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女児霊といっしょに。~学校の七不思議~
第五章:ミステリー・オブ・ミッドナイト 5
しおりを挟む今回もギリギリまで学校に残って窓の施錠が完全確実堅牢強固にされていることを指さし確認で十回確認してから下校して、次の日は学校が開いて一番最初に五年生の女子トイレを確認した。
確認した。
開いているのを、確認した。
「何で開いているんだよぉぉぉぉっ………」
こんなにいっぱい念導札を貼ったのに。
作るのが面倒な聖結も貼ったのに。
夜遅くまでしっかり見ていたのに。
朝早くに見に来ているのにぃぃぃぃぃぃぃっ!
「なぁぜだぁぁぁぁぁぁっ!オレの何がいけないんだぁぁぁぁぁぁっ!」
「駆郎にぃ~、落ち着け~」
やはり眠そうに……否、半分眠りながら慰めてくるななだが、落ち着いてなどいられない。ただでさえ三年生の件……人形娘の霊が未解決のままなのだ。これ以上宿題を後回しにしていたら手が回らないし首も回らない。目は回りそう。最終日になって急いで宿題を終わらせるなんて悪夢を、この歳になってまたやらかすなんて愚行は嫌だぞ。
どうする?今日は木曜日だ。今日から明日にかけてこの問題を解決しないと宿題が倍に増えてしまう。
自由に使える時間は六年生の学習サポーターを終えた後に残る二週間だ。しかもその二週間の中で最後の一つ、職員室のモニターの怪異もどうにかしないといけない。そして人形娘の霊と窓の怪、そのどちらの怪異も殆ど姿を現さない。本当に二週間でその全てを解決出来るか?かなり無理がありそうだ。
やりたくなかったが、最終手段だ。
覚悟を決めろ、オレ。
「よし、決めた」
「ん~?何を~?」
「今日は学校に泊まる」
「あっそう」
「軽いなオイ。少しは驚けよ」
「だって~、学校でお泊まり会とかあるんでしょ?普通じゃない?」
「……そうだな」
冷静に考えたら、林間学校とか修学旅行とかもある訳で。学校に泊まることなんて大したことじゃなかったな。
……いや、霊込みとはいえ二人だけのお泊まり会とか、心細過ぎるぞ。
「まぁ何にせよ、まずは校長に許可もらわないとな……」
流石に無断で学校に残っていたら後々問題になりかねない。そして責任は可児校長が負わないといけないのだから。
学校に泊まることの許可はあっさり出た。それは良かったのだが、女子トイレに札を貼りまくったのは怒られた。
児童が登校する前までに必死で剥がしましたよ。
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