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人類の見守り役
48話 批評家の自分に愕然とした
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帰ってきた俺達をみんな迎えてくれた。
ここにいるのは母さんとニルバナさん、アテナさん、アガパンサとムスカリ君である。
俺たちが居ない間、母さんはムスカリ君を連れて近辺を散歩していたらしい。
可愛い男の子が大好きだからかホクホク顔だった。
ニルバナさんとアテナさんは積もる話を色々してたようだ。
ただ、話を聴いてみると、俺とアガパンサが別の世界に行っていたのは10分少々らしい。
どう考えても1時間以上は行っていたはずなのだが。
「なあ、アガパンサ。何か俺達とここに残った組みで時間感覚が違わないか?」
「はい。時間の密度は上層の真相界・下層の真相界・仮相界それぞれで違っています。そのため、居る場所によって時間の感じ方が違うのでしょう」
「居る場所によってそこまで時間感覚が違うのか!?それは驚いた」
じゃあ、俺がメルシアで活動している最中も、ニンファルのマルファーニ達の一件はどんどん進行していくのかも。
次に行ったら二人は夫婦になってて、メルミアも大きくなってるかもしれない。
どうやら時間の件に関して、妖精の二人は知っているようだった。
母さんはこれを聴いて少し驚いた顔を見せていた。
さて.......
早速、俺の代わりにマルフィに行ってくれる人間を探さなければいけないな。
「俺の代わりになる人間を探すにあたって、誰か良い方法を知ってるかい?」
「マルフィに近い”グランディ”という世界があります。そこで探してみてはいかがでしょうか?」
やっぱりと言うか、アガパンサが一番詳しそうだ。
「グランディってどんな世界なんだ?」
俺は少しワクワクしつつ聴いてみた。色んな世界があるので面白い。
「ニンファルと同等の位置にある世界で、こちらは争いとは無縁の世界です。様々な仮相界で死を迎えた人達がここに辿りつきますが、その大部分が”思いやりを大切にしてきた人”です。そのため、優しい人達の集まりとなっています。その波長はメルシアに近いため、こちらでは私や周さんも姿を現すことが可能でしょう」
「私もアースで死を迎えた後、グランディの病院で目を覚ましたんだよ!」
母さんが意気揚々と笑顔で言った。
「そうなんだ。そういえば、一番最初に会った時、”異世界のベッドで目を覚ました”みたいな事を言っていたけど、グランディの事だったのか」
「うん。あそこは本当に優しい人が多いから、めぐ君と波長の合う人も多いんじゃないかな」
聴いてみると、本当に温かい世界らしい。ニンファルのような、闘いが日常的な世界も刺激的だが、俺は温かい世界のがいいな。
「じゃあ、早速、行って見るか!!........そういえば、ニルバナさんとアテナさんは帰らなくていいのか?」
「そうですね!そろそろ、私達は族長達の所に返ろうと思います」
「そうね。村で元通りに生活できるようになるだろうし、みんなの手伝いもしないと」
妖精達二人の言葉を聴いて、アガパンサは罪悪感のためか一瞬暗い表情を見せたが、すぐに......
「二人は私が送っていきます。今回私がした事を他の妖精達にも謝らないといけません。すぐに戻りますので、周さんとルーティアさんはここでお待ち頂ければ幸いです」
と、気丈な様子で言う。
そして.......妖精達二人を連れて、アガパンサは妖精族の所へ転移していったようだ。
沈黙がその場を包むと、程なくして、母さんが言った。
「めぐ君の目から見て、ニンファルはどう観えた?」
トパーズの輝きを持つ椅子に座り、いつになく真剣な様子でこちらを見据えている。
「ニンファルは争いがベースにある世界って印象があるね。魔物を倒すほど強くなるとか、そういう仕組みがあるみたいだし。何と言うか、争いで解決した分だけ、また争いに巻き込まれ....みたいなループにはまりそうで、いつまでも居ていい世界じゃないって感じがするよ」
俺は光沢のあるソファーに座りながら、母さんの方に顔を向けながら話した。
同様にソファーの隣で座るムスカリ君は窓の外の花畑をぼーっと眺めている。
「そうだよね。争いで解決できる事なんてほとんど無いよね。ニンファルとメルシアの人とで結構違いはあった?」
「うん。明らかに違う。俺はメルシアではエルモンテスの人しか知らないけど。エルモンテスの人は楽しむために生きていて、ニンファルの人は何かの目的のために生きている人が多い印象があるね」
「楽しむためか.......本当にそうだと思う。ニンファルの人は目的意識が強いの?」
「俺が観た範囲ではね。勇者にしても”魔物を倒して強くなって人々を魔物から守ろう”だったり、”保護した女の子に前世を思い出させよう”だったり.....常に目的があって動いてる感じがしたよ。
ただ、俺からすると、申し訳ないけども同じ所をぐるぐる回っているだけな感じがするんだよな。目的意識は本人の正義の上に成り立ってると思うんだけど、今の自分の正義を追求するほど、その分、世界にひずみも生んでしまう感じかな。
アースでも戦争がそんな感じだったかもしれない」
続けて俺は言う。
「戦争に勝った人間は争いを肯定するようになるし、負けた方はその恨みを溜め込み、一度戦争が終結しても未来には必ず次の戦争に繋がっているっていう負のスパイラル。それと同じようなものをニンファルでは感じた」
人間が魔物に転生していた件については、ショックが大きいかもしれない。
母さんにはまだ伏せておこう。
「めぐ君、立派になったねぇ」
母さんは俺の答えを聴いてそう呟いた。
「まあ、ニンファルに転生するにも意味があると思うから、きっとあの世界の人達もその中でしか得られないものを得ようと頑張っているのかもしれない」
「じゃあさ、もし、めぐ君が今のままニンファルで生活しないといけなくなったら、どういう風に生きると思う?」
「う~ん。とりあえず、争いのスパイラルに入らない事を意識するかな。魔物を倒して強くなれるのは楽しい面もあるかもしれないけど、自分が強くなるほどその力を使わざる得ない状況に追い込まれそうな気がするんだよな。
あと、自分の力に比例して、世界に強大な魔物が産まれてしまう気もするんだ。
俺の直感だから正しいかは分からないけど。
あとは、魔物の発生理由を突き止めて、何とかしようとするかな。
.....................あっ!!」
マルファーニとロマルスがすでにそうしようとしていた事を思い出した。
そうか。俺は見守る立場になった事で、少し傲慢になっていたかもしれない。
あの二人はその時できる最善の手を打っていたのか........
母さんは愕然としている俺を見て、何だか満足そうな顔をしている。
一体なんなんだ。
「そうなんだ。めぐ君は色んな世界に行けていいなぁ。今度、母さんもニンファルに連れていってね!」
母さんは晴れやかな顔で言う。
「あ...あぁ。母さんもその内連れていってあげるよ」
人間の見守りを経験した事で、少し批評家になっていた自分に気が付き動揺しつつ、母さんに返事をした。
どの世界の住民も真剣に生きていて、本来それは外野が批評できるものじゃない。
”見守るという立場にたっても、自分と相手に上下関係は無い”という意識を強めないとすぐに変な方向にいっちまいそうだな。気を引き締めねば。
........と、そうしている間に、アガパンサが転移により戻ってきた。
「お待たせいたしました!」
アガパンサはお辞儀をしながら言う。
「早かったな。じゃあ、早速、みんなでグランディに行こうか」
アガパンサが俺達を近くに集めると、次の瞬間、目の前には......
カラフルなビルが立ち並んでいた。
アースにあるようなビルが並んでいるが、色合いが全体的に鮮やかである。
「ここがグランディのコロルという都市です」
ここにいるのは母さんとニルバナさん、アテナさん、アガパンサとムスカリ君である。
俺たちが居ない間、母さんはムスカリ君を連れて近辺を散歩していたらしい。
可愛い男の子が大好きだからかホクホク顔だった。
ニルバナさんとアテナさんは積もる話を色々してたようだ。
ただ、話を聴いてみると、俺とアガパンサが別の世界に行っていたのは10分少々らしい。
どう考えても1時間以上は行っていたはずなのだが。
「なあ、アガパンサ。何か俺達とここに残った組みで時間感覚が違わないか?」
「はい。時間の密度は上層の真相界・下層の真相界・仮相界それぞれで違っています。そのため、居る場所によって時間の感じ方が違うのでしょう」
「居る場所によってそこまで時間感覚が違うのか!?それは驚いた」
じゃあ、俺がメルシアで活動している最中も、ニンファルのマルファーニ達の一件はどんどん進行していくのかも。
次に行ったら二人は夫婦になってて、メルミアも大きくなってるかもしれない。
どうやら時間の件に関して、妖精の二人は知っているようだった。
母さんはこれを聴いて少し驚いた顔を見せていた。
さて.......
早速、俺の代わりにマルフィに行ってくれる人間を探さなければいけないな。
「俺の代わりになる人間を探すにあたって、誰か良い方法を知ってるかい?」
「マルフィに近い”グランディ”という世界があります。そこで探してみてはいかがでしょうか?」
やっぱりと言うか、アガパンサが一番詳しそうだ。
「グランディってどんな世界なんだ?」
俺は少しワクワクしつつ聴いてみた。色んな世界があるので面白い。
「ニンファルと同等の位置にある世界で、こちらは争いとは無縁の世界です。様々な仮相界で死を迎えた人達がここに辿りつきますが、その大部分が”思いやりを大切にしてきた人”です。そのため、優しい人達の集まりとなっています。その波長はメルシアに近いため、こちらでは私や周さんも姿を現すことが可能でしょう」
「私もアースで死を迎えた後、グランディの病院で目を覚ましたんだよ!」
母さんが意気揚々と笑顔で言った。
「そうなんだ。そういえば、一番最初に会った時、”異世界のベッドで目を覚ました”みたいな事を言っていたけど、グランディの事だったのか」
「うん。あそこは本当に優しい人が多いから、めぐ君と波長の合う人も多いんじゃないかな」
聴いてみると、本当に温かい世界らしい。ニンファルのような、闘いが日常的な世界も刺激的だが、俺は温かい世界のがいいな。
「じゃあ、早速、行って見るか!!........そういえば、ニルバナさんとアテナさんは帰らなくていいのか?」
「そうですね!そろそろ、私達は族長達の所に返ろうと思います」
「そうね。村で元通りに生活できるようになるだろうし、みんなの手伝いもしないと」
妖精達二人の言葉を聴いて、アガパンサは罪悪感のためか一瞬暗い表情を見せたが、すぐに......
「二人は私が送っていきます。今回私がした事を他の妖精達にも謝らないといけません。すぐに戻りますので、周さんとルーティアさんはここでお待ち頂ければ幸いです」
と、気丈な様子で言う。
そして.......妖精達二人を連れて、アガパンサは妖精族の所へ転移していったようだ。
沈黙がその場を包むと、程なくして、母さんが言った。
「めぐ君の目から見て、ニンファルはどう観えた?」
トパーズの輝きを持つ椅子に座り、いつになく真剣な様子でこちらを見据えている。
「ニンファルは争いがベースにある世界って印象があるね。魔物を倒すほど強くなるとか、そういう仕組みがあるみたいだし。何と言うか、争いで解決した分だけ、また争いに巻き込まれ....みたいなループにはまりそうで、いつまでも居ていい世界じゃないって感じがするよ」
俺は光沢のあるソファーに座りながら、母さんの方に顔を向けながら話した。
同様にソファーの隣で座るムスカリ君は窓の外の花畑をぼーっと眺めている。
「そうだよね。争いで解決できる事なんてほとんど無いよね。ニンファルとメルシアの人とで結構違いはあった?」
「うん。明らかに違う。俺はメルシアではエルモンテスの人しか知らないけど。エルモンテスの人は楽しむために生きていて、ニンファルの人は何かの目的のために生きている人が多い印象があるね」
「楽しむためか.......本当にそうだと思う。ニンファルの人は目的意識が強いの?」
「俺が観た範囲ではね。勇者にしても”魔物を倒して強くなって人々を魔物から守ろう”だったり、”保護した女の子に前世を思い出させよう”だったり.....常に目的があって動いてる感じがしたよ。
ただ、俺からすると、申し訳ないけども同じ所をぐるぐる回っているだけな感じがするんだよな。目的意識は本人の正義の上に成り立ってると思うんだけど、今の自分の正義を追求するほど、その分、世界にひずみも生んでしまう感じかな。
アースでも戦争がそんな感じだったかもしれない」
続けて俺は言う。
「戦争に勝った人間は争いを肯定するようになるし、負けた方はその恨みを溜め込み、一度戦争が終結しても未来には必ず次の戦争に繋がっているっていう負のスパイラル。それと同じようなものをニンファルでは感じた」
人間が魔物に転生していた件については、ショックが大きいかもしれない。
母さんにはまだ伏せておこう。
「めぐ君、立派になったねぇ」
母さんは俺の答えを聴いてそう呟いた。
「まあ、ニンファルに転生するにも意味があると思うから、きっとあの世界の人達もその中でしか得られないものを得ようと頑張っているのかもしれない」
「じゃあさ、もし、めぐ君が今のままニンファルで生活しないといけなくなったら、どういう風に生きると思う?」
「う~ん。とりあえず、争いのスパイラルに入らない事を意識するかな。魔物を倒して強くなれるのは楽しい面もあるかもしれないけど、自分が強くなるほどその力を使わざる得ない状況に追い込まれそうな気がするんだよな。
あと、自分の力に比例して、世界に強大な魔物が産まれてしまう気もするんだ。
俺の直感だから正しいかは分からないけど。
あとは、魔物の発生理由を突き止めて、何とかしようとするかな。
.....................あっ!!」
マルファーニとロマルスがすでにそうしようとしていた事を思い出した。
そうか。俺は見守る立場になった事で、少し傲慢になっていたかもしれない。
あの二人はその時できる最善の手を打っていたのか........
母さんは愕然としている俺を見て、何だか満足そうな顔をしている。
一体なんなんだ。
「そうなんだ。めぐ君は色んな世界に行けていいなぁ。今度、母さんもニンファルに連れていってね!」
母さんは晴れやかな顔で言う。
「あ...あぁ。母さんもその内連れていってあげるよ」
人間の見守りを経験した事で、少し批評家になっていた自分に気が付き動揺しつつ、母さんに返事をした。
どの世界の住民も真剣に生きていて、本来それは外野が批評できるものじゃない。
”見守るという立場にたっても、自分と相手に上下関係は無い”という意識を強めないとすぐに変な方向にいっちまいそうだな。気を引き締めねば。
........と、そうしている間に、アガパンサが転移により戻ってきた。
「お待たせいたしました!」
アガパンサはお辞儀をしながら言う。
「早かったな。じゃあ、早速、みんなでグランディに行こうか」
アガパンサが俺達を近くに集めると、次の瞬間、目の前には......
カラフルなビルが立ち並んでいた。
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