頬をビンタする。
僕より3周り程大きい。この世界の住人は皆あそこが大きすぎる。それとも僕のが小さいのか。
アーノルドの良い匂いと、汗のにおいが同時に香る。
「んっぷちゅ…んむ…ん…」
間髪入れずアーノルドの鬼頭から口付ける。アーノルドの先走りがしょっぱい。
勢いよく口に入れたものの、フェラなどしたことない僕はどう動いていいか分からない。
「はっ…ルーク、フェラチオしたことないの?」
「んむ…んん」
助けを求めるように下からアーノルドを見る。興奮し何故か嬉しそうなアーノルドと目が合い、薬のせいかドキドキしてくる。
「いいよ、僕が教えてあげる。最初は頭にキスをして…そう、そんな感じ。次はカリに舌を這わして、ん…そこ気持ちい。
後は歯を立てないように口の奥に入れて、顔を僕のを吸って擦るように動かして…ぁ…そう、それでいい…っは…ルーク、上手」
アーノルドが咥えている僕の頭を褒めるかのように優しくクシャッと撫でる。
その優しさに僕のピンクに染まりつつある頭と胸がキュンキュンとときめく。
あーのるどがほめてくれた!うれしい!うれしい!♡♡♡
リボンで縛られた下半身が痛い。この紐がなかったらおそらく今のでイっていた。
ジュポジュポジュポ
「ジュブ…うむっんっ、んっ」
無我夢中で僕はアーノルドをしゃぶった。
アーノルドが気持ちよさそうに顔を歪めるのを下から確認しては色々動きを変えて、また褒めて欲しくてアーノルドを喜ばせることに尽力する。
そんな僕に気を良くしたのか、沢山頭を撫でてくれる。嬉しくてきゅうきゅうと胸が締め付けられ僅かな理性でさえも溶けていく。
「…っん…ルークもう出そう…苦しいだろうけど、我慢してね…ッ」
「ガゴッ…ぉえッ」
そう言ったアーノルドは僕の後頭部をつかみ、そのまま僕の喉奥に自分のものを突っ込む。喉に異物を入れられたことにより思わずえづきそうになる。
ジュプジュプジュプッ!
「んもッング…ぅえっ!」
そんな僕に容赦なく腰を振り喉奥に自身をぶつけてくる。
くるしい…!くるしい!でもあーのるどきもちよさそう。
ぼく、やくにたててる?
ぼくできもちよくなってくれてる?
あーのるどがきもちいいなら。やくにたてるならがんばる。
がんばるから、
くるしいのがまんするから、
ぼくのことほめて…!
「ルークッ!もう出る…!ぜんぶ飲んでね…!ッ、こぼしたらおしおきだから」
「ッッッングゥ…!」
そう言ってアーノルドは僕の後頭部を力強く掴みながら、僕の一番喉奥で射精した。
熱くどろりとしたしょっぱくて苦い液体がもったりと僕の喉を通る。
こぼしちゃだめ。こぼしちゃだめ。
僕は必死になんとか決して美味しくはない液体を喉を動かし胃に流す。
ずろろ…とアーノルドの大きい一物が僕の口から抜けていく。
「ッ…ゲホッ…!ゲホッ!」
条件反射的に噎せてしまう。鼻水と涙も出てくる。
アーノルドはそんな僕の下顎を掴み、自分と目が合うように上に向かせる。
「…はぁ……気持ちよかったよルーク。ちゃんと全部飲めたか、口の中見せて?」
「ん…ぁ」
僕は口を開け、何も残っていないのをアーノルドに見せ確認してもらう。
「…えらい。ルーク、よくがんばったね」
「っぁ…」
アーノルドが微笑み僕の頭をさっきと同じ優しい手つきで撫でる。
きゅぅぅぅぅ…
胸が締め付けられ、喉から変な声が出そうになる。何かが一瞬満たされる感覚に僕はやみつきになっていた。
やった!ほめてくれた!!
やさしいのすき!もっと!もっとして♡!
うれしい♡うれしい♡♡うれしい♡♡♡!!うれしい♡♡♡♡♡!!!
癖になりそうだ。
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