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人類進歩の大役
75話 人間を導く上で大切なこと
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見守りの仕事をするにあたって、3人に人間を導いた経験の有無を聴くことにした。
ユーリ「私はメルシアの導き手養成校で5年学んだのみです。実習で累計120人の導きに関わったことがあります。120人の全てがアースの人間です」
導き手養成校なんてものがあるのか.....それすら知らないのに、俺がこの仕事のリーダーを務めるなんて、実は、これって結構無茶ぶりなのでは.....
ケンゴ「俺はドワーフ族の世話になっていた事があって、流れでなんだが、そこの長老と共にメルセルの人間に対して工業の進歩に関する導きをしてたことがある。ただ、人数はそんなに多くないぜ。3人ぐらいだ」
ドワーフかよ。しかも、メルセルとかいう仮相界を対象にか。ケンゴっていう名前からして明らかにアースの日本出身なのに.....一体、どういう経緯でそんな経験をしたのか。興味深い。
マルメ「私はメルシアのヴァイスハイト学院で人間構造学を学ぶ過程で、60人ぐらいを対象に導きを行った経験があるわ。実際の導きに関わった経験は少しだけだけど......」
メルシアの大学か.....導き手養成校とは違うのだろうか?
人間の導きについて、3人中2人が学校で学んだ経験があるのか。
「人間構造学ってなんだかすごそうだな.....どんな学問なんだ?」
「人間構造学は物的肉体と精神の連動に関する学問なの。
周さんはすでに知っているかもしれないけど......例えば、姿勢一つとっても精神に影響を与えるの。胸を張るだけで肉体と連動して、人はポジティブな気持ちになり、落ち込んだ思考を持てなくなる。逆に、猫背になるだけで思考を下向きにさせる力が働く。
こんな感じで、アースの肉体と精神には深い繋がりがあって、常に影響を及ぼし合っているの。
こういう知識は人間を導くにあたって役に立つ......と思うわ」
「姿勢一つとっても精神に影響するか.......真相界でも同じなのかな、ちょっと試してみるか」
俺は胸を張ってみた。
すると、姿勢に見合ったように何となく”堂々とした気持ち”になった。
おお!!確かに連動している。
「本当だ!姿勢が変わると、結構心の状態が変わるな。それって真相界も例外じゃないんだな」
「そうかも。真相界は精神の世界だから、肉体を介在しない分、もっと強く作用するかもしれない。人間構造学の中では、姿勢だけじゃなくて、アースの人間の栄養状態がどう精神に影響するかに関する部分もいくつか教えてもらったわ」
マルメすごいな。
強い味方が現れたようだ。
おそらく、他の二人も、俺が知らないような知識を持っているに違いない。
事によると、俺が一番足を引っ張ってしまうのでは.......
「人間を導く上で何が大切か、ボスの意見も聴きたいな」
ケンゴがワクワクした様子で目を輝かせる。
なんでそんなに期待してんだよ。
んん.........何が大切かって、導きの経験なんてほぼ無いしな.....
導く対象にもそれぞれ課題点があるが.....共通して大切そうなのは、自信をつけさせることか?
自信が無ければ人は前向きな行動はとれないもんな。
その瞬間、俺の脳裏に、瞑想中に観た”俺の失敗の映像”が浮かんだ。
うお!!!この流れは...まさか。やっぱあれは予知夢だったのか。
自信が大切なんて語ったら何らかの大失敗に繋がるってことかも。
自信じゃないなら何が大切なんだー!!
いかにも深い思索をしているかのように目を瞑りつつ、心を落ち着けてみた。
次の瞬間、俺の脳裏に”仕事上でミスをした場面”が怒涛のように流れてきた。
へ?なんだこれ。
すると、ミスをした場面の手前では、大体、「俺は仕事がデキる」「老人ホームの居住者から一番人気があるのは俺だ」みたいな思いが湧いていたことに、なぜか気がついた。
もしや、あれ、俺の《不要な自信》をミスにより細目に取り除かれていたのか。
今思えば、仕事がデキるという自信は真実ではない。
他の人の力でたまたま上手くいった事ばかりである。
人気者に関しても、俺がたまたま居住者の話を聴くのが好きで、居住者の話を聴く時間を取っていただけだ。
そもそも、人気者だった所で、それで何か人より優れているつもりになっていいものか?
おそらく、人気などいうものは周囲の人間の配置によって決まってくる側面もある。
愛想の無い人が多ければ、愛想のよい人に人気が集まるだろう。
しかも、愛嬌の程度は生まれ育った環境・遺伝的性格・親からの影響によっても、自然と決まってくる。
俺は両親から愛されてきたことで今の性格が出来たと思う。その経験から愛嬌が伸びたのであれば、それは、本来俺の自信に加えられるものじゃない。
親のお陰だ。
自信を持ったことで実体を見失う
それを防ぐ意味で、変な自信をつけた直後にミスをする事が多かったのか。
良い事の後に悪いことが起こりやすいのは、それが関係してるのだろうか?
あと、俺の場合、注意不足による事務的なミスが多かった。
そこから推測するに、どうやら、俺の場合では、愛嬌で乗り切ってきているが、実際は、注意深さや細目に記録する事など、そういう部分を人任せにしていますよって事を、教えられていた気がする。
実際、それで主任にはだいぶ迷惑をかけてきたように思う。
(ちなみに、主任はミスが少なく、愛嬌に欠けるタイプだった)
俺はアースに居た時、”自信をつけるのが良い”と頭から信じていたが、実際は妙な自信をつけた直後にミスをやらかす事が多かった。天狗の鼻を折るようにである。
じゃあ、あれは、自信が湧きあがった時はその自信を疑い、実体を見ようとすることが大切ってことなのか?
もし、そうしたなら、不要な自信を削るためのミスは起こらずに済み、逆に、もっと良いことが起こっていたかもしれないってことだろうか?
「ボス........?」
ケンゴが俺を見つめている。
あ、深い思索のフリをしてたら、実際に深い思索をしていたようだ。
「........すまん、過去の黒歴史を思い出していた......
人間を導く上で大切なのは、自信や錯覚を細目に取り除くことだと思う。その過程は人間にとって苦しいかもしれないが、人間がもっとも間違えるのは”自信をつけた時”だ。その自信が実体に即しているかを常に分析し、実体に合ってなければその自信をできるだけ優しく取り除くことが大切だろう」
「え!!?マジですか!」
「ん...新しい切り口です....」
「へ~、そういうの初めて聴いたな。人間には自信をつけてもらう事が大切って言うのが普通だけど......でも、なんか周さんの考えの方がしっくり来るね」
「いや、聴かれたから話したけど、俺個人の意見にあんまり囚われないで欲しい。
答えなんて1億通り以上あると思う。
無数に答えがある中で、俺の答えが1番なんて考えは非現実的だろう?
それに、俺の意見を頭から信じて全てが上手くいくほど人間の進歩の道のりは甘くないと思う。
参考程度にしておいてくれ」
はあ........
なぜか、3人からため息の音を聴いた。
何のため息か知らないが。
なぜか、ケンゴが異常に熱のこもった目を向けている。ん....もしや、あの目は.....
さっきから思っていたのだが......いや...そんなバカな!?
こいつ俺の美女っぽい容姿に見惚れてやがる.....
やめろぉーーーー!!!
女性が男からの視線をうっとうしく思う気持ちが分かった。
別に知りたくはなかったが。
この後、明日、人間の導きを実際に開始しようという話をし、解散した。
街の中にある、導きの仕事をするための施設で3人と待ち合わせる予定である。
ユーリ「私はメルシアの導き手養成校で5年学んだのみです。実習で累計120人の導きに関わったことがあります。120人の全てがアースの人間です」
導き手養成校なんてものがあるのか.....それすら知らないのに、俺がこの仕事のリーダーを務めるなんて、実は、これって結構無茶ぶりなのでは.....
ケンゴ「俺はドワーフ族の世話になっていた事があって、流れでなんだが、そこの長老と共にメルセルの人間に対して工業の進歩に関する導きをしてたことがある。ただ、人数はそんなに多くないぜ。3人ぐらいだ」
ドワーフかよ。しかも、メルセルとかいう仮相界を対象にか。ケンゴっていう名前からして明らかにアースの日本出身なのに.....一体、どういう経緯でそんな経験をしたのか。興味深い。
マルメ「私はメルシアのヴァイスハイト学院で人間構造学を学ぶ過程で、60人ぐらいを対象に導きを行った経験があるわ。実際の導きに関わった経験は少しだけだけど......」
メルシアの大学か.....導き手養成校とは違うのだろうか?
人間の導きについて、3人中2人が学校で学んだ経験があるのか。
「人間構造学ってなんだかすごそうだな.....どんな学問なんだ?」
「人間構造学は物的肉体と精神の連動に関する学問なの。
周さんはすでに知っているかもしれないけど......例えば、姿勢一つとっても精神に影響を与えるの。胸を張るだけで肉体と連動して、人はポジティブな気持ちになり、落ち込んだ思考を持てなくなる。逆に、猫背になるだけで思考を下向きにさせる力が働く。
こんな感じで、アースの肉体と精神には深い繋がりがあって、常に影響を及ぼし合っているの。
こういう知識は人間を導くにあたって役に立つ......と思うわ」
「姿勢一つとっても精神に影響するか.......真相界でも同じなのかな、ちょっと試してみるか」
俺は胸を張ってみた。
すると、姿勢に見合ったように何となく”堂々とした気持ち”になった。
おお!!確かに連動している。
「本当だ!姿勢が変わると、結構心の状態が変わるな。それって真相界も例外じゃないんだな」
「そうかも。真相界は精神の世界だから、肉体を介在しない分、もっと強く作用するかもしれない。人間構造学の中では、姿勢だけじゃなくて、アースの人間の栄養状態がどう精神に影響するかに関する部分もいくつか教えてもらったわ」
マルメすごいな。
強い味方が現れたようだ。
おそらく、他の二人も、俺が知らないような知識を持っているに違いない。
事によると、俺が一番足を引っ張ってしまうのでは.......
「人間を導く上で何が大切か、ボスの意見も聴きたいな」
ケンゴがワクワクした様子で目を輝かせる。
なんでそんなに期待してんだよ。
んん.........何が大切かって、導きの経験なんてほぼ無いしな.....
導く対象にもそれぞれ課題点があるが.....共通して大切そうなのは、自信をつけさせることか?
自信が無ければ人は前向きな行動はとれないもんな。
その瞬間、俺の脳裏に、瞑想中に観た”俺の失敗の映像”が浮かんだ。
うお!!!この流れは...まさか。やっぱあれは予知夢だったのか。
自信が大切なんて語ったら何らかの大失敗に繋がるってことかも。
自信じゃないなら何が大切なんだー!!
いかにも深い思索をしているかのように目を瞑りつつ、心を落ち着けてみた。
次の瞬間、俺の脳裏に”仕事上でミスをした場面”が怒涛のように流れてきた。
へ?なんだこれ。
すると、ミスをした場面の手前では、大体、「俺は仕事がデキる」「老人ホームの居住者から一番人気があるのは俺だ」みたいな思いが湧いていたことに、なぜか気がついた。
もしや、あれ、俺の《不要な自信》をミスにより細目に取り除かれていたのか。
今思えば、仕事がデキるという自信は真実ではない。
他の人の力でたまたま上手くいった事ばかりである。
人気者に関しても、俺がたまたま居住者の話を聴くのが好きで、居住者の話を聴く時間を取っていただけだ。
そもそも、人気者だった所で、それで何か人より優れているつもりになっていいものか?
おそらく、人気などいうものは周囲の人間の配置によって決まってくる側面もある。
愛想の無い人が多ければ、愛想のよい人に人気が集まるだろう。
しかも、愛嬌の程度は生まれ育った環境・遺伝的性格・親からの影響によっても、自然と決まってくる。
俺は両親から愛されてきたことで今の性格が出来たと思う。その経験から愛嬌が伸びたのであれば、それは、本来俺の自信に加えられるものじゃない。
親のお陰だ。
自信を持ったことで実体を見失う
それを防ぐ意味で、変な自信をつけた直後にミスをする事が多かったのか。
良い事の後に悪いことが起こりやすいのは、それが関係してるのだろうか?
あと、俺の場合、注意不足による事務的なミスが多かった。
そこから推測するに、どうやら、俺の場合では、愛嬌で乗り切ってきているが、実際は、注意深さや細目に記録する事など、そういう部分を人任せにしていますよって事を、教えられていた気がする。
実際、それで主任にはだいぶ迷惑をかけてきたように思う。
(ちなみに、主任はミスが少なく、愛嬌に欠けるタイプだった)
俺はアースに居た時、”自信をつけるのが良い”と頭から信じていたが、実際は妙な自信をつけた直後にミスをやらかす事が多かった。天狗の鼻を折るようにである。
じゃあ、あれは、自信が湧きあがった時はその自信を疑い、実体を見ようとすることが大切ってことなのか?
もし、そうしたなら、不要な自信を削るためのミスは起こらずに済み、逆に、もっと良いことが起こっていたかもしれないってことだろうか?
「ボス........?」
ケンゴが俺を見つめている。
あ、深い思索のフリをしてたら、実際に深い思索をしていたようだ。
「........すまん、過去の黒歴史を思い出していた......
人間を導く上で大切なのは、自信や錯覚を細目に取り除くことだと思う。その過程は人間にとって苦しいかもしれないが、人間がもっとも間違えるのは”自信をつけた時”だ。その自信が実体に即しているかを常に分析し、実体に合ってなければその自信をできるだけ優しく取り除くことが大切だろう」
「え!!?マジですか!」
「ん...新しい切り口です....」
「へ~、そういうの初めて聴いたな。人間には自信をつけてもらう事が大切って言うのが普通だけど......でも、なんか周さんの考えの方がしっくり来るね」
「いや、聴かれたから話したけど、俺個人の意見にあんまり囚われないで欲しい。
答えなんて1億通り以上あると思う。
無数に答えがある中で、俺の答えが1番なんて考えは非現実的だろう?
それに、俺の意見を頭から信じて全てが上手くいくほど人間の進歩の道のりは甘くないと思う。
参考程度にしておいてくれ」
はあ........
なぜか、3人からため息の音を聴いた。
何のため息か知らないが。
なぜか、ケンゴが異常に熱のこもった目を向けている。ん....もしや、あの目は.....
さっきから思っていたのだが......いや...そんなバカな!?
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