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マルフィに起きた大異変
51話 アリシャに俺の代わりになってもらえるようお願いする
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看護師姿のアリシャが病院の正面玄関から出ると、茶色の艶々した小石が敷き詰められた歩道を左に進んでいった。
俺たちは話しかけるチャンスを伺い、後ろから追う。
すると、アリシャは何かに気が付いた様子で、足を止める。
次の瞬間、アリシャの足元に魔法陣が広がり、身体が一瞬光った後、赤色のTシャツにジーンズという服装に変化した。この服装だと体形がよく分かるが、顔の印象よりもずっとスレンダーだった。
そうか。服の着脱は魔法により一瞬で出来るのか。
真相界は便利だな。
しかし、魔法って俺と同じようにイメージを描くことで発動するのだろうか?俺は魔法陣が出ないからよく分からない。
と........そんなことを考えていたら、目の前のアリシャとすれ違うように母さんとムスカリ君が帰ってきた。二人とも手を繋いでいる。
《あ、めぐ君とアガパンサさん!もしかして、アリシャさんの仕事が終わった?》
母さんはアリシャを横目に見つつ、こちらに手を振りつつ言う。
《そうだよ。今はマルフィの件をお願いするチャンスを探している所だ》
《じゃあ、私達も一緒に行くね》
その後、後を追っていくと、どうやらアリシャは公園に入っていくらしい。
黄色と朱色の植物に囲まれ、中央に噴水のある少し大きめの公園だ。噴水が少し変わった形状で、山岳地帯を模したオブジェが幅10mほど広がり、山の先端から噴水が色々な形で飛び出してくる。水は少し発光していて、青や黄色、紫と様々な色に変化していた。飛沫の後はキラキラしたラメのようなものが空中に残り、美しい様相になっている。
その噴水が見えるベンチにアリシャは腰を下ろした。
次に、手の平を上にしそこに魔法陣が描かれると1冊の本が現れる。
それを読み始めた。
姿を現し話しかけようかと思ったが、本の内容が気になったので少しタイトルを見てみる。
本のタイトルは『人間の起源』とシンプルな題名が書かれている。
俺はこんな小難しい感じの本を読まないので、果たしてアリシャと波長が合うのか不安になった。
が......最初の直感を信じ、話しかける事にしよう。
仕事終わりの読書中に話しかけるのもやや気が引けるが、仕方があるまい。
どうやって姿を現すんだろう?
何となくだが、頭頂部にあった意識を腹部に持ってくるようにしてみる。
姿を消した時は頭頂部に意識を向けたのだから、今回はそれとは反対だろうという無邪気な発想だ。
すると、すぐに俺の身体の存在感が増した気がした!
それと同時に、アリシャがビクっとして
「うわわわわぁ!!」と悲鳴を上げつつ、本を片手にベンチの端まで後ずさった。
あ.....ごめん。驚かせちまったな。
アリシャが座るすぐ近くに立ってたことを忘れてた。
「驚かせて申し訳ございません。俺は野田周と言います。少しお時間を頂いても宜しいでしょうか?」
「は......はい.....」
アリシャはこちらを見つめ、呆然としている。
あ.........でも、一体何から話せばいいんだろう。
考えろ俺!!っていうか、話しかけるのが決まってたなら最初から考えておけよ。
ポクポク......チーン。
閃いた!!
ムスカリ君にも姿を現してもらおう。
俺はムスカリ君を引き寄せると、アリシャにもその姿が見えるようになったらしい。
丸い目でムスカリ君をじっと見ている。
ムスカリ君は子供らしく体をぐねぐねもじもじさせている。
「この子はムスカリ君と言います。他の世界から迷子になってしまい、この子を家族の元へと帰そうとしている所なんです。しかし、この子の家族がいると見られるマルフィは俺では行くことができません。そのため、代わりの人に行ってもらう必要があります。
アリシャさん、ぜひ、この子と一緒にマルフィに行っては頂けないでしょうか?」
「わ、私の名前をご存じなんですね?あなた達二人は上の世界から来られたのですか?」
アリシャさんは少し冷静さを取り戻してきたようだ。
「はい。その通りです。マルフィに行ってくれる人を探して、俺と波長の合う人を探していたのですが、アリシャさんがもっとも波長の合う感じがしました。そのため、今、このようにお願いのため参りました」
「.........................」
アリシャさんは俺をしげしげと眺めながら沈黙している。
そして、10秒後ぐらいに、
「承知しました。私なんかで宜しければ、ぜひ、協力させて頂ければ幸いです」
おお!!何やらスムーズに引き受けてもらえた。
なんでだろう??
「ただ、仕事がありますので、職場の人間にも説明を.......あ」
「ご心配なく。私の方から職場の方に説明し、業務にあたって代わりになる方もご紹介いたします」
アガパンサが姿を現したらしい。
「申し遅れました。アリシャさん、私はアガパンサと申します。引き受けて頂き誠にありがとうございます」
上品に頭を下げた。こんな美女が目の前に現れたら何でもオーケーって言っちゃいそうだよな。
まあ、そりゃ俺が男だからか。
「ありがとうございます!安心しました。ええと、マルフィってどのような世界なのでしょう?私聴いた事が無いもので」
「アースの人間の意識が作り出したアースとそっくりの世界です。マルフィは時代別にも広がっていてこの子がいた可能性が高いのは3万年ほど前の世界だと思います」
アガパンサが説明してくれた。俺はマルフィの事詳しくないから助かる。
「アースとそっくりの世界ですか.......時代別にも世界が広がっているなんて、すごいです」
アリシャは明らかに嬉しそうな顔をする。
その気持ちはよく分かる。俺だって行けるもんなら自分で行ってみたい。
「.......ん?そういえば、波長が合う相手を探しているって仰っていましたが、それはどういう事なんですか?」
アリシャが首を傾げてこちらに尋ねた。
この話し方のテンポ、俺とそっくりだな。
「あなたのように波長が合う相手だと、俺が行動に影響を与える事で導きやすいのです。
例えば、海の中に潜るダイバーは視界が悪いのですが、船の上からだとソナーや色々な計器により周辺の事が分かったりします。波長が合うと、船の上にいる俺達の掴んだ情報がダイバー役のアリシャさんに伝わりやすい.....という感じで捉えると分かりやすいかもしれません」
おお!!奇跡的に分かりやすい例えができた。もしやイドの入れ知恵か?
「良かったです。あなたのような方と波長が合うなんて.......とても光栄です」
ん?何だこの反応?
俺、そんなに尊敬されるようなことしたっけ?
さっき、俺の事をしげしげと眺めてこの話を受けることを考えてたけど......それと関係ある?
ああ、そうか。外見か。
今の俺は両性具有の天使風なのが影響してるのかな。
神の啓示でも受けているような気分なのかもしれない。俺だって女神様(エルソレイユ様?)が現れて、波長が合うなんて言われたら、鼻の下伸ばしちゃうよな。それはもうカピバラのように。
「知らない世界で私だけで色々判断するのは心細かったので....とても助かります」
「いえいえ、こちらこそ本当にありがとうございます。話が早いかもしれませんが、いつから出発することができますでしょうか?」
俺は訊いてみる。
「今からでも行く事ができますよ。早速、行きましょうか!」
波長が合うだけはある。俺でもそう言うと思う。
臨機応変というか、下調べが面倒くさいというか.....
あれ、でも、マルフィってどうやって行くんだ?
「マルフィへはグランディ各所にある山道を通っていきます。ここからだと....あそこに見えるオスティウムという山の麓にある地下トンネルを抜けますと、マルフィへと出ます。ちなみに、転移では行く事ができません」
アガパンサが説明してくれた。
「なんでマルフィへは転移で行くことができないんだ?」
素朴な疑問である。今まで転移でスイスイ来ていたのだが、マルフィだけ行けないのは良く分からない。
「そう言われてみれば...........なぜ、行けないのでしょう?考えたこともありませんでした.........」
アガパンサも首を傾げ顎に右手を添え考え込んでいる。
その表情は深刻な事態が起こったかのようだ。
んん?なんかアガパンサらしく無い反応なんだが......いつも質問に即答で答えてくれるから、こういうのを珍しく感じるのだろうか。
「まあいいや。じゃあ、早速出発しよう。ちなみに、通信の練習のために姿を消してみてもいいでしょうか?.........って、今後、パートナーとしてやっていくからお互い敬語はやめません?」
俺はアリシャに敬語をやめていいか聴く。何だか通信にあたり意識の壁になりそうに感じたからだ。
「分かりました!敬語はやめましょう。
これからヨロシクね!あと、姿を消しても大丈夫よ」
敬語をやめた途端、フランクになった。この柔軟性というか図太い感じというか.......やっぱり女版の俺そのものと言ってもいい。
「こちらこそヨロシクな!あ、ちなみに、何かに迷ったら瞑想してくれるとありがたい。集中しようとせず、ただ眼を瞑って座るだけで大丈夫だ」
あ、なんか女神様の気持ちが分かった。いざ導く側になり導く対象と会話ができるなら、今後のため何よりも優先し瞑想の事を伝えようと思った。
通信する上で一番困るのは、対象者が通信の通じない心理状態になってしまうことだ.....と、俺の心の内側の何かが言っている。
「うん。分かったわ!」
アリシャは二つ返事で引き受けてくれた。
アースでヨガの修行をしていた経験からか、瞑想について前提知識や経験があるみたいだ。
パートナーとしては非常にやりやすい。
良かった.....
俺とアガパンサが姿を消し、アリシャだけになった。
ムスカリ君が姿を現すのはマルフィの入り口からでも大丈夫だろう。
じゃあ、早速、練習と行こうか......
俺たちは話しかけるチャンスを伺い、後ろから追う。
すると、アリシャは何かに気が付いた様子で、足を止める。
次の瞬間、アリシャの足元に魔法陣が広がり、身体が一瞬光った後、赤色のTシャツにジーンズという服装に変化した。この服装だと体形がよく分かるが、顔の印象よりもずっとスレンダーだった。
そうか。服の着脱は魔法により一瞬で出来るのか。
真相界は便利だな。
しかし、魔法って俺と同じようにイメージを描くことで発動するのだろうか?俺は魔法陣が出ないからよく分からない。
と........そんなことを考えていたら、目の前のアリシャとすれ違うように母さんとムスカリ君が帰ってきた。二人とも手を繋いでいる。
《あ、めぐ君とアガパンサさん!もしかして、アリシャさんの仕事が終わった?》
母さんはアリシャを横目に見つつ、こちらに手を振りつつ言う。
《そうだよ。今はマルフィの件をお願いするチャンスを探している所だ》
《じゃあ、私達も一緒に行くね》
その後、後を追っていくと、どうやらアリシャは公園に入っていくらしい。
黄色と朱色の植物に囲まれ、中央に噴水のある少し大きめの公園だ。噴水が少し変わった形状で、山岳地帯を模したオブジェが幅10mほど広がり、山の先端から噴水が色々な形で飛び出してくる。水は少し発光していて、青や黄色、紫と様々な色に変化していた。飛沫の後はキラキラしたラメのようなものが空中に残り、美しい様相になっている。
その噴水が見えるベンチにアリシャは腰を下ろした。
次に、手の平を上にしそこに魔法陣が描かれると1冊の本が現れる。
それを読み始めた。
姿を現し話しかけようかと思ったが、本の内容が気になったので少しタイトルを見てみる。
本のタイトルは『人間の起源』とシンプルな題名が書かれている。
俺はこんな小難しい感じの本を読まないので、果たしてアリシャと波長が合うのか不安になった。
が......最初の直感を信じ、話しかける事にしよう。
仕事終わりの読書中に話しかけるのもやや気が引けるが、仕方があるまい。
どうやって姿を現すんだろう?
何となくだが、頭頂部にあった意識を腹部に持ってくるようにしてみる。
姿を消した時は頭頂部に意識を向けたのだから、今回はそれとは反対だろうという無邪気な発想だ。
すると、すぐに俺の身体の存在感が増した気がした!
それと同時に、アリシャがビクっとして
「うわわわわぁ!!」と悲鳴を上げつつ、本を片手にベンチの端まで後ずさった。
あ.....ごめん。驚かせちまったな。
アリシャが座るすぐ近くに立ってたことを忘れてた。
「驚かせて申し訳ございません。俺は野田周と言います。少しお時間を頂いても宜しいでしょうか?」
「は......はい.....」
アリシャはこちらを見つめ、呆然としている。
あ.........でも、一体何から話せばいいんだろう。
考えろ俺!!っていうか、話しかけるのが決まってたなら最初から考えておけよ。
ポクポク......チーン。
閃いた!!
ムスカリ君にも姿を現してもらおう。
俺はムスカリ君を引き寄せると、アリシャにもその姿が見えるようになったらしい。
丸い目でムスカリ君をじっと見ている。
ムスカリ君は子供らしく体をぐねぐねもじもじさせている。
「この子はムスカリ君と言います。他の世界から迷子になってしまい、この子を家族の元へと帰そうとしている所なんです。しかし、この子の家族がいると見られるマルフィは俺では行くことができません。そのため、代わりの人に行ってもらう必要があります。
アリシャさん、ぜひ、この子と一緒にマルフィに行っては頂けないでしょうか?」
「わ、私の名前をご存じなんですね?あなた達二人は上の世界から来られたのですか?」
アリシャさんは少し冷静さを取り戻してきたようだ。
「はい。その通りです。マルフィに行ってくれる人を探して、俺と波長の合う人を探していたのですが、アリシャさんがもっとも波長の合う感じがしました。そのため、今、このようにお願いのため参りました」
「.........................」
アリシャさんは俺をしげしげと眺めながら沈黙している。
そして、10秒後ぐらいに、
「承知しました。私なんかで宜しければ、ぜひ、協力させて頂ければ幸いです」
おお!!何やらスムーズに引き受けてもらえた。
なんでだろう??
「ただ、仕事がありますので、職場の人間にも説明を.......あ」
「ご心配なく。私の方から職場の方に説明し、業務にあたって代わりになる方もご紹介いたします」
アガパンサが姿を現したらしい。
「申し遅れました。アリシャさん、私はアガパンサと申します。引き受けて頂き誠にありがとうございます」
上品に頭を下げた。こんな美女が目の前に現れたら何でもオーケーって言っちゃいそうだよな。
まあ、そりゃ俺が男だからか。
「ありがとうございます!安心しました。ええと、マルフィってどのような世界なのでしょう?私聴いた事が無いもので」
「アースの人間の意識が作り出したアースとそっくりの世界です。マルフィは時代別にも広がっていてこの子がいた可能性が高いのは3万年ほど前の世界だと思います」
アガパンサが説明してくれた。俺はマルフィの事詳しくないから助かる。
「アースとそっくりの世界ですか.......時代別にも世界が広がっているなんて、すごいです」
アリシャは明らかに嬉しそうな顔をする。
その気持ちはよく分かる。俺だって行けるもんなら自分で行ってみたい。
「.......ん?そういえば、波長が合う相手を探しているって仰っていましたが、それはどういう事なんですか?」
アリシャが首を傾げてこちらに尋ねた。
この話し方のテンポ、俺とそっくりだな。
「あなたのように波長が合う相手だと、俺が行動に影響を与える事で導きやすいのです。
例えば、海の中に潜るダイバーは視界が悪いのですが、船の上からだとソナーや色々な計器により周辺の事が分かったりします。波長が合うと、船の上にいる俺達の掴んだ情報がダイバー役のアリシャさんに伝わりやすい.....という感じで捉えると分かりやすいかもしれません」
おお!!奇跡的に分かりやすい例えができた。もしやイドの入れ知恵か?
「良かったです。あなたのような方と波長が合うなんて.......とても光栄です」
ん?何だこの反応?
俺、そんなに尊敬されるようなことしたっけ?
さっき、俺の事をしげしげと眺めてこの話を受けることを考えてたけど......それと関係ある?
ああ、そうか。外見か。
今の俺は両性具有の天使風なのが影響してるのかな。
神の啓示でも受けているような気分なのかもしれない。俺だって女神様(エルソレイユ様?)が現れて、波長が合うなんて言われたら、鼻の下伸ばしちゃうよな。それはもうカピバラのように。
「知らない世界で私だけで色々判断するのは心細かったので....とても助かります」
「いえいえ、こちらこそ本当にありがとうございます。話が早いかもしれませんが、いつから出発することができますでしょうか?」
俺は訊いてみる。
「今からでも行く事ができますよ。早速、行きましょうか!」
波長が合うだけはある。俺でもそう言うと思う。
臨機応変というか、下調べが面倒くさいというか.....
あれ、でも、マルフィってどうやって行くんだ?
「マルフィへはグランディ各所にある山道を通っていきます。ここからだと....あそこに見えるオスティウムという山の麓にある地下トンネルを抜けますと、マルフィへと出ます。ちなみに、転移では行く事ができません」
アガパンサが説明してくれた。
「なんでマルフィへは転移で行くことができないんだ?」
素朴な疑問である。今まで転移でスイスイ来ていたのだが、マルフィだけ行けないのは良く分からない。
「そう言われてみれば...........なぜ、行けないのでしょう?考えたこともありませんでした.........」
アガパンサも首を傾げ顎に右手を添え考え込んでいる。
その表情は深刻な事態が起こったかのようだ。
んん?なんかアガパンサらしく無い反応なんだが......いつも質問に即答で答えてくれるから、こういうのを珍しく感じるのだろうか。
「まあいいや。じゃあ、早速出発しよう。ちなみに、通信の練習のために姿を消してみてもいいでしょうか?.........って、今後、パートナーとしてやっていくからお互い敬語はやめません?」
俺はアリシャに敬語をやめていいか聴く。何だか通信にあたり意識の壁になりそうに感じたからだ。
「分かりました!敬語はやめましょう。
これからヨロシクね!あと、姿を消しても大丈夫よ」
敬語をやめた途端、フランクになった。この柔軟性というか図太い感じというか.......やっぱり女版の俺そのものと言ってもいい。
「こちらこそヨロシクな!あ、ちなみに、何かに迷ったら瞑想してくれるとありがたい。集中しようとせず、ただ眼を瞑って座るだけで大丈夫だ」
あ、なんか女神様の気持ちが分かった。いざ導く側になり導く対象と会話ができるなら、今後のため何よりも優先し瞑想の事を伝えようと思った。
通信する上で一番困るのは、対象者が通信の通じない心理状態になってしまうことだ.....と、俺の心の内側の何かが言っている。
「うん。分かったわ!」
アリシャは二つ返事で引き受けてくれた。
アースでヨガの修行をしていた経験からか、瞑想について前提知識や経験があるみたいだ。
パートナーとしては非常にやりやすい。
良かった.....
俺とアガパンサが姿を消し、アリシャだけになった。
ムスカリ君が姿を現すのはマルフィの入り口からでも大丈夫だろう。
じゃあ、早速、練習と行こうか......
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