悪魔と呼ばれ捨てられたけれど、王子に愛される運命を手に入れてみせます!

なごみ

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隣国の企み

隣国の動き1

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 ルシルたちが城を追い出されることで慌ただしくなっていた中、ブレンダンは異常な報告を受けていた。

「隣国での動きがあるようです。」

 報告しているのは、パトリック殿下の私有兵の1人。パトリック殿下は、次期国王として、王よりも数は少ないが自ら動かすことのできる軍を持っている。

 パトリック軍、通称パット軍と呼ばれるこの部隊の人間は、パトリック殿下の瞳と同じ黒曜石をはめ込んだワッペンがついている。石自体はとても小さいが。

 確かこいつは・・・・・精鋭部隊の人間で、現在は東の村にて現状の把握についていたはずだ。名は、ダージンだったような気がする。

「動きとは?」

 パトリック殿下に報告の必要性があるが、事前の精査の予定で聞いたのだが、その男の話は、事前の精査など必要ないほど危険な無いようだった。

「何やら、精霊たちを東の国境付近に集め出したようです。それから、その事実がこちらが把握しだした頃から、あの2年前の病のような症状を発症する者が多くなっています。」

 私は息をのんだ。

 2年前の病の原因は現在も分かっていない。しかし、いつの間にか流行して、いつの間にかなくなっていた・・・・・・多くの犠牲者をだして。

「精霊とその病が関係があると?」

「わかりません。」

 報告をしている男は、首を横にふった。

「急いでパトリック殿下に報告しなければならないな。陛下の方には報告は行っているのか?」

 パット軍の人間だが、確か陛下の方も何人かは隣国の動きの監視の為人を派遣していたはずだ。

「陛下の方の人間ですがほとんどの人間が感染し動けない状態だと聞いたことがあります。報告に関しては何も。」

「そうか。まずパトリック殿下に報告してから指示を仰ごう。」

 私たちは、パトリック殿下の元へと急いだ。

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