死にたがり(愛されたがり)の悪役令息

たまも。

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別荘編

39-僕の雌※

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ーアーノルドsideー



「っぁん…!あーのるどっ…うっあ、はぁ…ッあ♡」


グチョグチョグチョ


ベッドに寝そべる僕に跨り、全裸のルークが自分の穴に中指と人差し指を入れながらもう片方の手で自分の乳首を触っている。

顔は紅潮し、開けっ放しの口は僕の名前を呼ぶか、涎を垂らすか、意味の無い声を出すかしか出来ていない。目は涙に濡れ青い瞳がうるうると濡れて海を見ているかのようだ。

自分で弄んで気持ちいいのか腰がカクカクと揺れて、僕が締め付けたリボンによって赤く腫れているルークから先走りが僕の身体の上にポタポタと落ちる。

本当に僕の婚約者は淫乱でどうしようもない。


まあ、僕がすべて指示したことなんだけどね。


「あーのるどっ…あーのるどぉ…ぼくだしたいっ…!も、いたぃ、ぁッ…イかせて…!」


「いいよ、さっきはしっかり我慢できたもんね。1回だけ、ご褒美ね」


ルークにつけたリボンをしゅるりと解いてやる。

少し折れかけていたルークがまたみるみるうちに元気になってくる。


ルークが待ってましたと言わんばかりに乳首を弄っていた手で自分のものを握り、上下に擦り始める。
穴を弄る手はそのままにしているあたり、お尻を弄られるのが好きなのだろうか。

どこまであの鬱陶しい『弟』とやらに開発されたのか。頭の隅でまたイライラし始める。


グチョンッ!グチョクチュクチュクチュッ!


「ぁっはぁッ…!イくっ!でちゃぁッ!イっちゃぅイくイくイ゛ッッぁ゛あ゛ァァァッ!」


びゅるっ

ルークが僕の上で絶頂する。

断末魔みたいな苦しげな悲鳴をあげ、ルークが射精する。我慢をさせ過ぎたのか、勢いなくトロトロと精液を僕の身体に垂れ流している。


「ずっ…とぉ……イってぅ…」


舌っ足らずで未だ続く絶頂に耐えきれないのか、涙を流し身体を震わせながら僕の上で呆然としている。


「イけて気持ちよかった?」


僕がそう問いかければとろりとした視線と目が合う。


「ん…きもちぃ…」


そう言って妖美に微笑む。


堪らずルークの涙で濡れた頬を撫でると、嬉しそうにスリスリと手にこすり寄ってくる。

ルークは僕に撫でられるのが好きらしい。
その証拠に出したばかりでトロトロと精液を流しているルークがまた少し勃ちあがっていた。


…本当にずっとこれくらい従順だったら可愛いのに。…僕の前だけでね。

他の奴にルークのこんな姿見せたくもない。僕だけが知ってる婚約者の素顔。


僕はまたルークにリボンを結び直す。


「これ以上出されちゃうと続かないだろうから。また我慢ねルーク。今度は出さずにイってみようか?君は僕の子どもを産むメスなんだよね?」


「めす…?ぼくおとこ…」


「…へぇ、自分でお尻の穴弄ってイっちゃうような奴が男なんだ?」


ツプププ…


「ッッあ゛…!だめぇ…!そこ、きもちぃからァ…ッ!」


赤く少し縁が腫れている。また指が欲しいのか、薬で緩くなっているのか、クパクパとしているルークの穴に人差し指と中指を突っ込んでやる。

ルークの中は燃えるように熱く、そしておそらくラルクに仕込まれたであろう何かでグチョグチョだった。


こんないやらしい穴で『雄』なわけないだろ。

クチョグチョと二本指で掻き回してやると面白いくらい身体がビクビクとする。

そしてルークが好きであろうしこりに触れる。

しこりを二本指でコリコリと挟んで刺激してやるとルークが半狂乱に陥って喘ぎながら泣き叫ぶ。

快楽で身体を崩さないように必死なのか、両手とも自分の後ろにつき、ガクガクとする自分の身体を僕の太ももの上で抑えているのに必死だ。

何も抵抗もできず、また痛々しいくらいに僕が縛り付けたリボンがルークにくい込んでいる。


「ゆびっ!とめてぇ…ッ♡だめぇ…!しょこやめてぇ…ッ♡」


「ッ…えろ…これで『雄』だなんて笑わせないでよ。お尻の穴でこんなになるなんて、もうここ『まんこ』でいいんじゃない?」


「ちがぁッ♡まんこじゃない…!あぅッ…♡まんこじゃないッ!」


「それに以前の君が言ったんだろ。自分は孕むだけのメスだって。自分の言ったことの責任くらい取りなよ、ね?」


「ぅッ…う゛ぅ…」


薬が周り過ぎたのか、訳が分からなくなってしまったのか、ルークが泣きべそをかく。ポロポロと青い瞳から涙が零れる。


「さっきまで自分で弄ってアンアン言ってたのに、婚約者の僕はいじったらダメなの?」


「やぅ…ぅッ…」


「どうして嫌がるの?教えてくれたらごほうびあげる。ルーク、僕に褒められるの好きでしょ」


ルークの目が大きく開く。


「ほ…と?…いったら、ほめてくれる…?
あーのるど、うれし…?ぼく、えらい?」


…あぁ、ほんと、こいつは罪深い。
縋るように、僕の機嫌を見るように必死に僕の感情を読み取ろうとする目。

今この瞬間ルークは僕しか見ていない。


思わず舌なめずりしてしまう。


「うん、うれしい。何も怒らないから言ってごらん?」


優しく微笑んでやるとホッとしたようにルークの緊張が解かれ、ポツポツと話し始める。


「…こわい。きもちくて、あたましろくなって、ぼくじゃなくなるみたいで、こわい…」


「どうして僕が弄っちゃいけないの?」


「ッ…じぶ…でさわるよりきもちくて…おかしくなりそぅ…だから…」


耳まで真っ赤にしたルークが恥ずかしそうに僕から視線を外す。


ばっかだなぁ…何を今更…。

こんな媚薬漬けにされて、僕の上でこんなぐちゃぐちゃになって尚、まだ恥ずかしいなんて気持ち残ってるなんて。

またあのラルクとかいう男の名前がその口から出ようものなら、このまま監禁して帰さないようにしようと思ってたのに。


ルークは僕の雌だ。絶対他の雄になど渡さない。


僕は上半身を起こし、そのまま僕の上にいたルークを押し倒し、頭を撫でながら耳元で囁いてやる。


従順な雌にはご褒美をあげないとね。



「よく言えたね。えらいよルーク」


たったそれだけの言葉でルークは頬を赤らめ、ハクハクと唇を震わし、嬉しそうにキュッと細めた目から涙を落とす。

身体もビクビクと震え、まるで全身で喜んでるみたい。


可愛いくて、たったこれだけで喜んでしまうくらい可哀想で、可愛い。


僕だけの雌。僕だけの婚約者。




絶対に逃がさない。
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