女児霊といっしょに。シリーズ

黒糖はるる

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女児霊といっしょに。~学校の七不思議~

第一章:夕暮れの忘れ物 20

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 紅花さんと美羽ちゃんを家まで送った後、オレとななは帰路についていた。

「よかったね、浄霊うまくいって」
「まぁ、な」

 初仕事としては上出来だろう。霊の未練を癒やし、生者の心を救った……誰も傷つかず。それを一人でやり遂げたのだから立派なもんだ。
 いや、一人じゃないな。

「なながいてくれたおかげだ。お前がいなかったら多分、失敗してた。その、なんだ。一応礼は言っておく」
「……え?えっと、それって、あの……どゆこと?」

 マセているとはいえまだ子供相手に遠回しな言い方じゃ伝わらないよな。
 ああ、くそ。もっと直球で伝えろってことか。

「だからっ!……ありがとう……ってことだ。ななのおかげでうまくいったんだ」
「――っふぇっ!?」

 ぼんっ。
 ななの頭が大爆発して、一瞬でだこみたいに真っ赤に染まった。
 恥ずかしいのはこっちも同じだ。オレもきっと同じ顔色なんだろう。

「と、ととととと当然よ!な、ななが、ががが頑張ったおおおおおかげってことは、まち、間違いないもんっ!」

 空中をびゅんびゅん飛び回って、電線に絡まりながら取りつくろっているななが微笑ましくて。
 あと感謝を直球で伝えた自分自身の姿を客観的に考えてしまって。
 表情筋がピクピクのひっくひくで引きつりそうになった。

 それから自宅に戻って、一つ目の七不思議を解決したことを母さんに話したらド派手なスキンシップと共に褒められて、余計恥ずかしさが増した。
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